八 角 形 に ゅ ー す
2005年10月2日
聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会
目次
<贈り物>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・教会委員長 片桐
ベジ神父歓迎バーベキュー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂2区 魚津
藤沢ブロック集会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢3区 今井
「敬老会」のごミサに与って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼3区 森居
藤沢教会地震防災対応についての中間報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・壮年部防災委員会
合葬の園(仮称)建設計画について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・合葬の園(仮称)準備委員会
「きずな」3周年を迎えて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・川辺
典礼奉仕者養成コース報告(第4回)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・典礼部
マドレーヌの会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂1区 津上
ティールーム近況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢3区 奥原
<贈り物>
教会委員長 片桐
洗礼を受けていなければおそらく出会うことも取り組むこともなかったであろうことがいくつかあります。その一つ、フラウト・トラヴェルソ(横笛)というフルートの古楽器に出会って10年以上が経ちました。
教会の先輩に誘われていった音楽会で耳にしたその音色に引かれた私は、無謀にもどうにかして吹いてみたいと演奏しておられた先生にご指導をお願いしてみました。すると、まず縦笛であるソプラノリコーダーからレッスンが始まりました。中学生の頃、学校の授業でリコーダーが得意だった私は、大丈夫、吹ける、とタカを括っていたのですが、いかに何も知らずにいたかを思い知らされ、基礎の基礎からの練習に何年かを費やしました。
しばらくしてフラウト・トラヴェルソにもチャレンジすることができたのですが、同じ笛でも横笛は口の形をつくるのが難しく、なかなか音がでません。やっと出るようになってもとても曲にはなりません。息が続かなくなったり、吹いているはずが音が出なくなったりと悪戦苦闘の連続…。それは今もあまり変わりませんが、嫌な顔ひとつなさらず、根気よく導いてくださった先生のお陰で今では上手下手は別にしてかなり長い曲に取り組めるようになってきたのです。
個人で受けるレッスンとは別にグループでアンサンブルにも取り組んでいます。アンサンブルはソプラノ、アルト、テノール、バスでハーモニーをつくり出すのですが、簡単な曲であってもメンバーの呼吸を合わせること、それぞれの音の調子を合わせることなどがむずかしく、またそれだけにピタっと合ったときの喜びは格別で、その一瞬のために練習時間を捻出しているようなところがあります。性格も年令も様々なメンバーが一つの曲を作り上げようと、それこそ祈るような思いで他の人の息遣いを、音を聴き取って自分の音を出すのですが、ここにもその人その人の個性が現れ、何事にもいい加減な私はあと一歩のところで折角のハーモニーを台無しにしてしまうことがよくあります。
何年か前から5月と10月の「ロザリオの祈り」、四旬節の「十字架の道行き」のお祈りの一部としてリコーダーアンサンブルを演奏をさせていただいておりますが、お祈りになっているのかどうか心もとない限りです。
