八 角 形 に ゅ ー す
2003年8月3日
聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会
目次
信仰と信条・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トーマス・テハン
「教会図書室の役割」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・善行 岡村
横浜教区一粒会大会のご案内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一粒会委員 金子
故アロイジオ我妻さんを偲んで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・レオ爺 平野
ルワンダ報告会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼1区 八子
教会学校 サマーキャンプ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リーダー 松田
信仰と信条
トーマス・テハン
マタイによる福音、「そのとき、イエスは故郷にお帰りになった。会堂で教えておられると、人々は驚いて言った。『この人は、このような知恵と奇跡を行う力をどこから得たのだろう。この人は大工の息子ではないか。』このように人々はイエスにつまずいた。人々が不信仰だったので、故郷でイエスはあまり奇跡をなさらなかった。」
今年の四旬節中入信する人々と一緒に歩んで来た共同体は典礼を通し、キリストの復活の喜びに与りました。洗礼志願式よりも入信志願式の名は信仰的に意味深いものをあらわしていると思います。洗礼の秘跡を受けるだけではなく、洗礼と堅信と聖体の秘跡も受ける。キリストの神秘に与り、すなわち、ローマ書の言葉により、「洗礼を受けてキリスト・イエスと一致したわたしたちは皆、キリストの死にあずかる洗礼を受けたのではありませんか。わたしたちはその死にあずかるために、洗礼によってキリストと共に葬られたのです。それはキリストが御父の栄光によって死者のうちから復活させられたように、わたしたちもまた、新しいいのちに歩むためです」キリストに結ばれてわたしたちは新しいいのちに歩むはずなのに、入信した人々を通し、その新しいいのちの歩み方をあかしされていると思います。洗礼と堅信と聖体の秘跡により、共同体の一員になります。さいわい今年入信した人々は色々な集まりで信仰の喜びについて話しています。自分の弱さと苦しみを通し、キリストと出合う、キリストに従うものになりました。キリストの名により、集まっている共同体を通し、受けた信仰の種を育てることになるでしょう。集まっている共同体の信仰により、復活なさっているキリストと結ばれて、聖霊により、皆一つになるでしょう。わたしたちは信仰により、聖体を通してキリストになるものです。
ごミサで唱えられる信仰宣言のような信条は初代教会の頃の信者の体験で、言葉により伝わされたものです。信仰の代わりではなく、生きている信仰の一つの支えになるために心から唱えなければなりません。信仰なしに信条を唱えれば言葉にすぎません。同じように信条だけ唱えている共同体は機械的な人間の生き方に似ています。いつも同じ典礼を繰り返します。
信仰とは共同体の集まりの中でキリストの行いがおこなわれていることです。キリストになる姿が色々な方法で表れて来ます。キリストと同じように人を受入れ、互いに愛し合うようになります。典礼を通し、いつも新しい心で生活が出来ますようにお祈りしております。
本年度上半期の財務状況が報告された。収入は2,947万円、支出2,897万円だが、3月に実施した聖堂天井裏点検費用36万円が修繕特別会計の支出として別途計上されているため、全体としての収支はほぼ均衡している。しかし収入の部で主として月定献金・ミサ献金などが昨年に比し約百万円減少している。詳しくは別表「一般会計報告」参照。
福祉部からこれまでのシャワールームの利用状況が報告された。
@利用実績
2002年10〜3月は前期に比べ利用者数・利用回数とも減少しているが、利用頻度の多い人がポルト湘南・茅ヶ崎に入居したこと及び冬季で利用が少なかったことによる。
A維持管理状況
*利用は事務所が開いている時間に、受付簿に名前を記入し鍵を貸与している。
*清掃等の維持管理は福祉部シャワールーム管理委員会で行っている。
清掃……朝:女性を中心に清掃・点検(週2回程度)
見回り…夜:男性による点検(週1〜2回程度)
