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八 角 形 に ゅ ー す

2008年10月12日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

意外なこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・司祭 鈴木

教会委員会報告

敬老ミサにあずかって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂2区 高久

キリスト教講座担当者会黙想会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 岡田

藤沢ブロック集会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢3区 小澤

「平和を祈る集い」に参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂1区 津上

WYD シドニー大会

聖母行列と野外ミサ

カトリック スカウト キャンポリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ボーイスカウト藤沢16団

マドレーヌの会報告

ロザリオの月を迎えて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・典礼部

鈴木神父の川柳

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意外なこと
司祭 鈴木

暑くてたまらん。やっと夏休みと思ったら連日の雨模様。北の国に避難していた私は寒さに対する備えが足りなかったのですが、外で絵を描くことの多い私の車のトランクにはいつも油えのぐが付いてカラフルなコートが入っていますので助かりました。半袖シャツも重ね着して、サマーセーターで変な所は隠していました。旅人が困っていれば、地元の人も意外に助けてもくれます。雨ばかりで退屈ではないかとコンサートに招いてくれたり、おしゃべり相手になってくれたり・・・。私は意外に「遊び人」かなと思うのは楽しめることのレパートリーが多くて、天候に左右されないことです。少しこけしの勉強(?)をしたので、名人といわれた人から現代の若手の有望株の人の作品までじっくり見てきました。こけしなんて興味のない人には皆同じように見えるものでしょうが、出会ってしまうと「あの人に似ている」とか、生き生きした風情に癒される何かを感じたりなかなか良いものです。そういえば昔、ブラスバンドで行進曲を習い始めたとき、どの行進曲も似たようなものに聴こえて区別できなかったのに、段々それぞれの曲の味わいの違いがわかるようになったのを思い出します。

カトリック信者も外の人から見るとそんなものなのでしょうね。

久し振りに会った同期生の神父はずいぶんおじさんになってました。私もそうなのだろうな…。やっぱり意外。

 夏休みを終えて帰るときはいつもなんだか帰りたくない気分です。500kmも走る。しかも夕方東京を抜けるのは難儀なものです。そこで今年は途中宇都宮で一泊しました。すると意外なことに気分が変わって、「今日は帰るぞ」という気になり、しかも午前中の首都高速道はすいていることを発見。

思い出すと他にも意外なことは色々あります。こんなに思いの外のことに日々出会っているのに、思い通りにならないと腹を立てるなんて私バカよね、おバカさんよね、と思います。

 秋にはまた新しいメンバーで「聖書を読む会」が始まります。これがまた意外なことがいろいろ起こるおもしろい集まりです。でも相変らず「神さまに委せきれない今日のぼく」です。笑い飛ばすしかありませんね。



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教会委員会報告(9月21日)

<報告>

1. ガーデンパーティ

・ 外国人コミュニティに配慮して8月3日(日)開催。200人以上参加し好評だったため来年以降も日曜日に開催予定。テーブル数が不足したため、先日10テーブル分を追加製作

2. センタートイレ改装工事

・ 8月度臨時教会委員会で承認され、現在、教区建設委員会へ申請書を送付済み。承認された場合、早くて10月20日着工、12月上旬完成予定

3. 敬老ミサ

・ 辻堂地区担当。9月14日は主日ミサ後、簡単な茶話会。9月18日(木)は敬老ミサ後、食事会、対象者21名参加

4. ワールドユースデイ報告会

・ 9月21日9時30分ミサ後、国内大会(山中湖)、国際大会(シドニー)の報告会を佐藤神父さまと当教会参加者により開催

5. 10月度教会委員会日程

・ バザーとの関係で10月25日(土)に変更

6. 財務部から

・ 1〜8月の収支はほぼ例年並みである。今後発生するトイレ改装、アスベスト対策、合葬の園などの出費については、特別会計枠を使用することになる

7. ユース・プロジェクト

・ 現在中高生から30代既婚者まで各層に分けて、個別に対応を練っている。10月度教会委員会で中間報告、復活祭前後に最終報告を提出する予定

<議題>

1. 第5地区共同宣教司牧委員会

・ 7月度委員会報告にもあるとおり、将来司祭数が減少し司祭が常駐しない教会が出る可能性がある。藤沢教会と第5地区の将来展望について、事前に意識と組織の対応準備する必要性を鑑み、10月26日9時30分のミサ後状況説明を行う予定

