八 角 形 に ゅ ー す

2001年11月4日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

未熟の「恵み」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ティム・ムルロイ神父

教会委員会報告

教区秋の典礼研修会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・典礼部 大野 龍子

壮年部主催の黙想会に参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長後 米谷 三郎

壮年部・黙想会に参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼2区 石黒 栄一

黙想会に参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大庭 里原 廣光

ボーイスカウト入団・上進式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢16団ベンチャー隊長 清水 康男

コスモス コンサート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼1区 小笠原 絢子

コスモス コンサートを聴いて、感激!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢2区 小野 精司

コスモス コンサートに参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・湘南アマデウス合唱団 赤羽根 恵吉

壮年の集いの報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・壮年部長 窪田 直明

やっぱり神さまは仕掛け人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・崔 友本枝 (チュー トモエ)

カンボジアの支援について・・・・・・・・・・・・・・・2001年度バザーコミッティー

パストラルケア研修の旅・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中山 幸江

安心してボランティア活動をする・・・・・・・・・・・・・・・・福祉部 鵠沼2区 新村 満

11月の主な行事

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未熟の「恵み」
ティム・ムルロイ神父

日本に来た最初の年、私はもう一人の司祭と一緒に司祭館に住み、日本語の勉強をしながらその教会の仕事を少し手伝っていました。

時々、誰かが教会を訪れ、司祭と会って話をしたいと頼んでくることがありました。 そのような人達は、特に始めて来る人達は、ほとんど予約をしないで来ましたが、 時間が空いていれば私と一緒に住んでいた司祭がその人に会い、悩みを聞いたり、相談にのったり、アドバイスを与えていました。 しかし、その司祭に先約があった時、彼は私に時間を割いて話を聴くように頼みました。 私にとって、そのような人に会うことはいつも気が重いことでした。 というのは、当時の私の日本語は未熟で、上手にコミュニケーションがとれなかったからです。

何か問題を抱えて教会にやってくる人達というのは、一見して分かるものです。 彼らは緊張した面持ちで、自分の狭い世界に閉じこもっているように見えました。 私は彼らの話を一生懸命聴くように努力しましたが、当時は話の3分の1位しか理解出来ませんでした。 その為に適宜なアドバイスも出来ませんでした。 私はただ頷いて、「大変でしたね」というような言葉をくり返すだけでした。 しかし、問題を持っている人は、私がすべて理解していると思い込んでいたようで、1時間位話したり、涙を流したりした後、次第に何も言わなくなるのでした。 私も黙っていました。 どのように返答したらよいか解らなかったからです。 しばらく沈黙が続いた後、彼らは決まって、「話を聴いていただき有難うございました。 大分気持が楽になり、これから歩むべき道が開けてきたような気がいたします。」と、言うのでした。 彼らの顔から緊張が消え、自信を取り戻したように見えました。

日本に来た当時の日々を振り返ってみると、私の言葉が不自由なために生じていたコミュニケーション不足が、いろいろな点で逆に私自身と他の人々との間の「恵み」であったことに気付きます。 私は、他人の話を正確に聴き取ろうと、一生懸命聴く努力をしなければなりませんでした。 私がアドバイスをしない為に、悩み事を抱えている人は、自分自身で最も良い解決法を見つけなければなりませんでした。 私は、ただそのような人の話を聴くばかりで、問題や悩みを分かち合うまでには至らなかったと思いますが、その人は癒され、その人にとって苦しかった事は不思議にも半減されるものだということにも気付かされました。



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教会委員会報告

T.運営委員会報告(10月18日(木))

運営委員会では次の項目について検討したが、地区委員会と重複するので内容は省略します。

U.地区委員会報告(10月20日(土))

 今日の委員会には総務部の代表にも出席してもらった。

1.静思のひととき

心身をリラックスさせるエクササイズの後、詩編(121・3〜8)について、しばし黙想した。

2.委員会の運営

(1)資料「フォーラム[教会委員会のあり方]提言に対する実施状況及び現時点での評価、今後の対応」の確認

 掲記の資料は前回の委員会で教会委員会の運営について検討したことをまとめたもので、14項目からなり、特に確認する事項として次の二点を取り上げて検討した。

@運営委員の担当者制を作るなどブロック活動と活動部の支援を強める件に関しては、運営委員の(活動部の)担当制は継続するが、活動部については、教会委員会との情報のパイプという観点から、活動部がオブザーバーとして地区委員会に出席する事を推奨する。また、総務部については、原則として毎回オブザーブ参加する。
A新任委員の準備期間を作るよう、現在の就任直前の選任から、前倒しして選任する件に関しては、今回、主任司祭からも委員長を待降節までに決めたいというご意向を頂いており、早目に進めるということで、この後、お話し頂きますが、お互いに引き継ぎ期間を取るようにやって引継ぎが旨くいくようにしていきたいという項目を入れてある。

 本資料は、Aに関して若干の字句の訂正を行い、了承された。

(2)次期教会委員長の推薦

  鵠沼ブロック、藤沢ブロック、辻堂ブロック、北一ブロックの委員から複数の推薦候補者の報告を受けた。その中で、次期委員長は女性が良いのではないかという意見が多かった。北2ブロック委員は欠席のため、意向を聞けなかった。これらの候補者の名前を受けて、後は主任司祭と委員長が本人と交渉しながら決めていくということである。