いつまで経っても「下手の横好き」の域を超えることはないと思いますが、それでもいつか祈りの心にピタッとあう演奏ができたら、と密かに願っている毎日です。
教会委員会報告
(9月17日)
当教会の「地震防災対応についての中間報告」が壮年部防災委員(鵠沼2区 金子 昌義氏)から報告された。災害時の教会の関わり、避難所としての関わり、信徒間の関わり等大枠を提示した中で特に地域ブロックの役割と課題について言及している。現在各ブロックでもそれぞれ検討を進めているが試行錯誤の段階。引続き関係者の意識の強化など継続的な対応が求められる。なお、集会時に発生した時の具体的対応検討の要望も出され、防災委員会として検討を進めることとしている。詳しくは後記参照。
「八角形にゅーす」9月号に掲載されている今後のスケジュールに基づき、その準備状況が報告された。改定される信徒名簿は制作費の一部500円を各自負担とし、無駄を出さないためにも申込制とする。また、11月20日(日)の記念ミサはより多くの人の参加ができるよう通常より30分遅らせ、開始を10時とすることとした。
なお、「ともに未来へ」をテーマに座談会を企画している。日頃教会活動をされている方を中心に希望者を加えたグループ、国際コミュニティのグループ、青少年のグループで、それぞれの立場から今後の教会活動の課題が浮き彫りになることが期待されている。
ご案内のとおり鵠沼ブロック中心に各ブロックから2名の担当委員とともに10月23日に向けて準備を進めている。既に賛助金依頼とともに案内状を配布済み
今回は売場毎にブロックの担当をお願いした。衣類は辻堂、日用品は藤沢、食堂は鵠沼、手芸品は北2、趣味の作品展は北1となっている
収益は半額を教会維持のため、半額を福祉のため使いたい
これまで聖心の布教姉妹会の土地に企画してきた合葬の園の建設につき、近隣住民の方と話合いを模索してきたが結局応じてもらえなかった。むしろ矛先が聖心の布教姉妹会に向いてしまいかえって迷惑を掛けることになり、断念せざるをえないこととなった。今後の合葬について改めて準備委員会で検討する。
例年どおり8月6日(土)夕方開催、参加者は大人120名、子供20名、計140名程度であった。今年はレオハワイアンズとフラダンス隊の出演もあり大変盛りあがったが、提案もいただいたことから来年はテーブルをお聖堂の前にし屋台を駐車場へ移動するなど参加者一体となった設営を企画したい。
普段教会に来られない方を中心とした敬老会を9月15日(木)センターホールで行った。参加されたのは30年振りに来られた方など30名弱、付添いとも40名程度、3人の司祭の共同ミサで大変感動的であった(後記参照)。9月18日9:30ミサ後にも懇親会を行う。
@日曜学校サマーキャンプ(7/23〜24)
A沖縄スタディツアー(7/26〜29)
B中高生サマーキャンプ(8/5〜6)
Cボーイスカウトキャンプ(8/5〜8)
横浜教区典礼委員会主催の聖体奉仕者養成研修会が大船教会で10月16日(日)、11月20日いずれも午後2回シリーズで開催される。当教会からは例年30名程度参加している。新規交代を含めて今月中に各ブロック・活動部から4〜5名推薦して欲しい。
世間で問題になっているので当教会はどうか調べたところお聖堂上部ステンドグラスの窓枠の一部にアスベストを含むトムレックスが使用されていることが分かった。いまのところ直接被害は考えられないであろうという識者の意見もあるが、専門調査機関に状況及び対応の調査を依頼する。とりあえず明日のミサ時に信徒の皆さんにこの旨報告をする。
「葬儀を考える会」から提案されている葬儀コーディネーター養成の仕組みを明確にしてほしい旨の発言があった。当番制はなじまない問題なので11月6日(日)にフォーラムを開催するなどその手順を検討していきたい。
11月2・3日に行われる三者合同研修会に藤沢1区岡田氏が参加される。
ベジ神父歓迎バーベキュー
辻堂2区 魚津
遠藤さん(辻堂2区)から、アフリカのベナン共和国からアジア学院(那須にある農村指導者養成専門学校)に研修に来ているカトリックの神父さんが8月末に夏休み休暇で藤沢に来るので手伝ってほしいと言われた。日程を尋ねると8月26日、27日は浮田さん宅にホームステイ、28日、29日は教会でお世話になるという。
