八 角 形 に ゅ ー す

2003年5月4日

聖シモン&聖ユダ
カトリック藤沢教会


目次

藤沢教会の皆様 さようなら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブライアン・ベイル

教会委員会報告

私と娘と仲間達・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・湘南台 石井

七十歳に受洗して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・湘南台 三島

中高生会春合宿に参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鍛冶ヶ谷教会 新村

中高生会春合宿感想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢教会 今村

「壮年の集い」から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・六会 松尾

日本カトリックボランティア連絡協議会総会に出席して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・福祉部 新村

キジト神父様銀祝!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂1区 浮田

「先進国によるグローバリゼーションが生み出す極貧地域の現状」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・善行 岡村

藤沢教会における福祉活動の概況

5月の主な行事

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藤沢教会の皆様 さようなら
ブライアン・ベイル

 厳しい寒さが続いた冬も漸く去り、日増しに春色濃くなってまいりました。私がこの文を書いている間も、アメリカのイラク侵攻に伴う悲劇は続いています。この戦争で死を免れた生存者にとっても、彼らの生活はこれまでと全く異なったものになっていることでしょう。多くの無実の人々が、犠牲になっています。どうぞ彼らに永遠の安らぎが与えられますように。私は、神様が一人一人の人に平和のためにまた、平和を作る人になるために祈りと行動を続けるよう呼びかけていらっしゃるように感じています。

 世界史に残るこの緊張した時期に、私は母国ニュージーランドで聖コロンバン会宣教活動の新たな任命を受け、そのために静かに準備を始めています。私は、この転勤を新しい挑戦、新しい課題として受けました。新しい課題に取り組むことは興味深いことですし、また私自身の成長に刺激を与えてくれるでしょう。しかし、27年前日本に来た時に直面したような新しい文化を発見する喜びを持てるとは思いません。むしろ、これまで気づかなかった私の故郷の文化、私の育った教会の宝を再発見することになるでしょう。

 私は、日本で体験した貴重な宝によって、母国でも宝を見つけ、それを大いに尊重する気持ちが持てるよう願っています。

 日本の習慣や文化の違いを体験したおかげで、私は多くのことを学び、自分の強さも弱さも教えられました。母国で正反対のカルチャーショックを受けるかもしれませんが、それもまた私にとっては、新たな体験を積むことになります。ニュージーランドでの私の仕事がどんなものか、まだはっきり解りませんが、大なり小なり、日本の教会で体験したことを分かち合うことになるでしょう。藤沢教会は、私が日本で見つけた宝物の中で、最も貴重な宝石の一つです。特に、信徒の皆様の祈りと信仰の深さ、いろいろな才能を持っていられる方々、ホームレスや貧しい人々に対しての接し方などを見て感銘を受けました。神様に与えられた賜物を分かち合う姿を身をもって知ることは、すばらしいことでした。私は、藤沢教会の皆様の親しみある笑顔が見られなくなることを寂しく思っています。神様が、皆様の上に豊かな祝福を注いでくださいますようにお祈りいたします。これからも平和のためにご一緒に働き続けましょう。



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教会委員会報告
(4月12日)

<報告事項>

(1)1〜3月財務報告

 本年度第一四半期の財務状況が財務部から報告された。収入は1,437万円で前年に比し169万円減少、支出は1,057万円で前年比744万円減少、次期繰越金は380万円となっている。収入は月定献金納入時期のずれ、復活祭献金のずれ等が考えられるので実質減少かなんともいえない。支出は宗教活動費のうち本部納入金(前年は750万円)が未納となっているため。

(2)聖堂天井裏の点検

 修繕プロジェクトの提案もあり、これまで一度も行わなかった聖堂天井裏の点検を専門業者に依頼した。4個所に穴をあけての点検作業であったが、想定していたよりきれいな状態で、塗装はしっかり効いていて錆は殆ど見つからず、電気配線も劣化・危険な部分は見当たらなかった。結論として当座は補修の必要はないということ。写真付きレポートを事務所に保管している。

(3)福祉諸団体の販売・募金活動について

 先月も報告したが、福祉部では福祉の効率的な活動を進めるために各グループの活動状況・経過等を取り纏めている。出揃ったところで紹介し、今後の対応を皆で考えていきたい。

