八 角 形 に ゅ ー す
2008年3月2日
聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会
目次
脳の話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・司祭 鈴木
湘南台センター開所記念ミサ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長後 矢部
壮年部新年会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 岡田
藤沢ブロック集会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢3区 河野
北2ブロック集会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長後 矢部
横浜教区合同入信志願式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリスト教講座担当者 岡田
第27回横浜教区春季典礼研修会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・典礼部 福井
灰の水曜日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂2区 小川
2007年SSVP藤沢協議会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢協議会会長 高橋
脳の話
司祭 鈴木
人間の脳の働きを探ると、とてもおもしろいらしい。「愛は脳を活性化する」(松本 元著岩波科学ライブラリー)という本を読んだら、なるほどと思うことが色々あった。
「・・・優れたバイオリニストを数多く育てられたことで知られる鈴木愼一氏は、優れたバイオリニストを育てる方法として次のように述べられている(鈴木愼一著『愛に生きる』・講談社 1996年)。すなわち、バイオリンを習いたいといってきた子供たちに、最初からバイオリンをもたせることはしない。まずはその親に、一曲弾けるようになるまで指導するのだそうだ。この間、子供には家庭でバイオリンのレコードを聞かせるのである。そうして親が弾けるようになってくると、子供にとってはバイオリンのある環境が自然なものとなる。そしてそのうちに『自分もバイオリンを習いたい』という意欲が自然と湧いてくる。そうしたときに、はじめてバイオリンを持たせるのだそうだ。普通の子供は、自分からバイオリンをやりたいとはなかなか思わないものである。一般的には『親に言われて』ということが多いだろう。そうした子供に無理やりバイオリンを持たせても、決して上達しない。自分から弾きたいという気持にさせること、意欲を持たせることが、熟達への第一歩だというのである。鈴木氏の話は、脳のある目的に価値を認め、意欲を持つことによって学習性を高めるという脳の特性とよく合致している。」
この例でもわかるように、脳の活性に最も支配的な情報は「情」に関するものなのだそうだ。情報とはいい得て妙だなあ。・・・人は情が受け入れられ、それによって意欲が上がると脳の活性も高まり、知が働くようになるらしい。子供がいきたくなるような教会って何だろうと考えると、大人が生き生きやってる教会なのかなあ。子供の感情を受けとめられる人がいるということなのかなあ。脳はまた、「できる」と確信する(仮説を立てる)と、その方向で情報処理するそうだ。だから、「できる」と思えればできるようになる。逆に「できない」と確信すると、できない理由ばかり見つけるように働き、できる可能性をどんどん縮小するらしい。また確信するものがないと、脳は混乱するらしい。十字架のキリストに示された神の愛情を思いながら人間はいるだけで価値がある(神に愛されている)と確信しましょうか。
教会委員会報告(2月16日)
上記委員会祈りの部門担当者チームよりアンケートの依頼があった。教会委員は各活動部、ブロックへ持ち帰り、意見をまとめて4月の教会委員会へ提出する。
総務より本年2月で25年をむかえるカトリックセンターのエレベーター等の修繕及び聖堂のアスベスト対策について課題が提出された。緊急度などを考慮し、優先順位をつけ対応することになった。