2. 国際ミサ

・ 9月28日、梅村司教様を迎えての国際ミサ。ミサ後、11時から12時、前庭でランチパーティ、その後外国コミュニティ代表と司教様の懇談会を行う

3. バザー

・ 10月19日(日)開催。準備委員会により大枠が決まった。賛助金等へのご協力をぜひお願いしたい。食券は10月の第1日曜日より販売予定。当日は会場内に複数の警備担当者を配備する。この件についてもご協力をお願いする。ぶどうの木は抹茶席ではなく喫茶室に変更

4. 湘南短期キリスト教セミナー

・ 例年3回にわたって行われてきたが、今年は11月29日(土)のみ大船教会にて開催。講師は礼拝会の澤信子シスターから差し迫った状況にある女性の救済について、前橋教会の岡宏神父から知的障害コミュニティ活動について講演をしていただく

<その他>

1. 第16回秋期典礼研修会

・ 各教会の典礼担当者を対象に10月5日(日)実施。当教会から片桐、宮崎(湘南台)両氏が参加予定

2. 信徒・修道者・司祭による宿泊交流会

・ 11月2〜3日、鎌倉十二所

3. 宮内神学生の助祭叙階

・ 横浜山手教会で来年3月の主日ミサ中にて行うことになる予定

<ブロック、活動部>

(総務)

・ 補聴設備については、討議の結果、大船教会等で採用されているアシストホーンを先ず10台導入する。予算は約70万円。アスベスト対策工事は1社からの見積もりが1750万円。他の2社でも見積もり中

(福祉)

・ 第2回介護フォーラムを11月9日(日曜日)に開催。10月11日(土曜日)藤沢教会にて聴覚障害者支援のための要約筆記セミナーを開催

(教育)

・ ボーイスカウトは10月18、19、20日バザー奉仕。10月12日入団上進式。日曜学校は9月7日3階の倉庫の大掃除。10月13日横浜雙葉での一粒会大会にリーダーの引率により子供たちが参加予定。中高生は例年通りバザーでドリンクコーナーを担当

(広報)

・ 新しい教会案内は11月以降作成

(宣教)

・ 8月2日(土)YMCAにて平和合同祈祷会。当教会から16名参加。8月30日(土)第5地区講座担当者会の黙想会。33名参加。第5地区に声かけして7つの教会から参加があった。10月5日9時30分ミサで入門式を行う。12月13日市民クリスマスが藤沢教会にて行われる予定。みなさまのご協力をお願いいたします

(北2)

・ 湘南台センターに暗幕とプロジェクターを設置。今後映画会などに活用していきたい

(藤沢)

・ 9月7日(日)ブロック集会開催。鈴木神父にミサ典礼について深く解説していただき、理解を深めることができた



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敬老ミサにあずかって
辻堂2区 高久

台風の影響でしょうか、朝からあいにくの雨降りとなった9月18日、敬老ミサに出席いたしました。センターホール入口では、雨を気づかってくださるスタッフの皆様の笑顔に迎えられました。鈴木神父様、ティエン神父様の司式でごミサが始まり、病者の塗油を受け、ご聖体を頂き、日頃教会が遠くなっている私達は、新たな希望と力を頂いた思いで、胸があつくなりました。

ごミサの後、色とりどりのランチョンマットでお弁当をいただき各テーブルごとにお話しがはずみました。食事のあとは、山崎様ご夫妻による意気の合ったハワイアンソングが始まり、難しい原語の歌に感心いたしました。また、ティエン神父様のピアノ演奏は、2曲目に滝廉太郎の「花」を弾いてくださり、自然に皆さん声を合わせての合唱となりました。外国の神父様が、日本の曲を覚えてくださったことに、喜びいっぱいになりました。鈴木神父様の懐かしい歌にも、しみじみ聞き入りました。最後に皆さんで「もみじ」「ふるさと」を元気に合唱して会はお開きとなりました。車での送迎をはじめ、この会のためにお働きくださった皆様に厚く御礼申し上げます。神に感謝



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キリスト教講座担当者会黙想会
藤沢1区 岡田

8月30日、恒例のキリスト教講座担当者会黙想会が、大船教会久我神父様を講師として行われました。テーマは「祈る、信仰を伝える、神の愛を証しする」で、昨年4月の司教教書「共同宣教司牧に向けた新たな宣教司牧評議会と地区共同宣教司牧委員会」の中で「教会としてあり続けるための3つの欠かせない要素」として掲げられたものから採られました。

