八 角 形 に ゅ ー す

2010年5月22日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

うー、わんわん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・司祭 和野

教会委員会報告(4月17日)

藤沢ブロック集会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 古沢

洗礼おめでとうございます。

日曜学校の入学式、始業式が4月11日に行われました。

藤沢教会着任挨拶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・助祭 ハー・ミン・トゥ

宮内 毅 神父さま 司祭叙階おめでとうございます

ウガンダ便り(2010年3月4日付)

春のある日に「詩とヴィオラの調べ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂1区 山崎

聖ビンセンシオ・ア・パオロ会 2009年度 藤沢協議会報告(SSVP)・・六会 高橋

小グループ活動紹介 「フラの教室」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂2区 田口

合葬の園から(2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・建設委員会 辻垣

がりらや便り

秘跡について考える (全12回) 第6回 入信の秘跡(3)―聖体の秘跡(その1)・・横浜教区司祭 宮内

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うー、わんわん 
司祭 和野

司祭年とは、現代社会における司祭の役割と使命を考える年として定められました。その司祭年(Annus Sacerdotalis)のテーマは「キリストの忠実、司祭の忠実」とされました。教皇は、司祭が自身の心の刷新に努め、イエスとの一致を深め、キリストへの忠実を強めるようにと呼びかけています。ということは、司祭年は司祭のために定められているので、信徒には関係ない?ものでしょうか。梅村司教は教区報64にて、「特に信徒、修道者、司祭による共同(協働)ということを念頭に置きながら司祭職とは何なのか改めてご一緒に考えてみましょう。」としています。

この共同(協働)という考え方においての司祭、修道者、信徒の有り様というものが見直された画期的な出来事が過去の日本の教会にありました。1984年に司教団によって開催された「NICE 福音宣教推進全国会議」です。それまでの教会はヒエラルキーと呼ばれる位階制度により、司祭、修道者、信徒の身分が分けられていました。しかしNICEの提言は位階制度は身分制度ではなく立場の違いであり、この立場は同一平面に立ち、福音宣教についての共同責任を負うというものでした。これは、聖職者と信徒との立場の平等性が強調された画期的なもので、ヒエラルキーは聖職者という立場においての内部的な制度として留保されることになりました。つまり、聖職者=信徒という立場の平等性により一層の共同(協働)宣教が可能になるという考えでした。

残念ながら、このNICEの提言は完全には浸透しませんでした。酒井新二氏は「長年にわたって司教・神父にひたすら従順であることが善とされてきた信徒にとっては、身分の平等性を真に理解することは容易ではなかったのである(あけぼの2008年10月)」と分析しています。しかし、梅村司教は横浜教区報第51号において「共同宣教司牧の呼びかけとはかつてのような『一人の司祭を中心とした小教区づくり』から…(中略)…、『司祭を中心とした司祭依存型の小教区からの脱皮』を図ろうという呼びかけです」と共同(協働)宣教司牧の目的を示しています。そして、私の時代の神学院での司祭養成は、まさにこの司祭像を生きるものでありました。

この司教(団)の宣教司牧方針への協力者として司祭(団)は存在します。すなわち、司祭は小教区において主(あるじ)として君臨するためではなく、司教の持つ牧職に協力をする者として、聖なる叙階を受けるということです。この協力者としての司祭職は、まるで「善い牧者」と共にある牧羊犬のようです。教区の牧者である教区司教の示す導きを正しく理解して、その意図を伝えていくことが出来たらと思います。うー、わんわん。



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教会委員会報告(2010年4月17日)

<報告事項>

1.宮内助祭叙階準備委員会

4月29日の叙階式に向けた最後の準備段階である。当日の招待者も決定した。講堂収容人数が限られているので、入りきれない参列者は、別室でモニターテレビを通しての参加となる。宮内師の希望があるので、講堂内収容人員をできるだけ多くしたい。椅子配置準備もほぼ済んだ。4月18日に予定されている打ち合わせで今後の作業の最終確認を行う。なお、第5地区の7教会共同作業となる。4月25日ミサ時に、叙階式への出席などについて信徒に説明する。なお、駐車場は限られているので、原則として車での来場は遠慮願いたい。藤沢教会を含む近隣教会日曜学校からの参加があるので、子供達は合計120人程度となりそう

