八 角 形 に ゅ ー す
2001年1月7日
聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会
2001年新年おめでとうございます・・・・・・・・・・・・・チリロ・マーフィ神父
一粒会ニュース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大庭 八木 彰
静修の日・晴佐久神父講話・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 岡田友季子
藤沢地区・黙想会に参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢2区 堀 祐吉
洗礼式を終えて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長後 大竹寿子
祈りの輪に感謝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・湘南台 小倉真澄
クリスマス会に参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中高生会 梅澤聖一
2001年新年おめでとうございます
チリロ・マーフィ神父
新年のミサの中で、私たちは、主がモーセに仰せになった美しいことばを聞きます。それは、民への祝福のときに、いつも用いられたものです。
「主があなたを祝福しあなたを守られるように。主が御顔を向けてあなたを照らしあなたに恵みを与えられるように。主が御顔をあなたに向けてあなたに平安を賜るように」(第1朗読)
これは、今日、全世界に向けた教会の祈りですが、それはまた、藤沢の皆さんに向けた私の祈りでもあります。大聖年は1月7日に終わりますが、この1年の間、神の祝福が私たちとこの世界に注がれました。私たちは今、3千年の最初の年に入ります。これは新しいスタート、希望に満ちたはじまりに違いありません。私たちは神を信じています。それは神が私たちとこの世を愛しておられるという信仰です。この新しい年に、神は、私たちとこの小教区のために何をなさるでしょうか?そして、私たちは神のために何ができるでしょか?神が私たちの信仰を深めて下さるように願い祈りましょう。そして、すべての人への神の愛、また、永遠の命を私たちに与えるため死に打ち勝ったイエスのよい知らせを人々にもたらす神の道具に、喜んでなれるように願い祈りましょう。
藤沢教会で司牧をはじめようとしているこの時に、少し自己紹介をさせていただこうと思います。1928年11月、私はアイルランドで生まれ、1952年12月に叙階されました。続いて日本にきて日本語を学んだ後、1955年、片瀬教会に6ヵ月間行きました。その間私は藤沢教会の献堂式に与かり、いつもバルフ神父、デヴァイン神父と共に、ミサを捧げました。次の5年間は、東京の豊島教会で働きましたが、休暇でアイルランドに滞在中、イギリスで働くように任命されました。1984年に日本へ戻るまで、24年間イギリスとアイルランドで働いていました。それから、豊島教会で再び働き(11年間)、その後千葉寺教会で2000年11月の終わりまで(5年間)働さました。この間、私が受けた数々の恵みに対し、神と小教区の人々に心から感謝しています。
そして今、藤沢教会にいることを幸せに思っています。ここで、私は希望と喜び一杯で司牧をはじめます。その理由は、この何週間と何日間、皆さんの信仰を見てきましたし、沢山の使徒職において、どのように働き、どのように司祭やお互いが協力しあっているかを見てきました。私は、皆さんと一緒に他の人々を助けたり、特に貧しい人々、病気の人、苦しんだり悩んだりしている人々のために働けることを大変幸せに思っています。イエスは人々を慰め強めるためにご自分の時を過ごされました。その行いとみことばを通して、天の御父の人々への愛の証し人となりました。この新しい1年に、私たちもまた、その愛の証し人となりますように。そして、私たちの世界に平和をもたらすために働きましょう。その平和とは、神との平和、相互いの平和、私たち自身の心の平和です。
マザー・テレサの、シスターたちへの簡単ですがよいアドバイスを思い出して下さい。
「平和は微笑みと共にはじまります。」
12月16日(土)
1. 静思のひととき
心身のリラックスと委員会への気持ちの準備としてエクササイズをした後、「使徒パウロのフィリピの教会への手紙」4:4ー7を黙想した。
2. バザーからの寄付金の分配について