(3)婦人部について

  ご婦人方の意向は、来年度も婦人部長を選出しない可能性が大である。ブロック活動の活性化等の情勢変化に伴い、婦人部のあり方を壮年部も含めて見直したらどうか等々、色々な意見が出されたが、本件は教会委員会規約にも関係する事項なので、時間を掛けて検討していくことを確認した。

3.教会の予実算

 横浜教区でも建築委員会が動き出して、建築を始めとして小教区でなく、教区全体で動くという考えが見られるように、今後財政全般も教区レベルでとらえていく必要が出てくるように思える。これに対応して、予算と実績の管理をきちんとしたい。そのためにも、今月から資料により月次ベースで収支の実績をフォローしていきたい。また、来年度の予定と予算の調書を12月に配るので、来年2月の委員会に間に合うように提出してもらいますが、今のうちから少し精度を上げる努力をしてもらいたい。

 主任司祭から、今年は収入が少ないので必要なところ以外は消灯する等して、節約して下さいというお願いがあった。

4.三プロジェクト

  「耐震診断の必要性調査プロジェクト」は動き出した。第一次の診断を堀委員がしてくれることになり、間もなく報告が出ます。

  「将来の建築計画を考えるプロジェクト」は第一回の打合せを行った。議事録が配布され、その中の討議のところでは、「片瀬は兄弟関係、同じ市、コロンバン会司牧であり、連携して考えていく必要はある。」とあり、広い視野で考えるようになってきていることが伺える。

5.シャワールーム設置検討

 本件に関しては、8月26日の全体集会の結果を踏まえて福祉部内に公募により設置されたホームレス関連・シャワールーム設置検討チームにおける検討結果を賛成、反対両論併記の形でまとめた資料が配布され、検討した。11月11日(日)に二回目の全体集会を開催し、本日の資料と追加資料を配布して話し合いを行い、出席者全員のアンケートを取る。その結果を可能であれば11月17日の地区委員会で検討し、シャワールーム設置の可否を委員会の責任において決定する予定。

6.聖堂の配置変更に関する件

  教会は新しいことを目指して常に旅をして変わっていくということで、バザー終了時に聖堂内の配置変更を行います。この件に関する説明を10月21日(日)の朝7時、9時半、夜7時のミサの時に説明する。

7.宣教部から

8.行事関係



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何故私たちははミサに与かるのか
   みことばで力を、ご聖体で命をいただいて社会に派遣されるため

教区秋の典礼研修会
典礼部 大野 龍子

10月7日(日)   教区秋の典礼研修会    (於) 雪ノ下カトリック教会

★みことばの典礼について  

☆聖書朗読

@朗読は読むのではなく、伝えるのである
A声と姿勢
B服装
C朗読台

☆共同祈願 

@信仰のうちに受け入れた言葉を何らかの方法で実行し、神に捧げるのである
A聖書と典礼の共同祈願は例文にすぎないので、招き、祈願、結びのいずれも共同体で独自のものを作る事が前提になっている
B短い祈りへの招きとして司祭が唱え、それに信徒が祈願で答えて応唱します
C意向の作り方

  

★答唱詩編

〈典礼聖歌〉



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壮年部主催の黙想会に参加して
長後 米谷 三郎

 9月22日(土)10時から午後4時までの日帰り黙想会が、イエズス会鎌倉黙想の家で行われました。今年で4年目を迎え、恒例となった黙想会ではありますが、今年は参加者、8名と少々少人数でしたが、中身は大変濃く、指導して下さった黙想の家のイバニエス神父様のお話も、大変熱のこもったもので、参加者は全員感動いたしました。

 朝9時半、私たち一人ひとりを、黙想の家の入口で、待ちかねたように出迎えて下さった神父様とシスター達に迎えられ、10時から90分の講話が始まりました。

 今年のテーマは、鎌倉雪の下教会の教会創立50周年記念に行われた、連続4回の黙想会のうちの第3回で、そのテーマは「キリスト者としての祈り」の第3部として「祈りと生活の統一性」であり、またそのサブタイトルとしては(1)「祈る人のさまざまなタイプ」(2)「祈りの足りない人と、祈り過ぎる人」(3)「真の祈りをする人」でありました。講話の中での要点として、私がはっと気づき、感動したのはいくつかありますが、その中でも、(1)祈りは神との対話であって、自分の願い、また自分の気持ちをのべるだけではなく、モーセの召命にあるように、神と友のように顔と顔を合わせて、神に近づいていただき、祈らせていただく祈りを願うべきですとのことでした。それは神が私たちに語ってくださるようにとの祈りであり、また私たちの願いであるべきとのことでした。 そしてそのように黙想のうちに祈って行く時、神の恵みに生かされる祈り、また神と語り合ってる実感に満たされた祈りに必らず導かれますとのことだと思いました。

