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八 角 形 に ゅ ー す

2007年5月6日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

聖母月・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・司祭 山田

教会委員会報告

CPT報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・CPT 川辺

受洗おめでとうございます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 岡田

宣教フォーラムに参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・湘南台 押木

北1ブロック集会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大庭 八木

北2ブロックの小黙想会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・湘南台 笠島

教会学校リーダー研修会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日曜学校リーダー 井出

バザーからのご寄付ありがとうございました

2007年バザー通信 @

「合葬の園」を目指して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・合葬プロジェクトチーム 岡村

典礼と行事予定

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聖母月
司祭 山田

 藤沢教会の皆様こんにちは。4月に新入生となられたお子さんも、新入社員として新しい生活を始められた方も一か月が過ぎ、だいぶ慣れてきたことでしょう。私もここ藤沢教会に来て以来、新しい環境に少し慣れてきたところです。どうぞこれからも宜しくお願いいたします。

 さて、5月といえばカトリック教会においては「聖母月」です。この時期多くの人々によってロザリオの祈りが捧げられていることと思います。私が神学校で生活していたときにも有志の神学生達と、ルルドや聖堂にてたびたびロザリオを唱えたことがあります。この教会にもルルドがありますし、日本の教会でマリア様といえばルルドというくらいに有名な聖母の出現地ですが、世界的にはこのルルドと同じくらいに有名な場所がポルトガルにある「ファティマ」です。ご存知のない方のために少し説明させていただきます。

 1916年5月13日、ファティマの3人の子供たち(ルチア、ヤシンタ、フランシスコ)の前に謎の婦人が現れ、毎月13日に同じ場所へ会いに来るように命じました。子供たちは様々な妨害にあいながらも婦人に会い続け、婦人からいろいろなメッセージを託されました。その後、この婦人は聖母マリアであることを子供たちに告げたことと、さまざまな調査を行なった結果、カトリック教会は婦人を聖母と公認し、5月13日はファティマの聖母の出現記念日とされるようになりました。ファティマをご存知の方はこの出来事を通じて伝えられた聖母のメッセージについて耳にしたことがあると思います。聖母が伝えたメッセージの中で、重要なものの一つは「回心してロザリオの祈りを唱えて下さい」というものでした。

 わたしたちがロザリオを唱えるときイエズスの生涯を黙想しますが、それは同時にイエズスの歩まれた道を辿る祈りの「歩み」でもあるのです。そしてその時、側に付き添い共に歩んで下さるのが聖母マリアであり、私たちをイエズスのもとへと導く案内者でもあるのです。この聖母月を通して私たちが熱心にイエズスにならう者となりますように。



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教会委員会報告(4月21日)

1. 合葬の園プロジェクト

 聖心の布教姉妹会(以後修道会)の敷地内で県条例に抵触しない場所を候補地として合葬の園建設計画が動き出した。候補地の位置、建物のイメージは15日のミサで発表、概略図面を聖堂内に掲示した。現在プロジェクトチームにて基本概要を詰める作業をおこなっている。今後の進め方としては、この計画について概要を運営母体となる教区に説明、許可を取得した上で、修道会より建物が建つ土地を教区に譲渡する形をとる。藤沢市との事前折衝、3ヶ月間の公示、近隣(と言っても修道会だけだが)に説明し、市の許可が下り次第着工ということになるが、着工までには少なくとも半年から一年かかると思われる。基本計画策定のために、まずは土地の地質調査、測量を行う必要があるが、これについては次回の教会委員会にて審議決定することになった。

2. 教区センタープロジェクトの現状

プロジェクトチーム座長の鈴木神父から教区関係先へのアンケート調査結果の概略の説明があった。(詳しくは別掲参照)

3. 司祭四人体制での担当など

 主日の9時半のミサ 第一週:鈴木神父 第二週:渡辺神父 第三週:ティエン神父 第四週:山田神父 第五週:鈴木神父

 活動部担当 宣教:鈴木神父 典礼・福祉:渡辺神父 国際:ティエン神父 教育:山田神父

4. 2007年度バザー

 担当ブロックの辻堂より、基本方針の説明があった。バザーチームリーダーは高久ひろ子さん(辻堂2区)。まず準備企画に協力して下さるボランティアを5月に募集する。@宣教の場 A収益の向上 B共同体の交わり の三つを課題として取り組んでいきたい。(詳しくは別掲参照)

