八 角 形 に ゅ ー す
2013年1月27日
聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会
目次
断章 (10)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主任司祭 鈴木
ザビエル祭に参加して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・湘南台 宮崎
入信初めてのクリスマス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢3区 出口・藤沢2区 山川
藤沢市民クリスマス―40回目に感謝して・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢市内キリスト教連絡会代表 関
南相馬市の子ども達を招いて楽しく交流!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢2区 小野
横浜教区の誕生・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼3区 高木
断章 (10)
主任司祭 鈴木
「わたしの恵みはあなたに十分である。」(コリント人への第2の手紙12章9節) 新年にあたってそう思えたらあなたは出足好調ですね。
「時間は数えるものではない、時間をかけなきゃできない。」(ゴルドという村の石工のおじいさんのことば) そう思える人は神への信仰のセンスがあると思います。
美しいものを見ている目は美しい。
宝物とは「田から(の)もの」だと言った人がいます。どう思います?
「小さな親切、大きなお世話」 ボランティア活動に限らず、よいことをしていると思うときに思い出せるかなあ?
書物は生きている、それは読まれることでよみがえる、と聞きました。亡くなった人を思い出すのも同じかなあ?
疲労と疲労感は必ずしも一致しないそうです。例えば運動をして風呂に入ると疲労感はとれるが、疲労は増しているそうです。そのあとよく眠れば疲労もとれるので風呂に入ることも意味あるそうです。解放(救い)と解放感(救われたという思い)もそうなのでしょうか?
聖書は「何が教えられているか」より「誰が教えたか」が肝腎だと奥村神父様が云っていました。イエス様があなたにとってどういう方かで読み方が変わるということでしょうね。
多くの人はそんなに福音が何かなんてわからずに生きているのではないでしょうか。私もあなたも。でも神様の愛があるから今年も大丈夫と思います。
教会委員会報告(2012年12月17日)
1. 天主堂献堂150周年記念ミサ・講演会
11月 24日(土) パシフィコ横浜国立大ホールで横浜天主堂献堂(日本再宣教)150周年記念講演と記念ミサが盛況のうちに終わり、藤沢からはほぼ予定した人たちが参加した。1年かけて祈り準備をしてきた天主堂献堂150周年はこの記念行事を以って終了した
2. 堅信式
12月2日(日)に梅村司教様を迎えて堅信式と祝賀会が行われた。受堅者は63名でその内の半数が外国籍の方たちで、受堅者と代父母、受堅者の家族の方たちで聖堂が一杯になった。ホールでの祝賀会も身動きが出来ないほど一杯でした。ベトナム・フィリピンの方たちが手料理を用意した
3. 近日中の行事
・ 2013年1月19日(土)13:00〜15:00にカトリック大船教会ホールで第5地区祈りのワークショップがある。「祈る力を育てる部門」では、数年前から祈りに関する分かち合いを計画してきた。「信仰年」を迎え、司教団のメッセージに励まされ、今回、実行することになった。「もう一度、信仰の恵みを見つめなおし、祈りについての学びを通して信仰の力を育てていこう」と準備委員長が提案した。申し込みの必要はないので、参加される人は直接、大船教会に行ってほしい
・ 2月10日(日)信徒総会 30〜40分の分かち合いの時間を持ちたいので、テーマを募集する
・ 3月10日(日)静修の日の講師は宮内毅神父様
・ 3月31日(日)復活祭は第5日曜日なので国際ミサにするかどうか、国際部と典礼部で検討する
・2012年バザー