 黙想会は、引き続き、個人黙想、ミサへと続き、久しぶりに、古都鎌倉の自然の中で、神のふところにも抱かれた1日でありましたことを心から感謝いたします。

 最後になりますが、今年も、黙想会の交わり(コーヒーブレイク)の時に、テハン神父様が自転車姿で、駆けつけて下さり、一人ひとりを励まして下さり、参加者全員心から感謝しております。テハン神父様、ありがとうございました。これからも私たちの、この黙想会が更に豊かな、主の恵みに導かれますようにお祈り下さい。

 なお、この黙想会は毎年1回、秋に行なわれており、来年も5年目をめざしております。壮年の方は勿論、どなたでも参加いただけますので、一人でも多くの参加をお待ちしております。今後も、どうぞ、よろしくお願いいたします。



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壮年部・黙想会に参加して
鵠沼2区 石黒 栄一

 壮年部黙想会のテーマは「キリスト者としての祈り」4部作としてスタートし、今年が3回目です。「祈りと生活」、「イエスの祈りとキリスト者の祈り」、そして本年は「祈りと生活の統一性」でした。参加した最初は、何か難しさが先に立って「ついて行く」だけのノート取りに夢中でしたが、さすがに3回目ともなるとイバニエス神父様の講話が幾らか余裕を持って受け止められた印象です。

 米国での大事件から11日後、それまでは犠牲者の方々へのご冥福を祈る毎日でした。キリストに従う身として「敵を愛し、あなた方を迫害する者のために祈りなさい(マタイ5・43)」が全て、と小さい時に教わりました。クールに歴史を読んでいたつもりの平時には「喧嘩両成敗」と断じて来ましたが今回は違いました。そして今回の黙想会参加。

 講話の冒頭に「クリスチャンの祈りは素晴らしい。祈りの中にイエズス・キリストを通して神との対話がなされているからである」、そして解説・。講話の終わりに「祈りの中で、神と語り合っている実感がありや?」等のテーマを頂戴して個人黙想に入りました。

 広い庭の一角で黙想に入りました。聖堂内での祈りと同じスタンスでいる自分に気がつきました。私は福音書の中でマタイ第5章が大好きなのですが、この10日間は「山上の垂訓」に始まる博愛の精神(ギリシャ語のアガペー)の御言葉の中でお祈りをしていた事に気が付きました。まさにイエズス様を通して神との対話がなされていた模様です。キリスト者で良かったと思いました。人間の悪に対峙した時、「神を信じ、アガペーの精神で対応する、それで行きなさい」、他の人にもそう伝えたいと思います。



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黙想会に参加して
大庭 里原 廣光

 9月22日にイバニエス神父のご指導による黙想会に参加しました。この黙想会への参加は今回で3回目になりますが、イバニエス神父のお話を伺う度に、私自身の日常生活と祈りに統一性と安定性がなく、祈りが形式的、義務的なものになっていて、祈りが生活に深く根ざしていないこと、成熟した心の営みに育っていないことを痛感いたします。

 祈る人のさまざまなタイプについてのお話がありましたが、その中には祈りと生活が乖離しているタイプの人がいて、「今は仕事、今は祈り」というふうに区別しているとのことです。私もその一人なのかもしれません。場所、時間にとらわれず、義務的なものでなく、もっと自由な心で神様と語り合っているという実感が持てることが、真の祈りをする人と仰っていました。頭では理解できても、日々の生活の中に祈りを同棲させることは、私にとって、そんなに容易なことではないと思います。静かで豊かな自然に囲まれた中で、祈りと生活について黙想する有意義な時間を過ごすことができ、神様に感謝しています。



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ボーイスカウト入団・上進式
藤沢16団ベンチャー隊長 清水 康男

 10月14日(日)9時半ミサにおいて、ボーイスカウト藤沢16団の入団・上進式が行われました。

 始めにテハン神父様にボーイスカウトのシンボル・ネッカチーフを祝別して頂いた後、スカウトが、ボーイスカウト運動の基本理念である「神へのつとめ」「他人へのつとめ」「自分へのつとめ」をそれぞれの年代に合った表現で、自分と神様に誓い、神父様にネッカチーフを掛けて頂いて、晴れてカトリックボーイスカウトの一員となりました。

 日本では約23万人のスカウトが活動していますが、スカウト運動にとって最も大事な「神へのつとめ」を正面から打ち出す団はそれほど多くありません。そのような中、当団は藤沢教会を育成母体とし、カトリックボーイスカウト全国指導者連絡協議会(略称CBS、担当司教:梅村司教)に所属して、カトリックの教えに基づいたスカウト活動を通し「神へのつとめ」を実践しております。

 お蔭様で今回スカウトは41名(ビーバー8、カブ20、ボーイ9、ベンチャー4)に増加しました。私達藤沢16団が、藤沢教会共同体の一員として、「神へのつとめ」「他人へのつとめ」「自分へのつとめ」を真に実践する青少年を数多く育成できますよう、リーダー及び団委員、力を合わせて研鑚に努めて参りますので、皆様の変わらぬご指導、ご支援を心よりお願い申し上げます。

