八 角 形 に ゅ ー す
2006年2月5日
聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会
目次
最近感じたこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・司祭 ぱうろ たかの
よろしくお願いいたします・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今年度教会委員会副委員長
壮年部新年会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼3区 牧野
アルゼンチンのクリスマス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マリア トミドコロ
近隣教会福祉懇談会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・福祉部 米谷
典礼奉仕者養成コース報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・典礼部
最近感じたこと
司祭 ぱうろ たかの
「情けは人の為ならず」という、ことわざ?があります。インターネットで調べてみたら、「人に親切にすれば、その親切が人のためばかりではなく、やがては自分によい報いとして戻ってくるものだ、ということ。また、情けをかけておけば、人が喜ぶばかりでなく、それが巡り巡って、いつか自分に恩として返ってくるものだ、ということ。『情けをかけると、人のためにならない』ということではない」とありました。
そして、「やがて」を調べると、「あまり時間や日数がたたないうちに、ある事が起こるさま、また、ある事態になるさま」となっていて、「巡り巡って」は、「あちらこちらを巡った末に」となっていました。前者は、時間を空けずに事が起こる印象を受けるのに対して、後者は、ずいぶんと時間が経ってから起こるようなイメージを持ちます。「いったいどっちなんだ!」と言いたくなります。
私たちは消費社会の中で生きています。「量」の世界です。価値は量の「多少」で決まり、足りなくなったら他から取ってきて(時には搾取して)補充しなければなりません。また、「量」である以上、補充しなければ必ずなくなります。時間も「間」と言うぐらいで「長さ(量)」で計られ、無くなる時間に「忙しい、忙しい」といって追い立てられています。最近ではおまけに、自然のゆったりとした生命の循環との繋がりも忘れてしまって、症状は悪化するばかりです。「急げ!急げ!もっと!もっと!・・・待っちゃいられない!」
最近、ニュースは「耐震強度偽装事件」や「ライブドア事件」で賑わっています。これも、「たくさん!(量)」に心奪われて、生命の循環から離れてしまったのでしょうか。「情けは人の為ならず」が生命の循環を表しているのなら、他人のことを思わず自分(たち)のことを追い求めていることは、やはり、生命の循環から自ら断ち切ってしまったということになるかもしれません。
しかし、生命の営み、循環を肌で感じながら生きている人がどれほどいるのでしょうか。私もその中には含まれてはいません。観念の中では含まれていても・・・。教会というキリストの生命の場が、厳しさも含んだ生命の営み、愛を体験する場となりますように。
昨年度年間の収支が財務部より報告された。
会計上では収入が60,469千円、支出が61,138千円で669千円の赤字となった。
しかし、これ以外に売店の売上がきわめて好調で前々年の3割増となり、上記と合算して235千円の黒字が計上できた。
収入は寄付金が減少したが、教会維持費等が増加した。
支出は一般会計で50周年イベント並びに信徒会館の什器備品の新調にも拘わらずほぼ前年並、大規模修繕費が増加した。
詳しくは別表のとおり。なお、郵便局の自動引落しは現在のところ25名が利用している。
2月12日(日)9時30分ミサ後に開催される信徒総会の内容について検討した。
例年どおり第1部は活動報告、課題進捗状況報告、財務報告、教勢報告とする。
今年度役員及びスタッフの紹介をする。
第2部では「51年目のスタートを切った今だから」として日頃教会について考えていること、疑問に思っていること、こんなことをしてはどうかなど提案したいことなどをグループ別に分ち合い、必要なことは今後の課題として委員会で検討していく。なお、時間を有効に使うため昨年どおり事前に質問をいただくことにする。
主として2005年度の課題を継承する。即ち、
共同宣教司牧への対応
第5地区との連携
合葬プロジェクトの推進
北部宣教拠点のあり方検討
ブロック活動と活動部の連携推進
アスベスト問題を含んだ教会メンテナンス
外国信徒との更なる交流
財務についての検討
今年はバザーの当番に当たるので、早目に検討していきたい。