(4)バザー委員会報告

 現在のところ委員長を決めないで、チームを組んで行うことで進んでいる。大きな目的は特に決めないで、気負わず、気楽に和やかに行おうということになっている。

<討議事項>

(1)元売店の活用

1.工事進捗状況等

  1. 上・下水道工事が遅れ五月連休明けに完了するのでオープンは五月中旬を予定している。

  2. 工事費用は昨年7月の教会委員会で承認を得た50万円を10万円程度超過の見込み。

  3. 建物の名称は4月末までに公募する。(お知らせに掲示、応募は事務所まで)

2.管理運営について

 元売店活用検討チームは前記工事進捗状況を踏まえて管理・運営について協議し、「利用規約」を策定した。使用時間はセンターと違い、諸般の事情で事務所が開かれている時間帯とする。委員会で討議の結果使用状況がどうなるか想定できないが、試行錯誤で進めていくことで承認した。こんご使用希望者(団体)の募集を行う。

<ブロック・活動部報告>

1.鵠沼ブロック

  1. 当番地区として枝の主日の枝、復活祭の卵 等準備

  2. 5月24日(土)教会遠足 を予定

2.藤沢ブロック

5月11日(日)ブロック集会(歓迎会)

3.辻堂ブロック

お年寄りへのお誕生カードを始めた。作っている人も楽しんでいる。

4.北1ブロック

イースター献金の袋を配布したが、行き先 不明者が何人かいる。対応はどうすべきか。これに対し、事務局から次のコメントがあった。

  1. 行き先不明の方には先ず電話をしていただきたい。電話で行き先を辿れることが多い。

  2. その時点で移転先がわかれば事務所に連絡していただければ有難い。

  3. 変更・不明等の手続きは事務所で行う。

5.壮年部

 3月30日(日)壮年部の集いが開催された。今回のテーマは「定年後は教会で遊ぼう」。松尾氏(六会)・田辺氏(大庭)の経験談、各活動部からの教会活動の紹介な どがあり、これまであまり係われなかった壮年に、教会に取組む一つのきっかけを作った集会となった。

6.宣教部

  1. 8月2日(土)市内キリスト教連絡会主催 合同祈祷会

  2. 短期キリスト教セミナー講師決定

 11月15日(土) プロダクション・システィーナ代表 青木 昭氏
 11月22日(土) 聖路加国際病院小児科部長 細谷亮太氏
 11月29日(土) 御受難会司祭 国井 健広神父

7.典礼部

 聖木曜日洗足式等聖週間の準備

 注:今年の洗足式では互いに足を洗うこと をより多くの方に体験していただくこととした。

8.教育部(教会学校)

4月13日(日)始業式
5月11日(日)一年生入学式
5月18日(日)遠足予定

9.テハン神父より

 現在のところベイル神父の後任は予定されていない。足りないところは皆さんの協力をお願いしたい。いずれはごミサの回数も検討することになろう。



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私と娘と仲間達
湘南台 石井

 私と小学校2年生の娘は、復活徹夜祭に洗礼を受けました。初めは、私一人の洗礼だったのですが、娘の口から、「私も神様の子どもになりたい」と聞かされたときは、正直驚きました。きっと娘は、神様と素敵なお話をしたのでしょう。そして洗礼後、ベールをつけた娘は、聖堂の真ん中で嬉しそうに私の顔を見て、にっこりと笑いました。

 そして、大好きなJoy Kamakuraの仲間達が、「Joy」を歌ってくれたことも忘れられません。実は、私達の知らないところで着々と計画が練られていたと聞かせれて、またびっくり。素晴らしい仲間達に感謝です。次の日に、私達のJKのディレクターである、有坂さんも雪の下教会で洗礼を受けられました。

 現在、海老原さんの入門講座に参加しておりますが、そこで出会った皆さんも私の大事な仲間です。入信により、共同体のメンバーに加わることができたことも新たな喜びです。

 神様、ありがとうございます。感謝いたします。私達にお示しになった道を、これからも見失うことなく歩んで行きます。

七十歳に受洗して
湘南台 三島

 「七十歳でご受洗とは」珍しいですネー。と逢う人々に言われます。

 思えば、私は68歳まで企業人として、合理化とか利益とかいう「物」を中心にした考え方の中に身を置き、家族とか人の心を振り向く暇もなく走り続けてきた人間でした。幸いに私も家族も病気もせず、事故にも逢わずに今日を迎えています。それ故に謙虚な心もすっかり置き去りにして過ぎていました。