 また当日、ベンチャースカウト3名に対し、栄誉ある「キリスト教章」が授与されました。クリスマス特集号に彼らの「神へのつとめ」の実践記録が掲載される予定ですので、ご一読頂けましたら幸甚に存じます。



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コスモス コンサート
鵠沼1区 小笠原 絢子

神様は、私達に知恵と勇気をお与え下さいました。感謝と喜びをもって、毎日を暮らしなさい! と・・にもかかわらず、20世紀の世界は領土拡大と民族紛争にあけくれました。21世紀に入り、平和で争いのない世紀でありますようにと祈り誓ったはずでしたのに、また愚かな戦争と、報復を繰り返えそうとしています。本当に悲しい事ですネ。

 10月6日(土)藤沢カトリック教会で、宇宙の自然と秩序との調和のとれた世界でありますように、平和で心豊かな時間を過ごすことが出来ますようにと小さなコンサートが催されました。最初は、モーツアルトのおなじみの曲、アイネ・クライネ・ナハト・ムジークでした。めまぐるしく変化し、動向する日々の中で、ほんのひととき、全てを排除し、美しい音楽にのみ心を預けるというぜい沢な時間を共有することが出来ました。指揮者の堀部隆二先生の愉快なお話と手拍子に、観客の皆様と演奏者も一緒に、大きな心の輪を造り、一体となって楽しむことが出来ました。

 堅苦しいプロの合奏団、合唱団の演奏会とは一味ちがって、わきあいあいと、心も体もふわふわっと秋の雲のように軽やかな気分になりました。教会の福祉に携わって下さった多数の方々と、出演者が力を合わせて企画した手作りコンサートになりました。宇宙は神様のはからいの中で、自然で尊いもの。

 人間の本当の心はもっと美しく、豊かで寛大であることを求めつづけていると思います。 私は“浜辺の歌”が大好きです。

私の青春そのものをうたっているようで、自然に涙が出てしまいます。皆様もほろ苦い青春の思い出に懐かしさを感じませんでしたか?

 コスモスの可憐に咲く秋にふさわしい土曜日の午後を、皆様と共有出来ましたことは、この上ない幸せに思いました。有難うございました。神に感謝!



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コスモス コンサートを聴いて、感激!
藤沢2区 小野 精司

 去る10月6日(土)午後2〜4時、藤沢カトリック教会の聖堂で、鵠沼石上コスモス・コンサートが開かれました。出演者は湘南アマデウス合奏団(約20名)および同合唱団(約50名)で、入場者は350名を越えて、ほぼ満員の盛況でした。高齢者グループ・リビング「ココ湘南台」から参加された3名(80代と60代の女性2名、70代の男性視覚障害者1名)にインタビューして感想を伺いました。(文責・F2小野)

  藤沢教会に来たのは久し振りですが、聖堂が八角形のユニークな形であり、開放的な雰囲気が大好きです。関係者の方々もたいへん優しく親切で、最前列に座るように誘われて「生の弦楽演奏と合唱」を身近で味わえたことは最高の感激でした。休憩時間に、聖堂の外側にある「祈りの庭・憩いの庭・学びの庭」を回りました。片瀬・鎌倉・由比ガ浜・大船教会からの友人・知人にも多数出会うと共に、初めての方々とも気楽に話し合えて、親しみ深く交わることができました。

  湘南アマデウス合奏団なので、モーツァルトの名曲ばかりと想像していたところ、ロシア民謡やハイドンを含みバラエティに富んでおり、名演奏に酔い豊かな気持になりました。合唱の方は混声・女声・男声・混声と変化があり、選曲も良かったので肉声の魅力にジーンと来ました。年季の入った年配者が多数楽しそうに歌っていました。堀部先生によるトークの部では、リズムに合わせて手を叩くのに苦労しましたが、アンコール曲を含めて知っている歌曲ばかりなので楽しかったです。後ろの席の友人は聖歌隊員でしょうか、大きな素敵な良い声で歌っていましたね。

  最後に登場された外国人神父様の挨拶も、重苦しく堅苦しい話ではなくて、感じが良かったです。信者でない人もこのように教会で開かれる音楽会に気軽に参加できることは、素晴らしいことです。今回の催しについては、ココ湘南台および片瀬教会からのチラシで知りました。当初は仲良し3人組みが電車で参加する積もりでしたが、親しいボランティアさんのお蔭で送迎サービスして頂き、非常に助かりました。日程も会場の位置も交通の便も良いです。来年以降もこのような企画を是非立てて案内願います、お待ちしています。



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コスモス コンサートに参加して
湘南アマデウス合唱団 赤羽根 恵吉

 第3部、堀部隆二先生の軽妙洒脱な「歌とリズムとお話」も終り、いよいよ最後の混声合唱「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が唱われはじめました。この曲は、当合唱団ではいつも練習の終りに「感謝の祈り」として唱っていますが、特に今回は聖堂でオルガン伴奏で唱うことが出来、至福の一瞬でした。

 本年3月、合唱団の一員でもある藤沢教会の下村洋史氏より、秋に教会の福祉部主催で聖堂コンサートをやりたいが、協力して貰えるか、との話がありました。合唱団としてのスケジュールもあり、難色を示す意見もありましたが、当合唱団は技術の向上と団員相互の親睦だけでなく、聴く人に喜びと慰めを与えるというボランティア精神も重要な目的としておりますので、最大限の協力を約しました。そして兄妹関係にある湘南アマデウス合唱団にも協力を呼びかけました。