2.合葬の園

工事は順調(1週間遅れ程度)で、現在、基礎構築作業中。基礎部分は6メートル掘り下げた。5月に基礎が出来上がり、6月上棟予定である。申し込みも継続して入っている。片瀬カトリック、ナザレン教会などからも問い合わせ有り

3.教会建物修繕(工事進捗状況,ロッカー管理問題)

・ 漏水対策完了。工事費56万円。水道局から過払い金14万円の返金あり
・ 聖堂屋上の防水工事は4月30日契約、5月10日から着工。工期は6月末まで。週日には重機が入るので、工事期間中の週日は原則駐車禁止。皆様のご理解をいただきたい
・ ロッカー管理対策については、センター厨房内コインロッカーは、当日のみ使用することを原則とするが、継続使用の申し出があればその内容を見て運営委員会で判断する。センター各室を利用する方で、資料などの置き場を必要とする方のために、2階倉庫内に鍵付きロッカーを装備する

4.第5地区藤沢・片瀬ブロック協議会

まず教会委員会議事録の交換、教会内役員の名簿交換をする事から始める。今後、片瀬との交流を深めていくきっかけを持つために、月1回程度の委員長レベルでの交流を始め、その後範囲を広げて深めていくことをしていきたいが、無理強いはしない。一方共同でできることも探り合う

5.第5地区キリスト教セミナー

「子供たちに笑顔を」と題して、ミンダナオで活動されている松居さんの講演が5月22日に戸塚教会である。受講料は300円。詳細は掲示板を見ること。申し込みは教会事務室まで

6.ティエン神父送別

4月7日に新子安教会に着任された。この教会では自炊されるとのこと。皆様も機会があれば訪問して頂きたい

7.宮内新司祭初ミサ(5月2日7時、9時半、午後6時の予定)

5月2日は9時半ミサ後、前庭でパーティを行う。宮内神父の記念植樹(白のライラック)を予定

8.トゥ助祭叙階予定

4月12日からベトナムへ。4月23日に日本へ一旦帰国され、宮内助祭叙階式に出席される。4月30日再びベトナムへ行き、4月25日に当地で叙階式を挙行予定。この式には鈴木神父様も参列される。6月19日に日本へ帰り、翌日、菊名で初ミサ。6月27日が藤沢での初ミサ予定

9.司祭の役割分担

鈴木神父:宣教・教会委員会
和野神父:典礼・福祉・湘南台
トゥ神父:教育・国際

<ブロック・活動部>

(北1)北1ブロック主催の黙想会は、5月8日(土)午前10時から聖心の布教姉妹会本部修道院にて。
指導司祭はイエズス会の英神父、会費1,500円、昼食は各自持参。問い合わせは北1ブロック浅野まで

(藤沢)バザー日程を10月31日(日)にすることを決定した。藤沢教会の守護の聖人、聖シモン・聖ユダの祝日に絡めてということも意図した。5月2日に「新しい方の歓迎と懇親の会」を開催する

(国際)4月18日の福祉バザーには、各コミュニティ3団体が参加する。今後、国際部の運営には、外国コミュニティも少しずつ参加していこうという動きが出てきた

(福祉)4月18日の福祉バザーは全体で20団体が参加する。昨年と同規模

(宣教)共同宣教司牧フォーラム(宣教フォーラムを改称)を5月30日に開催する。テーマは「改めて共同宣教司牧とは?」とした。当日は昼食持参のこと。片瀬教会関係者も招待する

(典礼)週日ミサでの両形食を再開する。また、5月7日初金ミサ後、聖堂備え付けの典礼聖歌集、カトリック聖歌集の補修と整理を行う。先唱、朗読、詩篇唱者の研修を近いうちに予定している

<討議事項>

「共同宣教司牧」に関する司教からの問い掛けに基づいて、小教区での3つの部門設置について分かち合いを持った。3部門(又は分野、働き)の観点から教会内のこれまでの動きを整理し、不足している点、改めるべき点などを踏まえながら、自分たちが今後どのように考え行動していくかについて話し合った。まだ初期段階であるが、教会全体としてさらに深めていきたい



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藤沢ブロック集会
藤沢1区 古沢

3月28日、9時半のミサ後、聖堂側室に約50名が出席しての藤沢ブロックの集まりが開かれました。最初に萩田ブロック長から、ご自分および連絡員など新役員の紹介および3月の教会委員会の報告に引き続いて藤沢ブロックの今後の予定が話され、最後にバザー関係および電話・Fax連絡についての話し合いがありました。教会委員会の内容は、八角形ニュースに出ますということで、要点のみが報告されました。

