八 角 形 に ゅ ー す
2003年1月12日
聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会
目次
平和を作り出す人たちに祝福がありますように・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブライアン
第30回「藤沢市民クリスマス」を終えて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂2区 梅澤
ボーイスカウト藤沢16団クリスマス会に参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢2区 平井
聖劇「イエス様の誕生」を共に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日曜学校リーダー 風間
クリスマス・子供と家族のミサ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サンタクロースのメッセージ
受洗して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長後地区 吉澤
洗礼式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 野澤
外国人コミュニティーのクリスマス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 児玉
湘南台センターふたつのクリスマス会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大庭地区 八木
湘南台センターファミリークリスマス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大庭地区 八木
聖フランシスコ・ザビエルから学ぶ真の謙遜への道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 岡田
平和を作り出す人たちに祝福がありますように
ブライアン
新年おめでとうございます!
1年の中でこの時期は、私達が積極的に、また希望をもって将来のことを考え、そのことを願いながら私達の上に、そして世界中の人々の上に、神様の祝福が頂けるよう祈ります。そして、その祝福の内に私達は神様の力を感じます。今年、私はこれまでに増して神様に、自然に、そして出会う人々に近づくことが出来ますように祈りたいと思っています。
新年は新しい事始めの時です。私達は新しいことに出会うとわくわくしますが、それを受け入れることは必ずしも簡単ではありません。人生の中で変化を受け入れるためには、しばしば非常に多くの信頼を持つことが要求されます。一方、新しいことや変化を受け入れる時は、実際に神様が至る所に、たとえ自分が行ったことがない所にも、存在していらっしゃることを体験できる数少ないチャンスの一つかもしれません。行動が伴わなくても、少なくとも新しい目で世界を見て受け入れる必要があるでしょう。もし、あなたが新年に当って新たな決意をしていないなら、とりあえず毎朝目覚めた時に新しい一日の始まりを大事にして祈りながら祝うようにして下さい。
私達は、クリスマスにイエス・キリストのご降誕を祝った喜びと心安らかな温かさを、今でも感じています。皆様はこの新しい年が何をもたらしてくれるかということを想像しながら、様々な気持ちを持っているでしょう。それは、健康でいることでしょうか。いい仕事を続けることでしょうか。それとも、新しい仕事を見つけることでしょうか。学校の試験に合格することでしょうか。今年は世界に平和が訪れるかということでしょうか。
平和は、神様、自然、人々に関連した内面的感情以上の意義があります。平和は単に戦争をしないということだけではありません。戦争の準備をすることが平和を作り出すことではないことは明らかです。私達は平和を作るために、神様、自分の周りの状況、そして人間同志の正しい関係を築き、一人一人に課せられた役割を果たしながら努力することが必要です。私達は皆、力と平和の源であるイエスのように、平和を作り出す者になるよう神様に呼ばれています。