 一昨年、現職をリタイアしてゆっくりと歩く時間が与えられ、散歩してみて、新緑の美しさに初めて感動し、スノーケルを被って海の中を散歩するとそこは別世界、ゆらぐサンゴの谷間に色美しい魚達がおだやかに遊んでいます。冬山を滑るとぞっとする厳しさが人を包みこむのです。この大自然こそ、人の手で作った物ではなく、神が創られたものだとひしひしと大きなる存在を感じ、己の小ささを思い知らされました。

 七十歳、その小さな自分の人生の最後のコースの時間帯に入った今だからこそ。これまでと違った私の新しい道を歩いてみようと探し始めていた時に不思議な訪れがありました。それは家内との会話の中に登場するシスター野口の教えでした。(家内はグループで、シスター野口の死の直前までお交わりをいただいていたようです)

 湘南台の入門講座2年を学び、今日のご復活の日に受洗の喜びに与りました。不思議な訪れと、不思議なお招き、不思議な出逢いに深く神を感じ、私にとってこれまでと違った“道”が、目の前に開かれた想いがします。

 これから、ゆっくりと聖書を学び教会の皆様といつもご一緒に家内と共に主の光の中を歩かせていただきたいと願っております。



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中高生会春合宿に参加して
鍛冶ヶ谷教会 高1 新村

 3月26日〜28日、2泊3日の合宿を埼玉県小川町で行いました。この合宿の出発点である藤沢駅には10人の中高生が集まりました。藤沢教会から7人、鍛冶ヶ谷教会から3人です。もともと友達作りにあまり積極的で無い私・・。集合した時点では藤沢教会の方々に対して一歩引いてしまう所がありました。電車の旅に疲れ果てた私達は4時ごろ屋漏の家(宿泊した施設の名前)に到着しました。小山の上に1戸、緑に囲まれたその家は日頃使われていない様子で、まず掃除から始めました。床にいる虫を掃除したり、埃まみれの布団を干したり、みんな文句を言いながらもしっかり仕事をしていました。その日はバーベキューをしたのですが、藤沢教会のBOY達の仕事ぶりに私は感動していました。

 部屋でのくつろぎの時間、トランプ遊びから友達の輪は広がっていきました。二日目はハイキング。地元の猪俣神父様が合流して車で途中まで送って下さり、フキノトウを採って焼いて食べると美味しいよ、と教えて下さいました。私達はそれに操られるように行きも帰りもフキノトウ探しを続けました。天気にも恵まれ、頂上でのんびりとした一時はとてもフレッシュで、このまま時間が止まってしまえば良いのに、と思わせる様なぽかぽかとした陽気でした。夕飯のカレーと一緒に食べたフキノトウ・・私は食べなかったのですが、食べた人たちの反応は・・?にがそうでした。なんだかんだと色々な事(事件?)がありましたが、その度にどんどん進んでフォローしてくれたリーダーの方々にとても感謝しています。もっと私達にできる事があったのではないかな、というのが少し心残りです。3日目、今回の合宿にずっと付き合って下さったブライアン神父様の御ミサに自然の中であずかりました。神父様の声と一緒に聞こえてくる鳥の鳴き声、目に飛び込んでくる緑の木々。私にとって思い出深い御ミサとなりました。沢山の感動を受けた合宿・・その企画の中心となって頑張ってくれた宮内さんには有難うという気持ちでいっぱいです。

藤沢教会の方々との交流の場がまたある事を望んでいます。来年の合宿は、もっと多くの仲間と参加する

ことができたら良いなと思っています。

中高生会春合宿感想
藤沢教会 高1 今村

 今回、中高生会春合宿の感想を書かせていただくことになりました今村です。

 さて、合宿は?と言うと、埼玉県は東秩父という所。小川町駅を降りてバスに乗る。左右に山を見ながらバスは走り、ついた所は和紙の里。ここで僕達は降りて昼飯。少し休んだあとに和紙すき体験をさせてもらいました。葉書大の和紙にお庭で拾ってきた葉や花を貼り付けて装飾するという内容で、僕は葉っぱのみでやってみましたが、なんだか花を使った人に比べてのっぺりしすぎな感じがしました。

