藤沢カトリック教会

八 角 形 に ゅ ー す

2013年2月24日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

藤沢の静かなクリスマス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・司祭  ロバート

教会委員会報告(1月19日)

藤沢ブロック新年会の報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 鶴田

幼児洗礼式をおえて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 松田

クリスマスミサ

成人祝福式のご報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・青年会

キリスト教一致祈祷週間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂1区 鈴木

藤沢教会の皆様へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・原町教会 コンコルデア

東北ボランティア活動サポートチーム報告

福島の子どもたちから

「ウガンダ友の会」より報告とお願い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・善行 岡村

天狗と問答したイエズス会修道士・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼3区 高木

がりらや便り

八角形にゅーすのページに戻る




藤沢の静かなクリスマス 
司祭  ロバート

クリスマスクリスマスは多くのキリスト者にとって神の子のイエスの誕生に敬意を表し神の限りない愛と恵みに感謝する喜びの時です。クリスマスは、世界中のほとんどのキリスト教の教会によって祝われています。美しいキャンドルライトや、ルカの福音からの降誕劇の上演や子どもたちによって歌われる聖歌、そして真夜中のミサ、といった習慣が広く行われます。クリスマスの日の祭儀には3回のミサがあり、イザヤの預言とルカによる福音から特別の箇所が読まれ、よく準備され、練習を重ねた聖歌が歌われます。また、多くの教会はたくさんのキャンドルやイエスの降誕の場面が飾られます。

横浜辺りではクリスマスの雰囲気は12月25日の数週間前に始まりました。街は至る所、そしてお店や電車の駅も電飾で飾られました。藤沢教会のクリスマスツリーもとても綺麗に飾られていました。2012年12月25日は私にとって藤沢教会の皆さんと一緒に祝う初めてのクリスマスでした。私は深夜ミサの司式をしました。私たちの主イエスキリストの誕生が静かに宣言されました。ミサには多くの人、でも、若者よりも年長者の方が多く参加していました。ミサの後は「クリスマス、おめでとうございます」が新たな挨拶になりました。12月25日が国民の休日となるウガンダと違って、ほとんどのスーパーマーケットやお店が営業しているのを見てちょっと驚きました。

私はクリスマスの前に皆さんが持った良い準備に感動しました。主任司祭の鈴木神父さまとタム神父さまは12月に入ると「赦しの秘跡」のために時間を取っておかれたのです。私も英語圏の国々の人々のために「赦しの秘跡」を執行しました。また、「心」を綺麗にするだけではなく、教会や庭を綺麗にしている年長者のグループにも感銘を受けました。私の国では教会の建物や周りを綺麗に掃除するのは若い少年少女の仕事ですから。

静かなクリスマスも初めての経験でした。私の母国の小教区ではいつも真夜中になる前にクリスマスを祝います。他の宗派に属している人々がミサの後、家に帰る人々に石を投げたりする恐れがあるからです。日本に来る前に働いていた小教区はどこでも主の誕生を、フクロウのようにホーホーと鳴きながら大きな拍手をしたり、太鼓を叩いたり歌を歌ったりして、喜んで迎えます。訪問者は12月22日から25日までほとんど眠れません。そしてにぎやかな騒ぎにはお酒がつきものです。

降誕祭に祈りと瞑想の時を持つという意味では、私はここ藤沢教会でのクリスマスを心から楽しむことができました。そしてひとつのことを心に留めています。イエス・キリストを通して喜びと平和そして神の愛を頂いた私たちは、苦しんでいる人、飢えている人、貧しい人、身寄りのない子どもたちに、どうしたら、喜びをもたらすことができるのか、ということです。このチャレンジへの答えは私にも、そして世界全体にもクリスマスの本当の意味を教えてくれるでしょう。皆さんにとって新しい年が素晴らしいものでありますように!

ハッピィ ニュー イヤー!