最近私はある小鳥の物語を読みました。この小鳥が一羽の鳩に質問をして次の様な会話が交わされました。
「雪の一片の重さはどの位ありますか?」
「測れるほどの重さなんてありませんよ。」
「そうおっしゃるなら、驚く話をしましょう。私がもみの木の枝に座っている時、雪が降り始めました。激しくもなく、吹雪でもなく、夢の中にいるようでした。私は何もすることがなかったので、小枝やもみの葉についた雪片の数を数えました。その数は丁度、374万1952でした。その後一片の雪がその
枝の上に落ちてきた時 繙あなたは一片の雪に重さはないとおっしゃたけどその枝は折れてしまいました。」
その小鳥はそう言ってから飛び去ってしまいました。鳩はしばらくその話のことを考え独り言を言いました。「一片の雪の重さ 」」 世界に平和をもたらすために、たった一人の人間の声が欠けているのかもしれない。」
「平和を作りだす人たちは幸いである。彼らは神の子とよばれるであろう」
(マタイ:5−9)
教会委員会報告
(02.12.21)
12月2日の福祉部会で討議され、主任司祭が同意されたバザー収益金の配分が、教会委員会のオブザーバーとして同席した篠澤副委員長から報告された。前回委員会の決定主旨に基づいたもので、新村部長欠席のため教会委員会宛メモをいただいている。要点は左記のとおり。
@ バザー収益金は各年のバザーの意向に基づいて配分される。
A 従って、本年に選定された配分先に今後も継続して配分されるとは限らない。
B 地域や福祉活動との意味を大切にして、重点的に絞って配分先を考慮する。
A.藤沢地域の人々の福祉を対象とするグループとその活動
B.藤沢教会の信徒が深く係わりをもつグループとその活動
C.その他の福祉活動
なお、今後の収益金配分のあり方について「バザーの意図や目的が信徒に理解できることによって、バザーへの共同参加や援助が奨励され、結果(成果)として収益金の配分から目的指向の援助活動になるよう、バザーの企画に先立って収益金の援助先をブロックと福祉部が協力して設定するよう」提言している。数多くの要望を絞っていただいた配分先は別表参照。
財務部長より来年度予算について報告された。今回は10月の委員会で提案されたとおり各ブロック・活動部・湘南台センター・事務局も統一用紙で予算を計上することになったが、過去の実績に照らして充分な要素が盛り込まれたものではない。結局は財務部で調整することになったが、今回を参考として精度を高め、予実の分析までされることが期待される。各ブロック・活動部予算のあり方等質疑のうえ、予算全体として了承された。
お聖堂・信徒会館の今後2030年〜2040年までにやるべきメンテナンスについて検討している。今後の教会財務を圧迫することが予想される。1月の教会委員会に提案できる予定。
10月の教会委員会に提案した規約改正につき、43項目のご意見・ご提案をいただいた。組織&メンバーに関すること・文言に関すること・信徒総会に関することなど、逐一準備委員会で検討した結果を報告し、討議のうえ左記事項を変更する。
第7条で(委員の任期)を規定しているが、主任司祭及び事務局長との関連が紛らわしい。従って、第4条(構成)を一部変更し、第7条(委員の任期)は委員長以下信徒代表者の任期を指すよう変更する。
第二章「運営委員会」のなかに第13条(活動部)が規定されているが、活動部を委員会に属することを明確にするため第三章「活動部」として独立させる。
信徒総会の内容を最低限規定するため第17条(2)項を設けたが、逆に信徒総会の役割が報告のみと誤解されるため、現行規約に準じて(2)項を削除する。趣旨は改正要点に記載したとおり、「信徒の意見を尊重し、教会運営に反映する」ためである。
@ 第2条「司祭を助けて」⇒「司祭と共に」(主旨は同じなので前文に合わせる。)
A 第4条「ブロック代表者(ブロック長)」⇒「ブロック代表者」とし括弧書きを削除する。(ブロック長の呼称は通称のため。)