藤沢ブロックの今年の予定としては、
・ 今年のミサの当番月は2月と7,12月で、なるべく多くの方に奉仕してもらうために、ほぼ毎週担当することになります。それぞれお願いがあった場合は宜しくお願いします
・ 藤沢ブロックの今年の月当番は、10,11,12月です。
・ 行事としては、10月はバザー、11月は七五三、障子貼り(多分部分補修で良いと思う)、12月はクリスマスがあり、10月は藤沢2区、11月は藤沢3区、12月は藤沢1区が担当です
・ 今後のブロック集会は、宮内新司祭の初ミサと同じ日の5月2日にホールで新しく洗礼を受けた方とこの1年間に転入された方の歓迎会を行います。この担当は藤沢3区です
・ 藤沢ブロックが予定していた黙想会は、北1ブロックの英神父をお招きしての黙想会に参加することにして、藤沢ブロックとしては開催せず、必要があれば藤沢1区が取りまとめをします
・ 12月26日9時半のミサ後、ホールでクリスマス会を予定しています。ホールの予約が取れず少し遅いですが、24日イブ、25日クリスマスに続く、26日(日)ですので、是非楽しい会にしたいと思います。この担当は藤沢2区です

バザーについての決定事項は、先ず今年も行うこと、日にちは10月31日とし、藤沢教会の守護の聖人の聖シモン・聖ユダに感謝する祝日が10月28日なので、これを絡めてバザーを楽しく出来るように計画すること、バザー企画委員には(F2)4人、(F3)2人、(F1)3人、(オブザーバー)3人が決まりました。なお、委員長は未定です。
最後に電話・Fax連絡網を補う情報伝達手段として、パソコンと携帯の電子メールを併用するかどうかが話し合われましたが、先ずは藤沢1区のみ試験的に実施してみることになりました。



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洗礼おめでとうございます

主の復活の恵みのうちに、復活徹夜祭に5名、復活節2主日に2名の成人の方々が入信の秘跡を受けられ、また、復活節第2主日に7名の幼児洗礼がありました。藤沢教会共同体に加わったこの14名の新しい仲間を心から歓迎いたしましょう。

藤沢3区 瀧

主が御復活なさった記念すべき日、洗礼によって新しい命へと誕生することができました。人々の手渡しのローソクの炎に包まれた中、神が「光あれ」といわれた言葉を思い出しつつ、洗礼によって過去の生活を洗い流し、新たな出発となりました。堅信の秘蹟で按手と額に聖香油を塗っていただき愛と聖霊のしるしを全身で受け止めることができました。
聖体祭儀では初めての主の御からだと御血をいただき、その感激は感謝の祈りのうちにからだの隅々までゆっくりとしみわたりました。日曜日のミサにあずかり、また教会の皆様よりお話を伺える事が大きな喜びとなっております。毎日のお祈りの中で心の平安をいただいております。尚一層のお導きをよろしくお願い致します。

辻堂2区 柴田

沢山の方々から祝福をいただき本当にありがたく、感動いたしました。そして初めてご聖体をいただいた時の神父さまの言われた「キリストの体」という言葉にイエス様のとてつもない大きな愛を初めて実感する事ができました。本当に大きな愛に包まれて始まったばかりの信仰の道を歩いていきたいと思います。

藤沢3区 守屋

いままで甘やかされて育ってきた私は、両親、親戚、友人にも恵まれ、幸せに過ごしていました。いつの間にか、分相応な愛では満足できなくなっていました。若くしてアルコールの味を覚え、のめり込んでいきました。アルコールさえあれば人気者になれたし、仕事も他人の3倍もこなしましたが、そんな時代は10年も続きませんでした。アルコールが切れると不安、恐怖を感じるようになり手が震えるようになっていました。アルコール依存症と診断され社会的な死と絶望があるだけでした。病院のすすめで施設に通い断酒会に参加し、生きる希望をもらい、今では2年4ヶ月一滴も飲んでおりません。

「穏やかに生きる」という言葉を知りました。私もそうなりたいと思い、断酒会での結びつきだけでは成功できないと思いました。そのころ教会の信者の人に出会い、教会に通わせていただくようになりました。入門講座を受け、つたない歩みですが、信仰という力を少しずつ感じられるようになりました。これからも心の状態を楽にしてもらえるにはどうしたらよいのか・・。それは神様の前で正直になることだと思うようになりました。祈りについてはまだよく分かりませんが、神様を信じ、心を打ちあけ、今まで数々の人を苦しめた罪の許しを願い、すべてを感謝することだと思います。

