八 角 形 に ゅ ー す

2010年12月21日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

断章(5)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・司祭 鈴木

教会委員会報告(11月20日)

皆様へ感謝!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バザー企画委員会

いのちのための前晩の祈り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・典礼部 

梅村司教の藤沢教会訪問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・教会委員長 牧野 

司教と第5地区共同宣教司牧委員との懇談会・・・・・・・・・・・・・・・・教会委員長 牧野

第5地区共同宣教司牧セミナー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・祈る力を育てる部門 浮田

侍者会について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・侍者会長 岡田

日本カトリック神学院ザビエル祭 ―来なさいそうすればわかる―・・一粒会 鈴木

心を通わす傾聴ワークショップに参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・片瀬教会 阿南

カラカサン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・国際部 秋元

七五三祝福式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢3区 風間

小グループ活動紹介 「マルコの会」

がりらや便り

聖地へ・・・(1)生誕教会

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断章(5) 
司祭 鈴木

「生きがいが見つからないが、生きていて良いのだろうか」と問う人に。「生きがいなしに生きているというのは大変な生き方で、それだけで生きていてよいのだ」と故河合隼雄さんは言われました。イエスは全ての人のために生まれたと信じるわたしたちは、何と答えましょうか?

人間として生きているだけでフルタイムの仕事をしていると思っていれば、「あれもせねば」「これをせねば」と動揺しない。こういう思いをイエスさまを頼りに生きるのがキリスト者ではないでしょうか?

人生の前半は職につき、結婚し、財をなすことを考えるものでしょう。なかなか、人生の意味を考えられないものではないでしょうか?若い人が教会に来ない、信仰を大事に思わないのは、正直で、当たり前ではないでしょうか?昔の若い人だって、友達に会うために教会に来ていたようなものではないのですか?

人生の終盤になると本当の自分の意味や、人生の意味を考えるようになるのではないでしょうか?

色々不幸な経験をして、それを土台に自分の人生を組み立てるのが中年以降の人の生き方で、それは顔つき、目つきにも表れるのではないでしょうか?

人生を組み立てたり、意味を見出す事は、結局、「どういう関係を結ぶか」が鍵になりそうですね。

私が望んでいるものは、私の本当の心が望んでいるものとは違うことがあります。この「本当の心」を大事にしないと大きな間違いを犯しそうです。

タダでもらったものを人間は大事にしない傾向があります。だから、私は絵をタダではあげません。

人間関係が希薄になっていることと、パックの観光旅行の流行とは連動しているように思います。あそこにも行った、ここも行ったというが、どこもよく知らない。でも、人間には濃い関係を持てる人は限られるのではないでしょうか。人間らしい規模や、関係をこの藤沢教会でどう作るか、皆さんたいへんですね。



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教会委員会報告(2010年11月20日)

<報告事項>

1.財務状況

各方面から提出された来年度予算をまとめている。平日には、なるべく現金を教会に置いておかないようにと司教館からの指示があった。現金の支払いについては、今後とも日曜日9時15分までにお願いしたい

2.合葬の園 

11月20日使用開始の許可が下りているが、12月11日14時から祝別式を行い,使用開始する。管理委員会メンバーは未定だが、書類管理・運営計画作成が業務と考えている。利用者の中から6名程度を考え交渉中

3.冷房設置検討委員会

牧野委員長、清水(財務)、里原(副委員長)、沼波(総務)、内嶋(辻堂)、辻垣(北1)、古郡(北1)各氏を委員に委嘱し、来年2〜3月頃を目処に設置の是非を含めての検討を始めることにした。11月21日に第1回打ち合わせを行う

4.バザー 

収益は2、212、266円となった。教会建物修理に1,102,266円、福祉関係者に1,110,000円を配分した

5.七五三祝福式

11月7日、12名の子供の祝福式 信者以外の方も出席

6.司教来訪

11月14日日曜日に梅村司教様が来訪、ミサをあげて頂いた。午後には第5地区の共同宣教司牧報告会が持たれた(内容についてはこちら

7.第5地区連続セミナー

11月6日、藤沢教会で葬儀について話し合われた。葬儀社を営業している方からの話もあって、有意義であった

8.信徒修道者司祭3者宿泊交流会

11月22日〜23日、鎌倉十二所黙想の家で神奈川県の3者交流会が開催される。鈴木神父および川辺・里原両氏が出席

9.自死セミナー

11月27日14時から16時、横浜教区福祉委員会とカリタスジャパン共催で藤沢教会にて開催される。講師はカリタスジャパンの喜代永文子氏。第5地区共同宣教司牧委員会も協力

10.いのちのための前晩の祈り

11月27日16時半から藤沢教会において開催される。教皇ベネディクト16世からの呼びかけで、司教協議会からの指針に基づいて、聖体顕示からはじめて命ということを考えるひとときを持つ

11.市民クリスマス

12月11日15時から小田急デパート前で恒例のキャロリング、16時から市民クリスマスの会を藤沢教会で開催する

12.教会のホームページ

広報部中心にホームページを活用する方策を検討している

13.信徒総会

2月6日に決定。第2部の分かち合いテーマを募集中

<ブロック・活動部>

(北1)家庭集会を3地域で開いた。その必要性が再認識されて、改めて小さいところから盛り上げをはかっている。ここで気がついたことは共同宣教司牧はまだ家庭内には浸透していないと言う事