なお、今回の規約改正は既に報告のとおり、平成12年度に実施された「教会委員会のあり方」フォーラムを踏まえて翌年3月4日に出された専門検討チームの提言の主旨を基にしたものであり、その後提言にもとづいて実行した点を併せて、主として「現行規約と実態のズレ」を是正することに主眼を置いたもの。従って、条文の構成も文言も新たに作ったものではなく、基本的には現行規約を踏襲している。そのうえで、現時点で改正したほうが分かりやすいと思われる部分を一部変更したものであることを確認いただければ、ご意見・ご提案の大部分はご理解いただけよう。活動部の位置付け・信徒総会のあり方など、なお疑問の点は規約改正以後の別論議として検討する旨合意された。
また、今回の規約改正はこの修正案で信徒総会に報告し、3月の委員会で決定することも確認された。
2月16日開催予定の信徒総会資料は川辺事務局長が纏めるが、報告・テーマにつき委員に意見を求められた。1年を振返ったうえで新しい年の教会のテーマ・方向を見出したいとのことだが、資料は事前に配布し、従来より意見を聞く時間を多くとる方向で検討することになろう。
なお、信徒総会により多くの参加を実現するため、意見交換がなされた。共同体意識を喚起すること・ブロック集会で話しあうことなどの意見が出されている。
来年年間行事予定を調整した。クリスマスには公表する。
教会委員会はこれまでどおり原則として第三土曜日十五時から開催し、運営委員会は教会委員会開催一週間前の木曜日十九時からとする。
現在のミサ典礼の円形配置をどうするか明確にして欲しいとの要望が一部にあるとのこと。これについては「八角形にゅーす」5月号に、3月度の地区委員会報告として聖堂配置につき「結論としては、囲む形は共同体として皆の参加する典礼になること、またこの形に賛成する意見や、この形に慣れてきたという意見も多いことから、今後はこの聖堂配置をもとにして行くことにした。旅する教会として、更に多くの方々の改善提案や懸念等の意見を聞きながら改良し、より良い方向を目指して進めていくということである。」と結論されている。
12月8日夜お聖堂内に泥棒が侵入し、共助組合・委員会室鍵および香部屋の金庫を破壊したが実質的被害はなかった。同日茅ヶ崎教会、1日にも逗子・雪ノ下教会にも侵入しており、逗子教会はお金の被害があったとのこと。
横浜教区災害対策委員会から「大災害発生時、教区本部としては混乱を避けるため指示系統を一本化したい」として避難場所の確認・子供達の精神的ショックを和らげる準備など忠告喚起がなされている。現状の把握と対策を壮年部・総務部に検討依頼したい。
第30回「藤沢市民クリスマス」を終えて
辻堂二区 梅澤
今年もまた、藤沢市内キリスト教連絡会が主催する市民クリスマスを当教会にて無事に開催することが出来ました。三百余名の参加者を得て大成功のうちに終えることが出来ました。神父さま、シスター、そして教会員の皆さまのご協力を心より感謝いたします。
第一部の礼拝では日本キリスト教団ペテル教会の飯塚光喜牧師より「恵みの出来事としてのクリスマス」のテーマでメッセージをいただきました。飯塚先生はお目に障害をお持ちになっておられるのですが、先生は「闇の中に光を見ましょう!」「神の光に照らされて隣人の顔と顔と合わせながら、手と手をつないで平和の道を祈りつつ歩みましょう!」と力強くお話下さり、集まった者にとって大いに恵みの出来事になり感謝の気持ちに満たされました。
第二部では今回は藤沢ナザレン教会ソフィア・ハンドベルクワイアーの皆さんによる演奏も加わり、藤沢福音コール、藤沢ジュニア・コーラス、ラ・リリカ、湘南コーロ・ステラの皆さんによる美しいハーモニーに心が洗われる思いでした。また、恒例になった第三部でのあたたかい豚汁とおにぎりも大好評でした。この会も発足して31年、(途中で1回だけ開催されない年がありました。)現在は藤沢市内の25の教会団体で構成されております。それぞれの教会の教師と信徒による教派を超えた会で、市内の教会活動を相互に強め支援しあい、イエス・キリストの生涯を学び、その教えを広める活動を行って