大掃除…2002年8月及び2003年6月実施済み
現在8名のボランティアが係わっている。
B まとめ
昨年四月運用開始以降、季節変動はあるも ののとくに大きな問題もなく有効に活用さ れている。できれば足拭き・雑巾等の洗濯 のため洗濯機を設置したい。また、日常の 管理維持のため一人でも多くの方にボランティアとして参加していただきたい。
既報のとおり今年のガーデンパーティは8月2日(土)時間は午後4時〜午後7時に決定。信徒間の懇親を深めることを第一にシンプルなパーティを心掛けている。メニューは焼そば・おにぎり・ベトナム春巻き・アイスクリーム等10品ほどで親子で楽しむコーナー、フォークダンスも企画されている。MYスプーン・MYお箸・MYカップを徹底したいとのこと。実施状況は9月号に掲載の予定。
元売店の名称が投票の結果「ぶどうの木」と決定した。5つの候補から選定されたもので、44票を獲得。次点は「サイモンハウス」15票であった。
今年は賛助券で抽選することにしているが、教会に持参した賛助券(袋)に名前を記入していただき、それを抽選券とすることにした。「ぶどうの木」を使用した効果的イベントを考えているが、よい案があればご提案いただきたい。
共同宣教司牧準備会(座長・大船教会・鈴木神父)から標題の主旨とアンケートが主任司祭・教会委員長宛に届いた。「昔はこの責任(宣教司牧)が司祭や修道者に集中していたようですが、今の時代、司祭や修道者が信徒生活全般を指導していくには限界があります。信徒がもっと力を発揮したほうが教会は元気になるといえないでしょうか。」としてその具体的方法の意見が求められている。信徒の種々の集まりでの話合いも推奨されており、当教会でも各ブロック・活動部を通して多くの意見をお聞かせいただきたい。
1.制度改正の趣旨
横浜教区報四十八号でご承知のとおり、来年度から「司祭給与分担金制度」が導入される。その主旨は左記のとおり。
これまで小教区の会計で賄われていた司 祭給与が教区本部から支給される。
その代わり、小教区は従来の「教区本部 分担金」及び「建設基金拠出金」のほかに新たに「司祭給与分担金」を負担することになる。
こんごは教区長の下で小教区又は教区の 活動のために働く司祭(教区・修道会・宣教会の司祭)の生活は、横浜教区の教会全体(信徒全体)で支えていくことになる。
今回の制度改定は、これまでの小教区中 心主義の是正につながるもので、梅村司教の司牧書簡「交わりとしての教会をめざして」に基づく具体的な取組みの一つである。
2.新制度試算
分担率の変更
分担金は献金収入の一定割合で計算される。 前記の教区本部分担金・建設基金拠出金、司祭給与分担金の新旧比率は表のとおり。
分担金試算
前年度の当教会収入を基に新旧の分担金額 を試算すると表のとおりで、1180万円の増額となる。
会計試算
ただし、現在当教会から支払われている司祭給与が、前記のとおり教区本部から支払われるため、実際の増額は約400万円程度と試算される。
3.新制度への対応
先の1〜6月財務報告のとおり、本年度の収入は減少傾向にあり、来年度からの分担金の増額を考えると教会財政は赤字となることが想定されることから、財務部としては年間収入を六千万円程度は確保し、支出は5,500万円程度に押さえ、黒字を維持したい意向。
そのために布教強化費・人件費、事務運 営費・維持管理費等の支出を極力押さえ、売店、駐車場等収益事業の取組み・施設使用料値上げと利用促進・維持費、ミサ献金等の増加策などで収入を確保したいとの問題提起がなされた。
今後、教区は一つとの考えの基、小教区の会計がどのように取り扱われるか、その方向を踏まえての検討も必要との意見も出されている。
@ 11月に予定していた黙想会は都合によ り来年1月に延期する。
A 9月12日、今年の敬老会は藤沢三区担当で企画中ではあるが、毎年対象人員が増加し今回は130名が予定されている。世話人側も対象者となったり、暑さ対策も困難なことなどから、
イ.ブロック単位でできないか
ロ.年齢を七〇歳から七十五歳に引上げられないか
などの意見もでている。こんごの検討課題として、今年は前年どおりお聖堂で実施する。
@ 七月ミサ当番実施中
A バザー準備進行中
@ 8月ミサ当番
A 防災体制委員会でも話題となっているが、住んでいる人の地図の整備を検討している。次期委員への引継資料にもなろうと考えている。
7・8月はバザー用作品作りを行う。7月は29日(火)湘南台センターで実施。
@ 8月2日(土)午後2時より市内キリスト教連絡会主催の「平和のための合同祈祷会」が日本キリスト教団辻堂教会にて行われる。