5. 2007年第1四半期の財務報告

6. ブロック・活動部報告



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CPT報告
CPT 川辺

センタープロジェクトチームでは昨年末に教区内の各委員会、活動団体、地区などに依頼したアンケートの回答が出そろったのをまとめ、別掲のような報告にまとめました。

このまとめから見えてきたこととして、まずセンターが必要かどうかを大枠で考えるのはむずかしい事がわかりました。そこで、将来を見据えてどんな施設、設備が必要かを具体的に考えてみる事を検討していきたいと思っています。まず最初に整備すべき設備として、教区レベルでの大規模な典礼の行える施設です。これは教区で最大の聖堂である藤沢の聖堂をどのように整備するか考えてみたいと思います。それに付随した設備としては、藤沢のセンターを改修したり、司祭館部分を集会などのために開放してはどうかと考えています。その際一部の老朽化した建物を建て替え、そこに司祭館や中規模のホール、事務所などと、大規模な集会のたびに問題となっているトイレなどを整備することも必要でしょう。そして集会室などの機能は藤沢だけに集中するのではなく、神奈川県内の小教区や修道会の施設で利用可能な場所を教区内の様々な活動のために開放してもらえる体制を取ることによって、今後の諸活動を円滑にすすめることが出来るようにしていけるかどうかを考えています。そのために主だった小教区に施設の開放についてのアンケートを送付しました。

徐々に具体的な姿が見え始めてきましたので、もう少しするとこのチームとしてのセンターに対する具体的な姿を皆さまに提示出来るのではないかと思っています。この件につきましてご意見ご要望などありましたらCPTメンバーまでお知らせください。



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受洗おめでとうございます

藤沢1区 岡田

 昨年6月から、高野神父様と木曜夜のキリスト教講座を担当させていただきました。平日夜の講座はここ10年ほど開かれていませんでしたが、平均15名という参加者の多さにニーズの高さを感じました。司祭のお手伝いを信徒がするのではなく、また司祭が信徒のアドバイザーになるのでもなく、主イエス・キリストをリーダーとして、キリスト者として同じ目線で受講者に仕えさせていただけたように思います。共同宣教司牧とはこのようなことではないかと感じております。

 参加者の多くは初めから受洗希望を持っていたわけではありません。自分は誰なのか、自分らしく生きるとはどういうことか、キリストと共に生きる、共同体と共に秘跡を生きるとは何かを少しずつ深めていき、講座が進むに連れて皆様が神によって変えられていくのを目の当たりにしました。だんだんと皆様の顔が輝いていく様子に私も励まされ、一緒に変えていただいたと思います。心の通った集いにおける分かち合いの力は、まさに神秘という他ありません。厳しい現実に何度も直面し、挫けそうになった時もそのたびに主は乗り越える力を与えて下さいました。

特に入信志願式から四旬節の間、講座の入信志願者と共に歩ませていただいたことは大きな恵みでした。自分の洗礼を思いおこし新たにし、これほどまでに心をこめて四旬節を過ごしたことはありませんでした。洗礼を決意し、洗礼名を一生懸命考え悩んでいる姿がとても美しく見えました。こうして迎えた復活徹夜祭の洗礼式は、受難と復活を通ったキリストの勝利を実感するものでした。

「あなたがわたしを選んだのではない。わたしがあなた方を選んだ。」(ヨハネ15:16)これは志願式に歌われる聖句ですが、皆様にぴったりだと思います。自分が神から救われたいと願う以上に、神からの「あなたを救いたい!」という叫び、呼びかけを聴いた思いがします。キリスト者として使命を受けて派遣され証しする者となりますように、共に歩んでまいりましょう。「先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる」(マタイ19:30)。神に感謝!