復活徹夜祭に受洗することができました。洗礼中は大変緊張しました。代父の山崎さま、鈴木神父さまの進行を妨げないようにと思っていましたが、なすがままお任せのうちに終わりました。徹夜祭に参加し信者の方々の無償の愛を感じた私はとても嬉しかったです。未熟者のわたしを仲間として受け入れてくれました。式が終わり、皆さまの祝福を受けプレゼントをいただきました。門出という花言葉をもつスイートピーの2つの花束、さまざまな書籍、マリア像、ロザリオ2つ。全てが私の大切なものでした。もうこれ以上はないという感動でとても舞い上がり、子供の時のようにはしゃいでしまいましたが、最高に幸せでした。そして今日の式を一瞬一瞬こころに刻みつけて、一生思い出し続けたいと思いました。



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日曜学校の入学式、始業式が4月11日に行われました

入学式の感想

1年 はるき

さいしょ こわいなと思っていきたくなかったけど、メダルがもらえてうれしくて かみしばいも おもしろかった。いってよかった。

1年 あやか

にちようがっこうに、はいれて よかったです。ともだちも つくれてよかったです。これからも よろしくおねがいします

始業式の感想

4年 維治

ついに、4年生になりました。ぼくは、1年生に弟がいるので、今年から弟と日曜学校にかようことになりました。弟と、せいげきや勉強などたのしみながらがんばりたいです。

6年 瑠花

「瑠花ちゃん!お手伝いしてくれる?1年生にメダルをかけてほしいの」。そう言われて初めて6年生になった気がしました。「はい。わかりました」。横を見ると、かわいい1年生が列になって待っていました。よばれるのを待つ1年生は少し不安そうでした。名前をよばれ、大きな声で「ハイ!」と言うすがたは、すごくかわいく、りっぱな1年生に見え、本当にりっぱでした。この1年間を大切に過ごし、日曜学校の仲間と楽しくきずなを深められたら良いと思います。



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藤沢教会着任挨拶
助祭 ハー・ミン・トゥ

はじめまして、ベトナムから参りましたパウロ ハー・ミン・トゥと申します。因みに、私の名前を「一人なのに二人」(英語のTwoの発音と同じです)というように覚えてください。

2002年7月末に来日してから今までの私は菊名教会を出身として、梅村司教様をはじめ、故ベルナド石川神父様、菊名教会の方々、また多くの日本人の方々にお世話になりました。皆さんのお祈りと温かい励ましに支えられながら、私はお蔭様で5月25日にベトナムで司祭に叙階されるお恵みをいただくことになりました。そして、横浜教区の中で、最も大 きな小教区である藤沢教会で助任としミサを捧げられることを、本当に嬉しく誇りに思います。また、教会共同体のために神父としてお役に立てればと思っています。宜しくお願い致します。

これからは、藤沢教会で助任として派遣された私は司祭生活の豊かな経験のある先輩の鈴木神父様と和野神父様を見習っていきたいと思います。また、藤沢教会の皆さんのご協力によって、私の日々の生活は喜びを持って与えられた司祭職を果たすことができますように祈っています。どうぞ、お互いにイエス様の心を持ってそれぞれの与えられた使命を果たして参りましょう。



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宮内 毅 神父さま 司祭叙階おめでとうございます

4月29日聖園女学院講堂で宮内神父の司祭叙階式が行われました。



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ウガンダ便り(2010年3月4日付)

浮田様・皆様

2週間前に皆様宛の新年のお祝いの手紙を投函しました。クリスマスには、ご親切に30万円をお送りくださり有難く感謝しています。またお送りいただいた昨年10月のバザーの写真もよいものばかりでした。こちらでは、大したニュースはありませんが、皆様の実り豊かな四旬節と、喜びに満ちた復活祭をお祈りしたく、お便りしています。