 和紙の里を出て、僕達は歩いて宿まで行きました。そして、着いた場所は「屋漏の家」という所で、その夜はバーベキューをやったのですが、感想を言ってしまえば餌の取り合いといったような有様でした(失礼!)。食べたあとベイル神父様がお話をしてくださいました。「種をまく人」のたとえ話についてでしたが、この話は何度聞いても教訓になるものですね。

 二日目は登山。霜柱などに足をすくわれ、体力を奪われつつも目的地に着いて、辺りを見渡せば絶景!と思いきや、この日はあいにく霧が…。霧を眺めながら昼飯、ってのも悪くない、と思いつつ握り飯をかじりました。

 最後の日には屋漏の家の外にあるマリア像の前でミサを行いました。

 全体的な感想としては、屋漏の家はスゴい家だということです。二階建ての家なのですが、階段を降りるとそこから男性用の小便器が見えてしまうのです。さらにそのトイレのすぐ横に(といってもコンクリートの壁1枚で仕切ってはありましたが)風呂があるという、とにかく凄い家だったのです…。



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「壮年の集い」から 定年後は教会で遊ぼう
六会 松尾

 教会の桜も咲き始めた3月30日(日)、ミサ後主司祭出席のもと「壮年の集い」がセンターホールで開催されました。

 今回の「集い」のテーマは第1部「教会委員会報告」、第2部「定年後は教会で遊ぼう」でした。

 50名ほどが参加し盛会裡に終了しましたが、時間的な制約があって、特に「定年後は教会で遊ぼう」という主要なテーマについて参加者が意見を述べる機会がなく、教会活動部の仕事の説明と参加への呼びかけに終始したことは残念でした。

「定年後は教会で遊ぼう」とは定年を迎えた中高年(特に男性)の方々に、生まれた余暇とこれまでに培った優れた知識技術や、趣味を積極的に教会活動に生かし、自らの生き甲斐を見いだし、ひいては教会活動の活性化を計ろうという提案です。

 この斬新な提案をこれから生かしてゆくには、そのための具体的方策を皆で一緒に考え検討する機会を持つことが必要でしょう。「集い」では各活動部の責任者から仕事の種類・内容について説明がありました。それは極めて多岐にわたりすべてを紹介できませんが、例えば事務局からは教会ホームページの管理や信徒台帳の作成にパソコンに堪能な方を。福祉部からは、体の不自由な人の送迎に運転できる方を。典礼部からは、ミサの先唱、朗読、侍者などの全てを中高年男性の手でやるのが夢、などでした。

 各活動部とも「皆さんの参加を待っています。どうか責任者に一声かけて下さい」とのことです。

 一声かけて下さい。必ずあなたの「遊び場」が見つかることでしょう。

「教会で遊ぼう」などと、現に教会活動に熱心に参加されている方々にとっては、片腹痛い言いぐさに聞こえるかも知れません。「遊びではない」そんな苦言が耳に届きそうです。

 でも「遊ぼう」という呼びかけが、活動に参加しようと思いながら逡巡している中高年男性にその一歩を踏み出す契機となるのなら赦して頂けるでしょう。

 会のおわりに平野先輩から次のような言葉があり心に残りました。

    ◇

「教会は何をしてくれたか」でなく「教会に何をしたか」です。

 桜が美しく咲いています。花は枝に、枝は幹に、幹は根に支えられています。根は地中にあって目に見ることはできません。教会活動に参加するということは、この根になるということです。

 目に見えるものではないのです。



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日本カトリックボランティア連絡協議会総会に出席して
福祉部 新村

「地球単位で行動できるボランティアをめざして(パートV)世界はひとつ 手を取り合おう」

 これは、去る3月29・30日に横浜カトリックセンターで開催された「第八回日本カトリックボランティア 連絡協議会 総会」のスローガンです。

 廣岡洋子会長の開会挨拶と松浦悟郎担当司教からの「はげましのことば」に続いてボランティアから次の実践報告がありました。

*病院ボランティアの会 ランパス

 ランパスの会には、2年前に藤沢教会で講演会をお願して活動を紹介していただきました。二俣川教会の信徒のボランティア会です。現在、ボランティア227名が6病院で活動しています。7つ目の病院が予定されているようです。今年は15周年の記念の年だそうです。活動は病院によって多少の違いがありますが、外来案内、病棟、リハビリ室、デイケアなどでの患者さんへの話し相手、手浴、足浴、マッサージ、食事、散歩などの介助で患者さんの身辺の細やかなお手伝い。週一回の移動図書やミニ・コンサート。病院によっては、小田原教会から、逗子教会から、磯子教会などからの信徒が活動しています。