目次に戻る


教会委員会報告(2012年1月19日)

<報告事項>

1. 信徒総会について
2月10日(日)9:30ミサ後に2013年藤沢教会信徒総会を開く。多くの人たちの参加を希望する。2012年を振り返っての報告は事前に配布する資料を読んでおいていただくこととした。報告事項としては昨年新しく動き出した災害対策検討委員会と東北ボランティア活動サポートチームの報告をメインとする。その他に財務報告と教会教勢報告をする。意見や質問などのある人は今月中に記名で出してもらう。総会後、お汁粉を用意する。資料の配布は2月3日(日)の予定。なお、今年の分かち合いのテーマは「日常的に、身近な人たちとのつながりについて」

2. 今年度教会委員会日程について
委員会は原則として第3土曜日15:00からとする。活動部連絡会は奇数月の13:30からとする。また運営委員会は原則として教会委員会の直前の日曜日13:00からとする

3. 近日中の行事予定
・ 教区典礼研修会(2月11日)
・ 灰の水曜日(2月13日)
・ 教区合同入信志願式(2月17日)
・ 静修の日(3月10日)
・ 卒業感謝ミサ(3月17日)
・ 復活祭(3月31日国際ミサ)

<ブロック・活動部>

各ブロックからは特になし。担当が鵠沼ブロック(1月)から藤沢ブロック(2月)に移る

(国際) 信徒総会に参加するように呼びかけている

(福祉)
・ 12月27日に福祉部で検討し、バザーの寄付金を9団体に送った
・ 4月7日(日)に「祈る・伝える・証しする」3部門連続講座で「エンディングノート」のビデオを観て分かち合いをする

(教育)
・ クリスマスのお菓子を500コ用意した。例年のスナック菓子よりも良かったと思う
・ 12月16日(日)に第5地区中高生合同クリスマス会があった。藤沢からは2名参加した
・ 1月13日(日)のミサの中で新成人5人が祝福を受けた。ボーイスカウトとガールスカウトが合同で餅つきをし、ミサ後ふるまった

(典礼)
・ 2月11日の教区典礼研修会の申込み用紙を聖堂と事務所に用意してあるテーマは「堅信への道」。講話は@「堅信の秘跡をめぐって」梅村司教A「キリストの霊をいただいて生きる」カンペンハウド神父B「堅信の式を考える」国井神父。会場教会として藤沢教会に役割の依頼がきている。この日のミサの派遣の聖歌は信仰年の公式聖歌「クレド・ドミネ」
・ 3月28日(聖木曜日)今年は「出エジプトの歴史を語り伝える」親子の朗読を入れる
・ 3月31日(復活祭)は国際ミサ。説教・教話などについて典礼部と国際部で話し合う

(宣教)
・ 1月14日(月)と15日(火)の両日に売店の棚卸を行った
・ 1月19日(土)14:00〜15:30、鵠沼めぐみルーテル教会でキリスト教一致のための合同祈祷会が行われた
・ 2月17日(日)9:30のミサ中で入門式を済ませた12名の派遣式がある。その後15:00からの教区合同入信志願式。入信の秘跡は3月30日(聖土曜日・復活徹夜祭)に受ける
・ 湘南台センターは皆さんのご協力のおかげで、2012年度も経費の大部分を献金と使用料で賄うことができた。1月12日(土)17:00から、湘南台センター5周年記念ミサを捧げた
今年のセンター担当代表は宮崎良子さんに代わった

(広報)1月27日原稿締、2月10日発行の予定

(鈴木神父)タム神父は2月6日から27日の間一時帰国することになった、その間、司祭は2名体制になる



目次に戻る



藤沢ブロック新年会の報告
藤沢1区 鶴田

1月20日日曜日ミサのあとセンターホールで、藤沢ブロックの新年会が開かれました。鈴木神父様、ロバート神父様もご参加くださりホールはいっぱいでした。お祈りに続き、教会委員会、活動部の報告、新旧連絡委員さんの紹介がありました。今まで連絡委員をお勤めくださった皆様には本当に感謝です。また新しい委員さんもみな元気はつらつで頼もしい限りです。

新年会の報告その後お当番の方の工夫をこらした可愛いデコレーションのテーブルで新春らしい「ちらし寿司」とおすましなどをいただいた後は、楽しいゲームタイム。「けんだま」「おてだま」お箸で豆をつまんで渡すなど、昔懐かしい遊びに挑戦者が次々登場。皆さんのいつもと違う一面に会場は和やかな笑いに包まれました(私はどちらもできないので隠れて?いましたが、挑戦してみればよかったです)。