近く集会に出席するため、カンパラに出向くことになりました。首相の執務室から招待を受け、ウガンダ東部で過酷な被害にあった人々をどのように援助したらよいか、あちらで話し合うことになったのです。一時期降水量があまりにも多く山崩れや崖崩れが続き、ふもとの村々が土砂と水に埋まり100名が死亡、3000人以上が行方不明となりました。酷いことです。このような災害に遭い、いったい何ができるというのでしょう。祈る中で解決していくほかありません。こちらの難民キャンプでも激しく雨が降り始めました。洪水で農作物が流され、悪天候のなかで蚊が勢いづいています。いつものようにマラリアやコレラが私たちの難民の、なかでも子どもたちを何百人と襲うのではないかと心配しています。この苦境をなんとか乗り切りたいと祈るばかりです。

セント・パトリックスに小さな診療所を建設する予定です。皆様にいただいたお金をこの計画実現に向け、使わせていただきます。貧しい人々の生命を皆様の協力を得て救いたいのです。プルチェリアがあなたと電話で話せたようで、嬉しく思っています。ヘンリーも大学で一生懸命勉強しています。写真でお分かりのように、背が伸び、賢く成長しています。

四旬節が実り豊かで、よき復活祭を迎えられますように。

キジト神父

支援者の皆様

字が下手なのをお許しください。字が下手でも皆さん一人ひとりにご挨拶したく、手紙を書いています。浮田久子さんは、私の愛する伯父キジト神父様を通し、いつも皆様のことを知らせてくださっています。僕が教育を受けられるよう、支援くださる皆様に改めて感謝したいと思います。法学でよい成績を得るため多くの書籍を読まなければなりませんが、大学生活は楽しんでいます。先学期、コースでトップ5名以内の成績を収めました。有難いこと!伯父や支援してくださる皆様のためにも、良い成績を取らなければいけないと思っています。経済状態が急激に悪化しているのはウガンダだけでなく、世界中のことでしょう。物価が急上昇していますが、皆さまのお送りくださる奨学金でやりとおせると確信しています。
皆さんにとって、実り豊かな四旬節、そして復活祭でありますように。

感謝と共に      ヘンリー・センヨンド



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春のある日に「詩とヴィオラの調べ」
辻堂1区 山崎

「心に響く詩の朗読をヴィオラの調べとともに」という催しが3月27日(土)に約30人の方を迎えて湘南台センターで行われました。

「あなたを想うと胸がいっぱいになります」という詩集(ホム・ムンテク<カトリック司祭>著)を谷川テレサさんと小泉美知子さんが日本語に共訳されました。はじめに谷川テレサさんが日本語に訳された詩を朗読し、そのあと韓国語で朗読されました。韓国語はよく分かりませんがその雰囲気は充分伝わって、ひとつひとつの詩に浸ることができました。詩と詩の間に小泉美知子さんのヴィオラが演奏され、美しいメロディが雰囲気を盛り上げてくれました。"夕焼けに顔をそめてごらんなさい・・"と、谷川さんのきれいな声が耳に入ってくると夕焼けにそまった私の顔が思い浮かび、幸せな気持ちを感じるとても素敵な時間でした。

終わってから皆さんお茶とお菓子で話がはずみました。ホム・ムンテク神父様は韓国に学校をつくろうとのお考えだそうで、協力できればうれしいとのことでした。おふたりは初めての「詩とヴィオラの調べ」ということだそうですが、これからも続けていかれますよう期待しております。



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聖ビンセンシオ・ア・パオロ会(SSVP) 2009年度 藤沢協議会報告
六会 高橋

SSVPは1833年当時学生であったオザナムとその仲間によってパリで創立されました。言葉より行動をもってキリストの「愛」を証ししようと生活に苦しんでいる人、悩んでいる人を訪問することからはじめられました。現在134ヶ国にあり、活動を続けています。当会はカリタスジャパンのような教会の一機関ではなく、教会に認められた信者を主体とする組織で、末端組織を協議会といいます。

当藤沢協議会も発足以来30数年になります。2009年は前年とおなじく次のよう活動をしました。
・ 社会福祉法人ぶどうの木(ロゴス点字図書館)への定期寄付
・ 横浜教区船員司牧(AOS)を通して、横浜港、川崎港に入港する外国船の船員へのクリマスプレセント(藤沢教会の信者の方々の制作品である毛糸の帽子にタオル、石鹸などを加えて山手教会、末吉町教会の信者の方々が350個に袋詰めしました)
・ マドレーヌの会謹製のマドレーヌの一人暮らしの施設のお年寄りへの寄贈

このほか昨年は経済的に苦境にたたされた在日外国人(アルゼンチン、ペルー、コロンビア、ブラジル)の特に母子家庭の方々に、物資や現金の援助を重点的にいたしました。
活動資金は、ひと月に一度の例会時の献金と個人の寄付に依っています。今後とも温かいご支援をよろしくお願いいたします。