* 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院、神奈川県立がんセンター、横浜市大医学部付属市民総合医療センター、横浜市立脳血管医療センター、横浜市立大学医学部付属病院、神奈川県立足柄上病院

(「ランパスだよりNO8より)

*地域ボランティア 鷺沼配食サービスグループ

 阪神大震災をきっかけに活動が始まり、今年で9年目を迎えます。鷺沼教会の信徒が中心になり約60名で、毎週火曜日に約25食のお弁当を教会の調理室を提供してもらって、調理して川崎市宮前区全域、横浜市青葉区、都筑区の一部に住んでいる方々へ配っています。地域に住むお年寄りに、食事をお届けしたいと思う方々とおべんとうを食べて下さる方々との出会いを大切にしています。

*青年ボランティア ベッドの会

 ベッドとは、象徴的な意味で、なんらかの理由で床に臥していたり、家から出られない人を訪問する菊名教会の青年7人で始めた。

教会のミサに来るのが嫌であったのではないが、交わりの教会とか、福音を感じることはミサに行くことだけか?に思いをめぐらせ、今は、信徒4人を訪ねている。月に1回訪問して、1回はミーティングで集まる。初めは、どんな話をしたらいいのかとか、緊張したり、気まずい思いをしたが、今は親しく話したり相談したりしている。訪問して皆でお祈りすると、そこに教会があると感じる。

*海外ボランティア ベトナム・アインサン教育基金

 ベトナムのいくつかの地区に、学校、診療所、職業訓練所などの建設や奨学金、医師・教師の養成を支援する基金です。

 保土ヶ谷教会の信徒が立ち上げたNGOです。今年で、7年目になる活動です。

地域ボランティア 分科会での話し合い

 「札幌では、一般市民や聖公会・カトリックの信徒が、6週間に1回ほどの当番でホームレスへ炊き出しをしている。冬には、手袋・靴下などを持ち寄って配っている。
 保土ヶ谷では、15年ほど老人給食を社会福祉協議会のひとつのグループとして行っている。第1月曜は300円のものを、第3月曜は500円の松花堂。毎回50食から60食ほど。約25人で、信徒でない人も何人か協力している。
 京都では、10カ所の教会からのボランティアで一人暮らしの方へ毎週水曜日に約50食を配膳して、20年続いている。
 片瀬では、毎週金曜日に地域の人が参加して昼の食事会を12年続けている。来れば会える、を合言葉に25人から30人が集まる。
 大阪の宝塚では、知的障害者や身体障害者の学習を援助するオモチャ・ライブラリーを3人のグループでやっている。始めたときに幼児だった人が20才になってる。」

 その他にも、各地での活動が話された。

横浜教区梅村昌弘司教司式ミサによって、横浜大会は終了した。北は札幌から南は長崎までの170名を越える参加者であった。3年後の第9会総会は、長崎大会となる。



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キジト神父様 銀祝!
辻堂1区 浮田

 神様はびっくりするようなことをなさいます。わたしが2003年まで生きて主のご復活を祝い、しかも、ここウガンダのホイマ教区でカトリック司祭として銀祝を迎えることができようとは! 1978年5月13日、教皇さまが「沖に漕ぎ出し、網を降ろしなさい」のみことばのもと、わたしを叙階してくださったのです。丁度、25年前のことです。わたしは48年前貧しい農家に生まれました。暴君アミン時代のことで、わたしが16歳の時、父が家族の目の前で拉致され惨殺されました。わたしが神学校に入学をするので久々に帰宅していた時の出来事でした。

