<

 

八 角 形 に ゅ ー す

2008年2月3日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

ベトちゃんの思い出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・司祭 ティエン

教会委員会報告

ブロック委員としての抱負

湘南台センターからのお知らせ

避難訓練・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・六会 沼波

成人式おめでとう

日曜学校 新年会・ゲーム大会

辻堂ブロック新年会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂1区 久慈

キジト神父からの手紙

八角形にゅーすのページに戻る




ベトちゃんの思い出
司祭 ティエン

 数ヶ月前、ジャパン・タイムズでグエン・ベトちゃんが腎不全と肺炎を併発してサイゴンの病院で死去した、という記事を読みました。享年26歳。

 ベトちゃんのことはご存知と思いますが、結合双生児でした。双子兄弟のベトちゃん、ドクちゃんは、1981年2月25日にベトナムの中部地方にある農家に生まれました。ベトちゃん、ドクちゃんは下半身が結合し、いくつかの臓器を共有していました。7歳の時、ベトちゃんは命に関わる髄膜炎にかかり、日本人医師団の助けも得てドクちゃんとの分離手術を受けました。手術室で撮影を許可された唯一の写真家、中村梧郎氏は、「ドクちゃんはベトちゃんに感謝しているにちがいありません。というのは、彼は分離手術によってベトちゃんより優先していくつかの臓器をもらって生きることになったからです」と、述べていました。そして、実際にその通りでした。ドクちゃんはいろいろなことが出来るようになり、結婚もしました。一方、ベトちゃんは手術後ずっと寝たままの状態になりました。

 私は、彼らが手術を受ける前と後の写真を見たとき、その違いに驚きました。分離手術後、ドクちゃんは健康そうですが、ベトちゃんは寝たきりでした。私は、彼らにとってその手術が必要だったのかとあれこれ思い巡らしました。また、ベトちゃんは自分が双子の弟と分離されたことだけでなく、弟と共有していた大事な臓器をも分離したことを知っているのかと疑問に思いました。彼は、20年間ずっと寝たきりになるだろうということを知っていたのでしょうか?ベトちゃんは、ドクちゃんが自由に動き、より十分な生活をすることが出来るために犠牲になったのです。私は、このことに大変感動し、その時以来、それは私の心から離れることはありません。

 私がベトちゃんの話を顧みるとき、ヨハネの福音書にある一節が思い出されます。「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。」(ヨハネ15:13)ベトちゃんは私にこのことばの意味を理解させてくれました。ベトちゃん、ありがとう。弟のドクちゃんも私よりずっと深く、この言葉の意味をかみしめていることと思います。

 まもなく、四旬節をむかえます。四旬節の間に、教会は私たちが祈り、断食、施しの霊的な働きの中で、自身の命を新たにするよう求めています。また、キリストの強い愛と死について回想するよう招かれています。イエスは何故苦しみを受け死んだのでしょうか?誰のために命を捨てられたのでしょうか?四旬節の典礼を通して祈りましょう。神は、私たちがイエスの死の意味を理解するよう、また、私たちの生活の中でそのことを思い起こすよう助け、導いて下さいます。



目次に戻る


教会委員会報告(1月19日)

(新旧両委員出席)

1.教会委員会規約

 新教会委員のため、教会規約の再確認の意味で、教会委員会規約の読み合わせが行われた。

2.信徒総会について

 2月3日(日)9時半のミサ後、信徒総会を聖堂にて開催。2部制とし、1部は2007年度を振り返っての報告および財務報告。2部は共同宣教司牧に向けての分かちあい。テーマは共同体を育てる三つの力(@祈る力A信仰を伝える力B神の愛を証しする力)15グループに分かれて行い各委員はそれぞれに分散して加わる予定

3.湘南台センター

 1月12、13、14日で引っ越し完了し、活動を始めている。教会委員会としては、第2土曜日1時からのリーダー会議に浮田委員長と鈴木宣教部長が、その後のスタッフミーティングには司祭が参加する。毎月の宣教部会にも湘南台センターより代表者が出席の予定。1月26日17時より開所記念ミサが行われる。

4.山田神父転任

 山田神父様が復活祭後、山梨に転任されることになった。3月23日復活祭ミサ後のティーパーティを送別会とする。お別れのメッセージ、お餞別、祈りの花束等は後日聖堂内に箱を設けて受け付ける。サバティカル中の渡邊神父様の今後の赴任先によっては、渡邊神父様のお別れ会も同時実施の予定。