午前中に行われた福祉部の会議で今年度は寄付金の内200万円は教会建築修繕関係に、残り225万円について、申請された福祉団体に出来るだけ広く分配することになった。
又、福祉基金に34万円を増額し(計約300万円)教会全体として対応しなければならないような事例にはこの基金と教会全体によびかける募金とをあわせる形で対処していけるのではないか、ということも考えられている。今後の課題として、配分の判断基準や貧しさを優先させるむずかしさがあげられた。
主任司祭からは、
- バザーについてはこれまでのやり方を見直すという方向に進んでいるが、お金を分配するプロセスのなかで少しでもお互いを知るきっかけにもなるように使ってもらいたい
- 援助方法の変化・依頼の全てに応えなければならないということはないが判断はむずかしい
- バザーの前によく考えるように、
とのアドヴァイスがあった。
3. 報告事項
- 葬儀を考える会:葬儀についての小冊子が完成したので集会を開き読み合わせとわかちあいをした。出席者はやく30名。若干の修正を加え最終的なものを1月20日に集まって完成させる。今後地区集会や家庭訪問の時に活用の予定。
- 静修の日(11/26):晴佐久神父様のお話しを一人一人の立場にあてはめて聞かれた方が多いようだった。当日になってお弁当の追加注文が40数個あり、用意が大変だった。
- フォーラムの座長:専門検討チームの座長は兼子盾夫氏(F2)が選任された。8名のメンバーと兼子座長は初ミーテイングを12/10に持ち、今後の話しの進行についていろいろな視点からの意見が出された。12/24、1/14にミーテイングの予定。
- 短期キリスト教セミナー:参加者617名(過去最高)。未信者は約2割(教会のクリスマスカードを送付)。来年度の担当は大船教会の予定。
4. 検討事項
・ホームレスとの関係:
<現状> 日本全国(特に大都市部)で深刻化している。藤沢には駅周辺に40数名、江ノ島、引地川沿い、湘南台等に10〜20名のホームレスがいる。藤沢市としては越冬や自立支援センターなどはまだ何もできていないが、緊急医療に関してはほぼ100%かかることが出来る。生活福祉課のできる範囲のことはやる。他についても比較的柔軟な対応、運用がなされている。生活保護を受けているのは約10名。教会周辺には約7名の人がいる。教会では食事に困っている人にカップ麺を提供している。又、他教会、市民グループなどと協力して定期的にパトロールをしたり、毎月第2火曜日にはカレーや雑炊などの食事会をして彼等の困っている点、要望点を出してもらいながら情報交換とその対策について話し合っている。
毎年の市との話し合いも少しずつ成果は出ている。本来は行政が関わるべきであるが、それができない現段階では最低限のことをせざるを得ない。
老人問題と同様専門的な関わりが必要なのではないか、ということで今後福祉部へ委託することになった。
・家庭訪問
一人一人に話す機会を持っていただくため、事前に希望を確認したうえで訪問する。情報の流通を図るため、一人一人の環境のなかで、事情のわかる人に協力してもらいながらできる範囲でやっていきたい。2001年1〜3月鵠沼ブロック・4〜6月藤沢ブロック・7〜9月辻堂ブロック・10〜12月北1ブロック・2002年1〜3月北2ブロックの予定。この仕事に関わる人は教会の代表者として祈りをもってその仕事をする。
5. 今後の予定
- クリスマス:総務部より今年は専門家の田辺氏(大庭)を中心に素晴しい飾り付けができた、との報告があった。各ミサ(24日5:00、8:00、12:00)それぞれに聖劇が入る。8:00ミサ後前庭に北2ブロックによりパン、ココア、紅茶が用意される。こども会も国際子供のミサを行う。
- 新年:例年通り元旦ミサ深夜0:00、午前11:00 (但し12月31日は主日のミサが午前7:00、9:30に行われる。午後7:00はなし)
- 1月7日白柳枢機卿様のミサ(大聖年の終を告げるミサ)
- 午前9:30より白柳枢機卿の司式によるミサ 11:00〜お話し(大聖年から新しい世紀へ) 11:40〜大聖年をしめくくるセレモニー の予定
- 聖体奉仕者:研修会は1〜3月の第3日曜日午後2:00〜5:00の3回(参加予定者は115名)
- 防災訓練:1月14日 9:30のミサ終了後の予定
- 応急手当の講座: 1月21日 11:00〜12:00 センターホールの予定
6. その他
北1ブロック六会地区よりお聖堂の長椅子に座布団を作りたい、との提案があった。 婦人部の例会のときにも広く意見を求めることになった。
一粒会ニュース
大庭 八木 彰
いつも一粒会をご支援下さいまして有り難うございます。