 その時播かれた小さな種が、困難な時代を生き抜いて苦しむ人々に仕え、働けたことを感謝します。政治的動乱、ジェノサイド、虐殺、難民の流入、貧困、それでも主は、決してわたしをお見捨てになりませんでした。福音は真実です。主は、皆さんをわたしの司祭職の援けとしてお与えくださいました。皆さんの援けがなかったならば、わたしは今日の喜びの日を迎えることはできなかったでしょう。おかげさまで、礼拝の場、小さな診療所、小学校、飢えた人々に食を、そして水路を作ることもできました。現場を見ていただけないのは残念ですが、皆さんはミッショナリです。長年にわたる友情、支え、祈り、そしてご寄付にあらためてお礼を申します。

 銀祝がおわったのちには、より一層厳しい未来が待っています。平和が失われていること、世界的に暴力的思想がひろがっていること、イスラム原理主義、世俗化、慢性化した貧困等、アフリカで福音を宣べ伝えることは特に難しくなっています。どうぞこれからもこの地での主の群れのために働く私に力をお貸しくださいますようにお願いいたします。祈りの内に、ご復活おめでとうございます。



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「先進国によるグローバリゼーションが生み出す極貧地域の現状」
善行 岡村

 ここ何年か前から、グローバリゼーションということばをよく耳にします。

 人類の長い歴史の中で、それぞれの地域、民族の文化が育ち交流して来ましたが、今ほど情報が瞬時に伝わり共有でき、今まで見えていなかったものが見えて来た時代はないでしょう。それだけに、今までのように他民族について何も知らなくて済んだ時代は終わり、互いに身近な民族の文化、生活、価値観、宗教などの違いを認め、尊重し合って共存する世界を目ざし創って行かなければ、という新しい世界像が形成されつつあると思われます。しかし同時に、政治と経済の力による一方的な支配が、地球的な規模で問題を考え対処するという意味の「グローバリゼーション」ということばに便乗して行われているように見えます。その結果としてあちこちに対立や紛争が起こり、政治的、経済的難民が世界中に流出して、二十世紀は「難民の時代」といわれるようになったのでしょう。特に9・11以後ブッシュ政権が行っていることに多くの人々が疑問を抱いている現状があります。

 このような時に、信徒宣教会事務局長として東アジアで広く活動していらっしゃる山口神父に、そのご体験を通してグローバリゼイションについて語っていただきたいということで、この集会を催しました。

山口神父のお話

 グローバリゼーションという働きは、広く情報を集め知らせ人と人とを結びつけ、国際キャンペーンなども行い易くよいことだが、その反面、力の強いものがこれを支配に利用することも出来る。 9・11以後、アメリカ政府は全てをグッド・ボーイ、バッド・ボーイとに分け、その中間や起因するところを認めないという傾向を強めて来た。そこには政権の中軸に、キリスト教原理主義者といわれている人々が係わっているということがある。これに対してイスラム圏の人々に反撥が生まれ、宗教的対立という現象が起こり、これもまたグローバル化している。今まではイデオロギーの問題として、政治的、経済的に対立していたのが、全て宗教的対立という形にすりかえられて来ている。特に私たちアジアで働く者としては、キリスト教とイスラム教という宗教的対立には大変困っている。私たちのグループが、人権、教育、経済問題などで、とても生きて行けない程苦しんでいる人々を援助すると、それはキリスト教に改宗させるためだと非難され、弾圧される。例えばベトナム人でカンボジアに住みながらどちらの国籍も得られず、土地もなく湖上生活者として生きている人々の子どもに、識字教育をしたことを、その母親が大変喜び、人に話していると聞いたラジオの記者が放送で取り上げた。するとカンボジア政府が布教活動と判断し、すぐ弾圧して来た。イスラムの過激派から、キリスト教関係者を一人ずつ殺すという正式な申入れ書も送りつけられている。こうしたことが支援のさまたげとなっている。それでなるべく、アジア系の司祭、シスター、信徒が現場で働くようにしている。西欧が行なってきた植民地化とキリスト教布教のやり方の歴史が引き起こした、西欧対アジアという対立に巻き込むれているともいえる。

 アジアシノドス(アジア司教会議)では、貧しい人々との対話、諸宗教との対話、ローマのコピーではないそれぞれの土地、文化との対話、表面に出てこない教会との対話という方向をうち出し、既に動き出している。「キリストの平和」を実現するために、私たちの立ち向かう問題を探す一つの手がかりとして、ガンジーの七つの社会的罪ということばを紹介しておく。