A 8月10日(日)12時より平和旬間行事として国際平和ミサを予定している。今年は横浜教区第六地区が担当。(昨年は当教会で、交わりのひとときとしてガーデンパーティが同時におこなわれた。)場所は聖園女学院講堂、テーマは「多様性の中の一致と平和」
B グリフィン神父によるキリスト教講座リーダー養成が11月1日〜6月26日の毎週土曜日午後1時〜4時、センターホールで予定されている。定員25名で当教会への割当は5〜10名の模様。
C 短期キリスト教セミナー講師著作入荷短期キリスト教セミナーの講師の著書が売店に入荷した。事前にご購読をお勧めする。
青木 昭著「システィーナのミケランジェロ」 細谷亮太著「小児病棟の四季」
8月15日(金)聖母被昇天の祝日に恒例の光の行列を行う。今年はレジオとベトナムコミュニティ合同で、17時集合、ローソク行列・ロザリオ・ごミサを予定している。
@ 福祉活動フォーラム
既報のとおり9月28日(日)9時半ごミサのあと福祉活動フォーラムを予定している。多くのグループが活動している現状から、当教会として福祉活動の最低のルールをさぐり、教会としての意思統一を諮りたい。そのために、福祉活動に協力していただいている一般信徒の意見をお聞きしたい。事前にアンケート(当8月号に挿み込み)をお願いし、その結果を踏まえてフォーラムを開催したい。
A バザー収益金の福祉配分方法について
今年のバザー収益の売上分を福祉のために使うことになっているが、その配分方法につて事前に教会委員会の意見を聞きたい。(次回まで検討しておくこととなった。)
各外国コミュニティとの横の繋がりを求めて7月13日(日)、片桐・興膳・魚津・児玉諸氏と各コミュニティ12名で話合いの場を持った。大きな問題としての提案・希望もあったが、もう少し具体化した段階で報告したい。
前回の委員会に報告したとおり教会の防災体制の枠組みができたので、その中の「各地域と家庭との関わり」から手をつけていきたい。
* 住宅地図によるマップ作り
* ブロック内の信者の安否確認
* 各避難施設との連携
* 各地域外国人と教会コミュニティとの連携
など、各ブロックと連携しての取組みとなろう。
@ センターホールのエレベーター修繕
1983年に作って以来制御部分を交換していない。このままではいつ動かなくなるか分からないので、できれば年内に換えるよう点検時に薦められている。見積もり約100万円。メンテナンスプロジェクトでは2005年に300万円の修理が計上されているが、その一部の先取りとなる。このままでも落ちるなどの危険性はないが、いつ止まるか不安なので修理をしたい。
この議論の中でエレベーターが子供たちの遊びの道具となっていることが問題提起され、それを防ぐために日曜日の午後は止めることを検討することとした。
A 「教会活動にとくに貢献していただいた方への感謝を、教会としてどのように表すべきか」について意見交換があった。本人は望んではいない情報をどう把握するか活動部推薦ではどうか・お礼の場合なにが適当か・感謝状ではどうか等の意見がでたが、具体的方法は主任司祭一任となった。
B マーフィ神父が21日(月)から5週間不在となる。その間グリフィン神父に、土曜日夕方のミサ・日曜日のミサ・月曜日の9時のミサのお手伝いをいただく。
以上
「教会図書室の役割」
善行 岡村
事務所で受付けをしている多湖さんは、図書館で働いておられた方で図書室を整理するのに強力な助っ人です。
今まで図書室に常に目を注いでいる方が見つからず、図書の整理が出来ないまま、利用する方々の責任において維持してきました。 これからは多湖さんに相談しながら、教会にふさわしい図書室を更に充実しようと思います。行く行くは一般市民にも利用されるような小さいながらユニークな図書室を夢見ています。一緒に働いてくださる方が多ければ多いほど助かります。他にもおられたら申し出てください。
一般の図書室と教会の図書室の違いは何でしょうか。そのことをわたしは、考え続けています。この20年わたし自身、教会とは何かという問いに以前より統合された考え方ができるようになりました。
例えば、「人々に福音を伝える共同体」ですが、私たちの生きている今、この社会に応えて福音を人々に伝えるはたらきです。 そのはたらきになるのに役立つ図書室でありたいのです。
福音即ち、みことばをわたしは、私たちの中にはじまっている創造の出来事を通して、私たちに語られているみことばと考えます。 そして、私たちの間にある、私たちにいのちを生む交わり即ち、聖霊の交わりの中で語られ創造のみことばは、「聞く耳」がなければ聞くことはできないのです。