横浜教区一粒会委員会が11月18・19日横浜カトリックセンターで梅村昌弘司教、林建久総指導司祭を迎えて開かれました。
2001年の活動計画と梅村司教のおはなしの要旨はつぎのとおりです。
2001年の活動計画
梅村司教のお話
以上一粒会のご報告を申し上げました。
また新しい年のご支援を宜しくお願い申し上げます。
静修の日 晴佐久神父講話
藤沢1区 岡田友季子
11月26日、高幡教会の晴佐久神父のご指導により静修の集いが開催されました。
メーリングリストで読む説教には常々響くものがあり心待ちにしていましたが、実際に聴く神父様のお話は、笑いの中にもほろりとさせ、とても分かりやすく心地良いものでした。
まずミサでは、「私達は、とても弱い存在なのですぐに家、会社、学校、国等の何かに所属したがります。何かに所属していないと不安で不安でたまらないのです。又、私の一番の敵は、私の中に潜む恐れです。しかし私達は『天に属する者』(天族)なのです。天に属しているから何も怖いものはありません。誹謗中傷に会ったって大丈夫です。自信を持って下さい。」と言う力強い励ましのお言葉を頂きました。
ミサ後の講話では、「我、国籍は天にあり」と言うパウロの言葉を引用して、天に属する者の視点(センス)から、誕生、パートナーシップ、死をどの様に捉えたら良いかを話されました。
@誕生…生まれると言う事の原点は、天から生まれて来たと認識する事。自分の生みの親、育ての親は、仮の親で真の親は天の父(神)。私にいて欲しいと望んで誕生させて下さった天の父に目覚めているでしょうか。
赤ちゃんが親に出会い、信じて委ねているように天の父を本当の親と呼べるでしょうか。
Aパートナーシップ(結婚)…『神が結んだものを人が離してはならない。』と聖書にあるように、夫婦はどんな事があっても人が引き離してはいけない。何故なら2人の出会いは自分が選んだのではなく、神が計画されたものだからです。相手に対して気に入らない点もあるけれど、それは天が結んだものだから十字架として背負い合うのです。
B死…天の国とは時間と場所を越えています。死のイメージは誕生です。死という誕生は本当の自分の誕生です。この世にあっては、まだ生まれていない、生まれつつある存在、それはあたかも胎児の状態です。この世から生まれ出ていき真の親に会えるのです。そのためには気づいて目覚める事が大切です。今死んでいると言うことに気づいて目覚める事です。天の国とは完全なる無力(究極の無力=死)になったときに見える世界です。それは希望の世界に他なりません。
以上の3点については、全て中心に信仰があってのことだと話されました。
最後に共同回心式が行われ、「罪について捉えにくいと思いますが、天の父の親心を傷つけたこと、恩知らずな私として赦しを願ってください。」と結ばれました。
私達もキリストのように、天の父に心から信頼を持って、親しみを込めて「アッバ、父よ」と言いたいものです。晴佐久神父様どうもありがとうございました。
藤沢地区・黙想会に参加して
藤沢2区 堀 祐吉
11月25日の土曜日、穏やかな晩秋の半日、鎌倉・十二所の黙想の家で、19名が参加して藤沢地区の黙想会が行われました。イエズス会・大船修道院の久我純彦神父様にご指導をお願いしました。
朝、10時から土曜日のミサをあげていただきました。
入祭の歌「ガリラヤの風かおる丘」で始められたミサはゆっくりとゆっくりと進んでいきました。いつもは、神父様が唱えてくださり聞くだけの奉献文もうながされて、皆で読ませて頂きました。
そんな初めての経験の中で、「言霊」という言葉を想いました。9月、女子パウロ会の主催の講演会で石牟礼道子さんが、この言葉を使われました。最近「花鳥風月」を語ることが少なくなったせいか「言霊に出合わない」と。
また水俣病で苦しむ人が祈りのために懸命に両手を合わせようとする。とても大きな力がいる。そのとき痛みの中から知性が生まれる。叡智には力が必要だと。そんな話もありました。
「聖なる父よ」を神父様とともに唱和しながらこの奉献文こそ「言霊」なのだと深く心に刻まれました。そして力ある叡智の言葉であると。
このミレニアム・一千年の最大の科学的発見はガリレオの地動説でもなく、ダーウィンの進化論でもなくグーテンベルグの印刷機だと言われていることにいささかの疑問を持っていましたが、奉献文の印刷された文字を追いながら直感的にそのことを理解しました。
久我神父様は黙想会の前に、いつもの日常とは違うゆったりした時の流れを経験してもらいたいと仰っておられました。一つ一つの言葉を大切にしながら、午前中の2時間を一杯に使った「ゆっくりミサ」はとても新鮮に感じられました。