います。この教会では故横井節子さんがよき理解者であり、よき働き人でありましたことを思い出します。以前、超教派の集まりを特定の教会で行うのは如何なものか? とのご意見を考慮いたして二度ほど藤沢市民文化会館を利用して開催された事がありましたが、やはりクリスマスは教会のほうがよいようです。
暗いニュースが後を絶たず、苦しんでいる人、悲しんでいる人が大勢います。これからも教会が、今も生きて働いておられるイエスさまの愛の心を一人でも多くの方々と分かち合いたいと思います。次回、第31回市民クリスマスには第二部にスリー・グレイセスをお迎えして開催される予定です。どうぞ、皆さまのお祈りとご協力をよろしく願いいたします。
ボーイスカウト藤沢16団クリスマス会に参加して
藤沢2区 平井
2002年度の藤沢16団クリスマス会は大変内容が充実していて、とても良かったと私は思います。今
回のクリスマス会のコンセプトとして私は「心の豊かさ」というものをあげました。そしてそれをベンチャー隊・リーダースタンツの内容の中に組み込み、自分風にアレンジをして発表しました。スタンツの内容としては、皆が大笑いするようなコメディー系のものですが、中身は大変に実り深いものができあがり、とても良かったと私は思います。
このスタンツから藤沢16団のスカウト達が「心の豊かさ」を少しでも感じとってくれていれば私たちにとって、この上もない喜びです。これからもより良く、自分で限界を決めずに後輩スカウトの先頭に立って自分の道を切り開いて行きたいと思います。そして協力してくださいました、各隊長、父兄の方々心からお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。
聖劇「イエス様の誕生」を共に
日曜学校リーダー 風間
限られた練習に加えてリハーサルでさえ全員が集まらず、ハラハラしながら当日を迎えました。ベイル神父様も本番前の練習に付き合ってくださり、いよいよミサです。神様にお任せしよう。子供たち一人一人の可能性を信じようと見守る中、自分の役割を精一杯、演じてくれました。子供たちの可愛らしさと真剣さがうれしく、百余名の子供たち皆で力をあわせる事の素晴らしさに感謝いたしました。
テハン神父さまから子供のミサに聖劇をと依頼され、始めてから今年でちょうど10年目になりました。初めの年は5、6年生だけでやったのですが、日曜学校全体で何か一つの物をやってほしいという保護者の意見とリーダー達の思いで全学年が関わるようになりました。1年生はかわいい羊、2年生は星の聖歌隊、3年生は旅人、4年生は兵士と天使、5、6年生は旧約の人から始まり、イエス様の誕生に出てくるドラマの人びとです。
実は今年、いつもの聖劇でなく「もう一人の博士、アルタバン物語」をやってはどうかと私は子供たちに問いかけてみました。なぜなら、アルタバンはイエス様に最も喜ばれるプレゼントをした博士で、このお話にはイエス様誕生の深い意味と私たちの生き方へのメッセージがこめられているからです。5、6年生の子供たちは10月に入って、低学年のクラスにこの紙芝居を読みに行きました。そしてその結果、毎年同じでなくても「アルタバン物語」をやってもよいという意味の他に、
クリスマスはイエス様の誕生なのだからイエス様が主役でなくてはおかしい
登場人物は男が多すぎて、女の出る所が少ない
天使や旅人が出ないからつまらない
アルタバンは死んじゃうからいやだ
来年は「」」の役をしよう」と楽しみにして来たのだから、その気持ちを大切にして
毎年同じ聖劇でも演じる子はちがうのだから今までのでよい
沢山の意見の末、今年も「イエスの誕生」の喜びを伝える事になったのです。
配役はどんな役をやりたいか第3希望まで書いてもらい、6年生を優先にし多い時はジャンケンで決めて参りました。
皆がセリフを分かち合い心を一つにして聖書を伝える、しかもミサという最高の場で。どの子にも共に作りあげて行く事の大切さと充実感を味わせてあげたいし、聖書を体験する事によってみことばが、子供たちの心に深く残ってくれる事と信じます。
練習の合間に子供たちは、学校の事や友達の話をしたり、遊んだり、ケンカをしたり賑やかでした。