プログラムは、3要素毎に、講話、個人黙想、分かち合いを1セットで進められ、すべての講話のレジメの最初に「誰が、誰に、何を○○するのでしょうか?」という問いかけがありました。

第1講話「祈る」では、神が私達のために祈って下さっていること、私達ができるのは、神の祈りを自分の祈りとすること、まず聴き、仕える姿勢であると説かれました。そして、ペトロがイエスの受難の予告を諌めたために「サタン下がれ」と言われた聖書の箇所を引いて、神より自分が前に出ていないかが問われました。

第2講話「信仰を伝える」では、これも神が私達より先に宣教して下さっていること、講座担当者が自己実現のために宣教するのではないこと、担当者ができるのは、神の場を準備することで、神が求道者を送って下さるから心配する必要がないことが説かれました。そして講座担当者として、神の思いを自分の思いにしているのかが問われました。

第3講話「神の愛を証しする」では、これまた、神が、創造のわざとイエスの生涯・十字架と復活、そして私達の人生の出来事を通して、私達より先に愛して下さっていること、私達ができるのは、神の愛にすべてを委ねる決心だけであり、自分の思いや計画を優先していては、聖霊が働く余地がないこと、一方で神の愛に従うことの難しさを感じていないとすれば自分の力に頼っている可能性があること等が説かれました。そして、「受けるより与える方が幸せ」であるならば、与える機会を自分達で一人占めするのではなく、他の人と共有すべきではないのか、イエスがザアカイにお願いされたように、上手にお願いし受けるべきではないかと問われました。

さらに、3要素は同じ人格の側面でもあり、どれかを一生懸命やったとしても必ず限界が来る、そこに神が働かれる、それが人生、信仰であると締めくくられました。

分かち合いでは、3要素の主語がすべて神であること、特に神が私達のために祈って下さっていることについての驚きと喜びが共有されました。

今回は藤沢だけでなく、第5地区の全教会から講座関係者34名の参加があり、この気づきが第5地区共同宣教司牧のために広がっていく希望を感じさせる黙想会となりました。久我神父様、参加者の皆様ありがとうございました。



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藤沢ブロック集会
−ミサ奉仕勉強会−
藤沢3区 小澤

9月7日(日)9時半ミサ終了後、約50名の方々が出席され、センターホールにて藤沢ブロック集会が行なわれました。この日のテーマは「ミサでの奉仕」についての勉強会でした。鈴木神父様と典礼部の萩田さんよりお話しを頂き、ミサの中の一つひとつの典礼の意味を考え、どのようにミサに与ったらよいかを勉強する目的でした。まず初めに鈴木神父様に、ミサの中に於ける聖書朗読、奉納、共同祈願の意味、そして奉仕する方の役割等について次の様にお話し下さいました。

ミサとは何か?ミサは神様を思い出す大切な機会である。共同の礼拝の中で自分と神様だけでなく、そこに集まっている仲間を思い、皆のために祈ることに意味がある。そしてミサが終わり神様との繋がりや仲間との繋がりにより、その一週間をどのように生きるのかが大切である。

典礼の意味と奉仕者の役割りは、

次に長年朗読をされている典礼部の萩田さんより、ご経験上感じられている事等も含めてお話し頂きました。ミサの奉仕は特別な人だけがやるのでなく、ミサに集まった全員が司祭と共にミサを捧げる奉仕者の1人です。ただ、その中でも奉納、侍者、先唱、朗読、答唱、聖体奉仕(選任され講習を受け司教様より任命を受けた方)などの奉仕は特別な役割りがあり、心構えが必要です。先唱者や侍者は、ミサの式次第や流れを把握しておくことが大切であり、また朗読者や詩篇の唱者は、神様のみ言葉を自分の声を通して伝えるので、内容をよく考え十分な練習と読み方の工夫が大切です。一方で、他の会衆の方は愛を持って暖かく奉仕者を見守ってほしいとのお話しでした。

私達は何となくミサに与っている事はないでしょうか?この日の勉強会でミサはただ受け身的に与るのでなく、自分も奉仕者の1人として、1つ1つの持つ深い意味を考えながら与らなければと改めて感じました。それを意識する良い機会でした。