早速それではと、ブロック委員の浮田さんと相談し、27日土曜日の午後にホームステイ先の浮田母上(久子さん)のお庭で歓迎のバーベキュー大会をやることに決まった。こういうお祭りやイベントは辻堂ブロック伝統の?得意とするところだ。いよいよバーベキュー大会当日、台風の心配もなく快晴。「仕込みと焼き方」はバザーでお馴染み「元祖・いそべ焼き」の福山・魚津のコンビ。前日にスペアリブの仕込を済ませ、当日午前中には市場に買出しと手際よくすすんだが、一方この十数年来のコンビも後継者難が悩みだ。
ベジ神父(マホッシ・ジョセフ・ベジ)の第一印象は、もし神父と伺ってなければ、サッカーは得意?とつい聞いてしまいそうな長身のスポーツマンタイプで純朴な好青年、5年前に司祭の叙階を受けた32歳、教区ではカリタス開発サービス部門でエイズプロジェクトに取り組んでいる。遠藤さんから神父はフランス語しか話せないので、よろしくと言われていた。これはよわった、45年前に習った第二外国語のフランス語なんてとっくに忘却のかなただ。ぎりぎりと脳がきしみ、遠い記憶をたどれども浮かんでくるのは、ボンジュール、メルシ、コマンタレヴ・・・トホホ。ところが、アジア学院に来てから学んだというベジ神父の英語はなかなかのもので、わずか4ヶ月とは思えず、ボンジュール、メルシは取り越し苦労だった。
浮田さんの挨拶でバーベキュー大会が開幕する。続いて浮田母上が流暢な英語でご挨拶、さすが国際会議で活躍中の現役にあらためて脱帽する。参加者は30人くらいの予定でいたが、いざ始まると50人を超える盛況ぶり。これも浮田さんが今年から熱心に取り組んでいる「隣り組」効果が早くも出たからか。ベナン大使館からダルメイダ一等参事官夫妻がはるばる駆けつけて、国際部の斉藤さんにリディアさん、鵠沼地区の片岡さん一家、朝ミサで見かけるナイジェリアの青年も加わりあちこちでナメラカ、カタコトの会話で国際交流の輪が広がる。
あっという間の3時間が過ぎ、12月10日まで研修が続くベジ神父の活躍を祈りつつ、紅葉のころ那須での再会を約束して、ボンニュイ、オルヴォワル(オヤスミナサイ、サヨナラ)。
藤沢ブロック集会報告
藤沢3区 今井
今までにない大きな台風が、ゆっくりと日本列島に向かっているという厳しい暑さの残る9月4日9時半のミサの後、センターホールにて藤沢ブロック集会を約60名の皆様にお集まり頂き開催致しました。 朝のミサを担当された渡辺神父様に、引き続きこの集会の始めのご挨拶を頂きました。
内容として
@篠澤様より、教会の財政について経過報告を頂き、特に教会売店の売上は従来よりも順調に伸びていること、売り場担当者は藤沢ブロックの方が多いこと等の報告があり、私達同じブロックのものはほっとしながら聞いていました。
A藤沢ブロック長の安田様より、バザー関係について藤沢ブロックの対応の仕方や教会では新しい名簿を作成中であることの報告をされました。
B今回のメインテーマでもある 「教会の葬儀にいて」現在熱心に動いている「葬儀を考える会」のあり方について担当して頂いている高野様より、約40分の限られた時間にまとめて説明を頂きました。
"司祭しか出来ない役割は葬儀の際のミサを司式することで、他の仕事は、信者も担うことができるのではないか。信者の心次第である事を考慮し対応の仕方を検討中である。また、通夜も司祭以外の信者も司式出来るのではないか。今後そのような観点よりマニュアルのようなものを作る予定である"
信者なら誰でも協力しあい、このマニュアルを参考にして担当できるようにしたいと説明されました。現在、教会で進めている「合葬の園」つ付いては、計画予定地近辺の住民の反対等もあり予定地の使用を断念せざるを得なくなった経過を詳細に説明され、この問題を真剣に取り組まれてる様子が伺え、担当していらっしゃる方々に心より感謝の念を抱きながら、皆様熱心に聞いていらっしゃいました。
一般葬儀社との関連等も詳しい情報を個人的にお知らせくださるとの由、私達はこのような一番身近に必ず起こることを余り口に出さず過ごしていることに気がつきましたが、世代によっては余り実感として身近に考えていない部分もあるのではと思いつつも、いずれ家族の一員が神に召される時に出会うことを忘れてはならないと思います。