☆★ 洗礼を受けて ★☆

だまされたい!(受洗までをふり返って)
綿谷

 小学生のときに英語を習うため、初めてこの藤沢教会に足を踏み入れてから二十数年、何かにつけてカトリック教会とのご縁を感じながら、このとき、2007年4月7日に洗礼のお恵みをいただくことになりました。

 2005年の夏、須賀敦子さんの本にあった言葉にハッとし、強く背中を押されて、とにかく行ってみようと教会の門をたたきました。短期講座やおミサ通ううちに少しずつ洗礼を考えるようになり、そのころ旅先で出会った神父様に「藤沢教会の入門講座はとても良いです、是非参加してください」と講座への参加を勧められました。新しいクラスが開講するまで何度か「もう入門講座は始まりましたか?」とお便りをいただき、そんなに素晴らしい講座なのかと期待して行ってみましたが、どちらかというと私にとって困難に感じることが少なくありませんでした。何度も躓きそうになりながら、講座担当の高野神父様、岡田さん、多くの先輩方の支えによってどうにか続けてこられました。そして洗礼を決意してから一年後のこの日を、やっとの思いで迎えることができました。 

 きちんとカトリックの教えと向かい合おうとしてから、本当に自分が呼ばれているのか、導かれてきたのか、何のためなのかがさっぱりわからず、不安と孤独のなかでだまされたような悲しい気持ちになったこともあります。しかし、洗礼のお恵みとともに素敵な先輩・仲間たちとの出会いと「いいことばかりがお恵みじゃない」という大切な気付きを私に与えてくれました。 「あー、よかった」この安堵の気持ちを深くふかく味わうためにそれまでの困難があったのなら、もっとだまされたかった!と今は思います。

 最後に、近くで遠くでいつも祈り励まし支えてくださった皆様と、受洗を黙って受け入れてくれた家族に心から感謝します。どうもありがとうございました。

騙されたあ〜!
大隈

 永年頑固に神、宗教、信仰などを否定、拒否してきたこの私がよもやカトリックの洗礼を受けようとは夢にも思わなかった。亡き母も家内も敬虔な信者であり、それ自体は私としては一向にかまわないし反対する気もない。しかし私自身は頑強に拒否してきた。

 昨年ある時、家内が「すごくいい、とてもお勧めのキリスト教講座があるから」私の分を申し込んできた、とのこと。私は全く関心が無かったし、行く気も無かった。しかしあまり熱心に家内が勧めるので、一応内容の概略だけ聞いてみると「基本的な入門講座」というから単に教養講座的位置づけということで参加することにした。もちろん「信仰」とは無縁の、100%近く「家内が満足するなら」という理由である。こんなことで家内とずっと言い争うより家内が満足するなら…。自分自身としては全くその場に似合わない、そぐわない、と感じながらも講座に出てみると意外にも私と「波長が合う」良い神父様と良いリーダーだった。また、他の参加者もみなさん真面目、熱心な、お互いを尊重しあうとても良い方たちだった。一番肝心な「話し合い易い」空気をリーダーと神父様の巧みなリード力で完成された。

 半年近く経ったある日、岡田リーダーが突然「来春洗礼を受ける方は…」と言われた。私は大変驚き、耳を疑った!「ええ〜っ!なにこれっ!単なる教養講座じゃなかったの?」「なんだ洗礼と直結した講座だったのか!」「ちぇっ、騙されたあ〜!」と思った。しかしここで私が怒ってヘソ曲げて講座を退会すれば当初の「家内が満足するなら」という「崇高とは言えない志」に反する。かと言って洗礼など受ける気も無いし資格も無いし…と、大いなる迷いと葛藤が始まった。

 そしてずるずる、悶々としながら月日が経つうち、あれよあれよという間にとうとう私が梅村司教直々に祝福を授けられている有名な!?写真が「カトリック新聞」に載ってしまい、まるで大勢の方が証人になったみたいな「動かぬ証拠」となってしまった。すなわち「もう後には引けない」状況が作られてしまった。これも脚本、演出は神なのか…?あれが決定的引き金となり私は受洗を決めた。もう一つ、岡田リーダー