バザーの純収益は2,453,261円。この純収益から東北支援に指定された金額(アフターバザーコンサート・ベトナムコミュニティー・ウガンダ友の会=386,120円)を差し引いた額を当初の話し合いに従って、バザー実行委員会で配分を決めた。
@東北支援 680,000円 A福祉 680,000円 B教会総務 707,141円。
バザー実行委員会として、教会内にロッカーを増やすことを提案したが、現在の使用状況から考えると、増やしても同じことが起きるのではないか、荷物の入れっぱなしにならないように使用上の決まりとセットで考えなければ難しいという意見があった。総務部と相談して決めることにする
(辻堂) 24日の20:00からのクリスマスキャロルとミサの後ココアとパンを用意する
(鵠沼)2013年度バザーについて 4月のブロック集会で話し合う
(教育)
・ 12月24日17:00からの「子供と家族のミサ」の中で朗読のかわりに子供たちが聖劇をする。子ども達へのお菓子を500個用意する
・ 「福島の子ども達を湘南に呼ぼう」第2弾で、23日〜26日に南相馬から子供と保護者が藤沢に来る。24日「子供と家族のミサ」に参加する。ミサ後ホールで食事会がある。藤沢教会はミサ中の世話と食事の準備をする。遊行寺に宿泊する
・ 1月13日9:30のミサの中で成人式、その後ホールで祝賀会をする
・ 1月13日日曜学校3学期始業式
(典礼)典礼部連続講座の@葬儀フォーラム(11月11日)A典礼暦年(11月25日)が終わりB典礼奉仕について1月13日(日)に行う。先唱・朗読・聖体奉仕などの奉仕者は参加願いたい
(宣教)
・ 11月18日(日)に12名、12月16日(日)に2名の入門式があった。この後、鈴木神父の面接を経て2月17日(日)に横浜教区合同入信志願式を迎え、3月30日(土)の復活徹夜祭に入信の秘跡を受ける
・ 12月8日(土)、藤沢教会で第40回市民クリスマスが開催された。祈りと片瀬教会マリオ神父の話、ハンドベル演奏、福音コールの歌の後、愛餐会があった。参加者は389人と例年より多かった。当日の献金101,865円は藤沢市愛の輪福祉基金とYMCA地域・国際協力募金へ寄付をした
・ 1月19日(土)14:00から鵠沼めぐみルーテル教会で、キリスト教一致のための合同祈祷会が行われる
(広報)12月30日原稿締切、1月5日編集会議、1月13日発行の予定
ザビエル祭に参加して
湘南台 宮崎
11月23日東京、関町の日本カトリック神学院・ザビエル祭に行って参りました。
朝7:30藤沢駅南口をバスで出発、お天気は小雨。バスは例年通り一粒会委員の方が手配して下さり、大船教会、片瀬教会、戸塚教会の方々もご一緒でした。
予定通り到着、10:00からミサが始まりました。主司式は新潟教区の菊地功司教様、共同司式は神学院長の白浜満神父様ほか多数の神父様方がいらっしゃいました。白浜神父様は今年2月の横浜教区典礼研修会の時に藤沢教会にお出でになられたので、お名前とお顔が一致してなんとなく嬉しい気持ちがしました。
ミサが終わると副院長の伊藤幸史神父様が子供たちにお話しをしたいとマイクを取り、「この学校は普通の学校とちょっと違います。どんな学校か知っていますか?」と問いかけました。すると子供の中から「神父さまになる学校!」という声が返ってきました。それから神父様は「もし、神父様になりたいと思った人は、自分の教会の神父様にお話しして下さい。でもね、この学校は男の子しか入れないのです、女の子はシスターに相談してみて下さい」と話されました。
昼食後、12:30からは菊地司教様の講演会がありました。司教様は冒頭に皆さんは「何を信じていますか?」「どうして信じていますか?」この二つのことを考えてみて下さいと質問を投げかけました。一つ目の質問は何かを見たり、調べたりすれば答えが見つかるかもしれませんが、二つ目の質問は答えが直ぐには出ないかも知れませんと仰いました。
そして、カリタス・ジャパンのお仕事でコンゴ(旧ザイール)の難民キャンプを訪れた時、ウガンダの内戦中に難民キャンプを訪ねた時、そして東日本大震災後岩手県宮古市を訪問した時にも同じ言葉を聞いた、それは「私たちは忘れられてしまった」という言葉だったということでした。