藤沢教会の現在の財務状況(収入動向・支出動向など)の分析並びに今後の大きな事業計画(聖堂アスベスト除去作業・センターホール大規模修繕・聖堂トイレ改修・合葬の園建設費建て替えなど)などを踏まえ検討する方針です。
確認手続きに思いのほか時間がかかっている。将来維持管理委員会を設置する。
若い層の充実をはかるため、第4週ミサ後分かち合いをしているが人数は少ない。中高生は塾やクラブ活動で忙しく教会になかなか来られない。30代、40代そして中高生会、学生会の活動を活発にしてゆくためのチームの立ち上げを本格的に検討してゆく。
列福式は11月24日。長崎ビッグエムスタジオにて2〜3万人規模で行われる予定。献金目標は8000万円(すでに6000万円集まっている)。藤沢教会としても、今後列福委員会事務局から人を招いて話を聞く等、募金計画をたててゆく。
1月26日開所式ミサを無事終了。順調に活動をはじめている。3月9日11時より、湘南台センターのための支援コンサートが開かれる。
3月16日(日)於藤沢YMCA会館。委員長、副委員長が参加
鵠沼:3月2日9時半ミサ後ブロック集会
北1:4月10日江戸キリシタン殉教地巡礼ツアー。他ブロックからも参加者募集。6月28日聖園修道院本部にて黙想会。バザーについては北1、北2と相談しつつ6月にバザーチームを立ち上げる予定。
典礼:主日のミサをいかに豊かにしてゆくか。豊かな典礼・祈る力祈れる共同体をテーマにしてゆきたい。
2月24日静修の日
3月9日中高生卒業記念ミサ
3月20日聖木曜日にあたるため、お彼岸のミサはなく「追悼の祈りの会」とする
国際:5月11日9時半ミサ後フィリピンコミュニテイによるお茶の会
宣教:3月23日復活祭ミサ後のお茶の会のあと、新受洗者のため祝賀会を開く
6月29日第3回宣教フォーラムを考慮中。司祭は鈴木神父
広報:復活特別号4月に発行予定。原稿募集中
教育:3月2日日曜学校リーダー、ボーイスカウトリーダー、中高生リーダー、学生会リーダー、30代の集りを対象に教育部研修会
2008年度信徒総会が降雪の2月3日10:30〜12:30約100名の方が参加者されて開かれました。(資料「2008年藤沢教会信徒総会」参照)
・挨拶とお祈り主任司祭鈴木神父
みんなで話せば信徒爽快。雪が降るのでシーント総会。今日の総会で何かどこか良かったことを見つけてお帰り下さればと思う。
・2007年の総括(配布資料により報告)小藤委員長
(1)藤沢教会センター化について
当方からの答申について司教からの公式コメントは現在出ていない。教区司祭の集まりでは当方答申の内容を尊重して今後の計画を考えるとの発言があったとのことである。従って藤沢教会は昨年来凍結しているメンテナンス計画実施を再開して良いと思う。
(2)湘南台センターについて
2006年10月の湘南台センター検討委員会の答申は「北部地区におけるセンターは必要であり、その方向性について慎重に検討し、結論を出して欲しい」というものであった。その後各ブロック、活動部、委員会で討議され2007年信徒総会において次の通り報告された。
現行の湘南台センターは2007年12月末閉鎖
各活動内容・継続の是非、その方法を検討
委員会内に作業チームを設置し、具体策を考える作業チームは、湘南台での活動の継続を望む多くの信徒意見、安価な家賃による場所発掘などに基づき、7月中間報告にて「他の場所に代替施設を開設し、活動を継続する」旨の提案をして、これを受けて教会委員会にて審議し、次の通り承認され、2008年1月26日新湘南台センター開所式を実施した。
新施設への移転により、年間経費が3分の1程(150万円)に軽減
スタッフは全員ボランティアとし、運営体制を整える
経費負担については利用者・支援者から献金を募り、その半分程度は捻出努力する
期間は2年間
(3)その他の事項については配布資料の通り
・財務報告(配布資料の通り)石黒前財務部長
2007年度は「藤沢教会センター化」問題のため修繕費関連の大きな支出がなかった。ガリラヤ売店が充実され、カトリック中央協議会の出版物はほぼ全て取り扱っており、近隣教会にも利用されている。また福祉、宣教、若い人たちの活動支援という方向に資金を利用してほしい。維持費の自動引き落とし制度を利用していただき、会計業務の省力化に協力していただきたい。
・教会教勢報告(配布資料の通り)川辺事務局長
不在・不明704名のうち不明者数は400名程度。不明者については長期間連絡が取れない者は台帳から削除していかないと増え続ける。(教区の見解ではおおよそ10年をめどに削除する)。