 大体このようなお話でした。この他私たちが初めて知る現地の実状など、思いもよらないご苦労がお有りなことがわかりました。紙面の都合上概略ですがお許しください。

   主催・平和の白いリボン行動・藤沢






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福祉部   藤沢教会における福祉活動の概況 

藤沢教会での福祉活動の概要です。全てを網羅していないかも知れません。現在分かる範囲で把握したものです。これら以外の活動に気がついた方は、福祉部事務局 湘南台センター(43-2265)までいつでもお知らせください。

活動グループの名前

◇手を貸す運動

(活動の内容):ケーキを手作り販売して収益金を本部へ送金する。第4日曜9時半ミサ後、第2土曜日湘南台センター5時ミサ後に販売。
(活動のきっかけと目的):西アフリカ、シオラレオネ・にあるクララ会修道会運営の学校児童に教育、給食、人材育成援助をしている、シスター根岸の現地からの報告は人々の置かれている状況の厳しさを伝えている。協力の輪を広げたい。
(活動の始まり時期):1996年10月
(現在の人数):17名
(現在の状況):ミサ後のケーキ販売を続けている
(今後の展望):引き続き活動する

◇グラシアス・アミーゴ

(活動の内容):チャリティコンサート・ガレージセールなど行なう。
(活動のきっかけと目的):1981年のペルーの経済危機の時に孤児と障害者の救済に、教育育英基金をリディアさんとペルーの5人の先生達が開始する。
(活動の始まり時期):1981年4月       ・
(現在の人数):15名(ペルーを含む)   ・
(現在の状況):活動資金を集めるためチャリティコンサート・ガレージセールなど種々の活動を企画実行している。
(今後の展望):引き続き活動する

      ・

◇マドレーヌの会

(活動の内容):月3回金曜日13時よりマドレーヌを焼き、日曜日に販売する
(活動のきっかけと目的):戦後の荒廃と貧困の続く国の子供達を同じアジアに生きる母親の立場で、少しでも支援したく、マドレーヌの販売による収益金を「東チモール子供募金」に送っている
(活動の始まり時期):2002年秋
(現在の人数):10名
(現在の状況):ミサ後のマドレーヌの販売を続けている
(今後の展望):引き続き活動する

◇救急の会

(活動の内容):刑務所訪問、入管、入院、通院の介助、家庭訪問のサポートをする
(活動のきっかけと目的):当時の主任司祭の支援を受け主として在日ラテン・アメリカ人の生活上の支援のために始める
(活動の始まり時期):1990年
(現在の人数):教会内 13名、教会外 15名
(現在の状況):諸経費として福祉部より毎月3万円の援助を受け日々の活動をしている
(今後の展望):引き続き活動する

◇ ウガンダの私達の兄弟姉妹を助ける会

(活動の内容):会員からの募金やバザーの売上金をキジト神父様に送金する
(活動のきっかけと目的):ウガンダ支援要請のため来日されたキジト神父様の依頼を受ける。ウガンダの荒廃した人々の救援を共に考え祈ることで協力する。現在は難民、エイズ対策のサポートとしても使用される。
(活動の始まり時期):1989年〜90年
(現在の人数):30名
(現在の状況):毎月第3日曜日会員の募金を集める。バザーの時には民芸品の販売を通して現地を知っていただき理解を得るようにしている。
(今後の展望):引き続き活動する

◇ラテンアメリカコミュニティ

(活動の内容):ミニバザーやクリスマスバザーを随時行い送金する。
(活動のきっかけと目的):アルゼンチンの経済危機混乱の中で多くの幼い子供達が命を落としている。オリオネ神父の支援要請を受け彼らを助けるために協力する。
(活動の始まり時期):2002年10月
(現在の人数):ラテンアメリカコミュニティーの人々
(現在の状況): 10月第2日曜日とクリスマスにバザーを行なったが現在中止されている。
(今後の展望):スペイン語のミサの前後に販売を行ないたい。

以後順次「ネットワーク共に」「カンボジア基金」などお知らせしていきます。



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5月の主な行事

9(金)初金ミサ・例会

11(日)ベール神父 送別ミサ 日曜学校一年生開始

18(日)藤沢ブロック歓迎会 教会学校遠足 共助組合総会

24(土)教会遠足

25(日)教区聖体奉仕養成講座 ボーイスカウト・バザー