なんといってもこの日のハイライトは鈴木神父様の「けんだま」の腕前!リズミカルに20回も落とさず続けられる腕前に会場は沸きました。「絵」と「川柳」に並ぶ特技ではないでしょうか?!(今度はこの腕前をぜひ信徒総会などでご披露いただきたいです)このように楽しく過ごすうちに時間はすぎてしまいました。準備してくださった皆様、さわやかな司会進行で座をリードしてくださった方々本当にありがとうございました。

話は前後しますが、鈴木神父様が最初のご挨拶で被災地でののど自慢大会に触れ、出演者の独特の雰囲気、特別な体験をした人だけのかもしだす「空気」についてお話され、私たちも主の光を受けたものとしての「空気」をかもしだせればよいなというお話をされました(すみません、あやふやに覚えていて少し違っているかも)。

この新年会に見られた、心安らぐ「空気」を自分の生活の中で周りの人に伝えたい、何よりもこの集いが見慣れた人たちの「仲良しグループ」に終わらず、ひとりでも新しい方、今まで参加したことのない方々にも参加していただけるようにしたいと思いました。



目次に戻る



幼児洗礼式をおえて
藤沢1区 松田

12月23日娘2人(悠里、華奈)の洗礼式を迎えることができました。大切なお時間をいただき藤沢教会のみなさまに感謝申し上げます。誕生から6年間、娘の洗礼を望みながらも雑多な日常と信仰の弱さもあって後回しにしておりました。大きな震災を経て今自分が先立った時、子供に残したいものは何か考えさせられ、残せる唯一のものは信仰で、苦しい時に助けてくださるのは神様ということを伝えたいと真剣に考えました。そんな中娘たちは幼稚園で朝夕お祈りをし、習ってきたアベマリアの祈りを家で唱え、親子で一緒に祈る時間ができました。洗礼の話をした時、「神さま好きだもん」という言葉が娘から聞かれ、 幼稚園の先生方に感謝するとともに、このめぐりあわせは、洗礼は神から与えられることを強く感じ私を後押ししてくれました。

2人の幼児洗礼は、自分の洗礼を思い起こさせ、日々の信仰生活を振り返りまた多くの恩恵を受けました。本当にありがとうございました。信者としてスタートしたばかりの2人です。神様の光の道を歩んでいけますように、今後とも皆様からのお力添えをお願い申し上げます。

最後に2人に感想を聞いてみました。「うれしかった」の一言でした。どううれしかったかは説明できないそうですが、やはり特別に聖霊が働いているようで晴れやかな顔をしておりました。



目次に戻る



クリスマスミサ

12月24日、午後5時からのクリスマスミサ中、朗読に代えて日曜学校の子供達が聖劇を行いました。イエス様の小さなお弟子さん達の感想をお伝えいたします。

クリスマスミサ

3年 まなえ

わたしは3年生で天のみつかいのやくをしました。はじめてセリフをもらえて、うれしかったけど、おぼえるのがたいへんでした。練習の時、同じところを2回もまちがえてしまったけど、本ばんでは、できてよかったです。本ばんはとってもきんちょうしてしまって、「まちがえないようにしなきゃ」とずっと思っていたけど、本ばんではせいこうして、それだけでもうれしかったのに、いろんな人が「うまくできたね。」とほめてくれてますますうれしくなりました。みんなでやったせいげきは、とてもたのしかったです。

4年 咲月

私は、羊かいの役をやりました。もう少し、大きな声で言いたかったです。でも、練習より本番のほうが、上手にできたのでよかったです。セリフもおぼえられました。楽しかったです。またやりたいです。

5年 論子

聖劇で私がやった役は「ヨゼフとマリアを馬小屋に案内する役」。去年は入堂する時に神父様などが通る所で台詞を言ったけど、今回は祭壇の前で台詞を言った。観客の人は皆、台詞を言う人を目で追っていたから台詞を言う時に視線をスゴク感じた(笑)。他に「先唱」をやらせてもらいました。(最初はすこーし、しゃべりましたが気付きましたか?)台詞を言う役はどれも役作りに苦労するという事を再確認させてもらいました。