この他には福祉部より75才以上の方に差し上げるバースデーカード作り(毎月第4金曜)への参加協力の依頼がありました。また、毎月1回(第3日曜)の連絡委員会(教会委員会報告等)に、連絡委員以外の方々も出席出来る様にして欲しいという要望がありましたが、これについては9月より実施する事が確認されました。



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「平和を祈る集い」に参加して
辻堂1区 津上

記録的な酷暑からやや開放された8月24日、9時半ミサのあとセンターホールにおいて当教会では初の試みとして、福祉部に所属するさまざまなグループが一堂に会し、より多くの皆さんに活動の内容を知っていただきき、また相互に理解を深めようという目的で「平和を祈る集い」が催された。前日より総務部の方々のお力を借り、それぞれが出来るだけわかり易く活動の内容を展示するため、ホールの壁面に資料や写真などの工夫を凝らしたパネルを準備した。今回は第五地区ということで片瀬教会からも参加グループがあった。当日は山口道孝神父様をお迎えして、80名以上の参加者があり、ホールは埋め尽くされた。

バイオリンとピアノの演奏、ホームメードのケーキなどが準備され、和やかなうちに集いが始まった。まず参加した7団体がその活動の状況を説明し、その後山口神父様にお話いただいた。東南アジアを中心に世界各地を精力的に廻っておられる神父様は、藤沢教会で支援している諸活動に何らかのネットワークを持っておられ、支援を必要としている各国の現状を良くご存知であった。世界中になんと多くの人々が経済的、政治的な理由から貧困の中にあり、生きるために幼い子供までが自分を犠牲にしているか、具体的な例を挙げて話された。そのうえで「沢山のグループが自分たちの出会ったものに支援を続けることは、意義深いことである。ただ支援を継続する上で2年に1度くらいはその支援が本当に必要なものか、実際に現地で本当に役立っているか、生かされているかということを確認しながら進めていくことが大切である。そのためには経済的な支援ばかりではなく、実際に現地に入ってともに過ごす、体験をするということが世界中数多くの人々が置かれている困難や苦しみを本当に理解するよい機会となるでしょう」というお話で結ばれた。

援助先は違ってもそれぞれが同じ目的、つまり小さな自分たちの出来ることで、少しでも支援を必要とされている方々のために役立ちたいという気持ちで連帯し、お互いに関心を持ちあい、世界平和のために祈りと実践で、多くの人々に笑顔が訪れるようにと皆が願った集いであった。      



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WYD シドニー大会

大会を終えた今、一言で感想を申し上げるとすれば「溢れ出る聖霊と愛に包まれ、大変恵まれた温かい巡礼だった」ということです。巡礼団の仲間との出会いでは、同じ信仰を持ち分かち合うことの素晴しさを改めて感じ、また世界中の人達とも国籍を超え、言葉はなくても神様を通して心が通じ合える喜びを体験し、こんなにも広くたくさんの人に神様の愛は注がれているのだということを実感した素晴しい体験でした。また、当初予定されていた宿舎での生活が急遽ホームステイとなり、現地の方達も急なお話だったにも関わらず快く私達を受け入れてくださったこと、寒い冬のシドニーで予想もしていなかった温かいシャワーやお食事をいただけたこと、そして何よりホストファミリーのおもてなしの心に触れ、ここでも私達はたくさんの愛と温かさを分かち合う喜びを体験しました。

このように振り返ると、本当に数え切れないほどの神様からの愛とお恵みと出会いのある素晴しい旅でありました。私にとってこのような大規模な大会の参加は大きな挑戦でありましたが、これも神様からのお導きだったのだと強く感じております。愛とお恵みの力を頂き、これからまた新しい信仰生活という旅に派遣される準備が出来た今回の大会は一生忘れることの出来ない貴重な体験となりました。

最後に、大会中司教様のお話の中で心に強く響いたお言葉があるので皆さんと分かち合いたいと思います。それは「私たちの信仰から夢を取ったらただの人、神と一緒に夢を見続けよう」というお言葉です。神様から日々注がれているたくさんの愛の大きさに感謝し、神様と共に夢を見続けながらこれからを歩んで行きたいと思います。神に感謝