とあるシスターの 「私たちも完全に理解していなくても受洗したのですよ」 というお言葉に安堵感を覚えたのも非常に大きかった。しかしやはりベースは80%以上「家内と亡き母が喜ぶのなら」であった。そして何と言っても今回の受洗に最も大きな力となったのは最初から洗礼まで私の背中を押し、暖かく見守ってくれた私の家内に他ならない!また、今回私が存じ上げない大勢の教会の諸先輩方に暖かい祝福をいただけたのも偏に家内あってこそ、と感謝している…。ご高齢にも関わらず快く「代父」という大役をお引け受けくださった平野 勝様には本当に深謝いたします。

 「放蕩息子」の中の兄のほうに理解を示すような私に受洗の資格などあるのだろうか?祈ったことへの対価、代価、見返りを求めるような私でも本当の、純粋な、神への「感謝」というのができるようになるのだろうか?まだ「懐疑」的要素が強いからこそ私は Thomas (英語ではDoubting Thomas)を霊名に選んだ。「稚拙な意固地」で神に背を向けていたくせに、いつか聖トマスのように逆に深く熱心な Follower になれることを心のどこかで願っているのかもしれない…。こうなった以上なんとしても「教会ごっこ」、「キリストごっこ」、「信仰ごっこ」に陥ることだけは避けたい!友達が多い私はしばらくの間は PRAY より PLAY に心が惹かれるのか…。

 まだまだわからないことだらけですがどうぞこれからも宜しくお導きくださいませ。

家族で受洗して
辻堂一区 安井

 私たちは4月8日の復活祭に家族4人で受洗いたしました。当日、2才の長男が、初めて経験する雰囲気と大勢の人に興奮して大暴れするのに四苦八苦しましたが、多くの方に支えられて受洗できたことに感謝しています。夫婦でキリスト教入門講座を受け始めてから3年、その間に2人の子どもを授かり度々勉強を中断することになりました。なかなか洗礼を受ける『時』が来ないと諦める気持ちになることもありましたが、たくさんのトラブルを乗り越えて元気に生まれた長女の誕生を機に、復活祭に受洗することになりました。これからも、周りの方々に支え励ましていただきながら、キリストの小さな道具となれるように家族で祈りのある生活をしていきたいと思います。

洗礼を受けて
6年 小比賀

 この間の日曜日のミサで私は洗礼を受けました。いっしょに洗礼を受ける人がいてちょっと「ほっ」としました。あまりきんちょうしていなかったので「きんちょうしてる?」ときかれた時「あまりきんちょうしていません」と答えました。しかし本番になったら、やっぱりきんちょうしました。でもすごく大変なことはなかったのでよかったです。ミサが終わるとたくさんの人がきて、おいわいしてくださってうれしかったです。



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宣教フォーラムに参加して
湘南台 押木

 宣教フォーラムの意味も解らずなんとなく参加したのですが、グループに分かれての分かち合いを通して、宣教とはいったい何なのだろうかと改めて思い起こすことが出来た楽しい一日でした。宣教と言う言葉は、なんとなくいかめしく感じる言葉であり、私の様に平々凡々と暮らしている者にとって宣教とは何なのだろうか? 今の思いを書いてみることにしよう。

 洗礼を受けてから10年の歳月が過ぎようとしている。その間、子供の成長に伴う種々の難題や自分自身の会社業務遂行の難しさなどさまざまな大波小波を乗り越えて今日まで何とか難破、沈没せずにここまで来ることが出来た。船は、自重以上の排水体積があればアルキメデスの原理で浮力に支えられて海の底に沈まない。一方、自分を支えているものは?と考えると自分の甲斐性や生活力(経済的、社会的な)だと思うのは間違いではないだろう。しかし、森羅万象の根幹をつかさどっているあるものの存在に気付いているがついつい忘れてしまっている。私たち人間は、心の思いに基づき行動しているが、周囲の眼や他者との比較などを念頭においた損得を優先した判断基準としているのも現実である。自分は様々な局面において、どのように行動してきたであろうか…?周りの人々とかかわって生きている限り、自分が醸し出す雰囲気の様なものがあり、それが自分の信仰に基づいた信念からの芳香であってほしいと願っている。家内と共に『同じ高嶺の月』を見ている我が家では、色々な場面での息子たちへの対応に役割の違いはあるもののお互いに近いものがある。親の姿を見て子供は育っていると信じている(親バカかも知れない)が、しかし、現在社会の中でアップアップしながら生きている我が息子たちは、親たちの中にあるものを見出すことが出来るかどうかは解らないが、親の務めはこの生き様を見せ続けることではないかと思っている。日々の生活をあるものにならって丁寧に生き行く事も宣教と言えるのではないだろうか。