(北2)11月9日にブロック集会開催

(国際)
・国際部コミュニティーのバザー協力はうまくいき、設営も含めて多く参加してくれた。また、APECのため来日されたアキノ大統領との会見に藤沢フィリピンコミュニティーから10名ほど招待された
・フィリピンコミュニティーが、カラカサン(移動女性のエンパワーメントセンター)の支援のためのパーティーを11月21日に開催

(典礼)待降節には、ミサ曲4を使用する

(宣教)
・ 売店は、12月1日から12月24日の間、18時まで開店
・ 新しいキリスト教講座が12月1日から始まる

(福祉)バザー利益金分配を報告

(分配内訳)
カラカサン 5万円
アジア学院 15万円
ファミリーハウス 5万円
カンボジア支援 10万円
カリタスジャパン 5万円
火曜パトロール・緊急支援 40万円
NPO自死ライフリンク 10万円
横浜いのちの電話 20万円

<討議事項>

1.小教区内共同宣教司牧3部門の進め方

委員長資料を了承。これを基に実行へと展開を期待する

2.規約改正について

宣教部長から規約改正の提案があり、審議を行った。提案の内容は、現在教会委員会にはブロック代表が議決権を持って出席しているが、活動部もこの教会で活発な活動をしており、今まで討議した共同宣教司牧の精神を活かして、委員会でもそれを反映させ、議決権を付与したらどうかと言うことである。
議論のポイントは、共同宣教司牧の精神は現規約でも十分に反映されており,変更しなくてよい
活動部代表の議決権については
・ 教会を生き生きさせていくやり方の1つか
・ ブロックは信徒全員で組織され、信徒を代表するものであるが、活動部は任意団体で何かを代表するという性格ではない
・ 運営委員会に活動部が入るのも良いかもしれない
・ 運営委員会の活用と副委員長の役割分担の活用でこれが代替できる
・ 外国籍の方々、青年層、修道会などの参加も検討されたい
結論として、活動部には委員会での議決権を与えるという規約改正は行わないこととしたが、今後は運営委員会で実質的に活動部の意見・要望を取り上げていく方向で運営を見直していく

3.3部門共同「祈り・伝え・証しする力を育てる」連続講座提案(宣教部)

来年3月より毎月第1日曜日9時半ミサ後から開始し、分かち合いも含めた講座との提案があり、進めることとなった。場所は聖堂の使用も考える

4.センターホールのブロック単位で優先利用

教会委員会後の日曜日、センターホールを優先的に翌月がミサ当番のブロックが使用することとする。1年間やってみることになった。

<その他>

・ 教会でも適宜インフルエンザ対策をし、入り口の聖水は置かないことにした
・ 12月11日14時から16時、中和田教会でコンプリ神父の「信仰と科学講演会」(トリノの聖骸布について)がある。



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皆様へ感謝!
バザー企画委員会

10月31日のバザーは大勢の方においでいただき、事故もなく賑やかに楽しく行なうことが出来ましたことをあらためて教会共同体のすべての皆様に感謝し、お礼を申し上げます。今年の収益の使途は、11月14日(日)バザー企画委員会を開き、次のように決めました。

○収益 2,212,266円(賛助金705,987円、売り上げ1,506,279円)
○配分 福祉関係1,110,000円(配分先は福祉部に一任)、教会建物修理1,102,266円

11月7日(日)の売り場責任者の反省会と、11月14日(日)のバザー企画委員会の反省会との議事録を記録に追加し2010バザー企画委員会のすべてを終了しました。

ありがとうございました。



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いのちのための前晩の祈り
典礼部

「待降節第一主日の前晩の祈りにおいて、新しい教会典礼暦が始まります。ここに集っている私たちは教皇ベネディクト十六世の呼びかけに応え『すべてのいのち、特に出産前のいのち』のための前晩の祈りを捧げ、合わせて聖体賛美式を行います。この祈りの中で教皇は主イエス・キリストが人となられ、完全にご自身を捧げることによって、すべての人の命の価値と尊厳を示してくださったことを感謝します。またすべての人の命を守ってくださるよう、主に願い求めますように招いてくださっています。全世界の人々と心を1つにして、教皇とともに『いのちのための祈り』を待降節第一主日前晩の祈りの詩篇を唱えて、神にお捧げ致しましょう。」

11月27日(土)16時半、トゥ神父さまのこのような招きの言葉で、「いのちのための祈り」がはじまりました。この祈りは<聖体の顕示>に始まり<待降節第一主日前晩の祈り><いのちのための嘆願の祈り><ロザリオの祈り(喜びの神秘)><「いのちの福音」の祈り・祝福・聖体の安置>で締めくくられます。<聖体の顕示>では、朝のミサで聖別されたご聖体が顕示され、<待降節第一主日前晩の祈り>へと続きました。「第一・第二・第三唱和」の交唱、「神のことば」が読まれ、次のような説教がおこなわれました。