葬儀コーディネーターの教育を推進していきたい。
1月28日(土)新年会(善行の森幼稚園にて)
1月28日(土)新年の集い(湘南台センターにて)
司祭館の天井の空調が作動しないので新調を含め検討する。
既に報告のとおり日曜学校終了時間の関係で、各集会室を11時15分まで使用している。第2日曜日はセンターホールを使用する。
今年はボーイスカウト・カブ隊と合同でサマーキャンプを行うため費用が少し多めに掛かる。
語学教育や経済的な共助を含め課題が多いので今後外国人の立場に立って検討していきたい。
大船教会をはじめいくつかの教会で各自ネームプレートをつけている。参考にしてはどうか。
典礼奉仕のマニュアルを作成しているが、先ず先唱から始めたい。
2月11日教区典礼研修会、参加希望者は2月7日まで事務局へ。
第15回湘南短期キリスト教セミナー
*日時 2006年 11月11日(土)、18日(土)、25日(土)いずれも午後2時から4時までを予定
*場所 カトリック藤沢教会聖堂
*テーマ・講師は未定 要望・アイデアを募集している。なお、セミナー実行委員も募集中。
1月29日(日)9時30分ミサ後宣教フォーラムを行う。テーマは「沖へこぎ出そう」で分ち合いが中心となる。
2月中旬 入門式を予定している。洗礼志願者の申込みは2月19日まで。
3月5日(日)横浜教区合同入信志願式、司式は梅村司教
昨年末、お聖堂入口左側の献金箱が壊された。中味は前日に収集しているので被害は殆どなかった。維持費などは平日は事務所まで直接持参願いたい。
信徒名簿が完成し、1月29日(日)ミサ後から申込書確認のうえ、ブロック別に配布する。多少予備もあるので申込まれていない方で希望者には後日お渡しできる。1部500円。
聖体奉仕者が2月から代わる。1月29日9:30のミサで任命書を渡す。
よろしくお願いいたします
教会委員会副委員長
今まで、ただ普通の信徒の一人として過ごしてきましたので、藤沢教会全体を見、考えるということに少し戸惑い緊張していますが、主任司祭の「気楽にやりましょう!」を拠りどころに、小藤委員長はじめ委員の皆様と、楽しく、ニコニコ働かせていただきたいと思っています。頭と心臓の「血管」に少し「欠陥」がありますが、生来、太く頑丈な体を頂いていますし、時間も今までより自由になりましたので、これからは前足に体重をかけて・・・いきたいと思います。活動部と委員会のパイプ役としては、典礼部と宣教部の集まりに参加させていただこうと思っています。これから、夜行われる会合に出席することが多くなり、今、神様と主人にもう一層の見守りをお願いしているところです。そそっかしく、短気で、思いこみが強いところがありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
今回、藤沢教会委員長から推薦を頂き、副委員長をさせていただくことになりました。思いがけないことでしたし、まさか私がと思い一度は辞退いたしましたが、神父様に、「自分にできることをすればよいのでは」と励ましていただき、お受けさせていただきました。神さまのささやかな道具になって、小藤さんのお手伝いができればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。部活動の所属は広報と福祉となります。
この度、副委員長を仰せつかりました辻堂1区の浮田です。私の名前と顔が一致しない方でも、季節外れに短パンでウロウロしている変なオジサンと言えば、大抵お分かり頂けるのではないでしょうか?丁度良い機会なので、何故私が短パンを好きか説明させて頂きます。会社には当たり前ですが、普通の長ズボンを穿いて参ります。休みの日にこの長ズボンでいると、会社にいるようでどうにもリラックスしない気分になりまして、短パンを夏以外の季節にも愛好するようになったのです。もう皆様お察しの通り、この短パンは私が会社を余り好きでない"証拠"かも知れません(笑)。
実は私、この数年間壮年部長・ブロック代表とお役が続きましたので、今回は少しお休みを頂いて好きなテニス・波乗り、そしてゴルフの回数を増やしたい・・つまり教会(活動)を少しさぼりたいと考えておりました。そこへこの重い役を拝命し、予ねてより尊敬する小藤先輩を補佐する仕事でもありますので、心を入れ替えてお引き受けすることにした次第であります。さてこれからこの教会をどうしたら良いでしょう?不思議にも、片桐さんが4年前、委員長就任の信徒総会の場で仰った「私は、自らこの教会の方向付けをしようとは毛頭思っておりません。この教会を動かすのは、信徒の皆様です。」という言葉を思い出しました。全くの"至言"ですね、どうぞ皆様宜しくお願い致します(早くも責任転嫁?)。
最後にこのスペースをお借りして、片桐委員長、興膳・篠沢・三神の副委員長の皆様に、この4年間のご奉仕に対し、心より感謝の気持ちをお伝えしたく存じます。ありがとうございました!