「聖霊を受けなさい」と言われますが、聖霊を受けて私たちはその、未知のところに心を開かれて「聞く耳」を与えられるのでしょう。ところが、聖霊を受ける妨げが私たちにあります。支えにするものを持てば持つほど人はその、知っているところを支えにして未知のその先に心を閉じるようになります。
私たちの間に起こっている問題はすべて、私たちの、未知のこの先に生まれるいのちに結ばれて意味とはたらきがあるので、創造のみことばを聞くには、モノサシ(支えにするもの)は使えません。
「〈われらの父はアブラハムだ〉などと考えるな。言っておくが、神はそこらの石ころからでも、アブラムの子孫を起すことがおできになるのだ。」ルカ 3・8 と言う洗者ヨハネは、己に都合の良い支えつまりモノサシを使うなと戒めるのです。
人々の中に二人づつ弟子を派遣される時イエスは、身につけるものを出来るだけ少なくせよと弟子達に注意されます。人は支えにするものを持つとその分、他に対して心を閉じるからです。
その意味でも、図書室の意味とはたらきは私たちの、未知のこの先に生まれるいのちに結ばれていると心得なければならないでしょう。
「あなたがたは、聖書に永遠のいのちがあると信じて、聖書を研究している。聖書は、わたしたちについて証しする書だ。それなのにあなたがたは、いのちを得るために。わたしのもとに来ようとしない。」 ヨハネ 5・39〜40
図書は、わたしたちをその「生きる現実」に導く手段に過ぎないのです。その「生きる現実」に触れてわたしたちは聖霊を受け未知のこの先に心をひらかれ「聞く耳」を与えられるのではないでしょうか。
イエスが、人々の中に弟子たちを送り込まれるのは、人々の間にある問題を通して語られている創造のみことばを聞き、弟子たちがそれに応えて生きるためです。その弟子達の生きる姿を通して人々に福音は伝わります。 ある人がわたしに、「現実は、キリストの現実しかない」と語りました。私たちが生きるのは、「キリストの現実」なのかも知れません。それでわたしたちは、「これはキリストのからだです」と聞き、「そのとおりです」と応じ復活されたキリストのからだを受け派遣されるのです。
今もなお、わたしたちの中に続いている「キリストの現実」を生きなければキリストの死と復活によって赦されたわたしたちは空しいでしょう。
図書室のしごとは、連絡と打合せを毎月第三日曜日朝七時のミサの後、図書室で行っています。関心のある方どうぞお出かけ下さい。
連絡先:月・木・金の事務所 多湖さんまで
横浜教区一粒会大会のご案内
一粒会委員 金子
† 主の平安
皆様、いつも横浜教区一粒会活動にご理解とご協力いただきまして誠にありがとうございます。特に一粒会会員の皆様におかれましては、毎日のお祈りと犠牲・献金など捧げてくださいますこと、心から感謝申しあげます。
一粒会は、司祭の召命と成聖のため、教区の事業に協力することを目的としています。召命は、教会に与えられた神様のお恵みです。この召命の恵みを実りあるものに育てることは、教会すべての信徒に課せられたつとめであると言えるでしょう。
そこでまず大切なことは、私たち一人ひとりが神様からの招きに耳を傾け「この私に今何をお望みになっておられるのか」を感じ取ることではないでしょうか。
さて、今年も横浜教区一粒会大会が次のとおり開催されますが、これは一粒会会員の皆様をはじめ、信徒誰もが司教様とともに「一人ひとりの召命」について想い、祈るひとときであり、誰もがこの大会に招かれています。
今年はこどもを対象にしたプログラムも用意されており、こどもたちの積極的な参加も呼びかけられています。会員をはじめ藤沢教会の皆様が多数参加され、実り多い大会となりますようご案内申しあげます。
第36回 横 浜 教 区 一 粒 会 大 会 主はサムエルを呼ばれた。『サムエルよ』 日 時: 2003年9月23日(月)秋分の日 10:20〜15:30 |
故アロイジオ我妻さんを偲んで
鵠沼3区 レオ爺 平野
私たちの教会には、20年も前から、教会の仕事に汗を流す労働グループがあります。レオと呼びます。「働きは祈りです」のラテン語の頭文字からとったもので、名付け親は我妻さんです。「カトリック信者の生きがいは、自分の十字架を担ってキリストに従うことです」と学びました。しかし、平和に慣れ、飽食飽欲の世の影響を受ければ、何時しか生きざまも、「十字架は小さい方がいい、軽いのが好き」などと変わってきましょう。他方、他人の分までも十字架を担いたい人もいるでしょう。不思議なもので、十字架は自分から進んで担げば軽くなり、いやいや担げば重くなるようです。