・事前質問への回答
Q:湘南台センターは2007年総会で2007年末閉鎖と発表。その後作業チームの提案で移転し継続となった。これは信徒総会を軽視していないか。
A:総括において説明の通り、教会委員会での検討内容、昨年の信徒総会での報告内容に沿って進められたことで軽視していない。
Q:湘南台センターを独立会計にしてはどうか。また司祭の負担をどう考えるか。
A:湘南台センターは独立の法人でなく、別組織に属するものではない。教会の本来的活動であるので、独立会計には出来ない。従って会計処理は従来通りとし、センターに関する収支は区分して把握するようにする。司祭の負担については、今後もその時の態勢にあう対応をしていただき、過度の負担にならないようにする。
Q:将来に向けた財政基盤の検討、有給スタッフのボランティア移行の検討はどうなっているか。
A:藤沢教会センター化、湘南台センター問題などに取り組み昨年は検討されなかった。従って有給スタッフのボランティア検討も併せて、新年度の課題として新委員長のもとで検討していただく。
Q:財務報告のうち収入合計と支出合計との差額はどう取り扱われているのか。
A:原則として次年度への繰越となる。
Q:当教会での結婚式の減少の理由はなにか。
A:教会で結婚式をする時は結婚講座を受けるのが条件となる。また式場・披露宴施設が同じ施設の方が需要者に便利ということもあろう。
八角形にゅーす第191号参照
私の名前はひさゆき(久之)。きょうは雪。何か祝福されている思いがある。総会出席者が雪のため少なかったことは私にとってはお恵みであったと思う。前委員長及び委員の方に感謝する。主任司祭は何もしないで良いとおっしゃるが、次のような課題が山積みしていると思う。これから少しずつ解決し前進していきたい。
・共同宣教司牧の課題
・凍結されていた修繕維持工事
・女性トイレ改善
・財政の中長期の取り組み
・合葬の園
・若年層の教会への吸引力などなど
“委員長になったはいいけどヘルプミー”(久之)
分かち合いテーマ「祈る・信仰をを伝える・神の証しする――三つの力を育てる」
このテーマに関する司教教書は分かりにくいと思う。しかし「祈る・信仰を伝える・神の愛を証しする」という三つを常に念頭において考えることは良いことだと思う。ゴーチェ神父の解題を参考にすると良いと思う。共同体とは何かということはなかなか説明しにくい。理想の姿をはっきりとイメージできないのではないか。現代は個々人の価値判断が強く主張され、皆で一緒にということが出来にくい時代と思う。その中でこのテーマについても、ガッチリ型、ユルヤカ型があると思う。どうすべきだろうか。自分の心がどうしたいか、どういう気持ちか、どういう方向に進めたいかを問うたらどうだろうか。そして自分がこうしたいということに皆はどう反応するかによって、神の導きが見えると思う。何をしたいかを考えてみよう。
グループ10人程度の構成で8グループに分かれて分かち合いを実施、各グループの分かち合い内容メモは代表者がまとめる。
湘南台センター開所記念ミサ
長後 矢部
1月26日(土)17時から主任司祭、鈴木神父様司式による湘南台センター開所記念ミサが行われました。お祝いには70名近くの方々がお集まりくださり、椅子も丸椅子も、そして椅子なしで立っておられた方々、カウンター裏の台所もいっぱいの状況でした。湘南台センターが新しく誕生したわけです。皆様が心から望んでいた日です。その感慨もひとしおのものがありました。ミサ後、祝賀パーティーが始まり、浮田委員長の乾杯の声に皆なごやかな雰囲気の中、新センターのビルのオーナーの片山さんもおいでくださり、このようににぎやかに皆様が集まってくださることは非常に嬉しいとのご挨拶もありました。テーブルの上には、お酒、ビール、ジュース、お茶、といった飲み物、そして手作りのお赤飯、海苔巻き、五目寿司、サラダ、サンドイッチ、オードブル、煮物、揚げ物、焼き鳥、ケーキ、果物など所狭しと並べられ、楽しい歓談のひとときでした。
私はずっと長い間、いわゆる幽霊信者でしたが、定年退職を機に、勇気を出して旧湘南台センターでのブロック集会に出席し、そこで心温まる歓迎を受け、「あなたにピッタリの入門講座があるけれど、どうですか」と声をかけられ、とても嬉しく受講を始めました。このたびの湘南台センターのボランティアの一員にもさせていただきました。新センターとともに何かできることがあったら嬉しいと申しましたら、この文を書くことになってしまいました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