11月の「死者の月」において、教会は私たち1人ひとりに「亡くなった方々」に祈りながら「死の神秘」を味わうように呼びかけてくださいました。この死者の月の締めくくりとして、更に、「いのちのための前晩の祈り」を捧げるに当たって、このお聖堂で「自死セミナー」が行われ、ともに人間の生命の尊さを深く考えることが出来たと思います。

皆さん、科学技術の進歩と共に歩み、更に、経済的成功によってもたらされる物質的な豊かさと社会的名声を求める現代人は、生産性や効率性を第一優先にして、3つの目的である「財産・権力・快楽」を重視するのです。前教皇ヨハネ・パウロ二世は『命の福音』の回勅の中で、現代を「死の文化」と呼び、この「死の文化」が蔓延し、様々な理由で人間の命がないがしろにされている現代社会を注目して見ていくべきだと書いています。実際に、こうした日本の社会生活の中で、自死を選択する人々の数は年々増え続け、1998年から12年連続で3万人を超えます。または、「快楽・享受・好みの文化」を強調する若者らは結婚生活を無視しつつ、妊娠中絶にしても、胸が痛く感じない人もいるそうです。言い換えれば、人間の命は自分のものであり、自分で決めることが出来るという現代人の不遜な考え方です。ところが、聖なる教会は私たちに「人間の生命が神聖であるのは、それが初めから『神の創造の業』の結果であり、・・・神のみが、生命の始めから終わりまでの主です。」それゆえ、「人の命はどんなことがあっても受胎の時から尊重され、保護されなければなりません」とはっきり断言しています。ですから、「財産・権力・快楽」を重視する「死の文化」から抜け出して、新しい文化、「命の文化」に基づいて生きるべきなのです。それは生命を尊重する文化なのです。そして、この点について、教皇ベネディクト十六世回勅の中でも、「命に開かれていることが真の発展の中心です」と述べて、何よりも命を守ることこそ、平和の基盤であることを強調しています。これからの日々の生活の中で、私たちは人となられたイエス様とともに、神様に感謝しながら、与えられた自分の命を大切にして過ごしましょう。また、すべての人の命をいつも見守ってくださいますよう、祈り続けて参りましょう。

説教のあと「答唱」「福音の歌」「共同祈願」「主の祈り」「祈願」が行われ、司祭と会衆がともに<いのちのための嘆願の祈り>を唱え、「聖書朗読」「聖歌」と続き、<ロザリオの祈り(喜びの神秘)>が行われました。<「いのちの福音」の祈り・祝福・聖体の安置>を以て、共同体が1つになっての、静かな中にも力強い1時間を超える祈りのときは終了しました。

※この祈りに使われたリーフレットは聖堂入り口の棚に置かれています。



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梅村司教の藤沢教会訪問
教会委員長 牧野

11月14日(日)第5地区共同宣教司牧委員との懇談会が藤沢教会で開催されるのに併せて、梅村司教様が当教会を訪問され、9時30分のミサを当教会司祭団と共同司式されました。ミサの後は、聖堂前庭で昼前まで信徒と懇談され、昼食後は、第5地区宣教司牧委員との懇談会に出席されました。9時30分のミサ中でのお説教内容を以下に記します。

来週は「王であるキリストの主日」で年度の終わりです。主の再臨に向けての準備の促しが本日の典礼です。書簡中でパウロは宗教者として、共同体のリーダーとして、身をもって模範を示す立場を明らかにしています。現在、地区毎に進めている信徒・修道者・司祭の3者による共同宣教司牧においても、先ず司祭のあり方が問われていますが、信徒・修道者も同じようにあり方が問われているのです。

今月の横浜修道女連盟の総会でお話しましたが、教区司祭の年の黙想会で、司祭について3つの講話がありました。東京教区幸田司教からは「パワーハラスメント」、埼玉教区谷司教からは「依存症」、大阪教区中川司祭からは「司祭と信徒の関係におけるリーダーシップ」について話されました。

パワーハラスメントは大きな問題で、心の傷、PTSDの被害を受ける人は多くなっています。依存症・ハラスメントについては、原因を見定め、快復の手だてをとる必要があります。中核をなす原因は、無力化と離断にあります。快復の手だては再び力を得ること、再び結び合わせることにあります。これにはサマリアの水くみ女のたとえがヒントになります。差別を受け、まともな時間に水汲みにも来られなかった女にイエスは水を乞い、「あなたには人に提供できるすばらしいものがある」と言われました。イエスの言葉で女は癒され、イエスのことを伝えるために、再び町の人との関わりを回復したのです。マザーテレサにも「死を前にした人にも、自分が必要とされていることを実感させてあげたい」という言葉があります。ヘンリーナウエン師の著作にも「人に提供できる最大の奉仕は受けることであり、与える喜びを相手に提供することである」という言葉があります。与える方が受けるよりもましだという思い違いを正さなければなりません。