あの大震災から1年8ヶ月経ちますが、マスコミ報道初め、私たちも忘れてしまっている。また、忘れてしまったことで何となく問題が解決したかのような気になってしまっている。それではいけない。忘れることによって問題を解決するのではなく、行動を通して問題を解決するようにしなければ本当の解決にはならない。また、私たちが信仰するということを考えた時、祈るということと、話し伝えるということ、そして共に行う、この三つのことを忘れてはいけない。この三つは関わりを持っていて切り離すことのできないものであり、一つを深めることにより他の二つも深まっていくのです。出来ることから始めましょうと力強いメッセージを下さいました。
閉会式では神学生が全員紹介されました。年齢も出身地も様々です。横浜教区は末吉町教会出身の田邊助祭が来年司祭叙階を予定されています。神様の召命と良い準備の為に祈りたいと思いました。
12月2日(日)9時半ミサにおいて、63名が梅村司教様から堅信の恵みにあずかりました。受堅者の半分は外国コミュニティの子供達であり、半年以上、準備を共にしてきた受堅者、保護者、私達スタッフは、国籍を越えた交わりの教会としての経験を深めることができました。若い人のエネルギーは、教会共同体の宝です。共に聖霊に導かれながら、キリスト者として歩んでまいりましょう。 (堅信準備ティーム 岡田
)
堅信をうける前の私は、堅信という言葉がよくわかりませんでした。そして初めて堅信の勉強をする時も、よく分からないまましていました。それから何ヶ月かたって、私は堅信という意味が分からないまま、勉強をしていてもいいのかな?そう考え始めました。それからいつの間にか半年がたっていて、いよいよ堅信を受ける日が来ました。胸がバクバク鳴っているのがよく分かりました。そして一歩一歩ゆっくりと前に行き、司教様がおでこに油をぬり終わった時、なんだかスーっと体が軽くなりました。そこで私はやっと「堅信」という意味が分かりました。言葉では伝えられないけど、自分の胸が体がちゃんと「堅信」という言葉を分かってこれたような気がしました。
堅信のお知らせが家に届いた時、母は私に「受けるかどうかは自分で決めなさい」と言いました。私の家は教会が遠いうえ、学校で毎日礼拝を行っているので、普段私が藤沢の教会に行く頻度は低めです。そこに新しく講座が入るとなると、今までより随分忙しくなるのが予想できましたが、それでも堅信を受けると決めたのは、祖母達が喜ぶのではという考えに後押しされたからです。
実際の講座は、初対面だったり滅多に交流しない年齢の方だったりと、色々な人と接する機会で、初めは戸惑いつつも、分かち合いを通してお互いの考え方を共有することができ、よい経験になりました。遠くても通ったぶん、得たものは大きかったと思います。リーダー達に支えられながら最後まで講座に参加し、無事堅信を受けることができて嬉しいです。これからはもっと普段のミサにも行けるようにしようと思いました。
中学3年の春、母に「堅信の講座うけるでしょ?」と言われた。しかし私にはまだ堅信が何か理解できていなかった。訳のわからないまま私にとっての初日がおとずれた。私は最初の2回の講座に出られず、左も右もまったく分からない感じで第3回の堅信準備講座が始まった。その回では、「自分の事を知ろう」という目標に向かって進行していった。今まで行ったことのないやり方で自分の事について探っていった。毎回の講座で自分自身驚き、学んだ。今回の講座は60人を越える人がいたので、他の人の意見なども聞けて、そういう事も含めて学び、発見することができた。堅信で何を学んだのか聞かれても、自分には表現しにくい。とにかく、自分が今どうあれば良いのかを学んだ気がする。
2012年12月2日に娘とともに堅信の秘跡を授かりました。生後半年で洗礼の秘跡を授かって以来、50年の時を経てようやく堅信の秘跡を授かることができたことに深い感慨と大きな喜びを感じています。十代の頃に父の赴任国で堅信準備をいたしましたが、堅信を受ける直前に帰国となってしまい授かることが出来ませんでした。その後は父への反発心から教会を離れ、数十年が経ち、父母の帰天、娘の誕生と人生の岐路に立つ様々な出来事を経て、心から堅信を授かりたいと思うようになりました。お勉強が進むに連れて、自分の人生の至る所で聖霊のお導きを頂いていたこと、神様の愛に包まれていたことを確信してまいりました。50年もかかってしまったけれど、私にとっては今がその時なのだと思いました。娘とともに堅信の秘跡を授かることができて、これ以上の喜びはありません。お導きくださった神父様、そしてシスター、お世話をしてくださった教会の皆様、快く代母を引き受けてくださった方に心より感謝申し上げます。