壮年部新年会――感謝と危機感をこめて
藤沢1区 岡田
2月2日(土)壮年部新年会が、ティエン神父と壮年35名の参加をえてセンターホールで行われました。今年は、昨年来の懸案事項である壮年部のあり方について話し合う「第一部」と従来通りの懇親の「第二部」の二部構成となりました。
第一部は、グループに分かれての意見交換、浮田さんの司会による全体会という順で進みました。昨年来の議論同様、従来通り壮年部長を選出し教会委員会に出席すべきとする意見と、懇親・連絡組織として改組すべきとする意見とに大きく分かれました。
前者は、教会委員会に対して壮年男性の意見を集約する場が必要であり、壮年部長が教会委員会に出席することは壮年部の求心力を高める上で大きいと考え、壮年部長のなり手がない状況については、世話人会が責任を分担しながら継続して人選すればよいという意見でした。
後者は、ブロック制が充実し婦人部がなくなった現在、壮年部のみが教会委員会に代表を送る必然性は失われており、ブロックや教会委員会でも壮年男性が発言する場は多々あり、男性のみの意見集約の場は不要である、懇親・連絡組織として各ブロックからの世話人が共同運営すればよいとの意見でした。
両者ともに、壮年の懇親の場、教会での居場所は必要であり、力仕事を呼びかける役割は重要という点で一致していました。その他、信仰共同体としてよりよい方向を目指すべきとの意見もありました。1時間以上の話合いでも結論は出ず、参考のため挙手して頂いたところ、前者が11名、後者が22名という結果でした。
第二部の懇親は、恒例の新メンバー紹介、マジックの他、特別料理として壮年部有志の手作りこだわり豚汁、絶妙の白菜漬、思いの込められたおはぎ等の差し入れがあり、センターホールがまるでビヤホールのように盛り上がり、2時間超にわたり目一杯楽しむことができました。幹事として皆様のご協力に心より感謝申し上げます。このように懇親の場、あるいは豚汁の野菜切りのために有志が集まる連絡機能としての壮年部の役割は十分果されていると確認できました。
ただ、以下は私見ですが、壮年部長のなり手がないのは、メンバーのボリュームゾーンが60代前半と着実に年齢が上がっているのに対し、従来壮年部長を務めてきた50代、40代は人口的にも実働信徒的にも少なくなる一方で仕事は忙しく、家庭も色々ある上に、教会でも様々な役割を担い、パンク状態という世代間ギャップが背景にあると思います。
私は日本の教会の持続可能性について危機感を抱いていますが、壮年部の問題もその一端と思います。次世代(特に中高生、20代、30代)の信仰養成という大きな課題に十分取り組めないまま、懇親と行事消化に終始する日本の教会の未来は、日本の未来よりもさらに暗いのではないでしょうか。新しい教会委員会がリーダーシップを発揮して、このような課題に取り組むとともに、壮年部のあり方についても規約改正に向け方向性を打ち出して頂くことを期待しております。
藤沢ブロック集会
藤沢3区 河野
本年第1回目の集会が2月10日9時半のミサ後に行われました。集会の内容は、各役員の紹介と挨拶の後、ブロック長風間氏から本年の活動予定が話されました。「藤沢ブロックの交わりをより深める為に、祈りを通して頑張りたいと思います。皆さまご協力よろしく」
次に皆様の知りたいというご希望に応えて典礼部と福祉部の紹介をお願いしました。
典礼部の福井氏のご説明
・主日のミサの奉仕
先唱、朗読の奉仕者の選任。聖歌の選曲
・奉仕者の養成
3年前より典礼奉仕者養成コースが開設されました。
目指すところは、共同体としての深い祈りを通して豊かな典礼に至ることです。各ブロックは、典礼担当の人を決め、第3土曜日午前の典礼部の集まりに是非ご出席ください。
福祉部の前田氏のご説明
・「神の愛を証する力を育てる」をテ?マに活動する。
・本年は部長をおかず、各ブロックの意見を代表5人で合議して活動を決める。
・バザ?収益(1/2)を各団体に分配
・老人介護施設でのボランティア活動
・高齢者を訪問しお誕生カードを手渡しする
・依存症に関する研修会(3回/年)
・チャリテイコンサート開催
最後に副委員長の曽根氏から2月3日に行われた信徒総会の報告がありました。
つづいて以下のような質疑がありました。
・バザーの収益金は有効に使われているか?、身近なところに支援しているか?