リーダー達はもちろん、おやつや炊き出しの準備、衣装や道具、写真、ビデオの係等、お手伝いくださいました保護者の方々、お祈りや励ましの言葉で支えてくださった方々、子供たちを練習に送り出してくださった保護者の皆様、沢山の人達のご協力があって今まで聖劇が続けてこられたのだと、心から感謝申しあげております。
最後にクリスマスツリーのかざりつけを子供たちにもしてほしいと総務部より、声をかけていただきました。子供たちのお祈りの短冊や、お家で作ってきてくれたかわいいステキな飾りが、今、緑のもみの木に色どりを添えて輝いています。
子供たちが共同体の一員として、これからも色々な場をいただき交わりを通して、豊かに成長して行けますよう、よろしくお願いいたします。
クリスマス・子供と家族のミサ
サンタクロースのメッセージ
クリスマスおめでとう。またお会いできてうれしいです。
皆さんは、昨年のクリスマスに、サンタさんと「誰かに嬉しいことをしてもらったら、必ず、ありがとうを言います」と約束しましたね。うまく出来ましたか。
先程も皆さんはごミサの中で、素敵な聖劇を見せてもらいました。今日はクリスマスですから、サンタさんが、皆さんに代わってお礼を申しあげましょう。「聖劇を見せてくださった方たち、指導してくださったリーダーたち、教会学校のベイル校長先生、それからクリスマスの素晴らしい飾り付けをしてくださったレオの小父さまたち、本当にありがとうございました」。
お礼を忘れないことはとても大切なことですから、これからも続けましょうね。
実は今日、このサンタさんも思いがけない嬉しいことに出合いました。聞きたいですか。さっき、お聖堂の入口で私は出番を待っていました。そこへ、可愛い女の子がにこにこ近づいて来て、「サンタさん、今年も藤沢教会に来てくださってありがとう。とっても楽しみにしていました。でも、世界中には着る物もなく、食べる物もなくて死にかかっている子供たちが大勢いるそうです。私たちにはプレゼントは少しでいいです。あとは困っている人たちに、届けてあげてください」と言いました。この優しい少女の言葉を聞いて私は感動して震えました。「君の名は」と私が尋ねると彼女は「小学校3年」とだけ答えてどこかに行ってしまいました。きっと、今ここの皆さんの中にいると思います。そうです。私たちは決して幸せを一人じめにしてはいけないと思います。皆で分かち合いましょう。喜びは分ければ大きくなります。悲しみは分ければ小さくなります。 共助組合では美味しいド・ロさまソーメンを売っています。このソーメンは、ド・ロ神父様が百年も前に貧しい村の人たちに食べさせたくて考え出したものです。神父様は常々「有り余る物を人に分けるのは、当たり前のことでしょう。足りない物でも分かち合うのが、本当の人間愛ではないでしょうか」と話しておられたそうです。イエス様のお考えもきっと同じだと思いますよ。
只今から皆さんにお聖堂の入口でクリスマスプレゼントを配ります。目に見えるプレゼントの袋の他に、目に見えないプレゼントのド・ロ神父様のお言葉も忘れずに持ち帰って味わってみてください。
お話はこれでおわります。来年また元気でお会いしましょう。さよなら さようなら。
受洗して
長後 吉澤
私と娘が初めて教会に訪れてから、まだ2年にも満たないのですが、この短い間に神様はたくさんの恵みをくださいました。その中で一番大きなものは「出会い」とその大切さに気付かせてくださったことです。洗礼の恵みにあずかることができたのも、多くの方の温かい助けと支えがあったからだと、しみじみ実感しており感謝の気持ちでいっぱいです。特に「ねっこぼっこの会」やキリスト教講座で出合った方々には、たくんの恵みをいただきました。
また、教会にきて間もないころ、右も左もわからない私たちをとても親切にやさしく迎え入れてくださった方々、どの出会いもとても大切でなくてはならないものでした。また、出会いを交わりに変える手助けをしてくれるのは4歳の娘で、あちらこりらでお友達を作っては引き合わせてくれるのです。大人同士ならあいさつ程度で終わってしまうようなものでも、とても意味深いものにしてくれて娘に対してもとても感謝しています。その娘とともに受洗できたことをとても嬉しく感謝しています。