教会における依存症については、司祭と信徒の間の共依存があります。信徒は司祭にすべて依存し、司祭は信徒が司祭に依存することを期待するというものです。解決には、司牧のリーダーシップスタイルの変更が必要です。支配やパワハラの原因となる古い王様・父親のイメージではなく、例えば、イエスの示した「主人に仕える僕」、パウロの書簡にある「主人の所有物である家を実直に維持・管理する執事」のイメージに沿って、リーダーのあり方を考え直すことが大切です。

教区の司牧書簡の中で、教皇様の使徒的勧告から「教会的交わりとは参加する各教会が固有の召命を生き、固有の役割を果たすことです。信徒・修道者・司祭が、それぞれに与えられた使命に気付き、それを発展させ、活用する必要があります」という言葉を引用しました。共同宣教司牧のポイントは、信徒のやる気・能力を引き出すことにあります。聖霊は信徒の中に息づいています。実行に際しては、テクニックだけでなく自身の霊性を高めることが大切です。自らの信仰を深めることにより共同宣教司牧は進んでいきます。第5地区は他の地区に先駆けて共同宣教司牧が立ち上がっていますが、今後とも、他の地区を牽引していくことを期待しています。

以上、司教様から、共同宣教司牧における信徒・修道者・司祭の役割期待と心構え、教会共同体のあり方について、分かりやすいご指導がいただけたと思います。我々は、このお話の内容をしっかりと受け止め、日々実現にむけて努力していきましょう。



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司教と第5地区共同宣教司牧委員との懇談会
教会委員長 牧野

梅村司教様が藤沢教会を訪問された日の午後、司教様と第5地区共同宣教司牧委員との懇談会がセンターホールで開催された。前委員長の浮田さんと戸塚教会委員長の小林さんが司会進行役を務め、この1年間の第5地区での共同宣教司牧関連活動の概要を各責任者から司教様に報告し、ご意見をいただく会であった。

報告の概要は次のとおりである。

1.将来の司祭数減少を見据えた効率的ブロック運営準備状況について

1)戸塚・原宿・中和田ブロック(戸塚教会小林)
活動はまだ緒についたところ。各種行事・勉強会などでお互いを知り合うことから始めている。情報を共有し、関係を密にしながら出来るところから進めている。

2)大船・鍛冶ヶ谷ブロック(大船教会伊東)
2回連絡会を開き、段階的に協力関係を整理している。修道会を交えて打ち合わせをすると活性化する。

3)藤沢・片瀬ブロック(片瀬教会木村)
先にブロック化ありきではなく、小教区を越えて共にできることから進めていく。修道会との協力については、話し合いを始めたが、まだ進んでいない。

2.3部門からの報告

1)祈る力を育てる部門(片瀬教会木村)
6回の打ち合わせ会をもとに、10〜11月に3回の連続セミナー(病者・高齢者訪問、集会祭儀、一般信徒による葬儀)を開催した。具体的に動くことが実現できた。

2)伝える力を育てる部門(中和田教会岩淵)
討議の結果、若手、特に中高生の育成・活性化を優先課題とした。今後、小教区間の連携および教育専門家の助力が望まれる。また若手の問題は家庭の問題でもあるので、司教様から家庭教育に関する教書を出していただきたい。

3)神の愛を証する力を育てる部門(大船教会伊東)
戸塚・藤沢でのホームレス支援を含めた福祉活動について議論を深めている。証し部門のテーマとして「理解する」→「関わりを深める」→「ともに生きる」とし、来年1月23日に大船教会で福祉懇談会を開催する。その会では、数十ヶ所ある第5地区内の福祉施設をリストアップして地図上に示し、すでに関わっている方々からの話を聞き、これからの活動方向を探りたい。

3.修道院と地区および小教区との連携可能性(Sr.井上)

第5地区内の6修道女会で4回の打ち合わせを行い情報交換した。教区修道女連絡会では、修道会が共同宣教司牧にどのように協力できるかを話し合い、やっと半歩前進した。現在、共同宣教司牧に向けての祈りを各修道院で捧げている。ただ、6修道女会では高齢化が進み、要介護者が約110名いることについて理解・協力願いたい。

4.梅村司教様からのお話

1)全般
教区内でも遠隔地区は泊まりがけで行くことが多いので、意見交換の機会が多いが、神奈川県内の地区では取り組みについて聞く機会が少ない。第5地区の委員会の議事録は読んでおり、動きが早く進んでいると理解していた。本日は詳細な報告を受けることができ理解が深まった。なお、共同宣教司牧について司教からトップダウンで指示してほしいとの希望があったが、教区内4県の格差が大きいため、一緒に考えることはできても、共通の指示はできない。まず小教区で十分考え議論を深めてほしい。

2)祈る部門の進め方について
南信地区を初めとして、司祭から霊的サービスを継続的に受けられる状況はだんだん少なくなっている。ただし、集会祭儀の有無が共同宣教司牧の指数になるのは疑問。集会祭儀はミサに替わるものではない。

3)伝える部門の進め方について
青少年の信仰問題は継続的課題であり深刻度は増している。進めるに際しては、教区の青少年委員会やカトリック学校教師の見解を参考にすること。青少年問題は、要は家庭の問題であるが、カトリックの家庭でも事情は様々で、離婚した家庭もあり、子どもに親の価値観を押しつける家庭もある。司教が教書を出せば解決する問題でもない。現場に近い人の見解を聞くこと。