5.合葬の園

 1月19日から地質調査が入る。建築確認の申請、保健所への墓地埋葬に関する申請を行った後着工は4月か5月を予定している。すべり出しは順調で現在百数十件の申し込みがある。

6.財務部より

 2007年度はクリスマス献金、寄付などで収入増となった。支出は、大きなイベントがなかったため減った。

7.ブロック、活動部報告

@ 鵠沼:3月2日ブロック集会

A 北1:4月10日に江戸キリシタン殉教地巡礼のバス遠足を計画。席に余裕がある場合には一般参加も可能。6月の第1または第4土曜日に聖園の修道院本部にて黙想会を予定

B 辻堂:1月20日新年会をかねたブロック集会を行う

C 北2:2月9日ブロック集会を行う

D 典礼:

・ 2月10日15時〜教区合同入信志願式
・ 2月11日10時〜横浜教区春期典礼研修会
・ 2月24日静修の日

E 国際:9月28日の国際ミサでうたわれる聖歌を4月以降、外国籍信徒達の指導で全員が練習することになった。第1第3日曜日の9時半ミサの後10分程度。4月はベトナム、5月はフィリピン、6月はラティノスの予定

F 宣教:第1日曜日9時半のミサ後、みことばの分かちあいを今年度も引き続いて行っていきたい

G 福祉:責任者5名(飯田、古賀、佐野、友田、宮崎)のチーム制で運営していくことになった。教会委員会は飯田、古賀の両氏が出席。事務局は宮崎氏が担当。

H 広報:八角形にゅーすのために、各ブロック及び活動部から毎月第3日曜日までに行事予定を提して欲しい。

I 教育

・ 2月16、17日一泊で小学5、6年生がイエズス孝女会葉山修道院で黙想会。指導 山田神父。宮内神学生とリーダー数名参加

・ 3月2日センターホールにて日曜学校リーダー、スカウトリーダー研修会、指導 山田神父。2月24日は静修の日なので子供ミサはありません

8.バザーの日程

 今年は藤沢市民祭りが第4週に決まりそうなので、教会バザーは第3日曜日に(10月19日)実施とする。



目次に戻る


ブロック委員としての抱負

鵠沼ブロック 牧野

 鵠沼ブロック委員を仰せつかりました牧野です。3年前に生まれ故郷に戻ってきて、鵠沼3区に属しています。40年近く藤沢を離れていたため、何かと分からないことだらけです。先入観を持ちようもないわけですので、とにかく、先ずブロックの皆様のご意見、ご要望、ご批判、ご不満などを伺って、できるところから始めていけたらと思っています。自分を含めて皆様も高齢化していますので、無理せず、あせらず、楽しくをモットーにします。まだ勤めがありますので、ご期待に添えないこともあるかと思いますが、経験豊富な先輩の皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

藤沢ブロック 風間

 このお話があった時、私は上栗神父様ご指導の「祈りのヘルパー養成講座」の事や、地域の人達と立ち上げた高齢者の生きがい対応型事業である「わいわい善行」の仕事を考え、これは神様のみ旨ではない、そんなに私を働かせる筈がないとお断りしていました。しかし各々事情がありなかなかブロック長が決らず・・・連絡員の方々のご苦労を共有している内に、体力も能力も時間もない状況だからこそ神様が共にいて働き、恵みを与えて下さるだろうと希望をおき決心致しました。2年前、連絡員をして1区、2区、3区の垣根が私自身取り除かれ、皆様に親しみを持てるようになっていた事も決心する一つの要因だったかも知れません。「何かあったら手伝うからね」と声をかけて下さる温かい仲間もいます。感謝してご好意に甘えさせていただこうと思っています。ポンコツの体と頭、2年間持たせて下さるよう祈りながら、神様が呼んで下さった連絡員の皆様と気負わず楽しんでやって参りたいと思います。沢山ご迷惑をかける事になると思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