12月9日、ボーイスカウト藤沢16団カブ隊は藤沢駅頭にて年の瀬恒例のユニセフ募金をガールスカウト神奈川105団と共同で行いました。世界の恵まれない子供たちのため、スカウトたちは寒さに負けずに一生懸命声を張り上げ、1時間で76,000円もの善意をいただきました。募金いただく際にはたくさんの方から「頑張ってね!」という声をかけていただきスカウトともども人々の温かい心を感じることができました。終了後はボーイ・ガール共同でのクリスマス会に参加。カブ隊は今年の夏の全国カトリックスカウトキャンポリーでの催し物コンテストで藤沢教会を紹介する歌詞で全国4位となった「あたりまえカブたいそう」を、さらにスカウトの考えた新たな歌詞と振付も加えて披露しました。長い1日でしたがスカウトたちにとってとても充実した1日となりました。
12月9日にボーイスカウトのクリスマス会がありました。一番心に残ったのはスタンツです。カブ隊は、「あたりまえ藤沢カブたいそう」をやりました。カブたいそうを考えるのが難しかったけれど、わずかな時間で考え、練習もできました。本番も力を合わせてがんばることができました。その後、お祈りの時間で神父様がクリスマスの本当の意味をお話してくださいました。自分のことだけでなく、みんなのことを考えながらお祈りできました。今回みんなのスタンツも楽しくて、パーティーでは、みなさんが作ってくれた食事もおいしくて、最高の一日になりました。
今年のスカウトクリスマス会は、ぼくにとって今までで一番楽しかったクリスマス会でした。なぜかというとスタンツがとても楽しかったからです。今回は、カブ隊は「あたりまえ体そう」をしました。今年は、ぼくは組長なのでみんなのスタンツの意見をまとめたり、ふりつけを教えたりと大変でした。でも、みんなとてもがんばってくれて本番では大成功でした。チームワークが大切だなと改めて思いました。その後にあったパーティーではみんな楽しそうに話しながら、おいしいそうに食べていて、「今日はすてきなクリスマス会だったな」と思いました。
いままではあにのボーイスカウトにつきそってクリスマスかいをけん学していました。でも、ことしは、わたしはガールスカウトとしてさんかしました。ガールスカウトの出しものはハンドベル、学校では上きゅうせいがつかいます。だからきんちょうしてちょっぴりまちがえてしまったけど、ハンドベルのねいろはきれいだし、ははにもほめられました。ほかのスカウトたちもれんしゅうじかんがみじかいのに、とても上手でたのしかったです。1月のケアセンターほうもんのハンドベルもがんばってやってみます。
今までのクリスマスは、街のきらびやかなイルミネーションなどで盛り上がったりプレゼントなどを楽しみにしたりしていました。イエス様の誕生日ということは知っていたけれど頭のほんの片隅にしかありませんでした。
今、私のお腹には新しい命がいます。洗礼を受け、新しい命と共にクリスマスを迎えられるのはとても嬉しく思います。イエス様が生まれていなかったらと思うと、想像もつきません。
この12月にマリア様もお腹に新しい命がいて、私と同じ様に喜びや不安を感じ日々過ごしていたのかと思うと命の重みを感じます。イエス様が生まれた日を皆で喜び祝うのは本当に凄いことなんだなと感じながらクリスマスを迎えています。
クリスマスソングが街のあちこちで聞かれるころになると、子供に何をプレゼントしようかな?クリスマスには何料理を作ろうかな?イブには子供にどんなお話しをしてあげようかな?なんて考えて、やたら忙しかったり、今年ももう終わりだと思うと、やりのこしたことがあるのではないかという焦りで落ち着かない日々を過ごしがちです。でも、今年はちょっと違う自分に気がつきました。洗礼を受けてから初めてのクリスマスミサはいつもに増して神聖な気持ちとなるものでした。