1月8日、9時30分のミサの中で、新成人の祝福式が行われました。 ご両親や兄弟・姉妹、おじいちゃん・おばあちゃん、そして教会の皆様の祈りのうちに、感謝をささげ、これからの決意を新たに致しました。
ミサ後のパーティーでは、家族や友達と楽しいひとときも過ごしました。 「教会に来ていない…」と話す彼らに、渡辺神父様も高野神父様も、「困った時には教会にいらっしゃいね」「苦しいときには教会を思い出してね」と。
教会の皆様、お祈りと優しい心遣いをありがとうございました。
1月8日カトリック藤沢教会で成人式のごミサがありました。私はここで幼児洗礼を受け、小学3年生の時に、初聖体をいただき、中学2年生の夏に堅信の秘跡をうけました。このお御堂でイエス様の役をしたり、聖劇を皆でやったりと、素敵な思い出のあるこの教会で、成人式を迎えられことをとても嬉しく思います。
私は、これまで育ててくれた両親、そして、温かく見守ってくださった教会の皆様に、心から感謝しています。これから失敗も沢山するかもしれませんが、自分の言動に責任をもち、社会の中で一人の女性として歩んでいきます。これからも、見守ってください。
壮年部新年会報告
鵠沼3区 牧野
壮年部新年会が1月14日(土)17〜19時30分、教会センターホールで開催されました。3名の神父様方を含めた出席者は約50名、司会は湘南台の小林豊さんで、内容は以下のとおりです。小生はブランク36年の出戻りですが、ご招待いただきありがとうございました。
新年会・避難訓練(1月)、壮年の集い(4月)、ガーデンパーティー(8月)、黙想会・壮年の集い・バザー(10月)、親睦旅行(11月)など。
益満雅晴さん(辻堂2区)、倉重達也さん(辻堂3区)、那須廣さん(大庭)、牧野文勝(小生、鵠沼3区)4名が紹介された。
当教会マジック同好会グループの小野精司さん(リーダー、藤沢2区)、飯田治平・光子ご夫妻(大庭)、興膳美保子さん(辻堂1区)によるセミプロ級の多彩なマジックショーがあり、参加者一同大いに楽しませていただきました。
アルゼンチンのクリスマス
マリア トミドコロ
アルゼンチンでは毎年12月8日、無原罪の聖母の祝日からクリスマスの準備がはじまります。家々にも商店街にも馬小屋やクリスマスツリーが用意され豆電球をつけ、赤や金色で色あざやかに飾りつけられます。
クリスマスには特別の料理をつくり、子供達、孫達をむかえて家族で祝います。真夜中になるとお互いにお祝いの言葉を交わしながらプレゼントをあけます。同じ頃、街では次々に打ち上げられる花火やバクチクなどで昼間のような賑わいです。アルゼンチンのクリスマスは夏で暑いのですが、ヨーロッパの伝統を受け継いでパネトーネ、乾し果物、ナッツ、アーモンドなどをいただきシャンペーンやサイダーで乾杯します。
教会では真夜中のミサが捧げられ、鐘を鳴らして主の御降誕を告げます。もう一つの習慣は実際に人々が御降誕のシーンを再現することです。大人も子供もそれぞれの役を演じます。
クリスマスのお祝いは、1月6日の御公現の祝日で終わります。3人の博士が主を訪問したことを記念するこの日、朝、目をさました子供達は靴の中に置いてあるプレゼントをみつけるのです。故国から遠く離れている我が家でも、代々受け継がれたこの習慣を守るよう心がけています。