 通常合奏団、合唱団共モーツァルトの作品を演奏していますが、特に合唱曲はミサ曲を中心とした教会音楽が主体ですので、今回は合奏曲、合唱曲共一般に親しみ易い曲にいたしました。合唱曲の選曲は堀部先生と小笠原事務局長にお願い致しました結果、あのようなプログラムとなりました。如何でしたでしょうか。

 私共合唱団は合奏団と共に1、2年に1度、定期演奏会を行っておりますが、時には今回のようなアットホームな演奏会も楽しいな、と思っております。



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壮年の集いの報告
壮年部長 窪田 直明

10月14日日曜日のミサ後、センターホールにて、今年に入って2回目の壮年の集いが、主任司祭のテハン神父様はじめ、32名の壮年皆様にご出席頂き開催されました。

今回は、新しい試みとして、全員が輪になり、顔を会わせて話す形とし、副部長の篠澤さんの司会で会は始まりました。

まず、5月の新人歓迎会以降に新たに受洗して教会メンバーになられた松尾さんの紹介と挨拶があり、ついでテハン神父様から冒頭のお話があって、議事に入りました。

まず壮年部長より上期の活動報告と下期の計画の説明を以下の通り行いました。

1 教会委員会の在り方

フォーラムの答申を受けて、信徒総会以降現行規約に沿った運営している。この経験を踏まえて来年度以降の運営に臨む。

2 壮年部黙想会(主担当・米谷さんより)

9月22日、イエズス会鎌倉黙想の家にて、イバニエス神父様のご指導を頂いた。社会で働く者の祈りと生活の一致を目指し、4年連続のそのテーマの今年は3回目。来年からは壮年だけではなく、すべての方にも参加も呼びかけて行く予定。

3教会建物耐震診断・メンテナンス計画・将来計画

長年の懸案に教会委員会が着手し、壮年部としても検討に参画して、現在は専門家を中心にプロジェクトチーム方式で進めている。

4 ホームレス対策に関連したシャワールーム設置検討

(本件は重要案件なので、前日10月13日に検討チームが纏めた資料を、別資料として全員に配布の上、次の項目について説明いたしました。)
@ 経緯:7月度教会委員会では、ホームレス用シャワールーム設置が認められたが、論議が尽くされていないとして、8月26日全体集会で討議された結果、白紙の状態での再検討と、そのための検討チーム設置が決まり、そこで論点が整理された。
A これまでのホームレスに関する情報を開示
B 問題の本質と、賛否両論の論点整理
C 対応策や具体的問題点
これに対して出された意見(3名)
○ 説明資料にある問題の本質欄の「経済的社会的立場の弱い人に手を差し伸べるべきか」という設問に対し、賛否両論とも、「キリスト教徒として手を差し伸べるべきである。」ということなら、結論はもう出たようなものではないか。それなら、設置したらどういう問題点があるかとか、管理はどうするのかとか、具体論に触れなければならないのではないか。
○ 受洗して日の浅い者である。この問題で設置に反対等と云うとキリスト者として恥ずかしいという意見もあるが、教会にはまだ日も浅いものは、信仰の深い方がどんどん前に驀進されると、とても付いていけない、どんどん取り残されて行く、教会に来にくくなるような感じがする。教会はこれから信者になっていこうかというような人達も大事にして行かなければならないのではないか。このような方々もたくさんいらっしゃるので置いてきぼりにしないようにしてほしい。
○ 受洗3年半で現在ホームレスの火曜パトロールに関わっている。信仰の深い浅い、信者になってからの期間が長い短いということはあまり関係がないのではないか。教会の活動はそれぞれの人にあったものをやり、そこでそれぞれ、信仰の喜びを見つけていけば良いのではないか。
以上の意見交換に関して、主任司祭より以下のコメントを頂きました。
『皆さんのおかげで、この前のフォーラムは、その大きな目的があったと思うんですね。
その中からいろいろな意見を聴かないとすぐ走ることになってしまう。そして、もし必要なことだったらすぐに変えること。そして、後の方がついてこないということだったら、非常に差が出るということ。これはよくないと思う。フォーラムを通して、ある方はその問題について、もう10月11月になると寒くなり、そしてホームレスの方が、シャワーがないと仕事に行く気力がなくなってしまう、と言います。それを早めに作らなくてはならないんです。けれどもフォーラムのような場で、いろいろなところを話し合っていて、まだ皆の方の理解が、なぜという点でわからないならば、その意見を聴こうとすることが大切。それに対して、作るとか作らないとかということの前に、具体的に提案がなければ賛成ということはできない。
私も教会で作るということだけでは私は反対です。教会とホームレスと、また役所の方々とあわせて一緒に話し合うことが、そしてわからないことがあるとしたら、それを調べることが必要。けれども理想を言うよりもやってみないとわからないということです。
けれどもやり方として、上からの立場としてやることには、私は絶対反対します。その時代は私も通ったんですね。援助するということは上からということですね。そして相手の方に、こういう風にしなさい、ということになってしまう。その時代はもう終わったということ。はやり、いっしょに、ということですね。そのところがわからないところが多いんですね。相手はどういう話をするのかわからないですね。前もってこういう方向に皆行かなくちゃならないと決めるよりも、まず相手の話を聴いてから。
聖書の中でパウロが大事なこととしているのは、霊的にわきまえるということ。百人の中で二人ぐらいがその聖霊の働きでものごとを行う場合だったら、その二人に学ぼう。また、聖ベネディクトの修道会の中では、なにかについて討論、議論するときに、一番若い人に聴いた。年寄りの方は自分の考えが非常に強い。若い人の方がもっと自由ということで、その方の話を聴く。ですから前回のフォーラムの中で、弱い人の立場からの意見とか、どなたでも発言できたということ。これは皆さんのおかげで非常に素晴らしかった。
ですから、今日も一番新しい方として、勇気を持って皆の前で話すということが、私たちにとって、その模範として非常に大切だということ。
このように、今日は自由に、そしてどのような意見でも話すこと。それを私たちの方から耳を傾けて、わきまえて、どうしようかということを考える。だから、もう決定ということではない。そして、皆の話を聴きながら、未来をどういう風にするのかを考えていきましょう。
今日は本当にありがとうございました。
差がないということ。そしてひとつになるためにイエス様にお願いして。どうもありがとう』