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聖母行列と野外ミサ

8月15日聖母被昇天の祭日に、べトナムコミュニティ主催の聖母行列と野外ミサが行われました。

昼間の炎暑が幾分和らいだ午後5時に聖母行列が始まりました。祈りのうちに聖堂の周りを行列し、祭壇脇に安置されたマリア様に民族衣装の子供たちが踊りとお花を奉納しました。引き続き野外ミサになりました。ベトナム人司牧担当のヒエン神父の主司式で、鈴木神父、ティエン神父、岩間神父との共同司式であげられました。参加者も毎年増え、今年は250名ほどの参加者が聖堂前の広場を埋め尽くしました。



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カトリック スカウト キャンポリー
ボーイスカウト藤沢16団

8月7日から11日、国立岩手山青少年交流の家において、北海道から熊本まで日本全国とタイ、マカオのカトリックスカウト約1千名が参加したキャンプ大会が実施されました。当教会からは岩間神父様をはじめ、リーダー12名、カブ、ボーイ、ベンチャースカウト18名が参加しました。闇の中、地元の「さんさおどり」の開会式にはじまり、岩手山登山、御所湖カヌー、大籠・米川殉教地巡礼、各種工作等の盛り沢山のプログラムに参加し、スカウト担当司教の梅村司教様司式の全体野外ミサ、交流バザール、大営火、そしてかがり火の閉会式に終わりました。

特に当団ベンチャースカウトは、ホアン隊長以下、奉仕隊として、アンジェラスの鐘やミサの奉仕、各プログラム支援、けが人の救助等に大活躍しました。また大隣スカウト(聖園)は、全体野外ミサにおいて、カトリックスカウトとして生きていくことを表す「キリスト教章」を半年間の準備の成果として、12人の全国のスカウトとともに梅村司教様から授与されました。

キャンポリーの思い出 カブ隊 渚

この夏、僕達16団カブ隊は4年に一度全国からスカウトが集まるCBSキャンポリーに参加しました。場所は岩手で、バスで8時間くらいかかったので疲れました。なんと1,000人参加ということでたくさん人がいて、会場もとても広かったので迷子にならないか少し心配しました。僕達が参加したプログラムは、黒倉山という高い山への登山と、湖でのカヌー、竹細工、それに野外ミサやバザールなどでした。どれも楽しかったです。バザールではタイやマカオから来たスカウトと持ち物交換もして、僕はタイのチーフをもらいました。とても楽しかったので4年後もまた行きたいです。

巡礼プログラムに奉仕して ベンチャー隊 裕次郎

僕はCBSキャンポリーに奉仕隊として参加しましたが、特に巡礼プログラムについて書きます。

巡礼プログラムは大籠教会、キリシタン洞窟、キリシタン資料館、米川教会などを回りました。朝、出発して大籠教会で証し灯ミサに与りました。昼食後、山の中のキリシタン洞窟を往復し、それからキリシタン資料館を見学しました。その後米川教会で江戸時代以来の歴史を信徒会長から聞き、夕食で感想の分かち合いをして、戻りました。殉教者の話を聞いて、神を信じるだけで殺されるのはかわいそうだと思いましたが、とても狭い洞窟でミサを行っていたと聞いて、当時の信者の神を信じる気持ちがとても強かったことに、驚きと感動の気持ちでいっぱいになりました。



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マドレーヌの会報告

東ティモールの子供たちのための支援もお蔭様で7年目を迎えることが出来ました。平均年齢も上がる一方の私たちですが、それぞれの体力と自分にあった持ち場で作業を続けています。福祉コーナーの日の販売を軸に、折々にご注文も頂き、そのたびにご協力に感謝しながら焼かせていただきました。センターホールをお借りして恒例となったクリスマスチャリティコンサートにも沢山の方がいらしてくださいました。湘南マンドリンアンサンブルのご賛同を得てマンドリンとギターの合奏で馴染み深いクラシックの小曲やクリスマスに因んだ曲を演奏していただき、最後には皆で「諸人こぞりて」を合唱しました。

このように本当に多くの方々に支えていただき、昨年度もマドレーヌの売り上げ、チャリティコンサート募金のほか、ホームメイドのママレード、手刺しの花布巾のご協力などで合計30万円を「ラファエラ東ティモール子供募金」に送金させていただくことが出来ました。有り難うございました。私たちが送金するにあたっての願いは、皆様のお気持ちが現地で実際に生かされていて欲しいということです。東ティモールで活動されているシスターからは子供募金を資金にして幼稚園の運営、おやつ代、教材費、教師養成のための奨学金などに使われているとの報告を受け取っています。