典礼に沿ってご降誕の豊かな時を過ごしています。しかし幼きイエスをじっと見つめる聖ヨゼフと聖マリアの生活の中には何も確実なものはなく、心配もあったろうと思いをはせたりします。このたびは、藤沢教会からたくさんのご寄付をいただき本当に感謝しております。どんなにありがたいかを少しお話させていただきますと、ミカエラ寮は開設から今年で21年になりました。日本社会は法律で動いています。ミカエラ寮はどの法律にもひっかかっていません。そもそも第2ヴァチカン公会議後の動きとして各修道会に「源泉に戻りなさい」「現代化しなさい」という指令が飛んできて、横浜でもスクール・幼稚園でもって教育事業を行ってきたのに、私たちの源泉への旅を始めると、それは問題状況下に置かれた女性たちのための会であり、結果として「売春によって疎外搾取されている女性及び他のさまざまな隷属の犠牲者達のため」に活動することで再出発したのでした。そこから緊急一時保護施設ミカエラ寮が生まれました。
昔話ですが、今ごろになると思い起こされるのは、まだスクールが存在していたときに初めて赤ちゃんを連れた女性を修道院の4階部分に受け入れようとし、それを「学校の父兄はなんと思うか!!!!」と、受け入れがたいシスターとの間で押し問答がなされていた時、「いいじゃない、ニーニョヘスス(スペイン語で幼きイエスの意)が私たちの修道院に来てくださると思えば・・・」の一言で皆の心が決まったというエピソードです。
ミカエラ寮は法律に則っていませんが、利用する方も法の谷間に置かれた人々です。入ってくる方々は利用できる法は利用してもらい、生活保護申請をしたりしますが、施設自体は補助金という不安定な財源に頼り、それも3分の1しかカバーできません。毎月のバザー、クリスマスクッキー、会からの持ち出しなど自分たちで出来ることは努力して、それでもこの21年の間、神様のみ摂理だなと思われる形でご寄付をいただき、乗り越えてきました。
ミカエラ後援会発足も本当に主の現存を感じさせました。企業戦士であった男性の「退職後何かしたい」という思いと、運営費不足で火の車状態であるミカエラ寮のシスターの思いが出会ってミカエラ寮の運営を助ける目的で始まったのです。定期的に寄付金を送って下さる方、又は直接的に後援会事務、バザーの荷物運び、クッキー作り、配送などをして下さる方、たとえ病床にあろうともお祈りで支えて下さる方がおられます。この人々に支えられ神様の御保護の下にミカエラ寮を利用する人も職員も生きてきたと言っても過言ではありません。社会で最も脚光を浴び、尚且つどの法にも引っかからない問題を抱える女性と子供が一時的な場を求めて来る場。配偶者からの暴力、そして人身取引被害者が問題ですが、ホームレス、出産前後の人など様々です。ミカエラ寮とはそんな処です。
この度は皆様に学生のための渡航費をご援助賜り篤く御礼申し上げます。又日頃は、「ネットワークともに」の皆様方のお世話による、学院農場産の鶏卵ご購入にもご協力戴き併せて御礼申し上げます。
アジア学院(ARI)は、途上国の僻地で農村開発活動にあたるNGO(キリスト教会を含む民間の開発援助団体)の専従者に、栃木県北部にある実習農場を備えたキャンパスで9ヶ月間有機複合農業(有機野菜作物生産と畜産との組み合わせ)を中心とした農村開発指導者研修を行っています。僻地で農民の指導にあたるには、指導者としての訓練、農業専門家としての研修が欠かせませんが、そのような教育機関は世界でも限られており、又あったとしてもその教育費用の負担に耐えられるNGOは稀です。学院では、1973年の創立以来本当に研修を必要とする途上国の人々に学習の機会を与えるため、彼らの学費は勿論渡航費、日本での生活費を含め全てを主に教会内外の献金等で運営してきました。