6年 万葉

僕は6年生なので、ごミサの中での聖劇は今年が最後でした。最後の役は、博士でした僕は他の活動もあり、聖劇の練習に全て出席できませんでしたが、友達と聖劇ができて楽しかったです。
聖劇の後、ごミサ中に僕は気分が悪くなり、立っていられなくなりました。そして、リーダーが涼しい所に連れていって下さいました。周りの友達も心配してくれました。僕は、友達やリーダー、神父様やたくさんの人々、そして神様に守られている事を改めて感じました。この日のごミサは、僕にとって一生忘れられない思い出になるでしょう。



目次に戻る



成人祝福式のご報告
青年会

成人祝福式2013年1月12日(日)にロバート神父さまの司式のもと成人祝福式が行われました。

成人は人生の大きな節目です。神様の祝福のもと成人を迎えられた彼らの顔には、社会の一員としての自信と力強さを垣間見ることができました。先に大人の仲間入りを果たした21歳の若者5人も駆けつけ、神父さま、両親、新成人たちで温かなひと時となりました。

小さな時から見守り育ててくださった皆様の前で成人を祝えることは、教会共同体として喜ばしいことです。まだ若い私たちは道にも多く迷いますが、そのような時には神様の声に耳を傾けて歩んでいきたいと思います。

お祈り頂き、ありがとうございました。


目次に戻る



キリスト教一致祈祷週間
辻堂1区 鈴木

毎年1月18日〜25日は「キリスト教一致祈祷週間」とされており、世界中で、キリスト教の諸教会がともに集い、エキュメニカルな礼拝が行なわれています。今年は2つの集いに参加しました。

藤沢では19日(土)に藤沢市内キリスト教連絡会主催の「キリスト者一致のための合同祈祷会が行なわれました。今年の会場は江ノ電鵠沼駅からすぐの鵠沼めぐみルーテル教会。「クリスチャンの働きとは」のテーマでヨハン藤沢キリスト教会の金貞男(キム・ジョンナム)宣教師(女性です)が説教を担当されました。韓国人の金宣教師のお祖父様は13歳の時に日本に強制連行されて、息子であるお父様は日本で生まれ育ち、韓国に帰国した時には朝鮮語が出来ずにとても苦労されたとのことです。その日本の横浜にそして藤沢に、宣教師として神が送って下さった意味は「イエス・キリストに結ばれた者として、和解への奉仕の任務を行なうため」というお話でした。来日されて10年程ですが金宣教師は日本語で力強い説教をされ、宣教に賭ける強いエネルギーを感じました。礼拝式文は、数年前に各教会からの委員が集まり話し合い分かち合いを重ねて改訂したものが使われています。礼拝の中で唱えられる「主の祈り」は福音書の主の祈りのことばをそのまま用いています。今年は12教会、1修道院が参加し、参加人数は69名でした。藤沢教会からは4名が参加、片瀬教会からはマリオ神父様他10名ほどが参加されていました。人数的には例年より少なめでしたが、祈祷会後の茶話会では教派、教会を超えての和やかなひとときが持たれました。当日会場教会の働きの為に捧げられた献金は50,592円でした。

翌20日(日)午後には、横浜教区の行事として、聖公会横浜聖アンデレ教会(聖公会横浜教区主教座聖堂)で、カトリックと聖公会の「合同夕の礼拝」が行われました。カトリックからは梅村司教と司祭9名、聖公会からは三鍋主教と司祭、神学生など11名、そして双方の信徒が集い、夕べの祈りをともに捧げました。今年で既に10年続いている集いであるとのことでした。式文、聖歌は聖公会のものを使用していましたが、内容的にはカトリックの晩の祈りとあまり違わない感じでした。説教はカトリック側から鈴木真神父が担当されました。ご自分が神学校に入る時の体験を話され、その体験が復活体験であったことに後から気付いたことを、分かち合ってくださいました。礼拝の最後に、梅村司教、三鍋主教から双方の参加司祭の紹介もありました。礼拝後の茶話会では、司会の方が「自分の周りの方たちと握手をしながら挨拶を交わしましょう」と呼びかけ、司祭信徒を問わず、笑顔で握手を交わし、雰囲気がとても和やかになりました。場所が聖公会の教会ということもあったのかもしれませんが、カトリック信徒の参加者が少数だったのが残念でした。来年はカトリック藤沢教会で行われる予定とのことです。