答:収益金は信徒の関わる団体を対象にしており、八角形ニュースで報告している。困窮者には夫々各種の救済をしている。
・センタープロジェクトはどうなったか?
答:藤沢教会からは全面建替えに否定的であることを司教様にお伝えしてある。この件については、まだ回答はありません。
そのほか一人暮らしの高齢者のマップ作りの提案があり、各地区で具体化を検討することになりました。
気掛かりだった雪も降らずに、幸いに晴れて、約50人の参加がありました。典礼や福祉は担当者だけが関わることではなく、私達1人1人が関わらなければならないことを感じました。
北2ブロック集会
長後 矢部
北2ブロック集会が2月9日(土)午前10時から12時まで湘南台センターで開かれました。たいへん寒い日でしたが20名の出席がありました。ブロック長の挨拶、委員の紹介で始まり、ミサ当番は4月と9月、掃除当番は12月との報告がありました。引き続き北2ブロック行事について3グループに分れて話し合いをしたところ、次のような意見が出されました。
お花見、カヌー見物もいいね、カヌーに乗ってみたい?泳げないし怖いわ、大丈夫よライフジャケットを着るのよ!新緑のころの遠足はいいね、近場がいいわ、秋に黙想会を希望、三浦修道院は良かったね、また行きたい、昨年は雨で流れたので西丹沢にも行きたい、そして河原で神父様に野外ミサをお願いして、お台所があるのでお料理はどうかしら、それでお客様をお呼びしたら、簡単な折り紙を折るのは?いろいろ出ました。ブロック委員がこれらの意見を参考に決めてゆくそうです。お茶、お菓子をいただきながら話は盛り上がり、なごやかな雰囲気のうちに終わりとなりました。
日曜学校リーダー 井出
2月16〜17日、日曜学校の5・6年生が山田神父様のご指導の下、一泊黙想会を葉山のイエズス孝女会修道院の施設にて行いました。藤沢教会の子供12名、中和田教会から1名、計13名が参加しました。お借りした建物は、大正3年に東伏見宮別邸として建てられた歴史のある洋館で、その広々とした広間でお話を聴いたり、みんなで協力して作ったお食事を頂きました。1日目は山田神父様より婚姻の秘跡、清水リーダーから堅信・叙階の秘跡、宮内神学生から病者・許しの秘跡についてお話を聴きました。また夕食後は実際の儀式書を用いて、子供たちが司祭・新郎・新婦・証人・先唱の役目を務め、教会での結婚式の模擬体験をしました。夕の祈りは、聖堂で聖体顕示を行い、静かな祈りの時を持ちました。2日目は許しの秘跡を受け、シスター方と共に聖堂でミサにあずかりました。子供たちのリクエストに応えて早朝の海へお散歩に連れて行ってくださった山田神父様、秘跡についてわかりやすく教えて下さった宮内神学生、子供たちのお兄さん・お姉さん役としてやさしく接してくれた青年の方々、引率のリーダー、そしてあたたかく見守って下さったイエズス孝女会のシスター方に心から感謝いたします。この体験が子供たちの心に残り、これからの成長の助けとなりますように。
5年 虹恵
今年はじめて5・6年の黙想会に行きました。しゅうどういんは白いおしろみたいでした。すごくかっこいいと思ってじっとながめていました。なんと、中もすごくかっこいいんです!しかも、あそび場もありました。クーちゃんと外でサッカーもしました。夕飯はハヤシライスとコロッケとサラダなど、おいしいものがいっぱーいでした。つぎの日には、ゆるしのひせきをしました。しんぷさまがゆるしてくれたので、ひとあんしんしました。たくさんのプログラムのあった黙想会でした。
6年 諒子