辻堂ブロック 宮崎

 昨年12月の何日でしたか、7時のミサのあと待ち合わせのその部屋に入ると4人の方々が私を待っていらっしゃいました。そこで私に次のブロック代表になってもらえないかという思いがけないお話がありました。勿論ご辞退しました。でも、私などにそのような大切なお話があったのは、一体どうして???どなたでもそう思われますでしょう。4人の方々曰く、「ブロックの皆さんのあまり知らない人で、少し頼りない人がブロック代表になると、皆さんがこれはブロックのために放って置けないと思われて、進んで力を出してくださる。そのため、ブロックが元気になり、よく纏まるようになる(かもしれない)。辻堂ブロックには才能のある方が大勢いらっしゃるので、あなたがブロック代表になれば、そういう力を引き出す刺激になるのではないか。」これが4人の方々の説明の趣旨でした。確かに一理あるお話でしたが、それにしても自分がこの大変なお役目にふさわしいとは到底考えられないことでした。あれこれお断りのお話をしながら、私はある下心を持って昨年度のブロック代表の方に伺ってみました。「強力な協力者が大勢いらっしゃると言われても、言うは易しで、現実にはやはり大変でご苦労なさったのではないですか」と。それは、私にはそのようにしか考えられなかったからです。ところがブロック代表さんのお返事はたった一言、「沢山のお恵みを頂きました」でした。この、思いがけない一言のお返事に、はっとしました。この方たちは私とは全く違うところに焦点を当ててそれぞれのお役目を考えておられるのに、私は唯自分のことだけを考えていたことに気付かされました。年齢も性格も能力も99パーセント不適格でも、1パーセント今の私にも何か出来ることがありはしないか、あればやらせていただこう、感謝して。そう思いました。

 そういうわけで思いきってブロック代表をさせていただくことにいたしました。それにしてもあまりにも知らないことが多いので、実は不安で一杯ですが、どうぞ宜しくお願いいたします。前年度の4人の委員の方々のユニークな思惑が良い実を結びますようどうぞ皆様のご助言ご協力をお願いいたします。新しいメンバーでの最初の仕事が1月20日の新年会の準備です。すばらしい方々の智恵や熟練の手のお陰でブロックの最初の活動が既に気持よく始まっています。この一年教会のいろいろな活動の中で、暖かくよい交わりが出来ますよう心から祈っております。

北1ブロック 八木

 あたらしい年を迎えまだまだ寒い日々なのですが、自然の恵みの中でじき草木の芽吹きに希望と喜びを感じ四旬節、ご復活祭と私達の活動も全開していくのですね。この度は年齢にも負けずブロック委員の仕事をお引き受けいたしました。数多くある教会行事の中で今年度は北ブロックでバザーも担当いたします。お若い方、老齢の方、そして子供達、全ての方々のお祈りとお知恵とお力を拝借したいと思っております。私は唯ひたすら笑顔で皆様と共に働かせて頂ければと願っております。「人間にとって最も幸福なのは自分の業によって楽しみを得ること」とありました。この一年を皆様と共に喜び楽しんでいきたいと思っております。どうぞ宜しくお導き下さいませ。

北2ブロック 米谷

 推薦を受けて戸惑う私に「一緒に手伝っても良いよ」と思いがけない4名の若い応援者達。ありがとうと思わず承諾。又推薦したのは私ですから何でもお手伝いしますよと力強い励ましと優しさに感謝しながら頑張りたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。1月は新湘南台センターもボランティア38名を乗せて船出しました。カトリックの宣教の場に信者が生まれ、育つ場になりますように神様にお祈りします。皆様もどうぞ明るく暖かいセンターに一度はお茶飲みにおしゃべりにおいで下さい。またご利用して下さるようにお待ちして居ります。



目次に戻る


湘南台センターからのお知らせ

湘南台センターでは、下記の講座が新しく始まります。受講者募集中です。皆様のご参加お待ち申し上げます。

  1. 「キリスト教入門講座」2月4日より毎週月曜日、10:00〜12:00 

  2. 「パウロに親しむ」 山田神父、第三月曜日、14:00より

  3. 「聖書講座」 鈴木神父、第三火曜日、 13:30より

  4. 「みんなで読む聖書」 2月より毎週火曜日、10:30〜12:00 とりあえず聖書をゆっくり読む会です。

  5. 「祈りを深めるための読書会」 2月より、第二、第四火曜日、13:30より、ジョンストン神父の著書「愛する」を少しづつ読み、後、30分の黙想をいたします。

  6. 「映画、ビデオを観る会」第一回、2月22日はマザーテレサのドキュメンタリー映画を観に行きます。お問い合わせは湘南台センター、または松田さん(45−8167)まで。

  7. 「手作り石鹸」詳細は近日中に決まります。



目次に戻る


避難訓練
六会 沼波

 1月20日(日)の9:30ミサ中に「避難訓練」が行われました。

 今年の1月17日で阪神淡路大震災から13年が経過し、また、昨年9月17日の中越沖地震から半年が経過しましたが、関東地方でもいつ地震が起きてもおかしくない状態であると言われております。避難訓練は地震や火災などによって緊急避難が必要な時、ミサ中に大勢の方がお祈りされている時であっても整然と落ち着いて避難できるように日頃から準備し、「いざ避難」という時、準備したとおりの行動がとれ、避難通路が障害なく確保されていることを確認する目的で、年1回実施しているものです。