主イエス・キリストの名の下に他教派の方々と集い、ともに祈ることはとても大切なことです。どちらの集いにも来年はもっと多くの方が参加されて、祈りをともに捧げることが出来ますようにと願っております。



目次に戻る



藤沢教会の皆様へ
原町教会 コンコルデア

主の平安
年の瀬もおしせまり慌しい日々をお過ごしのことと思われます。

原町教会さて過日は、バザーで得た貴重な支援金をお持ちいただきましてありがとうございました。お預かりした以上は、有効に活用しなくてはと、こちらのボランティアチーム「コンコルディア」で相談検討した結果、主に次のようなことに使わせていただくことをご報告いたします

(1)こちらに地域支援に来てくださる方がベース以外に教会に宿泊されることが度重なるので、教会のあの北の部屋にエアコン一台を設置しました。神戸の「マリアの宣教者フランシスコ会」のシスター3人が宿泊されていましたが「とても温かい」とのことでした。間接的な地域支援と思います。ありがとうございました。

(2)私たちが関与する仮設(寺内第一87戸、牛河内第一147戸、角川原76戸、友伸グランド138戸、西町第一70戸)のそれぞれに、新年でもあるので切り餅の支援を野菜配布の日に合わせて一緒に各戸にお届けします。

この支援は思わぬ副産物を得ました。農家にお餅を頼みに行ったのですが「注文して下さってとても嬉しい」とのこと。「本来なら、自分の田でとれた餅米で餅をつき、格安で提供できるのに、今は米が作れないから、会津米を購入して作っている。だから割高になってしまう。でも一生懸命に作ります。ありがとうございます」と言われました。一方的な地域支援と思いましたが、藤沢教会の皆様からの支援金で、こちらの農家の産業の発達、活性化にも役にたちそうです。私たちは中継地点としての働きが主なのですが、今回は(ああなるほど、そうなんだ)と嬉しくなりました。どうぞ、協力して下さった教会の皆様にもよろしくお伝えください。ありがとうございました。

12月吉日


目次に戻る



東北ボランティア活動サポートチーム報告

岩手県(釜石ベース)

カリタス釜石ベースでは2月と3月のボランティアの登録が大変少ないのでご協力をお願いいたします、との事です。昨年12月初めに釜石ベースでボランティアをしたシスター・キャサリーンからの伝言です。シスターは1月18日から福島ヘボランティアに出発しました。

釜石での現在の主な仕事はフイリアでの活動(教会施設を借り地域の方々の交流や心のケアを目的に無料の喫茶スペースと手芸、囲碁、将棋など趣味コーナーの開催)。釜石市社会福祉協議会主催のお茶っこサロンへの参加(各仮設の集会室で開催)。同協議会ボランティアセンターの各種催しへの参加などです。準備などについてはカリタス釜石ベースのホームページをご参照ください。(丸山)

宮城県(石巻ベース)

1月は14日、あの雪の中、藤沢教会の男性信徒1人が高速バスで仙台に向かい、予定よりかなり遅れましたが、無事に石巻ベースに到着しました。約1週間滞在し、仮設住宅でのお茶会や、南三陸町で漁業支援などの活動に 参加されました。2月は今のところ女性2人が3日間行かれる予定です。 (小藤)

福島県(原町ベース)

福島県内の仮設住宅はあと2年間は続き、元の所に戻れるのは諸事情があり、5年先になると伺いました。私達の支援活動を被災者に寄り添いながら継続して行きたいと思います。小高地区のがれき撤去作業に1月8〜14日まで1名が行きました。寒いですが、福島の仮設住宅の皆さんが待っています。ご一緒に行きましょう。 (曽根)