私は入信を決めてから、毎日の終わりに、その日の色々な出来事など考える時間を持つように心がけております。毎晩のこと、何とこんなにも怠りや失言などなど喜ばしくないことが泉のごとく思い浮かぶのか、と驚いてしまいます。そのことごとくに反省、罪悪感が生まれるのです。懲りずに同じ過ちを犯しては、ちょっと落ち込んでいます。 その都度、どう償い、挽回したらよいのか考え、やっと少しずつ罪悪感から救われていき、罪悪感から救われた私は少しあたまがよくなったような気がして、明日への希望を持ち始めます。実は、毎日のこんな繰返しをしている自分を私自身ちょっとお茶目と思っているのです。
さて、この繰り返しが、空虚に成りがちの心を満たしていっているのではないかと思います。そして、今まで、自分を中心に何事も考えがちで、すぐに悲観したりしていましたが、自分自身をわきに置いたり、宙に浮べたり、地に潜ったりして、じぶんの属する社会を観ることができます。そして、自分の事ばかりを考えるのではなく、自分のためだけではなく、皆様とともに皆様のためにお祈りすることを学び始めております。
今年のクリスマスミサでは、十字架のイエス様をみあげ、毎日心を改め祈ることの大切さは、イエス様の大切な教えのひとつであり、私達に伝えるためにこの世にお生まれになり、私達のために受難にあわれ、いつも私達を見守ってくださっていることを心から感謝しお祈りをいたしました。イエス様に感謝の気持ちでいっぱいの私は、今年いっぱいクリスマスキャロルを口ずさんでいるのではないでしょうか、きっと。
藤沢市民クリスマス―40回目に感謝して
藤沢市内キリスト教連絡会代表 関
記念すべき40回目の藤沢市民クリスマスが、2012年12月8日(土)16時より、カトリック藤沢教会にて開催されました。藤沢市内の教会や団体が、教派を超えて力を合わせ、湘南・藤沢の人々へ宣教するために活動している「藤沢市内キリスト教連絡会」の主催により、藤沢市民クリスマスも今年で40回目を数えることができました。当日は、強い風が吹き荒れる中でしたが、好天に恵まれ、389名の参加がありました。
今年は、昨年と同様、東日本大震災を意識した形で、テーマを「今、手と手を取り合って−祈りとともに−」とし、ポスターは公募により聖園女学院高校の生徒さんの絵を採用しました。また、昨年に引き続き12月1日(土)16時から30分の間、藤沢駅北口サンパール広場にて、市内教会有志約30名によるプレキャロリングを行い、チラシ配布と市民へのアピールを行った結果、ここ数年の中では最も多い参加者となりました。
当日は、15時より恒例の小田急デパート前での藤沢福音コールと有志によるキャロリング、16時からはカトリック藤沢教会聖堂にて第1部「クリスマスの祈り」が行われ、上中栄牧師(ホーリネス鵠沼教会)の司式、またマリオ・バラーロ神父(カトリック片瀬教会)によるメッセージを共に聴きました。その後、市民クリスマス40年の振り返りとして、プロジェクターで画像を映しながら、これまでの歩みを振り返る時を持ちました。また、市内教会に呼びかけて編成された合同聖歌隊と福音コールによる「ハレルヤコーラス」を聴きました。
第2部は、ソフィア・ハンドベルクワイアと藤沢福音コールによるジョイントコンサートを行いました。ハンドベルの輝かしい響きと、福音コールによるアーメンコーラスのハーモニーが聖堂に満ち溢れ、素晴らしいクリスマスのひと時を過ごすことができました。また、信徒会館ホールでは湘南台バプテスト教会のシオン人形劇団による子供達のための人形劇「くつやのマルチン」が上演され、子供達や親御さん達が楽しんでくださいました。
第3部は、愛餐会として、豚汁が分かち合われました。今年も聖心の布教姉妹会より献品された新鮮な野菜に感謝しつつ、各教会有志の多大な奉仕により作られました。また、聖堂前広場では各教会からの持ち寄りによる夜店が出されました。
今回、会場で捧げられました献金や夜店の売り上げ等の合計101,865円は、「藤沢愛の輪福祉献金(藤沢市福祉課)」と、「YMCA国際・地域協力募金(横浜YMCA)」を通して東日本大震災被災地に半額ずつ捧げられます。感謝をもってご報告いたします。最後になりましたが、今年も会場を快くお貸し下さいましたカトリック藤沢教会の皆様に、深く御礼申し上げます。主のご降誕を祝うクリスマス、そして来るべき2013年が、皆様において、主の導きのうちに恵み豊かなものでありますことを、お祈り申し上げます。
南相馬市の子ども達を招いて楽しく交流!