このテーマは、自分以外の人に尽くす為に考えるべきと痛感しました。今回のテーマに接し深く重々しく受け止めることが出来たと思います。
最後に、小野様、野田様お二人が今、勉強中とおっしゃるマジックをとても立派な扮装、道具もトークもプロ顔負けの演技を見せて下さり、驚きと笑い声が一杯で、皆様圧倒され時間を忘れて見入っていました。その後、野田様のウクレレの伴奏で、「知床旅情」を皆様とご一緒に歌い、とても楽しい雰囲気の中でこの時を過ごすことが出来ました。お二方、有り難うございました。
また、藤沢3区の新入者、高橋静子様の紹介があり、共に信者として過ごすことの出来る喜びを抱きながら祈りのうちに閉会としました。
皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
「敬老会」のごミサに与って
鵠沼3区 森居
"秋立ちて うちなる祈り ふりかえり"
蟋蟀(こおろぎ)の鳴きごえも秋の到来を告げる今日此頃です。
今日は主の深い思召しとみめぐみによってよい会に預かり、誠に感謝とよろこびに溢れて居ります。大きなやすらぎと希望にみたされました。どうぞ主よ、いつも小さな私たちに.光と希望をかがやかさせて下さいますように。
老人会でのよろこびは又私たちに新しい力を与えて下さいました。神と皆さまに深い感謝です。言葉は足りませんが 神父さま方、教会の皆さま方に深くお礼申し上げます。
藤沢教会地震防災対応についての中間報告
壮年部防災委員会
災害はいつ訪れるか予測できるものではありません。しかし、実際に地震が発生すると初期消火や倒壊家屋からの救出援助など、応急活動は消防署など防災関係機関だけでは十分な対応ができず、一人ひとりが防災に対する認識を深めることは勿論、地域との協力体制や自主防災のための組織の役割はとても重要となります。このような事態が発生した場合を想定し、私たち藤沢教会信徒の役割について考えておく必要があります。教会は地域の中にある共同体の一つとして、また不幸にも被災に遭われた社会的に弱い立場の方々の友として、共に助け合う信徒共同体の役割について考える事は大切です。このことから防災委員会を壮年部に発足し、地震防災に関わる基本方針と基本的関わりについて以下のとおり整理し、9月17日の教会委員会にて中間報告を致しました。
生命及び家庭を守る基本は、それぞれの個人です
典礼(ミサ等)は最大限優先させます
防災は行政の枠組みで対応しながらも、教会の使命と特色を活かした対応を図ります
各信徒並びに家庭の防災拠点は、行政で指定された施設を基本とします
地域避難施設に避難した信徒に対して、各地区ブロックが相互の連絡調整を図ります
地域避難施設に馴染めない、或いは震後の対応が分からず教会に助けを求める人(日本に不慣れな外国人等)に対して暫定的に避難を受け入れます
被災に遭われた社会的に弱い立場の方々の友として、共に助け合い、信者共同体としての役割を大切にします
@藤沢教会としての関わり A避難所としての関わり B各地域と家庭との関わりC横浜教区現地本部としての関わり D相互に関係するボランティアとの関わりE外国人コミュニティーと地域との関わり
一人ひとりが災害に備え、「自分の命は自分で守る」ため、日頃から十分な準備をしておくことが基本です。また、個人や家族の力だけでは限界があり、普段顔を合わせている隣近所の人たちが集まり互いに協力しながら、防災活動に取り組むことが必要です。
このような中で、防災委員会は基本的関わりのうち、まず各地域と家庭との関わりが重要と考え、各地区ブロックと信徒の関わりから整理しました。またこれを契機として各部、団体の役割の見直しと併せ、大きなテーマである共同宣教司牧のあり方についても複合的に検討していくこととしました。これらは災害時など特別な事態のみの対応だけで考えるのではなく、日常的に活動できる体制つくりをその基本とします。