教会には三つの庭園、数カ所の植え込み、聖堂、センター、司祭館、付帯設備の保全管理の仕事など、沢山の十字架が転がっています。我妻さんはこのグループの最初からのメンバーで、現在の川辺事務局長や高柳総務部長らと共に、人の嫌がる、危険・汚い・きつい作業に進んで、継続して取り組んできた若手の旗頭でした。斉藤さんが教会委員長の時の初めての副委員長も勤めました。
2年前に食堂ガンを手術しました。一時、小康を保った時期もありましたのに、1年後に再発し、入退院を繰り返しながら療養に努めました。しかし、薬石効なく、この七夕の早朝に帰天いたしました。ご遺族には慰めの言葉を見出せません。レオにとっても大変な痛手です。我妻さんは、人間味豊かで、何時も明るく世話好きで、特に力仕事なら任せてくれといった、未だ未だ55歳の働き盛りでしたから、ご家族も私たちも、元気で退院出来るとばかり信じて待っていたのでした。ご婦人たちレオナ?も加わり、益々これからという時でした。御摂理とは知りながらも、なんとも短いその生涯が惜しまれてなりません。通夜は8日に、葬儀と告別式は9日に執り行われました。通夜には、藤沢教会は勿論、彼が洗礼を受けた栄光学園の同級生や恩師、ご遺族の友人知人も多数出席されて、聖堂は満員でした。
我妻さんは、会社では過酷と思われるほど働き、会社の休日には、教会で朝から晩までレオの仕事をしました。未だ幼かった頃の二人の子供は、「どこかに連れて行ってください」とも言いだせず、父親に会いたい時、相談したい時は教会に来ていました。その頃のレオの家庭では、大なり小なり、似たようなことがあったようです。この五月、奥様は主治医から「ご主人は厳しい状態です」と急に告げられて驚き、小学校を休職して付きっきりで看病しました。今は素敵な青年に育った千尋さんは勤務先から、真人君は大学院から、毎日必ず病院に立ち寄り、一室に家族四人が集まり、長時間一緒にいて、いろいろと話す機会を作りました。奥様によれば、夫婦でしんみりと、心ゆくまで話し合えたのは結婚以来のことだったそうです。忙しかった昔の空白を、いくらかでもうめることが出来たと聞かされて、私たちも心温まる想いです。また、看病を手伝い、話相手になってくれる二人の子供の成長ぶりを病床から眺めて、我妻さんは充分に満たされるものがあったろうと思います。
レオがどんなに忙しく働いた時代でも、体こそ教会にありましたが、心は常に家庭に向いていましたよ。奥さんたちが「レオやもめ」のままではすまないとの想から、彼女たちへの慰労を思い立ちました。具体化したのが、各家庭ご自慢の手料理一品を持ち寄っての、レオ家族食事会でした。当日は、レオが庭仕事を終わる頃には料理も出揃い、その和気藹々のムードは初代教会をもかくやと思わせるものがありました。このレオ家族食事会は、家族同士の出会いを仲介し、触れ合いを高める効果も産みました。噂は噂を呼び、レオ以外からの参加希望者は急速に膨らみ、当時の主任神父からの要請もあって、レオ家族食事会は教会行事に変更されて、教会委員会主催になりました。これが現在のガーデンパーティーの始まりです。この一連の流れにも、我妻さんの尽力は大きなものがありました。
告別式が終わって出棺の時には、共に汗を流したレオ仲間が、全員で柩を担ぎ、聖堂の正面から天国へ送り出しました。前日まで、レオの小屋に残されていた、我妻さんの汗と誇りと祈りの染み込んだ作業着は、奥様が洗濯して柩の中に入れました。「この作業着は天国での一番の晴着です」とご遺族は、明るく話しておられました。ご希望で、教会の庭に咲いたユリ、ムクゲ、ゼラニウム、モントブレチアも摘んで柩に入れました。一杯になった献花の白菊の上に、ひときわ鮮やかな色どりが美しさを添えました。「我妻さん、この晴れ着をみにつけて天国の門をくぐり、永遠の安らぎと喜びの国に入ってください。そして、そこで私たちを待っていてください」と、レオ代表の仲間は「お別れの言葉」を締め括りました。
これまでは、我妻さんの復帰を願って、多くの方の祈りが捧げられましたが、神様の計らいは別の処にありました。これからは彼が私たちのために祈ってくれるでしょう。身近な人が天国にいることは、何とも心強いことです。ここに更めて、藤沢教会で我妻さんとの素晴らしい出会いがあったことを神様に感謝いたしましょう。
活動部紹介:典礼部
社会のあらゆる場所から集まったわたしたち一人一人がキリストに結ばれた共同体として集い、ともに神に賛美と感謝を捧げ、そのみ言葉と聖体を通して新たな力をいただき社会へ派遣されていく……。このことをよりよく表わし実感していくためにどのような典礼がふさわしいのか、藤沢教会では八角形の聖堂の特徴を生かして、昨年来、主日の典礼で様々な配置や動きを試行し、皆様に御協力いただいてまいりました。