 この小文を書きながらも“旨く書かなければ”などとついつい思ってしまっている自分が居る。昼間の空に星があることを信じることが出来るのは、夜の星空の美しさを知っているから。見えないものを信じる心をいつも持ち続けたいと思っている。このフォーラムに参加することが出来たことに感謝。



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北1ブロック集会
大庭地区 八木

S様

 その後体調の方はいかがでいらっしゃいますか。手術をなさったと伺いました。早いご回復を唯々お祈り申し上げます。今日22日は北1ブロックの集会がありました。連絡員でいらっしゃるSさんにご報告申し上げたいとペンをとりました。

 やわらかい新緑の葉桜に心癒されながら、朝8時30分からキッチンは甲斐甲斐しく働く女性達で活気づいていました。9時半には昼食の支度が準備万端整い、皆ごミサに参加することができました。ミサ後ブロック集会の参加者は3人の神父様を含め50名。11時より皆で聖歌を歌い、松尾ブロック長の司会で委員会報告がおこなわれました。合葬の園についての経過報告、教会センタープロジェクトの現状、今年のバザーについてなど、教会委員会に参加していない私たちには貴重な報告でした。

 その後マラナタの聖歌を歌い、楽しみにしていた昼食、まだ何も召し上ることの出来ないSさんには一寸ごめんなさい。六会地区の方々が丹精込めて作られた色とりどりのサンドイッチ、善行・大庭の方々で作った春レタスのスープ、そして食後には希望者におしるこ。おしるこも全員希望であっという間に完売、大成功でした。食後大庭のKさんよりお話があり、お孫さんが一年生になって日曜学校に通うのを楽しみにしていた矢先、重い病気であることがわかり手術をしたとのご報告、みんなでマリア様の取り次ぎと神様のお恵みによって一日も早いご回復を、と心をひとつにしてお祈りしました。

 5月は北1ブロックのミサ当番月、ミサ勉強会が行われました。主題は「ミサには流れがある」、私たちは改めてミサの大切さを学びました。あたらしく洗礼を受けられた莉帆ちゃん(7才)が神様からの祝福をいっぱいいただいて一段と大きくみえました。“莉帆ちゃん、これからもよろしくね”みんなの気持ちだったと思います。Iさんのハーモニカに合わせて散会のうた、こんなブロック集会でした。

 Sさん、ベッドの上での入院生活、どうぞ焦らずゆっくりとお大切に・・・皆で祈っています、応援しています。



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北2ブロックの小黙想会
湘南台地区 笠島

3月13日、聖母訪問会三浦修道院で北2ブロック主催の小黙想会が行われました。参加者は北2の方たちの他に北1から3名、中和田教会から2名の参加があり合計17名、指導司祭は渡辺神父様でした。

当日は快晴に恵まれ、三浦修道院のお庭からは碧い海のすぐ向こう側に房総半島の山々がくっきりと見えていました。11時より12時までは、まずシスター渡辺のお話がありました。20年程前より地球の環境問題に深い関心を持たれておられたそうですが、具体的なイメージを与えられたのは、信者ではない母親のグループからでした。合成洗剤の弊害を除くため石鹸を使おうと活動している、その理由として子供の命を守りたい、ということを知ったことだったそうです。その後、会の総会を通して「神が創られた“いのち”のいとなみにたち返る」(創世記1−31)との呼びかけを受け、それはまるで新しい風が吹いてきたようであった。そんな風に吹かれて、ここ三浦に2005年11月、三浦修道院が出来上がったとのことです。またこの地でパーマカルチャー(持続的農業)を取り入れておられるのだそうです。自然の力にさからわず自然の恵みを大切にするという基本姿勢を持っているという点に共感しておられるとのことでした。