阪神淡路大震災では多くの家屋が倒壊しましたが、淡路島の北淡町では震後9時間で家屋倒壊により閉じ込められたすべての人々が救い出されました。それは皆、家族または近所の方々の協力によるものです。中には一人暮らし或いは寝たきりの老人もいましたが、普段の交流により倒壊家屋のどこに閉じ込められているか判る人がいることにより適確で迅速な対応ができたのです。これは個人のプライバシーの保護と相反する難しい点もありますが、個人の考え方やプライバシーを尊重した普段の交流は、大変重要なことであるということを示す事例といえます。
このようなつながりともなる日常の地区ブロックによる交流と活動連携はきわめて重要です。
防災委員会は問題提起と併せ各ブロックからご意見を頂きましたが、やはり地域における防災対応は基本であり、ブロック活動としても大変重要との認識から、今後も継続し検討を重ねていただくことを確認しました。
@ブロック活動の充実 A信徒マップの作成 B病人訪問(震後の救援や安否確認にもつながります。)C外国人コミュニティーと地域との関わり D防災を含めた周知連絡活動
@地区ブロック内信者の安否確認 A各避難施設等の信者との連絡調整と関わり B藤沢教会との連絡調整 C外国人信者とのコミュニケーションの確保
教会の典礼との関わり(御言葉の祭儀、ミサ聖祭、聖体の秘跡(聖体奉仕)、病者の秘跡)
葬儀(災害時は教会で葬儀ができないことは十分に考えられます。)
電話連絡網など地区内の連絡体制の充実。
ブロック内の諸問題は、日頃のコミュニケーション(情報)不足が起因している。互いに知り合うこと、各個人の方々との関わり方を大切にする
ブロック活動にも活用できる信徒マップづくり
既に今あるものを見直し、仕組みを徐々に活かしていく
教会との関わりを意識しながら、より共同体の発展と繋がりを深める
100%を求めるのではなく、より高めていくのに何ができるのか考える
まずは気持ち・意識を高めることが必要
防災委員会として検討すべき課題が山積みですが、ここでひとつの節目として報告させていただきました。各地区ブロック会議では、これからも防災についての議論を深めていただきたいと考えます。防災委員会は、引き続き防災に関わる基本的関わりについて検討して参りますが、各地区ブロックと地域との関わりについてはあらためて取り上げ、皆様のご意見をお聞きしながらより具体的な内容にしていきたいと考えています。
合葬の園(仮称)建設計画について
合葬の園(仮称)準備委員会
かねてよりお知らせしておりましたように、みそのの敷地内に建設の計画を推進し、去る6月、隣接する住民の方々に計画の概要をお話しいたしましたところ、町内会よりこの計画に反対だと言うことでご意見を書面でいただきました。
その書面では、いろいろと誤解されている点もありましたので、再度直接お会いしてこれまでの経緯や、法的な面から指摘されていた点などについて説明させていただきました。聖心の布教姉妹会の方よりも、事業主体は教会である旨説明していただき、7月には第1回の話し合いを持ち、主張の隔たりは大きいながらも住民の方々とのお話し合いを開始する予定でした。
以前にもご説明したとおり、この計画は法条の定めによれば適法ですので、法に則った諸手続を踏めば推進は可能でしたが、そのことよりも近隣の方々との相互理解が今後のためにも必要であろうとの思いからあえて計画を強行せず、幾度にもわたり様々な条件を提示しながらお話し合いの呼びかけをいたしました。
しかし残念ながらお話し合いに応じていただける代わりに、一部の方々がみそのを誹謗中傷する立て看板を設置され、本計画と無関係の「子供の家」や「女学院・幼稚園」にご迷惑をかける結果になりました。
そのような経緯で、私たちとしましてはこれ以上のお話し合い継続への呼びかけはむずかしいとの判断で、取りあえずこの場所での計画を当座凍結することといたしました。今後の方向としましては代替地の検討を行い、合葬の園(仮称)の建設を出来るだけ早い機会に行いたいと考えています。
皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
「きずな」3周年を迎えて
川辺