典礼部では毎月最終水曜日の夜、7時〜9時典礼に奉仕する代表者の会合をもっています。主任司祭はじめ、侍者・聖歌隊・朗読、先唱・葬儀・結婚式・教区典礼担当それぞれの代表者・及び典礼部担当の教会委員の方々が集まりその時々の問題点・疑問点を中心に話し合っております。他にも聖体奉仕者・第二聖歌隊・コールセシリア・祭壇の花の係・平日のミサ担当など典礼は多くの方々の協力で行われていくのです。
この集まりには、どなたでも参加できます。
毎週、9時半のミサと聖週間・復活の主日・クリスマスの聖歌奉仕が主となります。練習日は原則として毎月第1・第3火曜日の夜7時〜8時半まで聖堂又はホールで行います。
声を出すための体操や発声練習も含めて約一時間、歌うのが好きな方はどなたでも参加してください。典礼の中でも歌は最高の祈りであり奉仕であるといわれています。5月6日(火)から新しい曲も始めました。参加したい方は日曜日のミサのあと聖歌隊の席までおいでください。
日曜日のミサ・結婚式・葬儀等に聖歌伴奏の奉仕をするグループです。
現在当教会に登録されている十数名のオルガニストが交代で当番を受け持っています。各々、ミサの始まる二十分前には準備ができております。神父様、先唱者との打ち合わせも大切な仕事です。共同体の皆さんの心を音楽を通して一つにして神との対話をして頂くための音が出せるように、音色の選択、テンポ等の細心の注意を払い努力をしております。
なお、通夜・葬儀のオルガンの伴奏奉仕をしてくださる方がいらっしゃいましたら事務所までお申し出ください。
毎週日曜日のミサのため金曜日前後に活けます。結婚式・特にクリスマス・ご復活・新年には特別に注文をしています
お花を活ける事で神様を賛美しその後の毎日の水やりとともに花の美しさを保つように心がけております。
月曜日から土曜日までの9時、小聖堂で行われるミサに参加する方たちの中から先唱朗読等奉仕しています。最近、30名〜40名が参加し小聖堂がいっぱいになることもあります。
現在、侍者会は老若男女合わせて30名ほどのメンバーがいます。それぞれの方の都合に合わせて、月に数回主日のミサ(聖週間など特別な場合は平日も)祭壇奉仕をお願いしています。
侍者会の第一の目的はもちろん祭壇奉仕ですが、侍者をしてくださる皆さん自身の信仰にとって、侍者体験が何らかの糧になってくれればと思っています。
侍者は随時募集しています。関心のある方は責任者(宮内毅)までご連絡ください。
一昨年よりミーティングを重ね、いろいろな形式で式場つくりをしてきました。
昨年4月より祭壇を朗読台の位置へ、朗読台を横に移動して正面入り口からバージンロードを敷く形に定着しました。赤いジュータンも購入していただきました。
結婚式係りの役割として、前日のリハーサルに立会いお二人のご希望、参列者の人数等を確認します。神父様が式次第・バージンロードの歩き方の説明の後に、「間違っても大丈夫ですよ」とお言葉をくださいます。私たちも「神父様の指示を信じて従いましょう」とお伝えします。
当日、スタッフは一時間前に集まりお二人のために祈り、準備に入ります。式は祭壇の前のお二人を中心に証人、ご家族、参列者が見守る中進められます。初めて教会の結婚式に参列された方々に少しでも宣教となることを願って奉仕しております。
ご遺族の意向を尊重し、司会や侍者の手配をします。また。ご遺族が別離の時を、(天の父の元へ帰っていく姿を愛する方々と)共に祈り、追悼に心を込められるように「葬儀をを考える会」の中でも話し合っています。
コールセシリアは、結婚式、葬儀等で聖歌を歌うグループです。1ヶ月に2回、第2・第4月曜日の午前中2時間ずつ聖堂で練習を行います。現在会員は20数名、心を一つにして美しいハーモニーが作れたときは最高の喜びを感じています。ご一緒に歌いたい方は、いつでもお待ちしていますので事務所にご連絡ください。
横浜教区の典礼委員会は教区信徒の典礼についての質疑に答えると同時に第二バチカン公会議から始まった典礼刷新に伴う信徒の典礼運動を支える活動をしています。
春期典礼研修会(毎年2月11日)は一般信徒のため、秋季典礼研修会は小教区典礼委員の情報交換と研修のため開かれます。
教区典礼担当司祭と信徒代表、グループ10人の協働で教区信徒に対して日本のカトリック教会の典礼刷新運動に伴う問題点を明らかにし、その刷新方向の提示、提案と支えを行っています。西欧では信徒の間から典礼刷新運動が起こり、副えに教会が対応するという歴史があり、信徒自身の福音の受け止めが生活に深く根ざしているのを感じています