被災地の物産販売

仙台味噌の老舗、「山形屋さん」の味噌醤油などは順調な販売を続けています。1月は皆様のご協力で約2万5千円の売り上げでした。また福島の農産物販売は、8万円強の売り上げとなりました。冬の寒い中、お買い上げ頂いた皆様に感謝申し上げるとともに、教会の庭で寒さの中販売に当たられた皆様にも深くお礼を申し上げます。

今回、福島復興プロジェクトである「福島やさい畑」は、湘南地区の教会(藤沢、由比ヶ浜、雪の下、逗子、三笠、大津)合同での寄付を元に車を購入いたしました。このお礼状が届いておりますので添付します。上記湘南地区教会の情報交換会が1月20日に雪の下教会で開催されました。雪の下教会の方から、今後ボランティアに行く方々に福島やさい畑の商品を手土産に持って行くのも良いのではないかという提案がなされ、各教会でも検討をすることにしました。雪の下では、「雪プロ」のプール金からその代金を出しているということでした。

また3月11日(月)に鎌倉市内のキリスト教会、仏教、神道が合同で大震災のための祈りの集会を雪の下教会で開催する予定です。(牧野)

チャリティーコンサートのお知らせ

2月24日(火)カトリック雪ノ下教会聖堂にて14:00から「東日本大震災復興支援のチャリティーコンサート」が開催されます。一般入場料2,000円です。若い優れた演奏家達によるアンサンブルでモーツアルトのオーボエ4重奏、バッハの無伴奏チェロ組曲第1番などです。収益はすべて被災地の福祉施設の「シルバーガーデン」、気仙沼にあります椿油を製造している授産所に送られます。ご協力をお願い致します。(曽根)



目次に戻る



福島の子どもたちから

2011年3月11日の東日本大震災、福島第一原子力発電所事故からまもなく2年になろうとしています。大津波、そして放射能による被爆で福島の方たちの生活は大きく変わりました。計画的避難区域・警戒区域・帰還困難区域・居住制限区域・避難指示解除準備区域…。除染・中間貯蔵施設・仮置き場のための仮置き場…。

昨年南相馬で行われたフェスティバルでの「想いのツリー・・いま、子どもたちが知りたいこと」に寄せられた子どもたちのメッセージを下記に紹介します。私たちはいつこの子どもたちに答えてあげることが出来るのでしょうか?

・ いつになったらプールに入れますか?小5
・ 海や川で遊べるのはいつですか?
・ いつ、釣りができるようになりますか?小5
・ 雨でもサッカーができるようになりますか
・ いつになったら雪にふれていいんですか?小3
・ すなあそびができるようになりますか?
・ ほうしゃせんを気にしないで外で遊べるのはいつですか?小5
・ 飼い犬は屋外で放し飼いにしていて大丈夫ですか?
・ 20km内の動物のいのちはどうなりますか?
・ いつまでこの状況が続くのですか?
・ 事故はいつになったら終そくしますか?
・ 原発の状態はほんとうはどうなんですか?
・ 今度、津波や地震がきても大丈夫なの?
・ 原発はもう爆発しませんか?小5
・ 危くなったら次の避難指示ができるのか?
・ 私たちが生きているうちに放射能問題はなくなりますか?
・ いつ友達が安全に帰って来れますか?小5
・ けいかいくいきの中の自分の家に帰れますか?小3
・ 警戒区域解除後、住民はもどってくるのか?小5
・ 帰れない人はどうすればいいんですか?
・ 安全というけれど、将来安心してすごせますか?
・ ここに住んでいて本当に大じょうぶなの?小5
・ 30キロ以内に子どもがいていいの?
・ 原町の小学校に通学して、大丈夫ですか?
・ いつになったら農業ができるのですか?
・ 以前のような生活を送ることができますか?
・ まだ見つかっていない行方不明の人の場所?
・ 病院がいつもどおりに戻るまでどのくらいの時間がかかりますか・
・ いつ仙台までの電車が動きますか?中3
・ 国道6号線はいつ全面開通しますか?
・ 福島の電気を使っていた都会では道路などがますます便利になるのに、電気を送っていた福島相双では万が一のための郡山や福島への道路が満足でない!見捨てたのですか?
・ 放射能除染の効果が本当にあるかどうか?
・ 放射能はどのくらいあびると危険ですか・中3
・ 私達が将来白血病、ガンなどになる確率は何%ですか?
・ 甲状線ガンは、福島県内でいつなってもおかしくない、私たちを死に追いやる病気なのですか?私たちは悪いことをしていないのに、なぜ同じ日本国民からまでも死の町などとよばれなくてはいけないのですか?中3
・ 将来、子供が産めますか?中
・ 僕はいつまで楽しく生きられるでしょうか?
・ 水道水を飲んでもいいですか?
・ じいちやんちのすいかをたべてもいいですか?
・ 政府は本当のことをかくしていたのか?
・ 東電と保安院がついたウソの数?
・ 国が福島のために何をしてくれているのか?
・ 原発は本当に必要なのか?
・ これ以上、私たちを苦しめないで!
・ 地球はどのくらいまでもちますか?