4)証しする部門の進め方について
3部門を小教区に設けると言ったが、すでにある活動が3部門に対応していればそれでよい。継続性・実効性が重要である。特に証し部門は人との関わりで成る部門で、多くの人と出会い・関わることから始まる。福祉関連施設についてどのように関わっているかを調べ、話し合うことは大切。

5)修道女連絡会について
修道女の皆さんには共同宣教司牧について熱心に考えていただいている。集まりにはできるだけ出席している。

懇談会は、お祈りでお開きとなった。当日は横浜でAPECが開催中で、司教様はフィリピン大統領を迎えての国際ミサ司式のため、14時半過ぎにお帰りになった。あわただしい懇談会となったが、共同宣教司牧の進め方について親しく、時には厳しいご意見を伺えたことは大変有意義であった。当日のご指導内容を今後の活動に活かしていきたい。



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第5地区共同宣教司牧セミナー
祈る力を育てる部門 浮田

「今、すべての信徒がそれぞれの使命を果たすために」をキーワードとした連続セミナーが、第5地区共同宣教司牧委員会の主催で実施されました。これは「教区長の時間」にもある、「信徒は何でも司祭に頼るのではなく自らの力で活動できるようになって欲しい」という梅村司教様のご意向に沿って企画されたものです。

今回のセミナーは“祈り”を中心テーマに置き、10月23日〜11月6日の間、次の内容で3回連続の形式で行われました。

第1回「病者・高齢者訪問セミナー」(大船教会)
第1部司牧としての病者・高齢者訪問
第2部傾聴の基本

第2回「集会祭儀セミナー」(鍛冶ヶ谷教会)
第1部集会祭儀の必要性
第2部集会祭儀までの道のり
第3部集会祭儀の実際

第3回「一般信徒による葬儀セミナー」(藤沢教会)
第1部亡くなった方を、神の国に送り出す心
第2部信徒による葬儀の祈りの実際

実施されたセミナーの特徴は、ただ講師のお話を聴くだけではなく参加者が自分で実際に体験してみるところにありました。どの会場でも「あらっ、これなら私にもできそう!」など、自らやってみなければ分からない新しい発見や刺激がいろいろあったようです。藤沢教会で行われたセミナーでは、川辺さんや「葬儀を考える会」の皆さんに協力を頂き、大変ありがたく思っています。

司祭や修道者だけでなく、私達一人ひとりの信徒は洗礼と堅信の秘跡を通して聖霊の賜物を受け、共に教会の使命に関わっており、その使命を果たすために共同責任を担っています。自らの力で祈ることができる共同体作り、自らの力で信仰を伝えることができる共同体作り、そして自らの力で神の愛を証しすることができる共同体作りを目指して、第5地区共同宣教司牧委員会は様々な活動を模索中です。今後、このようなセミナーを続けるのか、未だ今回の総括が終わっていないので現時点では不明です。皆さんのご協力及びご理解をお願いすると同時に、ご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。



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侍者会について
侍者会長 岡田

クリスマスおめでとうございます。イエス様の誕生を間近に見た羊飼いのように、ミサ奉仕を体験している侍者の事情について、お伝えしたいと思います。私は、小学4年から侍者会に入り、大学1年から侍者会長を2年半勤めてきました。その中で感じているのは、侍者を増やすことと若い人のつながりの必要性です。

侍者会には中1から入ることができ、男女は問いません。大人の方も参加しています。侍者会への登録者は中高生18人、青年7人、大人8人の計33人ですが、受験や仕事で休会している方もいるので現在活動しているのは21人です。日曜学校が受け持つ「子供と共に捧げるミサ」以外の日曜3回のミサには最低5人の侍者が必要で、スケジュール調整が大変です。日曜9時半ミサは奉仕希望が多い一方、7時と18時は希望が少なくやりくりが大変で、それぞれ1人にして月2回お願いする方もいますが、都合が悪くなったり、連絡ミスで徹底していなかったりして、侍者がいないこともあります。やはり2人いればと思います。ということで、7時と18時の侍者を募集していますので、私までご連絡ください。

若い人のつながりについては、日曜9時半ミサの侍者を日曜学校の子供達に手伝ってもらっています。しかし慣れていないためか、緊張感があります。私も小学生の頃、侍者をした時は緊張しっぱなしでしたが、友達が一緒だと和らいだ経験があります。そこで侍者同士のつながりがあればと思いました。侍者会の若い人は日曜学校、中高生会、青年会に属しています。この縦のつながりがもっと親密になれば友達も増えるし、教会に来やすくなると思います。「青年会、中高生会のお兄さんやお姉さんも侍者をやっているからやろうかな」という子が増え、将来、「朝や夜でも平気です」というようになってくれることを期待しています。

侍者会では神父様にお願いして年に2回ぐらい研修会もしています。至らないところが多々あると思いますが、温かく見守っていただければ幸いです。侍者が「神をあがめ、賛美しながら帰って行く」ものとなりますよう、お祈りください。