洗礼式
藤沢1区 野澤
「父と子と聖霊の御名によって」テハン神父様の声をよく聞きながら、額に注がれた水の感触に神経を集中させていました。洗礼式のクライマックスといってもいいのでしょう。この時をずっと憧れ待っていました。
私の家族には誰も信者はいません。キリスト教とはまったく無縁な生活をしてきました。そんな私が何かを求めて教会に通うようになったのは2002年の7月頃でした。
最初に行った教会は茅ヶ崎カトリック教会でした。信者になるためではなく、ただシスターに悩みを聞いてもらうためでした。何度かシスターと話しているうちに、信仰を持って生きてみたいと思うようになっていました。信者になるにはどうすればいいのか聞いたところキリスト教入門講座に通うこと、所属教会を決めることなど、何も知らない私に色々教えてくださいました。早速、家の近くのカトリック藤沢教会へ通うようになり、入門講座も藤沢教会で受けるようになりました。1、2ヵ月経った頃、教会のティルームで知り合いになっていただいた方に洗礼を受けたい旨を話しました。その方は私をテハン神父様に紹介してくださり、「洗礼を受けたいのですが」とテハン神父様に聞くと神父様は「クリスマスに授けましょう」とおっしゃってくださいました。ことは私が思っていたよりも早く、スムーズに進んで行きました。今思えば全て神様のご計画、聖霊の働きによるものだと思っています。その後、入門式、志願式を経て、洗礼式の12月24日が来ました。
この間、何人かの人に洗礼式の話をうかがいましたが、皆さん自分のことは「よく憶えていない」「ずい分前のことだから忘れちゃった」などの答え。「一生に一度の洗礼式なのに忘れるなんてもったいないなあ、自分はそうならないようにしっかり憶えておこう」と思い聖書に出てくる「目を覚ましていなさい」この言葉を胸に教会へ向かいました。大勢の人に囲まれているのも気にならず、式に集中できたのもこの言葉のおかげです。初のご聖体も喜びながらいただきました。
キリスト者になったのだから、いつもイエス様と一緒にいるのを忘れず、喜びの内に生きて行きたいと思っています。私がイエス様の道をイエス様と共に歩めますように祈ってください。私も皆さんのために祈らせていただきます。
外国人コミュニティーのクリスマス
藤沢1区 児玉
国際共同体、中でもフィリピン、南米共同体は人の動きが多く、毎回必ず教会に来られるメンバーも余り多くない現状ですが、それでも皆の努力が僅かづつでも実ってきているようです。そして2002年のクリスマスにそれが形として見えたように思います。
ベトナム共同体は12月22日に例年のとおりセンターホールでお祝いをしました。ミサを捧げた後、神父様のお祈り、ご挨拶がありその後、ベトナム料理に舌づつみを打ちながら、片方で恒例のカラオケもはじまり大いに盛り上がりました。
フィリピン共同体はいくつかの課題の一つとして子供たちの教育を取り上げていることもあって、今年は12月の英語ミサの中で小さな聖劇がありました。ピアノが奏でるクリスマスキャロル、ナレーターの朗読に合わせて子供たちがクリスマスシーンを再現しました。まだ幼児の方が多いこともあって、ヨゼフさまは不在、博士もたった一人で頑張りましたが、練習もほとんど出来なかったことを考えればとてもきれいにまとまっていたと思います。また12月29日には茅ヶ崎教会でパーティーがありました。
南米共同体は新しく組織が出来て初めてのクリスマスでした。湘南台センターをお借りしたので準備などは少々大変でしたけれど、前もってクリスマスカードの招待状を用意するなど忙しい中でもよくまとまりました。
当日はごミサのあと、先ず熱いココアとパネトーネで「おめでとう」、そして持ち寄りの色々な南米料理をいただき、子供たちへプレゼントもありましたし、クリスマスキャロルを歌っている人達もいました。初めて出てきた共同体としての小さな芽が大きく育ってほしいと思います。
湘南台センターふたつのクリスマス会
大庭地区 八木
12月18日恒例の「湘南台コーラスとリコーダーのクリスマス会」が行われました。 今年の会場は一