しかし特にアフリカからは、渡航費が嵩むので、原則この費用を所属NGOが負担するか旅費支援のある学生に限って受け入れざるを得ない事情にあります。毎年WCC(世界教会協議会)が、数名分の旅費を負担してくれますが、WCCに加入していないカトリック教会関係者だけは、この恩恵に与れません。今年は、アフリカから学内の選考をパスした、2人の神父様を含むカトリック信徒5人が学院での研修を希望しており、特に最後のシエラレオネの学生の旅費の手当てに苦慮していたところです。しかし昨年10月末藤沢教会の渡辺神父様はじめ有志の方々6名が学院見学に来られた時にこの窮状を訴えましたところ、お骨折りを約して下さり、真に幸いなことに今回のバザー益金からの支援が実り、この学生の来日が実現することになりました。重ねて御礼申し上げます。今年も、昨年のベナンのベジ神父同様、夏には彼も藤沢に招きたいと考えております。(気が早いようですがその時には、ホームステイをお願いできれば助かります。)
また学院では、書き損じ葉書、金券類等の寄付のご協力もお願い致しております。これらは、主に年4回各4千通発送される機関紙アジアの土の郵送料(約150万円)に充てられます。昨年度はこのうち77万円が書き損じ葉書とテレホンカード(未使用)のご寄贈にによるものでした。葉書は、どんなに古くても料金の表示の部分が汚損されていなければ手数料を差し引いて新しい切手、葉書と交換できます。これらも卵の販売時に併せて回収致しますので、よろしくご協力のほどお願い申し上げます。
私は1993年、23年間イエズス会のラフォント神父様と共に携わってきた共助組合運動の専従者の職を離れ、アジア学院に転職致しました。学院が熱心に誘ってくれたこともありますが、50歳を目前にもう一度新しいことにチャレンジし自分を成長させたい気持もまた強くありました。しかしアジア学院のモットーは「共に生きるために」でありますから、その目指すところは共助組合と同一線上にあり、辻堂から栃木の西那須野に移り住むという現実的な変化ほどには、精神的には変わっていなかったような気も致します。先にも申し述べましたように、学生から授業料を取らない私立の専門学校であるアジア学院は、多くの方々の支援なしにはこの国際協力事業を継続することが出来ません。その様な事情もあり、4年前に8年半を過ごした西那須野を離れ再び辻堂に戻り、今は首都圏でのARI支援の拡大に努めている毎日です。ですから、私のホームグランドであるここ藤沢でも皆様方のさまざまな活動を通して、アジア・アフリカ等途上国の人々とこの時代を「共に生きる」道を探すことが出来れば真に有難いことと感じております。今後とも何卒よろしくご支援、ご協力そしてご加祷を賜りますようお願い申し上げます。
藤沢教会の皆様の上に神様の豊かなお恵みを祈りつつ。感謝合掌。(遠藤記)
近隣教会福祉懇談会
福祉部 米谷
1月15日(日)、大船教会にて第2回目の近隣教会福祉懇談会が開催されました。
当日の参加者は、大船教会 主任司祭 久我神父様、藤沢教会 渡邉神父様をはじめ「大船」「片瀬」「戸塚」「鍛冶ヶ谷」「由比ガ浜」「藤沢」の各教会より32名を数え、盛会のうちに懇談会が行われました。テーマは「この一年間の活動と所感」という事で、各教会から「愛の献金」「バザー」「講演会」「廃品回収」「グループホーム建設資金の募金活動」「福祉のためのミサ献金」(年四回)「災害対策」「クッキーの販売」「聖母の園ボランティア」等々とさまざまな創意工夫を実感し、心強く感じました。