NPO法人「湘南ライフサポート・きずな」が設立されてから早いものでもう3年が経過しました。この3年を振り返ると、まだまだいたらないところがたくさんあることを痛感させられます。この3年間に私たちが得た一番の収穫は、私たちの力不足を悟らせていただいたことではないかと思っています。ポルト(宿泊施設)を開設した当初は、そこを利用して多くの方々が野宿の状況を脱却し、短期間で自立した生活をはじめていくのではないかと期待していました。この3年間に、確かに十数名の方々が就労や年金で自立しポルトから巣立っていきました。しかし、その人数よりも多い方々が他の理由でポルトを去ってもとの生活に戻っていきました。ポルトに入居される方々や野宿生活を送られている方々がかかえる問題は、単に不況で職がないという以上に様々な要因が複雑に絡み合っているケースが多く、その一つ一つに対応し解決していくお手伝いをするには専門的な知識やマンパワーや財力どれ一つとっても力不足であることを正直に認めざるを得ません。
しかし同時に私たちが持っているたくさんの良いものも認めていいでしょう。それはNPO法人創設以前からの長い支援活動を通して培ってきた経験や知識そして他の支援グループとのネットワーク、参加してくださっている方々の情熱や理念など。その私たちの持っている良いものを活かしながら、不足しているものをそれを持っている方々に補完していただくという方向性を模索して行かれればと考えています。
その一つの方法として、一昨年度よりはじまった神奈川県からの委託事業も捉えています。一昨年度には県域での就労ニーズ調査を受託し、昨年夏には100ページを超える報告書を作成しました。昨年度はその調査結果もふまえ、就労に必要な技能の取得を手助けする技能講習事業をテストケースとして神奈川県より受託しました。ここでは、現段階で比較的就労などに役立てると思われるパソコン研修、ヘルパー2級研修、原付免許取得講習などを行いました。その結果が直接就労に結び着くというような劇的な効果はありませんでしたが、受講者の方々に様々な面で自信をもたらしたようです。その結果、受講者のうち5名の方が就労し、他の方々も以前より就労活動に真剣に取り組むようになったように見受けられます。
今年度も新たな委託事業を受託しました。県域数カ所で法律の専門家の方々も参加して行う法律相談会事業です。野宿にいたった原因として多重債務や家族の問題など法的な助言が必要な方も多く、また生活保護など法律で定められた権利についての知識がない故に必要のない野宿生活を続けている方々もおられます。また、野宿生活者ということで通帳や戸籍の売買などの犯罪の餌食にされるケースも各地で報告されています。そのような方々に無料で専門家のアドバイスを受ける機会を提供するとともに、必要な場合のフォローアップを行うものです。
委託事業というと、とかく行政の下請け的なイメージもあるのですが、そう捉えるのではなく、行政サイドで不足している現場でのノウハウや草の根でのネットワークを私たちが提供し反対に私たちに不足している財力や影響力などを行政から提供してもらう。また、新規事業等に対してこれまでの経験をもとに積極的に提言するなど、行政と市民団体が対等な立場で今必要なことに共に力を合わせていく「協働事業」にしていければと考えています。また、私たちの足りない経験や知識、ノウハウを学ぶために、他の支援団体や施設などを訪れ研修する計画もしています。そこでの結果をまた私たちの事業に活かすだけではなく、他の支援団体とも分かち合っていかれればと考えています。
まだまだ力不足の私たちですが、すべてを自分たちの力で行うのではなく、同じ問題に関わっている方々と手を携えて、足りないところを補完し合いながら歩んでいきたいと思います。
「主の日」すなわち「週の初めの日」、神の民である教会は、復活された主に出会うために集まります。復活された主は、主の名のもとに集う<集い>の中に、また集いの中で読まれる<みことば>の中に、そして<聖体>の中に現存されるからです。しかし、この3つの現存が完全なかたちをとるには、パンのうえに「これは私の体である」と唱え、目に見えない神の恵みを目に見えるしるし、すなわち<秘跡>にする、司教より派遣された司祭の存在が欠かせません。司祭自身叙階の秘跡を受けて目に見えない復活された主の、目に見える<しるし>となっているからです。