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日本カトリック神学院ザビエル祭 ―来なさいそうすればわかる―
一粒会 鈴木

11月23日今年も第5地区一粒会でバスを用意し、日曜学校の子供たちと共に日本カトリック神学院東京キャンパスの神学院祭に行きました。朝はトゥ神父様がバスを見送って下さり、夕方藤沢教会に戻った時は、鈴木神父様、和野神父様、川辺さんが出迎えて下さいました。今回は子供15名、青年1名、大人11名の計27名が参加しました。

ベトナム人の親子参加、ラティノスの子供の参加もありました。昨年4月の東京と福岡の神学院合同から2回目となった今年、「ザビエル祭」の名前が復活しました。今年は、福岡で養成を受けている学年も含めて全学年が参加、院長の牧山神父様を始めとした養成担当司祭も積極的に関わり、司祭と神学生がともに作り上げた神学院祭でした。参加者も昨年の倍以上だった様です。

神学院祭は森一弘司教様主司式のミサから始まりました。ミサは昨年に続き聖堂で捧げられましたが、今回ミサ中宣教の保護の聖人である聖フランシスコ・ザビエルと幼きイエスの聖テレジアの聖遺物が顕示台で安置されました。お説教は今までは神父様がなさっていましたが今年は助祭の方が担当でした。その後大人は講演(森司教様)を聴いたり、展示を見たり、子供たちはゲームをしたり、雨が上がった広いグランドを走り回ったりしながら、神学院での一日を楽しみました。今年は近隣教会の方による食べ物の販売も復活しました。トラピストの畑のジャガイモのじゃがバターや、神学院の畑で出来たサツマイモの焼いも、ポップコーンなどは、神学生や神父様が作り販売に立ち、自由献金で提供されていました。

神学院では現在、御心の布教姉妹会だけでなく、別の会の若いベトナム人シスターも一緒に働かれており、ベトナム人神学生も複数在籍中です。その方々と藤沢のベトナム人の方々は、輪になって嬉しそうにベトナム語での会話を楽しんでいらっしゃいました。今年の神学院祭で印象的だったのは、院長の牧山神父様、一粒会大会で講演して下さった大山神父様など、養成担当の神父様方が積極的に会場内を回り、来場者に声をかけていらっしゃったことでした。転んで膝をすりむいた子供がいたのですが、そこへ駆け寄って医務室へ案内して下さったのも神父様でした。宮内神父様はミサでは手話通訳を担当、藤沢の子供たちと一緒に御飯を食べ、記念写真にも入って下さいました。閉会式では、来場していた司祭も含めた司祭団と助祭団から祝福を受けました。

一粒会は、教区神学生と教区司祭のための祈りと献金を活動の柱として行なっておりますが、第5地区では、召出しに繋がる活動を応援するということも活動方針として掲げております。神学院祭での楽しい思い出が、遠い将来かもしれませんが召命に繋がってくれればと思います。一粒会の会員でない方は是非会員となって頂き、お祈りとともに一粒会への献金で神学生たちを支えて下さい。よろしくお願い申し上げます。

教会学校リーダー 船津

やっと着いた会場には、たくさんの神学生が笑顔で出迎えて下さいました。しばらくしてミサが始まりました。ずらりと並んだたくさんの神父様、神学生に囲まれた雰囲気の中でのミサは本当に素晴らしかったです。私のすぐ目の前で、神学生と新神父様が交代で手話での通訳をされていたので見惚れてしまいました。低学年の子供たちが多かったため、始まる前には静かにしていられるかしら?と心配しましたが、とても静かな状態でミサに集中できたことに、子供達が神様のお恵を受け止められた事を実感いたしました。

ミサが終わり、雨上がりの気持ちの良いお天気の中、校内の建物や中庭全てが別世界!!と思われるほど、神様の柔らかい光に包まれている雰囲気の中で、子供たちは自由に神学生と遊んだり、持って来たお小遣いで買い物をしたりしていました。リーダーとしては何も心配することがなく、ゆっくりと過ごさせていただきました。

子供たちはたくさんの神学生と交流できたので、最後の彼らのご紹介の時には興味を持って聞いていました。ずらりと並んだ神学生を拝見した私は、神様は本当に様々なタイプの方を愛して使われるのだなあ、と思いました。そして、私たちを含めたたくさんの人々のために、ご自分の全てを捧げるために、日々勉強されている彼らに対して、本当に感謝の思いでいっぱいになりました。年に1度のこの機会に、喜びを持ってこのザビエル祭に参加させていただくことは、本当に大切な事だと痛感いたしました。来年は是非、沢山の方々がお出かけになるよう祈ります。まずはお出かけください。

2年 海璃

きょうの遠足の東京神学院は、ほかの人にきいたら、ここは「学校」と言われて、びっくりしました。楽しかったです。?