目次に戻る



「ウガンダ友の会」より報告とお願い
善行 岡村

「ウガンダ友の会」は、約30年程前からアフリカ・ウガンダの司祭キジト神父様を通して、子供たちの教育と生活を支援するために活動を続けて参りました。会員の方々の会費、寄付金、バザーの収益等を通帳に入れておき、年に2回復活祭とクリスマスの頃に、コロンバン会を通してキジト神父様の方に送金致します。このお金で、井戸や貯水タンク、農業、畜産事業、カトリックセンターの建物、子供たちのための施設などが拡充して来たとのことです。かつて、司祭になられる前の宮内神父様が、1ヶ月程生活を共にして来られました。このように長く活動を続けて来られましたのは、当教会の信徒の皆様、その他の方々のご支援のお蔭と、スタッフ一同心から感謝しております。

なお、秋のバザーにはウガンダの住民、難民の方々による手作りの品等を送って頂き、それを販売して収益としております。どうぞ今後ともバザー当日には「ウガンダ友の会」の店にお立ち寄り下さいませ。

会員として会費1ヶ月500円、1000円など御都合のよろしい額で御協力頂ける方がふえますと、更に充実した支援が出来ますので、よろしくお願い致します。毎月第2日曜日9時半のミサ後、聖堂前の福祉コーナーでスタッフが集金事務を行っております。



目次に戻る



天狗と問答したイエズス会修道士
鵠沼3区 高木

キリシタン時代、4修道会の上長たちは南蛮からの珍しい品々が入ると欠かさず時の権力者に贈り教会や信徒たちの保護を願っていました。

慶長11年(1606)、第3代日本教区長ルイス・デ・セルケイラ司教は伏見城に徳川家康を訪問しました。そしてイエズス会日本準管区長フランシスコ・パシオ神父に対して駿府の徳川家康を訪問し、併せて江戸で第2代将軍徳川秀忠に挨拶するよう勧めました。その年、日本全国にはイエズス会士140名がいて中63名が司祭でした。勿論、それらのことは江戸と駿府で本格的な布教を始めるためのものでした。

慶長12年4月10日(1607年5月5日)、フランシスコ・パシオ神父は通訳のジョアン・ロドリゲス神父を伴い日本人パウロ良印修道士、フランシスコ日向修道士、ファビアン不干斉修道士などと一緒に長崎を出立しました。そして4月21日(5月16日)大坂に到着し伏見修道院長ペトロ・モレホン神父を誘い江戸へ向かいました。

慶長12年閨4月18日(1607年6月12日)、一行は駿府で徳川家康に会いました。当時駿府には120人の信者がいました。その後、閨4月25日(6月19日)、江戸に到着して将軍徳川秀忠にも会っています。その頃、江戸には慶長4年(1599)4月7日以来、フランシスコ会士が八丁堀あたりに南蛮寺を建立していてとても栄えていました。そして慶長12年1607)頃には修道院、施療院、同宿養成所などを増築して慶長13年(1608)からは浅草に癩収容所を造っていました。そこで一行は8日間江戸に滞在していました。