従って週の初めの日、「主の日」に何らかの理由で司祭が不在ならば、その集いはエウカリスチア(感謝の祭儀=ミサ)を捧げて救いのみ業に感謝することは出来ません。
しかし、集うこと自体にすでに意味があるわけですから、色々な形で主の日の集いを持つことが考えられます。
みことばの祭儀をする
「教会の祈り」を祈るなど、祈りの集いを持つ
集会祭儀をする
集会祭儀が望ましい方向で進められるには、以下のような普段の準備が大切です。
普段のミサを全員参加の心で役割分担し、主の日に集う意味を深め、ミサに来られない信者にも何らかの方法で、より近く親しく集いに参加する工夫をする
主の日の「感謝の祭儀」(ミサ)の準備を普段から司祭と信徒が一緒にするなど、いわゆる共同宣教司牧の心で信徒、修道者、司祭が協働関係を深めておく
また、それ以前の準備として次のことの理解が必要です。
司祭が常駐することがなくても、宣教の拠点であり続けることの大切さ
教会の3つの奉仕の努め
狭義の「宣教」すなわち父である神に選ばれ、召され、出会い・集い・変容され、派遣されている教会の、みことばへの奉仕としての「宣教」
「典礼」すなわち派遣される場としての「典礼」
「福祉」派遣のされ方が「社会司牧」、「社会奉仕」、「社会活動」の形をとるもの
集会祭儀がどのようなものであり、ミサとどのように違うかを共同体全体でよく理解するように務める。感謝の祭儀もそうだが、集会祭儀も共同体皆でささげるもの
集会祭儀については昨年2月に当教会で行われた横浜教区典礼研修会のテーマとして取り上げられ、司祭不在から主日のミサが行えない小教区のために指導がおこなわれています。具体的には教区典礼委員会が昨年1月に作成した「集会祭儀式次第」をもとに、それぞれの小教区が工夫して行っています。
当教会の近くでは、第六地区(茅ヶ崎以西の8教会)がすでに昨年10月から実施しています。第六地区にはすべての教会で主日のミサを捧げるに十分な司祭がおらず、この事態を全教会で分ち合うことにしました。すなわち、司祭の常駐しない教会に、常駐する教会が交替に司祭を派遣するようにし、結果としてそれぞれの教会で毎月一回は主日のミサがなく、集会祭儀がおこなわれています。
実施にあたっては前述のような理解が信徒ひとり一人になかなか持てないなどの難しさは多々ありますが、みことばを聞き、祈り、交わりを深めるという三つの要素を行うことで"主によって呼び集められた"ことの実感、近隣教会との連帯の実感、奉仕しあっている喜びなどの恵みがあり、この状態をポジティブに受けとめている(大磯教会)とのことでした。
マドレーヌの会報告
辻堂1区 津上
マドレーヌの会よりこの一年の経過と収支をご報告いたします。
毎月約2回の福祉コーナーでの出店を基本の軸に、時には 特別注文で焼くチャンスを与えていただき、また 敬老会などの教会のイベントに日ごろのお礼を込めて参加させていただきました。 昨年12月には 初めての試みとして 湘南マンドリンアンサンブルの全面的なご協力のもと 教会ホールにおいてマンドリン合奏による、クリスマスチャリティーコンサートを催すことができました。クリスマスにちなんだ小品や親しみやすいクラシックの小曲にたくさんの方が足を運んでくださいました。
独立後3年たったものの、東ティモールはなかなか独立国家としての経済基盤が備わってこないように聞いておりますが、その中で、マドレーヌの会からの送金は、ラファエラ東ティモール募金としてまとめられ、現地の子供たちの奨学金と学生寮の建設の資金となっているとの報告を受けております。現地で積極的に活動していらっしゃる聖心侍女修道会のシスター中村が、一時帰国される折にはぜひ皆様と共に現地の状況をうかがう機会を設けたいと考えております。皆様のご理解とお買い上げの御協力によってこうして会を継続することができ、感謝申し上げます。 これからも安心して召し上がっていただけるマドレーヌ作りを目指して励みたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