私が黙想会に参加するのは今年が2回目です。私は今まで葉山に行ったことがなかったけど、そんなに遠くなくきれいな所でした。イエズス孝女会葉山修道院に泊まりました。1日目は秘跡のお話をききました。私は今まで秘跡とはなんなのか、よく知らなかったけど、山田神父様、清水リーダー、宮内神学生のお話でよく分かりました。2日目は5時におきて海に行きました。冬の海はとてもきれいでした。そのあと朝ごはんを食べて、許しの秘跡をしました。今年の黙想会は秘跡についてたくさん学びました。また機会があったらみんなで葉山に行きたいです。
横浜教区合同入信志願式
「神の招きに応えて」
キリスト教講座担当者 岡田
四旬節第一主日の2月10日、横浜教区合同志願式が鈴木勁介神父(司教総代理)司式で行われ次のようなお話がありました。
「志願者の方は小教区に所属するだけでなく、横浜教区の信徒となります。そして、日本の教会、アジアの教会、世界の教会につながっています。一人一人が入信を志願する式は目に見えるわかりやすい外側の部分と、目に見えない部分つまり神が志願者を包み受け入れて下さることを信じるという大きな意味があります。神の志願者に対する思いを味わうことが大切な呼びかけです。目に見えない部分は大切ですが難しくもあります。特別な恵みというべき時しかなかなか気づけないものです。『愛する』ということは不思議です。人間はそのように造られているとしか言いようがありません。また『いのち』を考えても不思議です。この時代、この国に生まれたいと思って生まれてきた人は一人もいません。こうなりたいと思って生きてきたが、大きくなったらこんな私だったというものかもしれません。これらの不思議な人生の経験を思い合わせることもヒントになるでしょう。信じるようになったのはどうしてなのか。決断を通して目に見えない不思議な力に導かれたことでしょう。いつか、なるほどとわかる時が来たら素晴らしいが、何も起こらなくても志願の気持ちを神が受け入れて下さるということには変わりありません。わかる日が来る、恵みの時を信じましょう。“大丈夫 そのうちわかる 大丈夫”」
その後、入信志願者一人一人に、入信の秘跡を受けるその日まで、神からその必要な力を願い、強めていただくための塗油が行われました。この合同入信志願式には、神奈川県・静岡県の26教会から、約150名の志願者が代父母と共に参加しました。署名の間、「あなたが私を選んだのではない。わたしがあなたを選んだのである」と歌われました。神は何のために、私たちをお選びになったのでしょうか。それは神のみ旨を行うためです。そのためにいつも私たち一人一人が、神の望みは何かと問いかけながら、探し続けることが大切なのだと思いました。
今年の復活祭で、藤沢教会では11人の方が入信(洗礼、堅信、聖体)の恵みに与かります。私たちは救いの泉である主イエス・キリストの受難と復活の記念を行うために四旬節を迎えました。私たちが入信志願者と共に、回心のわざに励み、復活の恵みに与かることができるように祈りましょう。そして各自の洗礼を思い起こしながら、共同体として入信志願者の方々がキリストの道を歩めるように励まして下さるようお願いいたします。
第27回横浜教区春季典礼研修会
典礼部 福井
2月11日当教会で行われた典礼研修会の概要は以下のとおりです。
(1)四旬節を正しく生きるために、復活節を考える必要がある。
四旬節はイエスの死と復活を迎える準備の期間であって、自分を見る(イエスに忠実になるためにどうするか)前にイエスを見て欲しい。
四旬節より復活・復活節のほうが大切。過越からが信仰の中心といってよい。
復活節の「偉大な50日」は四旬節が定められる前から存在した。最初は七週間が「1週間」として祝われていたものが、1日が1週間に延長された。
灰の水曜日から聖土曜日までの40日間(日曜日を除く)は聖書で「相当の期間という意味で、回心のために時間が必要ということをいっている。
灰の水曜日は公の罪人が回心のために灰をうけたのがはじまりで、洗礼を受ける求道者の心の準備の期間、特別の養成の期間(黙想)となった。