5今年の壮年部懇親旅行のご案内(主担当・小野さんより)

@  日時 11月23日金曜日・勤労感謝の日 午前9時15分・小田急片瀬江ノ島集合
A 目的地 江ノ島――藤沢の名所【江ノ島】の魅力を訪ねる――
B 会費 8千円・しにせ旅館「岩本楼」のローマ風呂入浴、宴会付き
C 申し込み 教会事務所まで 締め切り・11月18日

6バザー(バザーコミッティリーダー石黒さんより)

趣旨・カンボジア・バタンバン州の人たちを支援する福祉基金づくり

7婦人部が本年度婦人部長欠員でやってみるという件に関して、来年度以降どう対処するのか、前回の壮年の集いでの問題提起を受け、壮年部で婦人の有志の方との意見交換を行っています。(途中経過資料は、関心のある方にお持ち帰りいただきました。)

この件については、前回に引き続き参加して下さった片桐福子さん(教会副委員長でもある)と佐々木美奈子さんより下記のお話を頂きました。
片桐さん:今年度は婦人部長欠員でやってみようということで、婦人部は事実上休止状態。
ブロック活動が中心になっている。今後どのようにやっていくのか。今月の初金の席で、皆さんに諮り、話し合ってみた。一口でいうと、もう婦人部の活動という認識はほとんどなくなっていて、今後もこの体制で行く、それがブロックという体制を生かすことになるという理解が大勢であった。
一方で、従来の当番云々ではなく、教会のいろいろなテーマについて話し合うという機能は必要であると認識している。しかし、それは女性だけが集まって話し合うのではなく、男性も一緒に、それぞれが個人の立場で自由に話し合うということを考えている。いろいろなことを共に考えていく中から、なにかよい姿が見えてくるのではないかと模索し、希望している。
佐々木さん:このところ男性と話し合いの機会を持つにつれて、男女の考え方、発想の違
いを痛感している。今月の初金の席で、婦人部の今後の在り方について話し合ったが、当番云々ではなく、こういうテーマを設けて女性が話し合ったのは貴重な体験であった。運営委員会への婦人部長の出席の問題が規約上これからの課題になるが、よく考えていきたい。今後も男性女性一緒になってこういう話し合いの場がもてたらよいと思うし、大切にしていきたい。
これに対して出された意見(一件)
○ ホームレスの問題をはじめ、さまざまな問題がある。教会全体で話し合って行かねばならないことだから、壮年部内だけではなく、テーマに沿った男女談論の場を設けていただきたい。

壮年の集いは、数えて20回近い開催回数となるが、今回はテハン神父様もこの場で仰っておられるように、信徒としての核心に触れた話し合いの場となることができ、皆、参加してよかったという、これからに向かう豊かな気持ちで解散いたしました。



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やっぱり神さまは仕掛け人
崔 友本枝 (チュー トモエ)

 先日私は『在日コリアングラフィテー』という本を出しました。 月刊誌「家庭の友」で連載した作品をまとめたものです。在日コリアンの気持ち、外国人登録法について、帰化とはどういうことか、教科書検定とは何か、「つくる会」の教科書のどこが戦争への動きなのかなどについてわかりやすく書きました。日韓の人々が理解しあい、愛しあえるようにと頭をひねり、祈りながら書きました。歴史も正確に伝わるようにしたつもりです。

 連載のきっかけとなったのは祈りでした。祈っているときに、編集長に手紙を書いてみなさいとノックされるような感じがあったのです。初めは「まさか」と思いました。しかし、二度目はもっと強いノックでしたので手紙を書きました。仕掛け人はやはり神さまでした。編集部ではその頃(戦後50年目にあたる95年)日韓が理解しあえるものを書く人を探していたのです。