マドレーヌの会 会計報告 ’04/9/1 - ’05/7/31 | |||
(収入内訳) | (支出内訳) | ||
前期より繰越 | 157,904 | ラフアエラ東テイモール募金へ | 100,000 |
マドレーヌ | 291,190 | 東ティモール子供募金へ | 100,000 |
マーマレード | 32,700 | ホームレスのお米代へ | 16,500 |
御寄付 | 16,558 | 教会への献金(光熱費) | 10,000 |
マンドリンコンサート チャリティー収益金 | 105,000 | 教会への献金(バザー) | 1,200 |
教会への献金(ミニバザー) | 1,800 | ||
教会への献金(コンサート) | 10,000 | ||
材料費 | 83,574 | ||
コンサート関係支払い | 11,963 | ||
マーマレード(ぴん代) | 5,450 | ||
次期繰越 | 262,865 | ||
合計 | 603,352 | 合計 | 603,352 |
ティールーム近況
藤沢3区 奥原
この半年はティールームで大きな変化があり、めまぐるしい6ヶ月でした。ティールームを立ち上げ、長い間たくさんの方を教会に導き、宣教に貢献してくださった黒江さんが3月に引退されました。1,2月は「冬眠」ということで、お茶を飲みたい方のみが集まり、集まったお茶代でお菓子を調達していました。3月に「冬眠」から抜け出して活動を始めましたが、それを期に黒江さんが引退することとなりました。誰が次のリーダーになるかということで、スタッフが集まって話し合いましたが、黒江さんの抜けた穴を埋めるほどの人材は、やはり見つかりませんでした。最終的に、各曜日に担当スタッフを配置し、全スタッフで力を合わせて運営していくということになりました。
黒江さんが引退されてすっかり寂しくなりましたが、ご復活祭後にいらした新しい神父様方が、ほとんど毎日ティールームに顔を出してくださるようになりました。神父様方のおかげで、ティールームは再び活気を取り戻し、また、ティールームでの会話をとおして神父様方と親しくなることができました。5月からは、毎週月曜日に渡邉神父様が「詩篇を分かち合う会」を開いてくださることになり、新しいお客様も増えました。毎回、詩篇を一編選び、音読して感じたことを分かち合うという、30分ほどの小さな会ですが、詩篇の理解が深まり、神様との距離が近づいたように感じます。以前から毎月第1火曜日に行なっていた、岡村さんとともに話し合いと分かち合いを行なう会も、変わりなく継続しています。毎月テーマを選んで話し合うというものですが、半年に一度はピクニックなどのお楽しみ会も行なっており、皆様のご好評を頂いています。
リーダー不在のために連絡が難しい、人手が足りない――特に金曜日と土曜日――といった問題は、現在も抱えています。それでも、教会を訪れた人が気兼ねなく訪れることのできる場所を残したい、久しぶりに教会にいらした方を迎える場所を大切にしたい、小額の献金でも何らかの形で教会に貢献したい、そんな思いでスタッフ一同、これからも協力してティールームを続けていきたいと思っています。これからもどうぞ宜しくお願い致します。そして、是非一度ティールームに顔を出してみてください。お待ちしております。
ティールーム会計報告 ('05、1月〜'05、6月) | ||||
年 月 | 収 入 | 支 出 | ||
材料及雑費 | 教会へ献金 | |||
前期繰越金 | 0 | 0 | 0 | |
05,1月 | 0 | |||
2月 | 0 | |||
3月 | 11,985 | 4,360 | 5,000 | |
4月 | 7,573 | 5,382 | ||
5月 | 5,521 | 4,757 | 4,000 | |
6月 | 6,004 | 4,807 | ||
次期繰越金 | 2,777 | |||
合計 | 31,083 | 31,083 |
追伸 ティールームをお手伝いしてくださる方を募集しています。お手伝い頂ける方、ご興味のある方は、いつでも声をかけてください。