日本も今、あらゆる分野で世界の中のそれという日本のはたらきに目覚め、新たな創造の出発をしています。カトリックも例外ではないと思います。
ゴスペルを歌おうとはじまった第二聖歌隊ですが、現在はフォークソングのような曲中心ながら、何でも歌おうと練習しています。難しいものは歌えませんが、新しい曲、良い曲を積極的に取り入れようと探しています。現在歌っているミサ曲集もだいぶ歌ったので近々新しいミサ曲集を作る予定です。
メンバーは現在10名くらいいますが、練習では多少音程が悪くても歌って祈ろうと頑張っています。練習は毎週水曜日、午後7時半から9時までセンターホール(または聖堂)で行っています。
共に歌ったり、ピアノやギターの伴奏者のメンバーを募集しています
主日のミサの朗読・先唱者の奉仕をお願いしている係りです。大切なみ言葉を伝える恵みをたくさんの方々に体験していただきたいといつも思っています。
朗読・先唱者は随時募集しております。
ご協力いただける方は、担当の日野水・山野井までお問い合わせください。
毎月第2・第4土曜日の午後5時から両形色のミサが捧げられています。
30名前後の方々が集う家庭的な雰囲気のミサの為、一般共同祈願に続いて自由に自発的にお祈りを加えることが出来ます。又、お知らせの時には初めて湘南台センターのミサにいらした方の簡単な自己紹介があります。
毎月第3日曜日の午前10時からはサレジオ会のウンベルト神父様司式でスペイン語のミサが捧げられています。今まで大和教会でスペイン語ミサに行っていた湘南台近郊に住む南米の方々が集います。
湘南台センターの日本語、またはスペイン語ミサへどなたでもどうぞお出かけください。
しばらくご無沙汰しました。いつも、わたしたちウガンダ人と隣人である難民の方々と日本のみなさまとの間の架け橋になってくださって感謝しております。
五月七日付けのお手紙は、大きなよろこびとチャレンジとともに受け取りました。私の銀祝のために、沢山の霊的花束とお祝いをいただいて霊的にも肉体的にも、いっそう元気付けられます。ウガンダの平均寿命は四十二歳ですが、わたしは、旧約の預言者、アブラハムやアモスのように長生きをして、七十歳以上も生きて神の民、特に貧しいひとびとに仕えたいと願います。
実は、銀祝の祝いはまだできないでおります。五月十三日当日は、居合わせた少数の人たちと共にミサをあげ、その翌日に難民キャンプでミサをあげることができましたが、それだけです。なぜかといいますと、隣国コンゴ共和国の二つの部族の間で、内乱がおきているのです。彼らは、互いに何千人を殺戮し合っているのです。なぜ彼らが戦うのか、わたしたちにはわかりません。そういう状態なので、人々は、国境を越えてわたしたちの国へ逃れて来るのです。五月以来、六千人を受け入れましたが、なお流入は止まりません。
この手紙と共にリディアさんと、井戸を寄付してくださった方、難民の子供たちにと、特別の寄付をしてくださった方にもその後の様子をお知らせする報告をお送りします。
それから、宮内さんが8月から9月にかけて来訪されるのを、首を長くして待っています。気候は、ちょうど素晴らしい時ですが、彼はこんなにも多くの人々が、まるで動物のように難儀をしているのを見たらきっと悲しむだろうと思います。
世界は苦しんでいます。なかでも、アフリカが最も苦しんでいるのです。というのは超大国が、アフリカの状況を利用して、恐るべき武器を作ってはそれを売りつけ、戦争をあおり、債務は加重されのですから。
この狂気のような世界にあっても私たちはあきらめないで、平和を祈り続けましょう。 感謝をこめて、
キジト神父
(文責)辻堂1区 浮田
ルワンダ報告会
鵠沼1区 八子
7月6日(日)、11時からセンターホールで、1994年のルワンダにおける内戦で地雷などの被害に遭った人々に、首都キガリで義肢装具を無償提供し、巡回診療も行ないながら障害者の自立支援を行なっているNGO(非政府組織)「ムリンディ・ジャパン・ワンラブ・プロジェクト」の活動をしている吉田真実さん、ガテラ・エマヌエルさん夫妻を迎えて活動報告の集まりがありました。
今、ルワンダには義肢が必要な人は数千人いるそうです。その人達のために悪戦苦闘しながら一つづつ手作りで義肢を作っています。
診療所に来られない人達もたくさんいます。そのために新たに巡回診療を始めました。しかし一度の巡回診療訪れる障害者の数は多い時で200人にもなり数日かけてもすべての人達を受け付ける事はできません。彼らの要望に答えようと今各地に支部を作っています。