 本年の訓練では、退堂の聖歌を歌い終わった時に「震度5を超える大型地震が起き、その影響で湯沸し室から火災が発生し延焼中である」ことを想定して避難することにしました。その中で(1)通常の主日ミサ時の人員配置(ブロック当番による案内)で避難誘導を行う(2)日々変化する回廊まわりで避難通路が確保されているかの確認(3)非常ベルの鳴動確認、の3点を主な確認ポイントとして実施しました。

 実施結果はとしては皆さん落ち着いて行動でき、ブロック当番の案内で迅速に避難できたこと、避難通路の確保状況も良好であったことから、約450名のミサ参加者が2分40秒と火災による人的被害防止には十分速い時間で避難完了できたことが確認できました。

 一方、課題と感じたことは(1)地震時コートやカバンによる頭部の保護が不十分な方が多数おられたこと(2)避難指示前に避難行動をとられた方がおられたことの2点が挙げられます。繰り返して訓練を受けることによりさらに着実に行動できるようになりますので、地域、職場など皆さんの近くで訓練の機会がありましたら、積極的に参加するようにしましょう。

 この訓練を機に、ご家庭、職場などで、水や最低限の食料など非常持ち出し物の準備と、伝言ダイヤルなどご家族間での連絡方法の確認など、災害に備えていただければと思います。



目次に戻る


成人式おめでとう

藤沢3区 篠田

 今日まで両親をはじめとする多くの方々に見守られて、成人を迎えることができました。回りの方々からお祝いの言葉をいただき、少しずつ実感がわいてきましたが、まだ両親に頼りっぱなしの自分の姿に矛盾を覚えます。まだまだ回りの方々に支えていただかなければ何もできませんが、これから困難を含め様々なことを経験し、素敵な大人になれるよう努力していきたいと思います。

六会 今村

 ミサの中頃(たしか、神父様の説教中)に、太陽が覗いたのか、教会の中が一気に明るくなりました。その時、ハッとしました。自分はもう成人として扱われるのだと、気の引き締まる思いがしました。



目次に戻る


日曜学校 新年会・ゲーム大会

 1月13日、2008年最初の日曜学校は、全学年の子ども達とリーダーがいっしょになってホールでゲーム大会をしました。ゲームのお題には、生まれた月や、血液型が同じ人どうしグループをつくれ!というのがあり、お友だちやリーダーの知らない一面を知ることができました。体をたくさん動かして、お腹がすいてきた頃、日曜学校からのお菓子と、ボーイスカウトの方々が朝から準備してくださった、つきたてのお餅をおいしくいただきました。ごごちそうさまでした!

1年 かれん

 13日はおもちとカスターをたべてゲームをやりました。ゲームは「もうじゅうがりへいこう」と「ぼうをもってぐるぐるまわるゲーム」でした。しゅんかしゅうとう(春、夏、秋、冬)の4チームにわかれました。かれんの秋チームは3いでした。ちょっとざんねんでした。おもちはとてもおいしかったです。

4年 あゆみ

 今年最初の日曜学校では、みんなでゲームをしました。特に楽しかったのは、その場でぐるぐる回ってから走ってかべにタッチするゲームです。目が回って走りにくかったけれど、それが面白かったです。最後に食べたおもちもおいしかったです。



目次に戻る


辻堂ブロック新年会
辻堂1区 久慈

 藤沢教会に転入してきて初めての新年会に朝から私はわくわくしていました。朝のごミサでの鈴木神父様の3つの俳句(愛されて遣わされてるこの命/愛されて遣わされてる自信もて/愛されて遣わされてるまいったな)を忘れないように心で口ずさみながら、会場のホールへ。神さまの祝福を願うお祈りに始まり、ブロックの新しい役員の方々の紹介とご挨拶。新年度の予定、典礼委員のお話、参加した方の近況のお話が、和やかな雰囲気の中で続きます。役員の皆様の謙虚なご挨拶に神さまの働きを感じ「頼りにならない人が長になると、周囲がタレントを発揮し活性化する」と励(!!)まされて引き受けられたという優しそうな新ブロック長の宮崎さんに、思わずサポートしたくなった人も多いようです。