次に5月3日(6月26日)彼等イエズス会士たちは3つのグループに分かれて江戸を出立しました。すなわち準管区長フランシスコ・パシオ神父とファビアン不干斉修道士は再び同じ道を辿り京へ向かいました。当時江戸から京への往復は街道や宿場の整備ができていないまま中世の街道を歩き寺院などに泊まっていました。一方伏見修道院長ペトロ・モレホン神父はパウロ良印修道士と信濃路を回り京へ向かいました。また通訳のジラン・ロドリゲス神父とフランシスコ日向修道士は将軍の勧めで霊巌島から船で伊豆国へ向かい金山を視察しながら京へ向かいました。

さて準管区長フランシスコ・パシオ神父とファビアン不干斉修道士は中世の街道である鎌倉・腰越・大磯を上りましたが、途中、5月5日(6月28日)足柄道である関本宿から曹洞宗の名刹である大雄山最乗寺(南足柄市)に寄っています。その寺は応永元年(1394)了庵という彗明禅師によって開山されましたが、その了庵の右腕となっていた500人力の道了が了庵の死後、「生ける阿弥陀」と言われ天狗に変身したという伝説について本人の道了と問答するためでした。

その後、準管区長フランシスコ・パシオ神父はファビアン修道士と共に5月7日(6月30日)駿府城下を遍り清須、京、伏見を通り大坂城で豊臣秀頼に会っています。そして堺から船で広島、宮島、小倉、博多、それより陸路で秋月、柳川、有馬、長崎へと帰っています。実に5カ月間に亘る旅でした。

次に箱根山中で道了尊と問答したファビアン修道士について説明しますと、彼は加賀国の人であり曾て禅宗の僧侶で両俊という人でした。彼は生まれつき重い皮膚病で一説によると癩病でした。それを京で宣教師が開いていた病院で治してもらいイエズス会修道士となりました。当時京にはペトロ・モレホン神父が設立したベアタス会という女子修道院がありました。彼はそこで教鞭をとっていましたが、ある時1人の修道女と恋に陥り駈落してしまいました。彼が著わした「破提宇子」によると2人は摂津国河内郡中宮村(枚方市)に落着いたとあります。

「道しるべ」
JR小田原駅より伊豆箱根鉄道大雄山線に乗り約20分で大雄山駅につく。そこから道了尊までバスでゆくとよい。「天狗の小径」といわれる3キロの杉並木はハイキングコースとなっている。今日でも天狗が履いたという大きな下駄がいくつか寄進されている。



目次に戻る


がりらや便り

厳しい寒さが続いています。国の内外でやりきれない事件が発生し、自らいかんともしがたい問題としてストレスがたまっているかもしれません。癒し系の絵本で人気となったR・W・アリーの描くセラピーシリーズ、司祭・編集者・作家などの優しい文章とのコラボで次々と発刊されています。いずれも目黒摩天雄訳、英文併記、サンパウロ刊、文庫本サイズ。今月は新刊の3冊、出版社の解説抜粋とともに紹介いたします。シリーズには「祈りのセラピー」「結婚生活セラピー」などもあり、バレンタインデーその他のプレゼントとしても喜ばれるのでは。

「怒りセラピー」  
文:リサ・エンゲルハート、カレン・カタフィアツ 735円 80頁

怒りを効果的に処置するガイドブックがここにあります。本書は、はっきりとした納得できる言葉で、怒りを放出し解決する方法、怒りを活用して自分を知り、怒りのエネルギーを前向きな変革に転換する方法を示しています。


「定年退職セラピー」  
文:テッド・オニール 735円 84頁

新しい環境に備えること、適応すること、そして新しい環境を最大に活かすこと。意欲的であり続ける方法、成長し続ける方法、ストレスや恐れや喪失に際しては心をどこに向ければよいか、などを興味深く実際的に示してくれています。


「苦しみを意味あるものにするセラピー」  
文:ジャック・ウィンツ 735円 80頁

苦しみはだれにも一度はふりかかります。けれども、その意味を理解するのはかならずしも容易なことでありません。本書は「なぜ」だけでなく、「どのように」苦しむかについても心の目を開かせてくれます。

 



目次に戻る