藤沢2区 小野
「福島の子ども達を湘南に呼ぼう!」プロジェクトに協賛した私達は、昨年夏休みに福島市の児童養護施設・福島愛育園の子どもと職員85名を藤沢へ5日間招いて楽しく過ごして頂きました。この冬休みには南相馬市の家族5組16人を4日間招きました。実行委員会のメンバーは、夏休みと同じくNPO法人(こども達に未来をin湘南)を中心に、湘南教組や江ノ電労組、カトリック藤沢教会、その他市民一般の方々です。南相馬市教育委員会を通した募集に応じた一行は、12月23日夕方、迎えの江ノ電バスに乗って藤沢に着いて遊行寺に3泊し、26日元気に帰りました。
初日の夜はお寺の大広間で歓迎夕食会が開かれ、翌24日は朝6時からお寺の勤行の後、餅つき大会に参加し、地元の小学生達と一緒になって元気に遊び回りました。この様子はNHKのニュースでも紹介されました。午後は、新江ノ島水族館へ出掛けてイルカ・ショーや巨大水槽の中で泳ぐサンタクロース姿の職員による丁寧な説明に感激しました。夕方は、藤沢教会で初めてミサに参加し、ミサの中でタム神父様が「福島の子ども達が来ていること」を紹介されました。日曜学校の子供達による聖劇を観賞した後、センターホールの交流会で食事を共にし教会が募集したホストファミリー6組19名やスタッフと大いに楽しみました。
交流会が始まる前に私が分り易いマジックを披露し、親子とも笑い転げました。子ども達が演技台の前にかぶりつき困りました。交流会の初めに鈴木神父様から「この体験を大切にしてください。いつか思い出して大きな力になることでしょう」と優しい挨拶を頂きました。
サンタさんの登場で大いにもりあがりました。サンタさんから東北被災地への想いを込めた短いメッセージとプレゼントをいただきました。そしてサンタさんの提案で「ハッピーバースディ・イエス」と大合唱しました。ビンゴでホスト・ファミリーの用意したプレゼントを頂き、クリスマス・ソングを歌いました。南相馬から来ていた子供たちがサンタさんからのプレゼントを開けてそれぞれがそばにいた浮田さんにお菓子のプレゼントをしました。子供たちの心を受けて、浮田久子さんは「これがクリスマスの意味です。ありがとう」と挨拶をされました。そして皆さんは満ち足りた穏やかな笑顔で遊行寺への帰路に着きました。なお、この日は約10名の方々が参加し料理を作りました。「何もできないから」とクッキーを届けてくださった方、袋詰めのお菓子を用意してくださった教会学校の保護者の方達、こうした方々の他に子供たちのケーキ代にとカンパをしてくださった方々もありました。
3日目の25日は自由行動日。全員が鎌倉で大仏を見た後、横浜へ行き中華街で昼食を味わいました。その後、みなとみらい21地区へ移動しランドマークタワーに登ったり、遊園地でジェットコースターやメリーゴーランドなど、自由に遊び回りました。その夜の懇親会で、南相馬の保護者の皆様から感想や意見をお聞きしました。今後の活動展開に活かす予定です。
「皆様の寛大なご支援のおかげでクリスマスプレゼントを釜石の皆様に差し上げることができ大変喜ばれました。またケーキを送って下さった方々、まことにありがとうございます。より充実したクリスマス会にすることができました。心から御礼申し上げます。ベーススタッフ一同」
「皆様の力が必要です。どうぞお力をお貸しください。ボランティアが初めての方でも安心してお越しいただけます。お一人でも多くの方のお申し込みをスタッフ一同心からお待ちしております」
釜石ベースホームページから引用 (丸山)
12月18日から21日まで鈴木勁介神父のお供で、カリタス石巻ベースに行ってきました。1日目は午後2時ごろベースに到着。オリエンテーションの後、近くにある石巻教会を訪問したところ、気仙沼の会津神父にばったり会いました。
2日目、小雪の舞う中、南三陸町まで出向き、漁港付近の道路沿いの瓦礫の撤去、ヘドロで埋まった側溝の泥出し作業をしました。昼食は津波で店を流されたという夫婦が同じ場所でプレハブの仮設店舗で営業している食堂で食べました。店に来ていた地元の人から九死に一生を得た当時の生々しい話を聞きました。