この懇談会は、今後も年一回、各教会持ち回りで行われます。1歩づつ福祉の輪を広げ、高めたいと願っております。しかしそのためには、福祉担当者のみならず、周囲の人々との心の触れ合いと支え合いが何よりも大切と思っております。どうぞ皆様のご協力で福祉の木を育てられますよう、心から祈っております。さて所感の内では、その第一が「心の触れ合いから福祉が育つ」、その第二には「一年間を目途にテーマを共通とする小グループを育てる」という事でした。自分の教会だけにとらわれず、近隣教会で共通するテーマであるならば小グループで考え、学んで行こうとする事だと思います。例えばその一例として、藤沢教会では、福祉部勉強会として「こころを病む人を理解するため」をテーマにして連続の勉強会を予定しております。今春には第二回目を予定しております。そしてこの勉強会に参加希望の近隣教会には積極的に参加していただき、福祉の輪を広げることだと思います。
今回感じた事は、参加者が各教会の枠にとらわれず、福祉という共通の場で語り、学び、そして働きたい事だと思いました。
典礼奉仕者養成コース報告(第8回)
典礼部
聖歌と聖歌隊 (「聖書と典礼」編集長 石井祥裕氏)
典礼刷新の経過のなかでさまざまな現実的課題があるが、聖歌隊と司祭・会衆との協力が必要である。
典礼奉仕全体をみたとき、典礼の言葉が日本語で行われること自体が大きな刷新であり、その中で聖歌の役割を考えるべきである。
典礼の言葉を声をだしてとなえるということも刷新の一つで、一体となって声をあわせて歌うことで会衆との調和がうまれる。
となえられる言葉、発せられる言葉にまず立ち帰って典礼のことば、典礼奉仕全体を根本から考える必要がある。
大阪教区で聖歌隊を典礼聖歌奉仕グループと言い換えて聖歌の奉仕を推進して、聖歌奉仕者の典礼奉仕における役割の重要性がわかったという例がある。
今の典礼の中で聖歌はその屋台骨ともいえる。したがって聖歌奉仕グループは典礼全体を熟知していることが望ましい。
祭儀的な「ことば」の特質として「個人を超えた上からの力を感じさせることば」、「声を合わせることによって集いを共同体にすることば」、「聖霊のいぶきを感じながら心と体の一致をあらわすことば」などがあるが、“歌うことば”は“語ることば”にたいしてよりふさわしい。
ことばとは裏腹に沈黙への感覚、沈黙の中での神とのやりとりも大切である。「間」「ため」「呼吸」は楽譜上のことだけではなく、典礼に深みをもたらすものとして典礼のなかで求められる。
典礼奉仕での役割分担はなんでもかんでも平面化しないと言う意味で大切である。そこで個々の役割が重要となり、奉仕者の養成、準備、練習が求められる。
典礼のことばの役割、すなわちあかしし、伝えるはたらきとその具体化の基準はつぎの三つがあげられる。
礼拝的祭儀的 : 神との関係、聖霊によ る一致
司牧的教育的 : 意味内容が伝わること
福音宣教的 : 信仰内容を諸文化の中 に伝えていく出発点
(ミサの組立てを四分…開祭、ことばの典礼、感謝の典礼、閉祭…して説明されたが、内容は省略)
入祭、奉納、拝領、閉祭それぞれの歌を選ぶ選曲奉仕は、他の奉仕と同じように独立したものとして確立する必要がある。歌えなくても、弾けなくても選曲はできる。さらにどうしてその曲を選んだかを知らせることが望ましい。また選曲の対象を広げることで豊かな奉仕がうまれるのではないか。
* 選曲に際しては以下を考慮する。
その日のメッセージを考える(「聖書と典礼」の活用)
典礼暦年の全体像を考える