3年 トゥイ

わたしは、えんそくでおべんとうとかたべたりしたのが、たのしかったです。ばしょは、しんがくいんにいきました。バスでは、しゃべったりゲームであそんだりしました。とうきょうしんがくいんで友だちになった人としゃべったりあそんだりしました。外であそぶときは、ティちゃんと、ニュットくんとわたしでさかでコロコロとあそんだのがたのしかったです。また外でおかしとかをくれたのがたのしかったです。

3年 伊歩稀

ポップコーンを買いすぎて(食べすぎて)なんにも食べれなかった。1時間のミサのときしんぷさまがたくさんいてびっくりした。そしてストラックアウトのところでほんきでなげたら、まとへあたらなかった。それからじゃがバターをかってグランドのさかでたべたら、じゃがバターがころげおちた。

5年 慈英

今日、神学校のザビエル祭に行きました。最初ついたらごミサをしました。その後にお弁当を食べてから遊びました。トゥアンといっしょにストラックアウトをしたり、ヒントに書いてある神学生をさがしたりしました。あとポップコーンを食べました。さかのところでころがったりしました。楽しかったです。



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心を通わす傾聴ワークショップに参加して
片瀬教会 阿南

11月10日と17日の2日間、片瀬・藤沢教会の福祉部門で開かれた傾聴ボランティア講座に参加いたしました。家族や信徒同士の支え合いが必要な今、そしてこれからに向けて いい聴き方を覚えたいと思っていたからです。

教えてくださるのは東海大学講師の阿部正昭氏と演劇講師の松本永実子氏です。全体に講義とワークショップが交互に組まれ、知識と体験の両面から傾聴の意味や役割を考えていきます。

初めに傾聴できないトラブルの事例があげられました。どれもよくある日常の会話に思えます。人の話を聞いて何か力になりたいと思うとつい言ってしまう「そんなの気にすることないわよ」とか「今度は〜してみたら?」などという言葉。それらは相手の気持ちから離れたところで自分が勝手に評価し、分析し、助言し(説教)、同情して相手を不快にしてしまうものだとわかりました。傾聴はどうしたらできるのでしょう?

次の講義では、介護の場面では見守り・声かけ・傾聴というものが利用者との大切なコミュニケーションで、これらを通して信頼関係を築いていくのだという話がありました。早速ワークショップで相手と自分の関係づくりを実践します。温かい寄り添うような気持で相手を観察する。あるいは繰り返し声かけをして安心した中で、相手の気持ちを感じとるというのは演劇の訓練と同じものがあるそうです。劇団員の竹内さんの演技指導はユーモアたっぷりで、ホールは時折笑いに包まれました。

2日目、いよいよ傾聴のスキルを学びます。実際のカウンセリングのビデオを観た後、私たちも聞き手・話し手・観察者に分かれてカウンセリングを体感しますが、おそらく全員がその難しさを痛感しました。「相手の体験のすべてを無条件に、好意的に受け入れて」「相手の感情を自分のものであるように共感して」聴くことは、一見消極的な聴き方に見えるけれど、そこから相手が自分を信頼してありのままを語り、自分から一歩を踏み出すことを生みだせる建設的聴き方ですという言葉が心に残りました。

私の文章ももう息切れがしています。私たち信徒が、こんな聴き方が少しでも出来たら素晴らしいなと思いました。



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カラカサン
国際部 秋元

2010年11月21日、藤沢カトリック教会でカラカサン抽選会を行いました。フィリピンフードフェスティバルも同時に行い、日本人の方フィリピンの方、多くのチケットおよびフィリピンフードの購入大変有難うございました。

出稼ぎや国際結婚のために国境をこえて移住する女性達が、1980年代以降急増しています。こうした移住女性の多くは日本社会の中で移住者であること、女性であることなどによる幾重もの差別と偏見を経験しています。また人身売買や家庭、職場における様々な形態の暴力による深刻な被害に苦しむ女性達も少なくありません。

カラカサン「移住女性のためのエンパワメントセンター」は、日本に暮らす移住(外国籍)女性と子供たちのエンパワメントをめざして活動しています。カラカサンとは本来フィリピンのタガログ語で「力」という意味です。これからもカラカサンの活動に協力をお願いします。



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七五三祝福式
藤沢3区 風間

11月7日、12名の子供達が和野神父様に祝福を頂きました。コアラの「コーちゃん」も登場し和やかな楽しい式になりました。これまでの恵みに感謝しこれからも、神さまの祝福と愛のうちに親子共々成長できるよう、皆でお祈りしました。

祝福式後のインタビューでの感想です。

幸祐くん(5才)

名前を呼ばれて、おメダイと千歳飴を頂いた時とても嬉しかった。

(母)プロテスタントの幼稚園に通わせているので、知っているお祈り・祝福を頂き自然に式に参加出来、嬉しそうにしていた。返事をして一人で神父様の所まで行き挨拶が出来、親として成長を感じました。まだ受洗していませんが洗礼のことを考え始めました。

紗来さん(7才)

名前を呼ばれ神父様からおメダイと千歳飴を頂いた時、ちょっとはずかしかったが嬉しかった。ママと一緒に共同祈願が考えられてよかった。

(母)ミサの中でなく、特別な時間を設けて頂いて嬉しかった。お祈りの場で七五三の喜びを分かち合えた事はとても良かった。感謝いたします。

愛子さん

私も一緒にお祈りする事が出来て嬉しかったです。共同祈願や親の祈りの言葉はいつも心にとめ、祈っていきたいと思いました。子供のそばにいて、その中にいるキリストを感じることの出来る生活は幸せです。感謝のうちに…。

教会が始めての方にもお声を頂きました。

愛里さん(6才)

うん!楽しかった!!