吉田さん達の目標は「自立する」ということです。障害者自身が自分を支え、家族を支えられるように、またこの活動が寄付や募金のみに頼らず、少しでも自分達の力で活動を進められるようにしていきたいという思いです。障害を持つ人達にリハビリテ−ションと社会復帰支援やスポ−ツ活動の促進をしています。
義肢を作ったり、スタッフを雇ったり、何をするにも資金が必要です。自分達でも収入を得ようと、ルワンダ政府より提供された1ヘクタ−ルの土地にレストランとゲストハウスを建設して営業しています。この土地はワンラブランドとよばれ障害者、健常者が共に働いています。ゲストハウスはシャワ−・トイレ付で一泊35ドルです。レストランの食事もおいしく一人でも多くの日本の方に来て欲しいそうです。将来は日本とルワンダの文化交流ができればいいと願っています。 彼らには必要な物はたくさんあります。日本では不要な物でも彼らには役に立つかも知れません。また、どんな小さな事でもお手伝いしてくれる方、大募集中です。是非連絡下さいとの事です。
日本事務所(0467−86−2065) 吉田様方
教会学校 サマーキャンプ
リーダー 松田
7月19、20日に教会学校サマーキャンプがありました。参加者34名(内宿泊者21名)、昨年同様片瀬教会の子供達と合同で行いました。
19日はくもり空でしたが、雨にも降られず、湘南台公園で遊んだ後、湘南台センターを訪問しました。夕食には保護者の方々が作ってくださったカレーライスをいただき、キャンドルサービスをしてディキャンプの子供は解散。宿泊組はその後銭湯に行き(これが好評です)ホールで一泊しました。
子供達といっぱい遊んでくださったマリオ神父様、シスター浜崎、お手伝いくださった方々、リーダーの皆様に感謝いたします。子供達が元気で良い夏休みを過ごせますようお祈りください。
しょうなんだい公園 スーパーマリオ神父様はさめになっていました。一回ぐらいしかいったことがないからすごくおもしろかったです。 |
湘南台公園 犬遊び 犬をなでてかわいがってあげました。ふさふさしてかわいかったです。 キャ遊び くっついた時、回りの物がとれたこともありました。 昼食 昼食は高橋リーダーと食べました。おかずはとてもおいしかったです。 |
教会学校サマーキャンプ 今日は、教会のサマーキャンプで湘南台公園に行きました。五年生は一人だけだったので知りあいがいなかったけど、すぐにみんなになじめました。 湘南台公園では、犬がたくさんいたのでさわらせてもらったりしました。犬はあまり好きじゃないけど、小さかったのでかわいかったです。みんなとキャッチボールをしたり、ゲームをしたりしました。昼食の時は、リーダー達といっしょに食べました。神父様に、もらったおかしはおいしかったです。 湘南台公園には自然がたくさんあったので枝を観察したり葉っぱで何かを作ったりもしました。今年の自由研究は枝について調べようと思います。たくさんの自然にふれあいたいと思いました。 その後は、湘南台センターに行きました。アイスやおかしを食べたり、じゃんけんゲームや伝言ゲームをしたりして帰りました。 私はディキャンプだから夕食の後返るけどとても楽しかった。 |
湘南台カトリックセンター このセンターは月二回だけごミサがある小さな教会なんだ! 前は土曜学校があったんだけど人数が少なくて今はないんだって! お茶をペットボトルにいれてから、おやつを出してくれました。その次はアイスをたべました。それから黒板でらくがきをいっぱいしました。電車にのってかえりました。 一日とても楽しかった。あつかったです。 |
2(土)ガーデンパーティー
藤沢市内キリスト教合同祈祷会
日本キリスト教団辻堂教会
4(月)〜7(木)召命練成会
対象小学5年〜中学2年の男子
富士裾野の聖心会「山の家」
8(金)〜12日(火)小学5、6年生対象
サレジオ会の「野尻湖少年聖書学校」
10(日)平和旬間行事・聖園女学院講堂
12時より国際平和ミサ
14時より交わりの時
今年のテーマは「多様性の中の一致と平和」
11(月)〜16(土)中高生対象
サレジオ会の「野尻湖少年聖書学校」
15(木)聖母被昇天
午後5時より
光の行列・ミサ・ロザリオ
●福祉活動フォーラム開催テーマ 信者の福祉活動開催日 2003年9月28日(日)時 間 午前10時45分から12時45分まで 場 所 藤沢教会 聖堂 わたしたちの福祉を語り、聴き、学び、祈り、働きましょう。 どなたでも参加できます! ぜひ、ご参加ください! |