修道院の建物はすべて木造の民家風日本建築、生活の中心の聖堂は畳敷き、ゆったりした、私たちを包み込んでくれるような温かさが漂うすばらしい雰囲気の聖堂でした。その聖堂で、にこやかな優しいシスターのお話を聞くことができました。「自然のものは皆小さいんですよ、苺にしても・・・」と話されるシスター渡辺は実にすばらしい母性を持っておられると実感いたしました。豊かな母性とは人を分け隔てすることなく、謙虚で愛に満ち、しかもしなやかな、進取の気性を持つものなのだということが自然に理解できました。ですから、母親たちのグループがキリスト教信者でなくても持っているその良さを取り入れる姿勢、今の世の中で大きな顔でまかりとおっている経済を第一とし、合理的で快適な生活を追い求める風潮を良しとしない姿勢、しかし自然の力を生かすような技術であればそれを取り入れる姿勢(太陽光・風力発電など)また、新しい農業(パーマカルチャー)を目指すという姿勢をお持ちなのだと思います。これらすべての根源に「小さい生命をいとおしむ」精神が充満しているように感じられました。

持参のおべんとうを食べたあと、渡辺神父様からサマリアの女のお話がありました。「当時の世界で一番蔑まれて、傷を持つ女性、その傷がイエス様によって変容する、その傷の変容ということを祈りにしても良いし、また各個人で気に入った祈りをするのも良いでしょう。これから一時間たったらまたこの聖堂に集まってください。どこで祈っても構いません。御聖体の前での祈りも良いし、庭の自然の中でも好きなところで祈ってください」とのことで、聖堂にいた人、お庭での十字架の道行を祈った人、鶯のさえずりを聞きながら海を見ていた人それぞれでした。1時間して聖堂での豊かな分かち合いがあり、ミサにあずかり、来た時よりも、不思議に全員が明るくさわやかな思いを抱いて帰路につきました。30分に1本のバスだったらタクシーを呼んでもいいわね、などと午前中話していた人も何人かあったのですが、帰りは自然に、みんなバスで帰りましょう、そんな心持に変わっていました。

今、地球は人類の止むことを知らない欲望によって病んでいます。自然も人の心も。そのような傷だらけの地球を救おうと、天の御父は預言者的な役割を持つ三浦修道院を私たちにお与えになったのかもしれません。旧約の頃の厳しい預言者でなく、優しい母のように、聖母訪問会のシスターを通じて「あなたの身の回りで出来る小さなことから始めましょう」といい続けておられるように感じています。この地球の傷を変容させ、救おうとイエス様は御手を広げて私たちの間に立っておられるような気がしております。大海の中の一滴にすぎない私ですが、地球の生態系を崩すような漂白剤、洗剤の使用をなるべく控え、こまめに電気を消す、あまりに不自然なものは買わない、その位は出来るのではないかと考えているこの頃です。



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教会学校リーダー研修会報告
−ミサに来ないとイエスさまを忘れちゃうよ−
日曜学校リーダー 井出

3月21日、鎌倉の雪ノ下教会で横浜教区のリーダー研修会が行われ、日曜学校からリーダー3名が参加いたしました。講師にシスター景山あき子さんをお迎えし、遠くは静岡、長野から、約100名近くの教会学校リーダーが集いました。テーマは‘子供とミサ’。子供達の信仰教育に長年たずさわっていらしたシスターのお話しぶりは、子供の感性・目線にたっていて、引き込まれるような不思議な魅力を感じました。

まず、子供がミサにあずかって「よかった!楽しかった!」と思える工夫を大人たちはしなさいと。たとえば、ミサで使う本は白黒でなく、色をつかいましょうと。歌は、ちいさい子は肺活量が少ないので、少し早めのスピードがよい。朗読台には、その日の福音の内容の絵を下げるとか。(シスターはご自分で刺繍をなさったそうです)ミサでは子供の役割を沢山つくる。祭壇の準備から、朗読、奉納など。ただし、ほれぼれするくらいに きれいにできるよう練習を積んで。でないと大人から文句がでるから…。