 とても幸運なスタートでした。それでも途中、「こんなに難しいテーマは、私にはムリだったな」と思ったこともあります。でも、そんな時に限って励ましの電話がきたりするので、「何でこんなにタイミングがいいわけ〜」と笑ってしまいました。私は力を送ってくださる神さまにひたすらに頼って書きました。連載が終わると友人の強い勧めで本になりました。

 そして、10月7日 、藤沢教会でミサの後、202号室で本について話すことになりました。それは考えてもいないほど素敵なひと時になりました。聖霊と池田先生の協力のおかげです。先生は「ぼくはピエロ役が得意なんだ」と言って、右脳、左脳の話から導入を始め、私の話が一段落すると理解の助けとなる質問を日本の人の立場でしてくれたのです。先生と私で交互に話して1時間。日本人も韓国人もこの問題に傷ついています。植民地について何も知らされていない若者は、もっと悲劇。こんな重いテーマにはユーモアが必要でした。

 最後に私たちは手をつなぎ、神さまの子供として母マリアに平和を求めて祈りました。みんなが暖かな感動に包まれました。すばらしい日を用意してくださった神さま、ありがとう! 『在日コリアングラフィテー』(文芸書房)をまだ読んでいない人は今すぐどうぞ! 小さな道具を使って神さまが書かせてくれた本ですから。



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バザー報告第4回

カンボジアの支援について
2001年度バザーコミッティー

 本年度のバザー目標は「アジア支援バザー」とし、具体的には『カンボジア国バタンバン州』地域を選びました。バザーの収益金で社会に貢献することを考えた場合、同じ金額なら海外で使用すると何倍にも活用できること、現地で活動されるスタッフ方に草の根的に実際に役立つ方法は何か。有りました。別に目新しい方法ではなかったのでしょうが眼から鱗が落ちた想いでした。

 私共が採用した案は福祉基金を設立することでした。基金の運用益で現地スタッフの経費を賄う方法です。前回ご報告しましたように、この地にカトリック信徒宣教者会(JLMM:Japan Lay Missionary Movement)が信徒を派遣して内戦後の混乱から自立出来るように指導活躍されています。学校の建物を寄贈しても維持管理費が無くて廃屋と化すかも知れません。学用品を寄贈しても先生がおられなくては学校になりません。私共は聖書の言葉にあるように目立たずに彼の地にお役に立ちたいと思いました。

 この方法が良いと考えた点は、

☆この基金にはバザーを通して藤沢教会の大 勢の方々が参加して下さいます。
☆基金は随時積み増しが出来ます。
☆運用益を利用することで現地とのお付合い が長く続けられます。
☆現地スタッフを通じ、彼の地の方々と神の 子同士の輪を広げられること、等々。

内戦による混乱は想像以上です。我が国も大戦後の焼け野原と混乱は今考えると凄惨の一言に尽きます。

今の平和で安定した日本国は我々の自助努力だけでなしたわけではありません。目立たない世界中からの助けで、打ちのめされた敗戦から立ち上がれたのです。

 カンボジアは太陽と水と緑の豊富な地域で、以前は世界有数の「お米輸出国」でした。パネル展示で御覧の様に広大な水田は300万個にのぼる地雷で荒地に戻ったままです。あの悲惨な大虐殺による物心双方の傷を癒すことは容易ではないでしょう。でもそのような場所で途方に暮れる私達の兄弟を、迷える子羊を探し出して下さるイエズス様を手本に信じ、地味な活動に邁進する日本のカトリック教会の仲間達を誇りに思います。

 カンボジア国バタンバン教区の福祉活動支援基金を、バザーの出会いを通じて藤沢教会全員で設立出来たことを神に感謝致します。 事務上の具体的なことは現在山口神父様と詰めております。

 私共はバザー終了後も他のサークル活動と同様に、藤沢教会の皆様に基金の活用と活動経過を逐次ご報告して参ります。そしてこの活動を通して神の御慈愛のもとカンボジアに平安をお祈り下さいますよう、以後のご協力と合わせて皆様に御願い致します。



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パストラルケア研修の旅
中山 幸江

 9月14日から13日間、臨床パストラルケア教育研修所(所長ワルデマル・キッペス神父)主催の研修に参加して、ルルド、南ドイツ各地のホスピス、病院や研修所の見学及び研修を受けてきました。

 ルルドでは病院の名前が“WELCOME”であったこと、病院見学の際、たとえ病状に変りはなくとも、内面的に癒されて帰途につく顔は明るいというシスターの話が印象的でした。

 初めてのエイズホスピス、ハウスマリアフリーデンは、疎外されていたエイズ患者を救おうと、ある修道会がホテルを買い取ってつくったものでした。建物の半分が病棟、半分を見舞いに来る家族や見学者の為のゲストハウス、食堂は患者、スタッフ、ゲストが共に食卓を囲む形につくられていました。患者の一人一人がとても大切にされ、安心して自分なりの生活を送って最期を迎えるように、暖かく見守っているスタッフの姿勢に感動しました。