段と賑わい熱気に包まれていました。未信者の方々が多い会なのですが初めに全員で祈るように聖歌113番が歌われました。リコーダー演奏はテハン神父様を中心に「主はここに」「ああベトレヘム」「アヴェヴェルム」など、一生懸命に演奏してくださり、主のご降誕の喜びを皆で味あわせていただきま
した。コーラスの部では、「いずみのほとり」「大きな古時計」「アヴェマリア」「心に主イエスを」など感動の数々でした。リコーダーもコーラスも主のご降誕を待ち望む私共にとって、希望の祈りそのものでした。
今年はリコーダーとコーラスの方々が共に「ハレルヤ」にも挑戦なさいました。お見事な出来ばえに来年のご活躍が楽しみになりました。
賑やかな会食の後、お一人お一人が短く感想を述べられました。
「湘南台センターのこのコーラスの和やかな雰囲気が大好きで通い続けています」「教会に行ったことはないけれど、聖歌の歌詞が素晴らしいので、もっともっと歌っていきたい。教えてください」とおっしゃる方、「野澤先生がやさしく教えてくださるので、楽しんで続けられる」40人を越える皆様がそれぞれの思いをお話になりました。
湘南台センターは地域に密着した宣教の場なのだと再認識いたしました。今年もまた、この集いに参加させていただいて大きな恵みをいただきました。来年もここに集う多くの方々の上に、神様の御祝福が豊かにありますようお祈り申しあげます。
12月25日、ファミリークリスマスが湘南台センターで開かれました。
まず初めに、皆でクリスマスの歌を歌い、クリスマスをお祝いしました。その後、ピアノ演奏や中高生のリードでクリスマスの歌を踊りを交えながら歌う等、本当に楽しい雰囲気のファミリークリスマスでした。参加した沢山の子供たちもじゃんけんゲームに夢中になったり、最後に登場したサンタさん(ベイル神父様)からお菓子のプレゼントをいただいたり、本当にうれしそうでした。スペイン語クラスの子供たちの「アルゼンチンの踊り」も楽しく、また、野中先生のご指導で作った折り紙のサンタさんもみんな上手に折ることができました。
でも、このファミリークリスマスに参加した子供たちは、「クリスマスプレゼントをいただけるうれしい日」とだけ感じたのではなかったような気がします。「ふしぎなかね」の紙芝居、「もみの木のおくりもの」の絵本の読み聞かせ、お母様方がしてくださった「うさぎ野はらのクリスマス」の人形劇。どれもざわざわとしていた子供たちがいつの間にかお話の中に引き込まれて、じっと聞き入っていました。お話が終わった後のほんわかとした余韻、そこで、子供たちの心に残ったものは何だったのでしょうか。
貧しい馬屋でお生まれになり、かいば桶に寝かせれた救い主イエス様は、小さな幼子であっても、私たちに大きなプレゼントをもたらしてくださったこと、そのクリスマスをお祝いするために、イエス様に自分たちからどんなに小さくても拙いものでもいいから、お祈りや優しい心や行いをプレゼントすることを子供たちなりに感じたのではないでしょうか。
親子共々、本当のクリスマスの意味を考えることに出来たファミリークリスマスでした。 この楽しいファミリークリスマスを準備してくださった湘南台センターのスタッフの方々に感謝の一日でした。
聖フランシスコ・ザビエルから学ぶ真の謙遜への道
藤沢1区 岡田
昨年の夏、私は家族と、聖フランシスコ・ザビエルゆかりの地、マラッカを訪れた。
ポルトガル、オランダと続く植民地の歴史を感じさせる人気の観光地として、クアラルンプールからシンガポールを巡るツアーの途中に組み込まれていたのだが、私達の訪問の目的は巡礼、特に「丘の聖母の教会」跡を訪ねることであった。
そこはポルトガル時代に聖人が起居し、祈り、説教し、そして初めて日本人と出会った場所である。マラッカ海峡を望む丘を上ると聖人の像が迎えてくれ、外壁だけを残す教会内部では、中国宣教を目前に亡くなった聖人の遺骸が一時期安置された祭壇跡の地下を格子越しに覗き込むことができる。昼間は観光名所として賑わっているが、私達は雨の朝早く、ホテルを抜け出し、誰もいないその教会跡で、聖人の取次ぎを願い「あなたがここで日本への宣教の思いを燃え立たせられたように、私達も今の日本において福音を宣べ伝える者となりますように」と祈った。