またミサの間、静かに!静かに!と大人はいうが、神様は病気なの?そうではなく、「人は神様と違って、静かにしないと祈りができないから、まわりの人のために静かにするんだよ」ときちんと理由を教える。大切なお客様をまねいた時、一番のおもてなしはその人の話を聴くことなのだと。また、ミサでは子供にわからない言葉が多い。むつかしい言葉は雰囲気で伝える。‘賛美する’とは、たとえば「お母さんの今日の服はすてきだね」とほめることだというふうに。

また、イエス様を伝えるとき、子供の実際の生活体験に合わせて話す丁寧さが大切。いい料理、おいしい料理を作るためには下ごしらえが大切だが、教会学校でもそれが大切ですと。また、初聖体にあたり、はじめてゆるしの秘跡をうける子供たちには、日常の家庭の中で‘ゆるされる’体験がまずないといけない。人を‘ゆるす’ことも。家庭において、大人が間違った時は、きちんと子供に謝ることも大切であると。

この他にも、子供たちに向かいあう時の大切な心構えをお話し下さいました。私たちの日曜学校でも、学年に合わせてのカリキュラム、全学年合同でのカリキュラム、初聖体の準備、子供と共に捧げるミサをおこなっていますが、子供たちが「イエス様に会いにミサに行こう!」と思えるよう、さらによりよい工夫ができるのだと、沢山のヒントをいただいた一日でした。



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バザーからのご寄付ありがとうございました
ライフケアセンター「まどか」施設長 江野

皆様方からの心暖かいご寄付、ありがとうございました。

 お寄せいただいたご寄付はデジタルカメラを購入させていただき、月々、利用者さんの日々の活動をご家庭に写真の綴りでお伝えする「まどか通信」「プロップだより」に有効に利用をさせていただいております。

 さて、今回はライフケアセンター「まどか」の紹介をさせていただきます。

 「まどか」は「創」が社会福祉法人の認可を受け、施設が立ち上がったにもかかわらず、法内の施設としては認可されず、デイケアーとして援助費用も少ない中で活動を続けてきました。障害者自立支援法施行を期に、昨年10月この新しい法律に則り、やっと法内施設としての認可をいただき落ち着いた活動ができることとなりました。しかし、「まどか」をご利用いただいている利用者さんの内容は、障害程度が重度の方が全てで、支援内容も生活全般にわたって介護が必要な方です。その中で特に昼食に関してはマンツーマンでの介護となりますので、職員の員数では足りず、お手伝いいただいているボランティアさんの存在は非常に大きなものがあります。

 このように「まどか」の利用者さんは障害ゆえに周りが引率できる範囲しか社会活動ができない状況におかれています。私たち援助者は彼らの社会を広げるべく、日々の活動を企画しておりますが、活動を広げれば広げるだけ手が足りないというジレンマにぶつかります。利用者さんにとっては職員ばかりでなく、多くの人との交流から社会を学び取っていただくためにも、この紙面をお借りして、ボランティアしていただける方がおりましたら、彼らの社会を広げる意味からもどうぞ手をお貸しください。ありがとうございました。



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2007年バザー通信 @

本年バザーの企画・準備チームにボランティアを募集します

 本年バザーの辻堂ブロック準備・企画チームを発足いたしました。

 バザーは、例年通り10月第4日曜日(28日)に行います。今年は

  1. 宣教の場としてのバザーに、いかにより多くの来場者を得て、宣教に生かせるか?

  2. 教会財政の今後が厳しい見通しの中で、バザー収益をいかに向上できるか?

  3. 共同体の交わりの場として、いかに多くの方々に係わって頂けるか?