作業中は寒くて鼻水が出ましたが、ベースへの帰途、追分温泉に立ち寄り、冷え切った身体を温めて戻りました。3日目はベースのスタッフの案内で牡鹿半島、女川町、雄勝地区の被災地を視察して回りました。入り組んだ海岸沿いに点在する小さな町や村は壊滅状態で復興にはまだまだほど遠いという感じでした。数十名の患者が逃げ遅れて亡くなったという海沿いに建つ廃墟と化した3階建の病院を見上げ、改めて津波の凄さ恐ろしさを感じました。
4日目は午前中、石巻市内の約180人が暮らす仮設住宅を訪問し、集会所で7,8名の住民の方々とお茶を飲みながらお話をしました。仮設ではお隣の声が筒抜けで大声で話したり、笑ったりすることができないそうで、お茶会では皆さん楽しそうにおしゃべりし、笑っていました。集まった人は女性が圧倒的に多く(男性は一人)女性のボランティアがもっと必要だと思いました。石巻ベースは施設もスタッフも受け入れ体制が整っていますので、女性の方も安心して行けます。是非一度体験してみてください。(小藤
)
11/24飯舘村から避難されている伊達東応急仮設住宅を訪問致しました。長谷川さんを中心に手芸グループがありました。生地・毛糸などを提供致しました。
福島市松木町教会の「ふれあい茶の湯」の会が宮代仮設住宅(浪江町)でありボランティアとして参加しました。松木町教会・東京小教区からの訪問者・現地修道会からなど70名のお茶会でした。
11/25 今回は石巻にも足を延ばしました。 石巻市の北上町の高台にある仮設住宅に行きました。1年が経ちやっと、少しずつその頃の事をお話しされました。当時の事はテレビニュース・新聞報道などでしか知らない者にとっては、聴くのもつらいひと時でした。手芸グループを指導してくださる方があり、家族や友人を亡くされた人達は可愛い「お地蔵さま」を作っています。トンボ玉や「ミサンガ」には手作りのトンボ玉がついており、上手に出来ていました。来春には「福祉コーナー」で販売致しますので、手にとってご覧頂きたいと思います。手芸のために毛糸・生地を提供致しました。
12/19 南相馬市の小高地区の方々の仮設住宅で「ふくろう」作りをしているサロンを訪問致しました。2度目の訪問で皆さん覚えていて下さり、会話も弾みました。すでに「クリスマスバザー」で皆さんのお目に留まっていると思いますので、引き続きのご支援をお願い致します。
12/20 マリアの宣教者フランシスコ修道会のシスター3人と一緒にキルトの用意を致しました。仮設の方がすぐ出来るようにパターンを作り、セットにして渡すようにするためです。
釜石ベースからクリスマスのケーキの依頼があり、藤沢教会の海外支援をしているグループが 快く引き受けてくださり、段ボール2箱分お送り致しました。これからも支援を必要とされている所へは出掛けて行き、顔の見える支援を続けて行きたいと考えています。是非、皆様ご一緒に行きませんか? (曽根)
東北支援のための物産販売は、昨年12月の福祉バザーで、始めてから約1年になります。皆様のご理解により、販売もコンスタントでしたが、福祉バザー時にはより多くお買い上げを頂き、深く感謝致しております。津波被害の仙台石巻の山形屋さん、二本松教会が中心の福島の風評被害に立ち向かっている「福島やさい畑」への支援も順調に進んでいます。
山形屋さんは、震災前の半分程度の売り上げまで復調されてきたとのことです。ただ、現在の土地に工場を再建することが行政の規制により出来ないので、今後の事業を固めるには時間が必要とのことです。
又、福島やさい畑の方々は、幾多の困難を乗り越え、風評被害に立ち向かわれています。湘南の6教会が山口神父様主導で協力し合い、情報を交換してその事業支援を行い、やさい畑で車(ハイエース)購入のために個人的に立て替えていた資金を完済できました。この中には、匿名で多額の寄付を下さった方々が居られました。なお、冬場は野菜類が少なくなりますが、従前以上のご協力をお願い致します。 (牧野)
横浜教区の誕生
鵠沼3区 高木
昭和10年(1935)3月20日、貴族院において「国体明徴決議案」が満場一致で可決され、3月23日衆議院においても満場一致で可決されました。そして8月3日政府は第一次「国体明徴」を声明し、10月15日には第二次声明を行いました。それは「天皇機関説」を排撃して国民の宗教や思想までも天皇崇拝を中心とするわけでした。