今年に入って相次ぐ材料費の値上げがマドレーヌの純益に響いていますが、品質を下げずに、新鮮な材料で出来るだけ皆様にお買い上げいただきやすいようにがんばりますので、これからもよろしくお願いいたします。なお今年度も12月6日(土〉午後2時よりセンターホールでマンドリンコンサートを開きます。入場無料です、ご参加をお待ちしております。



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ロザリオの月を迎えて
典礼部

ロザリオの祈り

カトリック教会の祈りの伝統の中で、マリアへの祈りは初代教会からすでに始まったと考えられています。中でもロザリオは幾世紀にもわたって大切にされてきた祈りで、11世紀には行なわれていたようです。

ロザリオの祈りはイエス・キリストの生涯を黙想しながら、私たち一人ひとりの心の母である聖母マリアに心を合わせて祈る「信心」です。この祈りは一人で、家庭で、また教会の仲間とともに祈ることが勧められています。先の教皇ヨハネ・パウロ二世は2002年10月に使徒的書簡「おとめマリアのロザリオ」を発表し、それまでの喜び(受肉)、苦しみ(受難)、栄え(復活)の三つの神秘に加えて光(啓示)の神秘を加えました。これによってロザリオの祈りはより豊かにイエスの生涯の神秘に触れることができるようになりました。

信心業

長い教会の歴史の中でさまざまな信心業が生まれ、発達してきました。ロザリオのほかに十字架の道行、聖地巡礼などが代表的なものとして挙げられます。また、ロザリオの月(10月)以外に聖ヨセフの月(3月)、聖母マリアの月(5月)、み心の月(6月)、死者の月(11月)や初金なども信者の信心を助けるものとして生まれたものです。

こうした民間信心が生まれ、発達した主な背景は、旧来の典礼がラテン語を使用していたため信徒には理解できず、かつ、典礼は聖職者が捧げるものという考えから司祭は会衆に背を向け、十字架に向ってミサを行なっていたため、信徒は典礼の観衆(見物人)になって典礼から離れてしまったためといわれています。

信心業は人々の信仰生活の中でキリストの神秘を生きようとするときに生み出された工夫と知恵であります。

典礼と信心業

典礼の本質的価値に対する信徒の意識がうすらいで、典礼と信心業との間が遊離したことに対して第二バチカン公会議は、典礼の明確な優位性と、民間信心の典礼に対する従属性を明言することで両者の関係を定義づけました。

典礼は、神の民である教会が神にささげる公の礼拝、神への奉仕の行為です。具体的には典礼暦にしたがってささげられる感謝の祭儀(ミサ)や洗礼式などの七つの秘跡、葬儀のような準秘跡、教会の祈り、司祭不在のときの主日の集会祭儀などがあります。いずれにも儀式書があり、共同体としてささげられます。

どのような信心業であっても典礼の代わりをしたり、典礼よりも優先させることができないことを忘れないようにしなければなりませんが、典礼憲章に「教会の法規と規準に沿うものであれば、キリストを信ずる民の信心行事は、大いに勧められる」と書かれており、信心業を正しく位置づけ、典礼につなげていくことによって大きな恵みを期待することができるのです。



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鈴木神父の川柳(6)

今号ではC年(2007年)後半に詠まれた句をご紹介します。

2007年

8/5
空(くう)はまた空(そら)とも読める不思議さよ
空(くう)と読み空(そら)とも読める不思議さよ
空しいと思うところにチャンスあり

(第18主日)「ルカ12・13-21」(自分のために冨をつんでも、神の前に豊かにならない)

9/2
力むほど伸びないボール我が身なり
(第22主日)「ルカ 14・1,7-14」(婚席に招待されたら、上席に着いてはならない)

9/9
愚かなり神に委せる覚悟なく
バカと知り神に出会ったおバカさん

(第23主日)「ルカ14・25-33」(自分の持ち物を一切捨てないならば・・私の弟子ではありえない)

9/16
信頼を自分の尺度が邪魔をする
(第24主日)「ルカ15・1-10」(その一匹を見失ったとすれば・・見つけ出すまで捜し回らないだろうか)

10/7
あるもので一度満足してみるか
(第27主日)「ルカ17・5-10」(「しなければならないことをしただけです」と言いなさい)

以上でC年に詠まれた句は終わりで、次号より2007-8年(A年)に詠まれた句を掲載します。



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