(2)四旬節の性格
キリストの過越(死と復活)は信仰生活の中心で、それに与ることはまず洗礼によるので信者は受けた洗礼について考え、入信志願者はこれから受ける洗礼にふさわしく生きるように努める。
洗礼は回心と切り離せないので、当然四旬節は回心の季節となる。償いの断食、祈り、愛の行いを実践し、罪の束縛から解放されて神の自由に生きるように努める。
洗礼によって受洗者は神と教会の子となるので、四旬節は‘教会的’期間となる。個人の回心だけではなく、共同体の回心をめざす。
(3)入信志願者の四旬節
過越の秘跡(洗礼、聖体、堅信)の最後の養成期間、教えが終り心の準備(霊操)の期間、3つの秘跡の相互関係の理解
入信志願式は本人の志願が条件ではあるが、中心は神の選びの式。教会が「あなたが神様から選ばれた、復活に洗礼を受けてよろしい」と宣言する式。
(4)共同体の支え
信者の交わりを大切にし、ともに祈ることが志願者にもとめられる。共同体は交わりと祈りができるような環境作りに積極的に努める。
第3,4,5の日曜日に行われる「清めと照らし」は志願者のための共同体の祈りであるとともに、志願者を典礼によって養成するものである。
四旬節の間、共同体は祈り、模範と行動を示す。
「主の受難と復活からなる過越の3日間は主の晩さんの夕べのミサに始まり、その中心を復活徹夜祭におき、復活の主日の“晩の祈り」で閉じる。」
ユダヤ人にとっては日没から新しい1日が始まるので、3日間の第1日は木曜日の夕方から金曜日の夕方まで、すなわち最後の晩さんから主の受難の式が終るまで。第二日には典礼がない。第3日は復活徹夜祭から復活祭の晩の祈りまでとなる。最後の晩さんで四旬節の断食(償いの断食)が終わり、過越の断食(待つ姿勢)が始まる。
(1)第一日主の晩さんの夕べのミサから主の受難の典礼の閉祭まで
・最後の晩さん
原則としてミサは1回。共同司式を行うのは、感謝の祭儀の一致を表すため。
祝福された油を会衆に示すことによって洗礼、堅信、聖体の相互関係と司教との一致を考えさせる。
洗足式はキリストの謙遜の意味ではなく、徹底的に弟子たちを愛されてご自身を与えられたキリストにならってお互いに自分を与えなさいとの意味。
閉祭がないし、主の受難の開祭もない。主の最後の晩さんと主の受難は一つの典礼である。
・主の受難
聖書朗読によってキリストの受難に与る。自分のフィーリングを入れないで読む。
十字架礼拝によってキリストの受難に与る。イエスに愛をかえすようによばれている。
聖体拝領によってキリストの受難に与る。
(2)第二日金曜日の夕方から徹夜祭の晩の祈りまで
・式がない。主の休息の日。陰府に下る日。
(3)第三日徹夜祭から復活祭の晩の祈りまで
・復活徹夜祭
光の祭典ことばの典礼洗礼と堅信感謝の祭儀
・復活の主日
主日のなかの主日。復活したキリストを眺めて感謝し、喜ぶ日。
(1)「復活節」とは
主の「過越」を祝う「主の日」を延長したもの
もともとの復活祭の祝いの1週間が1年周期では1日を1週間に見立てて7週間・50日に延長され、その祝いの期間は聖霊降臨祭で完結する。
(2) 「復活節」の特徴
喜びの日々なので「立って祈る」、「アレルヤの祈り」、「断食しない」
復活徹夜祭に入信の秘跡(洗礼、堅信、聖体)をうけた新信者が共同体の中で秘跡を受けながら、自分も秘跡(神の愛の証し人)になって行くための「信者としての生活の手ほどき」を受ける期間であると同時に、新信者を受け入れた共同体もともに喜び祝うとき
新信者は求道者の時とは違って、共同体の一員として典礼の場で聖書を聴き、学び、信者として生きるための「教話」(「秘儀教話」ミスタゴギア)を受ける。
主日の典礼の朗読から信者としての生き方を学びとるためには、「救いの歴史」を聖書から系統的に学んでおく必要がある。
(3)新信者への配慮