従って内務省は「不敬罪」や「治安維持法」などを拡大解釈して宗教団体を干渉しだしました。そのため大本教、天理教、ひとのみち教団などは徹底的に弾圧され解散にまで追い込まれてしまいました。それはやがてカトリック教会にも及び外務大臣は首都東京の大司教を日本人に代えるよう圧力を加えました。
昭和11年(1936)11月9日、東京教区が二分されました。いわゆる東京府、千葉県をもって東京教区とされました。信者は1万681名でした。そして残りの神奈川県、静岡県、山梨県、長野県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県の八県をもって横浜教区が設立されました。信者は5135名ということでした。
ところで東京教区長の選任には少し手間取りましたが約1年たった昭和12年(1937)11月2日付で駐日ローマ教皇庁使節館秘書官の土井辰雄神父様がローマから任命されました。そこで12月3日駐日ローマ教皇庁使節パウロ・マレラ大司教が日本国外務大臣に報告しましたが、12月9日外務大臣から承諾の回答がありました。その頃、長崎には日本人早坂久之助司教がいましたが病気の為昭和11年(1936)12月3日、山口愛次郎大司教がローマから任命されていました。
その時代、日本カトリック教会では昭和6年(1931)9月18日に起こった満州事変によって国内ではファシズム体制となったり昭和12年(1937)7月7日に勃発した支那事変により戦争に協力させられてゆきました。そのため「公教要理」や「公教祈祷書」までもが改訂させられる始末でした。
昭和13年(1938)2月20日、横浜山手教会においてシャンボン大司教様の着座式が行われました。副司教はシェレル神父様でした。
それから間もない昭和14年(1939)1月5日、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県の4県が分割され浦和教区が設立されました。教区長はフランシスコ会アンブローズ・ルブラン神父様でした。当初、教区本部を栃木県宇都宮市に設置する予定でしたが、そこには陸軍第一四師団があり軍都のため都合が悪かったのでした。彼等フランシスコ会は昭和11年(1936)12月27日、捏造されたスパイ事件により奄美大島を追われた修道会だったからでした。
昭和14年(1939)4月8日、「宗教団体法」が公布され、昭和15年(1940)4月1日から施行となりました。それは国家による宗教団体への干渉が益々強められるものでした、その結果、日本カトリック教会の外国人教区長全員が日本人に交替させられてしまいました。だが、それはローマ聖座からの正式な任命でもないため新しく着座した日本人教区長の名称は「臨時教区管理者」ということでした。
昭和15年〔1940〕10月6日、初代横浜教区長シャンボン大司教様は辞任させられ臨時教区管理者として井手口美代市神父様が着任しました。そこで辞職したシャンボン大司教様は横浜市戸塚区原宿町のマリアの宣教者フランシスコ修道女会修錬院付となりました。そして日本が敗戦を迎えて間もない昭和23年(1948)9月8日73歳で亡くなりました。墓は横浜外国人墓地にあります。
掲示板に貼ってある「グレープの会」のチラシをご覧になったことがおありでしょうか。そこに「ひとりで悩まないで一緒にお話ししませんか?」とあるように、木曜日の午後「ぶどうの木」をお借りして、お茶を飲みながらお話したり、お話を聴いたりしてともに時を過ごしています。
始めて2年と少し経ち、最初は月2回だった会も、参加者の希望で毎週開かれるようになりました。昨年9月には二人の方が石巻のボランティアに行き、その後の会ではその時の模様や感想を伺いました。
現在、訪問会のシスター、藤沢教会の信徒とともに聖公会藤沢聖マルコ教会のメンバーもスタッフとして加わり、教派を超えて関われることも感謝しております。どなたかとお話したいとき、話を聴いてほしい時、だれかと一緒にいたいとき、またお話を聴いてみようかな、と思った方、どうぞグレープの会に足を運んでください。また会のためお祈りしていただけましたら幸いです。
厳しい寒波のなかに明けた新年、新政権にあやかって事始めを決意する方もあるでしょうし、足元を見詰めなおして飛躍を期す方もいることでしょう。今月はこの国の信仰のふるさと、長崎にまつわる新刊2冊をご紹介いたします。 「 村上茂の伝記 」 「石蕗の詩(つわぶきのうた)」 |