 シュツットガルト、アウグスブルグ、ミュンヘンで沢山のホスピス、病院を見学しましたが、どこも採光に工夫がこらされ、清潔で、すてきな絵が飾られ、患者の居心地の良さ、心のケアに心配りがされていました。どこの施設にもすばらしい聖堂があり、病院付きのパストラルケア・ワーカーは、カトリックとプロテスタントそれぞれが部屋を持っていて、ケアにあたっていました。

 臨床パストラルケア研修センターも非常に良く整備されていて、ボランティアの訓練にも積極的な取り組みがなされていました。研修の折、心に残ったのは、「ヨーロッパでも教会離れがひどいが、病気の無力な状態の時、回心を強いてはいけない。個人の自由、信仰の自由に対する尊敬を大切にするように」という言葉でした。

 一例ですが、アウグスブルグの研修センターは中央病院(この地方150万人のための病院)の近くにあり、両者の関係が非常によく、スタッフ同志のチームワークのすばらしさに感心しました。

 研修センターのトップであり、中央病院のスーパーヴァイザーでもあるグランフェルド神父は、毎朝一番先にICUに行き、患者と、ショック状態にある家族のケアにあたり、患者と医療スタッフとのコミュニケーション、心理的サポートも助けています。

 病院では手術を受ける前に、パストラルケアの説明がなされ、受けることを勧められて、信仰のあるなしにかかわらず、沢山の“旅立つ人々”が救われています。

 アウグスブルグ研修センターはボランティアの養成、研修、医療スタッフのためのパストラルケア、黙想の指導など広い範囲の活動が行われており、医療スタッフの研修センターに寄せる信頼は大きなものでした。日本にもこのようなシステムが導入されたら、どんなにいいだろうと思うとともに、ヨーロッパに根づいているキリスト教の精神、ボランティアのあり方との差も考えさせられました。

 いろいろな点で藤沢教会は恵まれていると思いました。神父様方やシスターによる病人訪問、聖体奉仕者、福祉部、“ネットワーク共に”の方々の活動など・・。

 日本における病院の受け入れ態勢、訪問のあり方など考えるべき問題は沢山あると思いますが、より良い方向に向かって進んでいきたいものです。 キッペス神父様の指導の下、早朝の黙想に始まり、ドイツ語を訳していただきながらの研修、見学、ミサ、帰りのバスでの勉強会とシビアなスケジュールでしたが、充実した研修の旅をさせていただいたことを神様に感謝いたします。



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安心してボランティア活動をする
福祉部 鵠沼2区 新村 満

 皆さんが、お年寄りや障害をもった方、あるいは何らかの手助けを必要とする方々に、自発的なお手伝い(ボランティア活動)をするとき、もし事故などで相手が怪我をしたり、物を壊してしまったらどうしよう、と不安になったり心配になることはありませんか?

 あるいは、相手の方に怪我をさせてしまったり、損害を与えてしまっては大変だからボランティア活動にはどうも自信が持てない、ということはありませんか?

 このようなボランティア活動による事故や災害について、保険などによる補償制度がいくつかできています。もちろん、ボランティア活動には安全などへの十分な配慮がなされて事故などはあってはならないのですが、万が一ということもあります。皆さんのボランティア活動を安心してすすめていくために、ぜひご検討してください。

    どのような制度が?

☆神奈川県ボランティア事故共済

 ボランティア活動する神奈川県民のだれで も加入でき、とんなボランティア活動中で も本人や他人の事故を補償します。

☆送迎サービス補償制度

 送迎サービス中に、交通事故により利用者がケガをしたとか、特定した自動車に搭乗中にケガをしたなどの事故を補償します。

☆ボランティア行事用保険

 ボランティアが実施するボランティア関連行事(例: 運動会、研修会、ハイキングなど)の行事中の事故や災害を補償します。

☆市民活動災害保障保険

 藤沢市内に拠点を置いて5人以上が共通の目的を持ち、継続的、計画的に活動をしている中での事故や災害を補償します。

 

制度を利用したい!

制度について極めて概括的に紹介しました。自分の活動にこれらの制度を具体的に利用するときには、必ず取扱機関に相談してください。「神奈川県ボランティア事故共済」は、別名ボランティア保険と呼ばれて最も普及しています。

☆神奈川県ボランティア事故共済

   ふじさわボランティアセンター
    (0466ー43ー7251)

  (社)神奈川県青少年協会
    (045ー402ー0346)

☆送迎サービス補償制度

   藤沢市社会福祉協議会
    (0466ー25ー1111)
          内線 3255

☆ボランティア行事用保険

   藤沢市社会福祉協議会
    (0466ー25ー1111)
          内線 3255

☆市民活動災害保障保険

   藤沢市役所 市民自治推進課
    (0466ー25ー1111)
          内線 2513



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11月の主な行事

1(木)諸聖人

2(金)死者の日    初金ミサ・初金の集い

11(日)シャワールームを考える集い    七五三祝福式 午後1時

18(日)葬儀を考える 9時半ミサ後

22(木)藤沢ブロック黙想会

23(金・祝日)壮年部主催によるを江の島を散策する親睦旅行

25(日)王であるキリスト    静修の集いと共同回心式



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