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小グループ活動紹介 フラの教室
辻堂2区 田口

フラのお教室を始めて、早6年になります。本当にあっという間のようですが、皆様よくついて来て下さり、もう16曲程仕上げました。6年前に辻堂地区のバーベキューパーティが浮田様のお庭で催された時に参加させて頂き、雑談の中からフラの教室を作りましょうよと出来上がったお話です。「教会とフラ」、いいのかナと思いつつ15人も集まって下さり、今では時たま老人ホームに慰問に行かせて頂く様になりました。そのきっかけは「レオハワイアンズ」という壮年部の方々のバンドがあったので私達にはラッキーな出発でした。

私達は出演する時には「ハウオリレディース」という名があります。私は講師として皆様に楽しみながらハワイの文化を少しずつでも知って頂だきたいと指導しております。ハワイアンネームは「カレイロゼラニ田口」と申します。「ハウオリレディース」は幸せを皆さんと分かち合う女性達、私は最高に美しいバラのレイという名前を頂だいております。

「ハウオリレディース」も「レオハワイアンズ」も時々コミュニケーションを計りつつ、少しでも皆様が楽しんでくださるようにレッスンに打ち込んでおります。鈴木神父様もバンドの中で活躍しておられます。お忙しいのに何時練習なさるのでしょうか?今年もボランティア、ガーデンパーティとスケジュールが入っております。さて何を踊りましょうか?



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合葬の園から(2)
建設委員会 辻垣

3月から4月に掛けて雨の日が続く中、工事は休み無く進行しています。架台を組み立て(写真参照)鋼材を斜面に打ち込み、土が崩れないようにしてから根伐(土を掘ること)が始まりました。4メートルほど堀り、硬い地盤を確認しました。これから高さ11メートルほどの筒状のコンクリートが徐々に打ち上がって来ます。同時に、床に張られる岩手県産の栗板、天井や外壁の杉板を大工さんを交えて決定しました。720体の納骨箱は天竜森林組合が地元の桧で製作します。聖堂内部の十字架と祭壇と飾台は、敷地内で伐採された広葉樹の椨(たぶ)と榎(えのき)の大木を、今から製材・乾燥したものを使用して、大工さんが造ります。

この建物は躯体は鉄筋コンクリートですが、外壁や内部の天井、床には国産の様々な無垢の樹が使われています。樹は一旦伐採されて山での生命は断たれますが、製材され、板や部材となり、この空間に香りと和みを持たらせ新たな生命を生き続けます。これはまさに復活といえましょう。

見学者は歓迎します。現地の門倉組の詰め所に一声掛けて頂くと、安全が保たれ有難いです。5月は筍のようにコンクリートの筒が地上に姿を現します。お楽しみに。



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がりらや便り

なぜか足踏みしていた春もようよう落ち着いて、草花も伸び伸びと陽光を楽しんでいます。8月26日にマザー・テレサ生誕100年を迎える今年は「マザー・テレサ メモリアルイヤー」です。今月は近刊、新刊のマザー・テレサ関係の書籍をご紹介します。また「ヨハネせんべい」(富士聖ヨハネ学園製)も新入荷しました。とてもおいしい手焼き煎餅(厚焼き、薄焼き 各400円)です。どうぞご賞味ください。


「マザー・テレサ 愛のことば、祈りのことば」
ルシンダ・ヴァーディ編 メトロポリタンプレス 1,365円

マザーの「祈り」「信仰」「愛」「奉仕」「平和」への想いが詰まった一冊。マザー・テレサの言葉は私達の心の灯であり、私達を癒し、進むべき道を教えてくれます


「もしも天国のマザー・テレサが君のそばにいたら」
中井俊己著 PHP研究所 1,050円

マザー・テレサの100歳の誕生日を機に若い人達にマザーのエピソードや残してくれた言葉を伝えたい。「自分がこの世で不必要な存在だ」と考える人を放っておけなかったマザーの思いを日本の若者、小・中学生、高校生に伝える本です


「マザー・テレサは生きている−カルカッタからの報告」
片柳弘史著  教友社 1,470円

ボランティアとしてインドのカルカッタで働いていた著者は、ある日マザーに「あなたは司祭になりなさい」と語りかけられ司祭となった。その日から15年たって再び訪れたカルカッタへの旅を日記風に書き綴り「生きているマザー・テレサ」との出会いをきっかけに信仰を新たにする魂の記録