 近況のお話では、神父様の俳句をご自分にあてはめていろいろな方の口から語られるたびに笑いが広がります。ウガンダへの支援や平和への呼びかけを続けている90歳の浮田さんのお話をはじめ、アジア学院、写生会、国際ミサ、日本語教室(土19:00〜20:30)教区司祭、神学生のための「教会の祈り」(日19:00〜19:30)などのお話や誘い。また静かに主を思いめぐらしている方、ひたすらイエズスさまと教会に感謝している方、愛犬と毎日を楽しんでいる方など、たくさんの感謝と楽しいお話を聞きながら、新しい年の始めに神さまの祝福と息吹きを感じて、わくわくしてきました。

 総会の後は、役員さんたちが前の晩から作ってくださった温かく美味しい豚汁とおにぎりを歓談のうちにいただき、終わりに皆でゲームのフルーツバスケットに息をはずませたところで、各自が持ち寄ったプレゼントをいただいて、喜びのうちにお開きとなりました。さあ行きましょう!主のみ名を告げるために。“わたしは人々のつどいの中で、あなたの救いのわざを告げ知らせる”(詩篇40)



目次に戻る


キジト神父からの手紙

 “彼らは幼子イエスに黄金と乳香と没薬を贈った”(マタイ2:11)親愛なる友人と後援者の皆様、クリスマスにあたって、あなた方とあなた方のお友達の皆様にウガンダ、キャンワリの私たちの施設にいる貧しく傷つきやすい難民たちの一人一人に成り代わりクリスマスのお祝いを申し上げます。また、あなた方からご支援いただいている聖パトリックセンターからの良いお知らせをすることが出来て大変嬉しくおもいます。ご存知の通り、この難民キャンプは教区の教会からも政府からもまったく援助を受けておりません。わずかなNGOと聖パトリックセンターからの善意のみで成り立っております。我々はあなた方の様な小さな集団に100%依存してこの慈善を行っています。ですから我々の活動はあなた方なしでは存在し得ないのです。聖書の中の東方の三賢者のごとく、時として我々が忘れがちな見捨てられた難民の姿をしたイエスにご喜捨を続けていただくことに大変感謝しております。

 2007年は私にとって特別な年でした。驚いたことに、9月にユネスコのアジア/太平洋文化センターが主催するシンポジウムにプレゼンターとして出席するよう栃木県のアジア学院より要請をうけました。シンポジウムは9月1日から15日まで開催され私のテーマは「食の安全と紛争処理」でした。このイベントは大変成功いたしました。日本への招待は私にとって本当に信じられないものでした。7年ぶりに日本を訪れ懐かしい友人達の多くにまた会える本当によい機会でした。ビザの都合で長くは居られませんでしたがすばらしいものでした。この短い滞在期間のスケジュールを効率よくまた楽しく組んでいただいた色々な方々に大変感謝したいと思います。この点については特に藤沢教会の皆様方に感謝したいと思います。多くの異なったグループの方々や司祭たちがとても親切で、私のウガンダに於ける使命にとても役にたちました。コロンバン会和歌山の仲間達の協力は言うまでもありませんでした。最後にこの有益なシンポジウムに参加することができたのは栃木県のアジア協会の皆様のご協力によるものと深く感謝しております。この手紙で、私は皆様が私に下さったご厚情に心から感謝したいと思います。また、皆様方が私に下さった、愛、親切、多くのご寄付、笑顔、日本の美しいところにご案内いただいたこと、色々な方々に御紹介いただけたことなどに感謝したいと思います。これらのことは、私にとって大きな喜びで在るとともの、私の難民の救済活動にとっても、心強いものです。私たちは、あなたとあなたのご家族、ご友人たちに救世主イエスの豊かな祝福が与えられるように祈ります。

 手紙の終わりに、私が仕事に戻ったことをご報告いたします。自発的にこのキャンプを出て行ったり亡くなったりして難民人口が19,996人(4,299家族)に減ったこと以外センターでの日常は何も変わっていません。この年の終わりに、私は、待降節の心の準備だけでなく、お腹を空かせた難民たちのお腹を満たす仕事を始めなければなりません。今、この地では恐ろしい水不足に直面しています。水不足は即、死につながります。ですから、このクリスマスの期間に,“雨水獲得プロジェクト”の一部でも達成できるようにアピールを開始しなければなりません。皆様方のご協力がさらに必要となります。皆様方にクリスマスの愛とすばらしい2008年が訪れますように。

 先々号の八角形にゅーすで「ウガンダ友の会」(今年から名称を左の如く改称)の窮状について訴えさせていただきましたところ、さっそく多くの方々から暖かな援助の手が差しのべられましたことを、まず神さまに感謝いたします。その中のお一人がたまたま送られてきたメッセージを翻訳して下さいました。ありがとうございます。これからもご期待ください。(辻堂1区 浮田)



目次に戻る