可能な限り、主日の典礼を中心にした生活のリズムを作る。
典礼の理解、特に典礼暦にそった生活、秘跡を受けながらの生活を学ぶ。
小教区共同体の中に、自分の場を見つける。
典礼奉仕への段階的な参加(朗読、聖歌隊、侍者、先唱・・・など)
家庭生活(子どもの教育)、仕事の上での信者としてのあり方
(4)聖霊を受けて生きる
聖霊が働きやすい私たちの生き方は「今」、「ここに」生きる。そのために感と体の声を聴きながら生きる習慣を身に付ける。永遠の今に生きる聖霊は、時間空間の中では「今」「ここに」働くから。
ありのままの自分を受け入れる。聖霊は私たちの弱さにおいて生きる方だから。
灰の水曜日
辻堂2区 小川
今年は復活祭が3月23日なので灰の水曜日は2月6日でした。春は名のみの・・・寒が明けても寒い朝、遅れないようにと教会に急ぎました。「塵から出て塵に帰る」悔い改めの四十余日が巡って来ました。平素あまり皆勤でない信者の私も少し緊張でした。教会には何時もの年より多くの方々がお集りでした。「主はいわれる。今こそ私に立ち帰れ・・・衣を裂くのではなくお前たちの心を引き裂け」「主は恵みに満ち憐み深く・・・くだした災いを悔いられるからだ」ヨエル書の言葉が読まれました。そしてお説教では山田神父様は最後に「どんな小さな事でも良いから心を込めて行ないなさい。」とおっしゃられました。それが多くの人に対して出来ます様にと祈れるだろうか。
その後、第一水曜日は高齢者の編み物の会の日です。私達は今、7人で、それぞれの思いで、一本の糸からそれぞれの思いの作品を作っています。私は責任者の松本様に手伝っていただいて、棒針とかぎ針を使って今年もまたひよこを作って居ります。ささやかな手仕事をお捧げ出来る幸せを感じながら、今年は何時になく明るくなった心を喜びながら。前日お友達から戴いた羊かんを皆さんと共に戴きたいと階段を上ったところ、ああ、今日は大斉、小斉でした。瞬間的に忘れていました。ああ、認知症だろうか、ためらいながら202号室のドアーを開けると今日は七人のお顔が揃って居ました。「高齢者だからいいのよ」ああ、そうか、複雑な気持ちで「他の方法で節制すれば良いか」やはり灰の水曜日に友達の断り切れない誘いで肉食した日のお料理の何とも云えず苦かった事、こんなにも違った気持ちで頂ける今年の不思議な灰の水曜日でした。
2007年SSVP藤沢協議会報告
藤沢協議会会長 高橋
いつも私どもの会の活動にご協力戴きありがとうございます。この会は、1833年、フレデリック・オザナム及びその仲間たちによってパリで創立された国際的信徒組織(Society of Saint Vincent de Paul)の末端の組織(協議会)の一つです。私どもの協議会は、会の精神にのっとり、病気や怪我などで生活が苦しい在日外国人、高齢や病身で援助の必要な人、身寄りのない人、などへの訪問を随時おこなっています。個人的な接触とは別にクリスマス前後に、プレゼント(マドレーヌの会の作ったマドレーヌ)をもって福祉施設を訪問すること、信者の方々の協力による手編みの毛糸の帽子を横浜のAOSレイモンド師を通じて外国船員に贈ること、は恒例になっております。2007年のクリスマスには50個の帽子を贈ることができ大変喜ばれました。また、東京の社会福祉法人「ぶどうの木」に点字図書館運営のためのささやかな寄付も続けて行っております。このような活動は決して数人の会員だけでできるものではありません。今後とも皆様の暖かいご援助、ご協力をお願いいたします。会の活動の資金は主に定期に寄付していただいている定期寄付と、会の例会で集める例会献金に依っています。定期寄付は数が少なくなったこと、そのほかいろいろの事情を考え、今年(2008年)から定期の寄付はやめ、ご協力いただける方から随時寄付をお受けすることにいたしました。