(母)教会に行くことが親子で始めてでしたので緊張して入って行きましたが、神父様が「コアラちゃんのぬいぐるみ」を使って子供達にもやさしくお話をして下さったので安心しました。子供達がこれからも無事に成長していくよう、改めてお祈りさせて頂きました。多くの方々にお祝いされて、すばらしい一日となりました。有難うございました。



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≪小グループ活動紹介≫「マルコの会」

1981年2月、横井節子さんが司祭館の応接室で始められました。小林司教様の「涯しなき展望」を読んでいましたが、その後「マルコ福音書」を3年かけて読み、場所もセンターに移り13〜14名が参加していました。この頃にこの集まりの名前が「マルコの会」になったようです。その後も聖書を読み、分かちあい、自分の言葉で祈る集まりが続きました。

1999年3月、横井さんが突然亡くなるまで、日光や箱根、昇仙峡など楽しいミニ旅行もありましたし、市民クリスマスの豚汁とおむすび作り、教区典礼研修会の昼食作り、合同祈祷会のサンドイッチ作りなど、横井さんの号令で皆で致しました。今も続いているのは、平和を祈願して行脚なさる日本山妙法寺の方達が、年に2回藤沢教会に宿泊なさる時のお世話です。今はマルコの会の人たちでは出来なくなり、物・心の支援をお願いして、お世話は快く「いいわよ」と言って下さるお仲間と、定番のシチューを作っています。マルコの会は、今90代1人、80代3人、70代2人の6人になり、聖書が重くて大変と言いながら毎月第3火曜日の午後、センター301に集まってお互いの“元気”を確認し、感謝して聖歌を歌い、旧約・新約の聖書各1章を読み(今はサムエルTとヨハネ福音書)分かち合いをして「また来月ネ!」と家へ帰ります。

5年前、6人のうち3人が次々に夫を神さまのもとへ送りましたが、その後も以前と変わらずに集まっています。悲しい時にともに悲しみ、嬉しい時にともに喜んで下さる仲間があることは本当に有難く、また集まる場所がある、居る場所があるというのも、とても有難いことです。12月のマルコの会は9年前に亡くなられた内田治子さんの90才になるご主人をお招して、ささやかなクリスマス会をしよう!と計画しているところです。

(藤沢1区 萩田)



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がりらや便り

クリスマスを目前にして、わくわくしながら待降節を過ごしている子供たちにぴったりな新刊書をご紹介します。プレゼントにいかがでしょう。なお売店は12月1日より22日まで10時から18時まで開いております。


「あぶうばぶう」       
晴佐久昌英文 かにえこうじ絵 ドン・ボスコ社 1,050円

イエスさまが何かお話されたそうです。晴佐久神父がクリスマスに贈る福音全開の絵本


「ぴっぴのあしあと」 
あきしまのぶひで文 おざきしんご絵 サンパウロ 1,050円

ぴっぴの仲間たちとサンタさんの楽しいクリスマスのはなし


「クリスマスとちいさなてんしたち」
サラ・ドット文 ドゥブラヴカ・コラノヴィッチ絵 女子パウロ会 1,260円

イエス誕生のできごとが、短い6つのお話にわけて、かわいらしく語られます


「10ぴきのひつじクリスマスものがたり」 
ジャン・ゴットフリー文 オナー・エアーズ絵 ドン・ボスコ社 840円

10ぴきのひつじたちと、お生まれになったイエスさまに会いに行く。リズミカルな文は読み聞かせにも最適です


「じぐそーえほんクリスマス」 
クリスティーナ・グディングス文 レベッカ・エリオット絵 女子パウロ会 1,050円

お告げなどの場面をはめ込みで組み立てる絵本。小さな手でもできるよう、やさしいつくりになっています。



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聖地へ・・・(1)生誕教会

『さあ、ベツレヘムに行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか。(ルカ2:15)』。

待降節を迎え、主の降誕を祝い、再臨を待ち望む心を整え時を過ごしています。聖書に語られているイエスの生誕物語では、マリアとヨゼフは、ベツレヘムで宿を見つけることが出来ず、イエスは馬小屋で生まれ、まぶねに寝かされていました。羊飼いたちは、天使のことばを聞き、ベツレヘムを目指します。馬小屋にて、お生まれになたイエスと羊飼いたちは、貧しさと純朴さのうちに出会います。わたしたちもまた、この羊飼いたちのような素朴さを持って、希望の光であるキリストの誕生を祝いましょう。

聖地巡礼で訪れるベツレヘムの生誕大聖堂はパレスチナ自治区に位置します。神の子、主イエス・キリストの誕生の洞窟の上に325年に建てられたバジリカ(大聖堂)が最初で、宗教的に、歴史的にも貴重な教会です。ここにはフランシスコ会(カトリック教会)、ギリシャ正教会、アルメニア正教会の修道院があり、それらの共同管理下に置かれています。



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