旅行から1ヵ月が過ぎたある日、教会売店の在庫一掃で目にとまったのは、河野純徳師訳の『聖フランシスコ・ザビエル全書簡』初版本であった。17年間私のために取置きしてくれたように思い購入したが、読み進めるにつれ、450年の歳月を越えて、聖人の日本宣教への深く強い望みが私の心にしっかりと伝わって来た。そして1549年11月5日鹿児島発信のゴアのイエズス会員宛「大書簡」は、丁度会社の人間関係の中で自分の力が活かされていないと不満、焦りを感じていた私の傲慢さを打ち砕くものとなった。
「自身がどんなに惨めな者であるかを内心から深く知るように、神がお与えくださることに全力を挙げて努力し、深い謙遜を得るように準備しなさい」
「真の謙遜はこの日本においてはあなたがたが考えているよりももっと必要とされる」 「自分の能力や知識、あるいは、人々の好意ある評判に依拠して、判断するのではなく、すべての思いと行いとを神への信頼に基づかせるようにしなさい」「世間は腐敗しているので、真の謙遜がなければどうやって対抗していけるでしょうか」
暴風雨や幾多の危難、在来宗教や世俗の誹謗中傷に直面しても、ひたすら神の御旨を識別、実行し、全てを神に捧げられた聖人の言葉の一節一節が、胸にしみわたってきた。
今、日本では能力、経済力、権力が偶像崇拝され、私達キリスト者も翻弄されがちである。この力(ちから)信仰に対抗するには、聖人の言葉通り、「真の謙遜」を得るよう、日々準備する以外になかろう。昨夏の巡礼の賜物として、聖人から頂いたメッセージのように思い、反芻する毎日である。
今年のセミナーは片瀬教会で、今回から新たに加わった鍛冶ケ谷教会を含む、合計五つの教会(片瀬、大船、中和田、鍛冶ケ谷、藤沢)の共催で以下の如くに行われました。
「私の出逢った唄たち」 参加者120
「イエスの魅力」参加者350
「東ティモールで頂いたもの」参加者180
なお参加券の協力は合計380でした。詳しくは片瀬教会のHPをご覧ください。
来年は藤沢教会が会場となります。藤沢らしい、新しい魅力のある企画で、教会外の多くの方に私たちの教会に足を運んでいただきたいと思います。そこで以前にも公募したことがありましたが、今回も皆様から講師として相応しい方をご推薦いただければと存じます。講師名、可能な分野のテーマ、推薦理由、推薦者の連絡先などを書いて、封筒に入れ教会事務所または短期セミナーのスタッフに手渡してください。
来年の藤沢教会の日程は下記の如くです。
・11月8日(土) 午後2−4時
・11月15日(土) 午後2−4時
・11月22日(土) 午後2−4時
1(水)神の母聖マリア
元旦新年ミサ 午前0時 午前11時
2(木)ベトナム人協会新年の集い
5(日)主の公現
10(金)初金ミサ・例ч
11(土)壮年部新年会
12(日)成人式・防災訓練
17(金)藤沢ブロック黙想会
19(日)スカウト餅つき
25(土)キリスト教一致合同祈祷会 鵠沼ブロック新年会・歓迎会
26(日)北部ブロック黙想会
Q 臨終から納骨まで、さまざまな式が行われますが、いつでも司祭に司式していただけるのでしょうか? A まず、死を迎えるにあたって、司祭が立ち会える場合は病者の秘跡、ゆるしの秘跡、ご聖体拝領を受けることが第一です。 司祭が不在の場合でも信徒が、旅路の糧として、ご聖体を授けることができます。家族の方々が一緒に聖体拝領を受けることがよいでしょう。どのような場合でも、家族や親しい人たちがともに祈ることがもっとものぞましいことです。 臨終に司祭が立ち会えない場合は通夜や葬儀の打合せのために、教会に連絡しましょう。 緊急時の洗礼は一般信徒でも授けることが出来ます。その時は、「わたしは父と子と聖霊により〇〇さんに洗礼を授けます」と唱え、どんな水でも洗礼を授けることが出来ます。もちろんそのむねを後日、教会に連絡することを忘れないようにしてください。 すべての式に司祭が立ち会えない場合もこれからありえることです。そうした場合でも、信徒は「ゆるしの秘跡」と「病者の秘跡」をのぞいたすべての式を行うことが出来ます。 次回は通夜から埋葬まで |