修道院のシスター方が心をこめて準備して下さった昼食をいただいたあと、午後のひと時を神父様のお話と黙想ですごしました。黙想のひと時に散歩した庭は紅葉に彩られて自然の色の饗宴を楽しみました。
3時からのティータイムでは参加された方々からもいろいろなお話が聞けました。いつもとは違う「時の流れ」を皆が感じ、そしてまた、ひとりひとりがそれぞれに違った思いを持った黙想会であったのではないかと思います。
イエスさまの降誕を待ちこがれる気持ちが、一年一年大きくなるように、その事が自然にできるように、そんな歩みをしてみたい。そう思わせていただいた黙想会でした。
久我神父様ありがとうございました。
洗礼式を終えて
長後 大竹寿子
私とカトリック教会との出会いは、今から30年近く前、当時住んでいた家の近くにあったカトリック大森教会のガールスカウトに入団したことから始まりました。中学生になってからは、神父さまに聖書を指導していただいたり、年数回ですが御ミサに出席したり、神学校のお庭を借りてキャンプをする機会があったりと、徐々にですがカトリックが私にとって身近かなものに感じるようになりました。16歳の時、藤沢に転居し20歳でガールスカウトは辞めましたが、中学生の頃はじめて触れた聖書を、いつかまた読んでみたいという思いがありました。その思いが叶ったのは今から2年はど前のことで、その間十数年、他のことは比較的忘れてしまいがちな私がずっと思い続けていたのは、やはり神様の導きだったように思います。今日こうして受洗の恵みを受けて、湘南台センターで聖書をご指導いただいた岡村さまはじめ、30年の間お世話になりました多くの方々に感謝すると共に、長い間、私の心に寄り添い続けて下さった神様に深く深く感謝しております。
祈りの輪に感謝
湘南台 小倉真澄
7年前、小さな挫折から逃げるようにと出た一人旅の途中、イタリア・シエナの街で突然の大雨に立ち往生、やっと雨が止み歩き出そうとした時、一人の日本人シスターが声をかけて下さいました。何故か私が音楽の仕事をしている事をお当てになり、それから6年間シスターは手紙で私を支え続けて下さいました。
1999年10月、どうにも抜けられないトンネルのような状況を感じる私にシスターは「一番近いカトリック教会へ」とお手紙を下さり、私は湘南台センターへ伺いました。挫折や大雨など受け入れたくない状況の中に不思議なきっかけや出会いがあり現在につながっています。きっと神様は御自身の存在をあらゆる形でお示しになり、様々なメッセージを送って下さるのでしょう。そのひとつが音楽なのでしょう。なぜなら音楽は人間の怒りや妬みを緩和し、痛みや苦しみを和らげ喜びを広げ輝かせてくれるから、私たち演奏家は媒体であり、メッセージが通り抜け易いよう風通しよくいたい。そう意識した時、信仰なしにはもう演奏できないと感じました。受洗までの日々は私には長く、「待つ日々もお恵み」というテハン神父様からのお言葉をいただいても苦しく、幼い時から共にある音楽、演奏がこんなにも苦しく感じたのは初めてでした。神父様はすばらしい指導者、落州子さんを紹介して下さいました。もう信仰なしに演奏できない、受洗をと思い詰める私の話を落さんは忍耐強く聴き、共に祈り、お仲間の祈りの輪に導いて下さいました。そして代母の大田咲子さんの「帰る所になれれば」というお言葉に勇気と力と希望を感じ、今、仕事とは関係なく素朴に音を出す事そのものが喜びです。
私を支えて下さった方々の祈りの輪に心から感謝申し上げ、祈りと共に歩んで行きたいと思います。ありがとうございました。
クリスマス会に参加して
中高生会 梅澤聖一
12月25日、湘南台センターでクリスマス会が行われ、私達「藤沢教会中高生会」は合奏で参加し「きよしこの夜」と「もみの木」を演奏しました。メンバーは昨年と同じでしたが、練習期間が短く不安でした。しかし何とか成功を収めることが出来て良かったです。
前回より若干子供の数が減ったように思え、少し寂しく感じられました。ですが他のプログラムの内容もとても素晴らしく、私達も充分に楽しむことが出来ました。
クリスマスはイエスさまの誕生日、1年に1回しかありません。特に今年は大聖年のクリスマスとなりました。その1日の喜びを与えてくださった神様に感謝いたします。
来年も良いクリスマスが迎えられますようにお祈りいたします。そして21世紀が良い年となりますように。
7日(日)主の公現・白柳枢機卿を迎えてのミサ・派遣式9時30分ミサより
13日(土)壮年部新年会17時より
14日(日)成人式・防災訓練
19日(金)婦人部新年会
21日(日)教会フォーラム・応急手当て講座・教区聖体奉仕者養成講座
27日(土)キリスト教一致合同祈祷会