入祭・奉納・拝領の機能を考える
楽曲形態・レパートリーの基本線・展開を考える
−キリスト教典礼の内的風景一 石井祥裕著 (有)パピルスあい
この本の著者は、第二バチカン公会議の典礼刷新の本質について、今までどの本の著者も語らなかったカトリック「教会」の外までを含む視点から語っています。
はじめに−−ライフスタイルとしてのキリスト教 からそれをひろってみます。
「キリスト教の源泉への回帰と現代世界への開かれた適応を目指して」開かれたそれは「他のキリスト教諸教派との関係、キリスト教以外の他の宗教との関係のあり方の刷新へと向けられていきました」 刷新されたこの「典礼の行い方について、カトリック教会は、第二バチカン公会議の要請を受けて、十六世紀後半からずっと続いてきた形を抜本的に改め、新しい典礼の時代に突入しています」 「それは<典礼の精神からする教会生活や信仰生活の刷新>という意味です」「新しい典礼生活の中で、とりわけ現代の教会の姿勢を集約して表すのは、一般にいうところの洗礼式の刷新でした。今日では、一国全体がキリスト教国と呼ばれるような状況はすでに過去のものとなっています。多様な文化、多様な宗教が混在し、共存する世界が、教会の直面する世界となっており、そのような風土の中から、自覚をもってキリスト教に近づき、キリストに結ばれ、教会の一員となる成人の入信プロセスというものが、宗教的にも、典礼的にも、あらためて重要なものとなってきました。教会共同体の生活や活動にとっても、洗礼を受ける当事者個人にとっても、キリスト教的生活、ライフスタイルが根源的に創出される局面だからです」 著者は、PART.1とPART.3のタイトルを、「人情のミステリー キリスト者となるプロセス」「展望 キリスト教の未来を開くため」としています。
「総じて、本書を通じて、考えられているのは、キリスト教を生活の様式としてとらえることです。
キリスト教とか、教会とか、日本語では何かと教えが強調されるような感がありますが、信仰とは、結局のところは生活であり、実践です。行として、ライフスタイルとして、キリスト教をとらえていく一つの試みとして、本書のようなアプローチも受け取っていただければと思います」 「キリスト者となるプロセス」は洗礼のときだけでなく、私たちの日常に新たな引き合わせに応えるときにもあり生涯繰り返されると考えると、生活の様式ということも納得できます。ミサ典礼はまさに、この私たちに繰り返されるキリスト者になる過程を表すと言うことができるでしょう。
3日(金)初金ミサ,例会
5日(日)藤沢ブロック集会
11日(土)教区典礼研修会
12日(日)藤沢教会信徒総会
19日(日)北1ブロック集会
2月のコーヒーショップは、12日と26日です。温かい飲み物を、教会の皆さんに飲んでいただきましょう。準備は8:45分にセンター台所、販売は9:30ミサ後にお願いします。
春合宿を「春分の日」前後に企画しています。4月から中学生になる皆さんと3月に中高生会を卒業する皆さんのお祝いも兼ねています。詳しいお知らせは決まり次第連絡します。
今月は25日(土)19:00〜21:00にセンター203で行います。毎月労働法の勉強会及び生活の見直しをしています。
9月16日〜18日に、JOC(働く青年たちを支える)全国大会が神奈川県で開かれる予定です。今、集会の中でその準備もしています。
協力司祭として二俣川教会のジャック神父様と藤沢教会の渡辺神父様が参加して下さっています。学生可です。青年の皆さん来て下さい。