「マザー・テレサ 日々のことば」
ジャヤ・チャリハ&エドワード・レ・ジョリー編  女子パウロ会 1,260円

1月1日から12月31日までマザーがいろいろな機会に人々に話したことばを集めた365日毎日のガイドブック


他にも

「マザー・テレサ すばらしいことを神様のために」 マルコム・マゲッリッジ著 女子パウロ会 945円
「愛−マザー・テレサ 日本人へのメッセージ」 三保元訳 女子パウロ会 1,995円
「マザー・テレサ愛のことば」 いもとようこ絵 (全国学校図書館協議会選定図書) 女子パウロ会 1,155円
「日めくりカレンダー 愛と平和の使者 マザー・テレサ」 阿部羊子  手書き文字 女子パウロ会1,000円

等多数そろえております。



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秘跡について考える(全12回) 第6回 入信の秘跡(3)―聖体の秘跡(その1)
横浜教区司祭 宮内

今回と次回の2回は、「諸秘跡の頂点」とも呼ばれている聖体の秘跡を扱います。聖体の秘跡に関わる典礼はいくつかありますが(病者への聖体授与、聖体賛美式など)、その中で決定的に重要なのはミサです。ミサなしにわたしたちは、聖体の秘跡の恵みをいただくことが出来ません。また、聖体の秘跡に関する他の典礼は、ミサとのつながりなしには十分にその役割を果たすことが出来ないのです。逆に言えば、ミサの中に聖体の秘跡の意義がすべて含まれているということになります。

それでは、ミサの中心である奉献文のことばから、聖体の秘跡について考えていきましょう。今回は特に、イエス・キリストが聖体を制定される場面を語り伝える叙述の中から、イエス御自身のことばである「これはあなたがたのために渡される、わたしのからだである」と「これはわたしの血の杯、あなたがたと多くの人のために流されて、罪のゆるしとなる新しい永遠の契約の血である。これをわたしの記念として行いなさい」を取り上げます。なお、引用は第二奉献文からです。

まず、「あなたがたのために」「あなたがたと多くの人のために」と言われているのですから、この秘跡はわたしたちのために制定されたものです。それは、「罪のゆるしとなる新しい永遠の契約の血」と言われていることからより明らかになります。聖体の秘跡は「罪のゆるしとなる新しい永遠の契約」のしるし(記念)としてイエスが残されたものです。では、「罪のゆるしとなる新しい永遠の契約」とは何を指すのでしょうか。

「新しい永遠の契約」という考え方は、旧約の時代から預言者によって語られてきました。たとえば、エレミヤ書の31章31節では「見よ、わたしがイスラエルの家、ユダの家と新しい契約を結ぶ日が来る」と言われています。また、エゼキエル書37章26節では、「わたしは彼らと平和の契約を結ぶ。それは彼らとの永遠の契約となる」と語られています。エレミヤやエゼキエルが活躍していた時代、イスラエルの民は神との契約に背き、神との親しい交わりを失い、苦しみに喘いでいました。「罪のゆるしとなる新しい永遠の契約」は、神と人間との間に和解をもたらし、すべての人を救おうとされる神の計画を完成するために結ばれるものであり、苦しみのうちにある人々の希望となるものです。

では、その契約はどのようにして結ばれたのでしょうか。それは、あなたがたのために渡される」「あなたがたと多くの人のために流され」ということばによって示されています。神の独り子であるイエス・キリスト御自身が契約を結ぶためのささげものになることによって、「罪のゆるしとなる新しい永遠の契約」は結ばれたのです。このイエスを父である神は復活させ、永遠の命へと過越させてくださいました。ですから、正確に言えば新しい永遠の契約は「主の過越」、すなわちイエス・キリストの受難・十字架上での死・復活ということになります。

ですから、聖体の秘跡は、この「主の過越」の出来事を思い起こすため聖なるしるしです。キリスト御自身が「これをわたしの記念として行いなさい」とおっしゃっているのですから、わたしたちは、ミサに参加するたびに神の救いの計画を思い、主イエス・キリストの受難・死・復活によってわたしたちに救への道が開かれたことを思い起こす必要があります。そして、そうすることなしにわたしたちは、聖体の秘跡がもたらす恵みを十分に味わうことが出来ないのです。



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