の三つの課題の改善に取り組むこととしました。今回はバザーの企画・準備チーム(広報、宣教、渉外、備品、設営、警備、美化促進、新企画の各分野)に辻堂ブロックだけでなく、ご意見、アイディアを提供して頂けるバザーボランティアを広く募りたいと考えています。

 実りあるバザー実行のために皆様のご協力をお願いいたします。お申し出は、教会事務所内の用紙に5月20日までに記入して下さい。なお売り場の企画・準備・実行のためのボランティアー募集も今後行う予定ですので、改めてご協力お願いいたします。



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「合葬の園」を目指して
合葬プロジェクトチーム 岡村

 近隣住民の反対で計画を中止して、別の土地を聖園の中に探してやっと候補地が見つかりました。新しい場所は、鐘楼のある藤沢修道院の近くの、森のなかです。周りには住民の姿はなくこの上なく静かなところです。

 これから教区の許可や市役所のみどり課や建築指導課などと折衝して建築許可申請に必要な作業に取り組み、並行して土地測量.地盤調査など設計に必要な資料をつくります。利用したい方がお待ちなので、出来るだけ早く建て上げたいと考えています。

 およそこの様な形で、このような大きさの建物という試みのスケッチを、聖堂片隅に一週間展示してお目にかけました。それは単なる皆さんの考える手がかりとなるためで、内容は不十分なのです。

 「合葬」とはゆくゆくは骨を一つのところに集めることです。別々に永久保存する考えはありません。骨を一つにする時、具体的にこうあってほしいとか、どのようにできるのだろうかとか、其処で体験されることを話合って下さい。今までは、死者との関わりが、どんなときに、私たちにあるのか、またどのように関わって居るのか。死者を思うと、私たちはどう変わるのか。

 キリストを記念して生きる時私たちは、復活したキリストが今も共に生きて居られると感じます。それと同じように、復活した死者との、交わりが、私たちにあると、キリスト教は考えるのです。

 その復活した死者との、交わりの場であることを、 私たちの「合葬の園」は目指しています。その交わりの場に、私たちがどのように近づくのが相応しいか、それは計画のもっとも重要な点です。

 ある人は、其処へ歩いて近づく間、そのあたりの風景に故人との交わりを、思い出しているでしょう。森の中に溶け込んで居る建物のたたずまいを、其処に兄いだして、あるいはほっとするかも知れません。

 建物に入ってからも、その記憶が身体にあるので、すでにその人は故人と一つになっているでしょう。また何度でも来たいと思う場所であってほしい、既にあるので選べない、与えられた周りとの関係を、新たに造ることで、其処に、いのちが生まれます。私たちが復活して一つになるのは、常に神のいのち、つまり、永遠のいのちの中においてなのです。

 これから造られる其処で、皆さんの体験されることを、具体的にこうあってほしいとか、どのようにできるのだろうかなどと話し合いそれを私たちに伝えて下さると、この計画はより豊かな内容になるでしょう。



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典礼と行事予定(5月及び6月前半)

5月 6日(日) 定時ミサ 藤沢ブロック集会(11:00)
10日(木)   教会運営委員会
11日(金) 初金 例会
12日(土)   教会委員会
  キリスト教講座担当者会(15:00)
13日(日) 定時ミサ 辻堂ブロック連絡会
北1ブロック連絡会
福祉部勉強会「ギャンブル依存症からの回復」
教会学校遠足(9:30ミサ後出発)
一粒会全体会議(14:00)
15日(火)   キリスト教講座担当者会
20日(日) 定時ミサ 庭の草刈(9:30ミサ後、雨天順延)
鵠沼ブロック連絡会
藤沢市内キリスト教連絡会(18:00 於:藤沢YMCA)
26日(土)   北2ブロック集会
27日(日) 聖霊降臨(定時)
(子供と共に捧げるミサ)
スカウトデー(9:30ミサ後バザー)
初聖体クラスーーゆるしの秘跡
辻堂ブロック巡礼(二宮教会)
6月 1日(金) 初金 例会
2日(土)   北1ブロック黙想会(13:00 全ブロック共催)
3日(日) 定時ミサ  
7日(木)   教会運営委員会
10日(日) キリストの聖体(定時) 初聖体(9:30)
国際部ランチパーティ(9:30ミサ後)