八 角 形 に ゅ ー す
2013年3月31日
聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会
目次
新教皇フランシスコの選出を祝って・・・・・・・・・日本カトリック司教協議会会長 大阪大司教 レオ 池長
信仰年の四旬節と復活祭・・・・・・・・・・・・・・・・主任司祭 鈴木
典礼研修会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢2区 小比賀
2013年の合同入信志願式・・・・・・・・・・・・・・・志願者 今泉
辻堂ブロック集会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂2区 高久
「エルダーズの会」20年目に思うこと・・・・・・・・・・エルダーズの会 八木
2013年 ご復活祭に思うこと・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢2区 山内
復活祭に寄せて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂2区 佐々木
ある不思議経験・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂3区 本多
春に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・六会 古郡
外国人墓地物語・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼3区 高木
鈴木神父様の川柳(続18)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・編集部編
わたしは復活であり、命である。
わたしを信じる者は、死んでも生きる。
生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。
(ヨハネ11章)
カトリック信者の皆様
3月13日、アルゼンチン出身のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿が新しく第266代教皇に選出されました。教皇はフランシスコと名乗られます。
新教皇は、これまでの牧者としての豊かな経験に基き、福音宣教への強い熱意を持って、これからの教会を指導してくださるだろうとわたしたちは期待しております。神がこの新教皇をつねに力づけ、必要なすべての助けを与えてくださるよう祈りたいと思います。 ・・・・・
新教皇とともに、カトリック教会は、現代世界のさまざまな問題を解決するために関わっていかなくてはいけないと自覚しています。たとえば、さらに深刻さを増した経済格差の是正。貧しい人、子ども、難民、女性の権利の擁護。受胎から自然死に至るまでのいのちを守ること。各地の戦争や紛争の中で、正義と人権、平和を実現するために献身すること。信教の自由の保証と宗教間の対話。宗教を理由にした暴力の根絶。原発などのエネルギー問題の解決と環境保護への努力。医療を受けられない人々への対応・保健活動。そして、移住者への奉仕などです。カトリック教会は、国際レベルでも、国内レベルでも、すべての国、国連、国際機関、そしてすべての善意の人々との協力のうちに、これらの課題と取り組んでいこうとしています。
わたしたちも新教皇のために祈るとともに、神の国の建設のために力を尽くしていきたいと思います。そして、新教皇のために、聖霊の導きを祈り、教会の母である聖母マリアに取り次ぎを願いましょう。
日本カトリック司教協議会会長
大阪大司教 レオ 池長 潤
新教皇フランシスコ
1936年12月17日 アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ(76歳)。
1958年 イエズス会入会。1969年司祭叙階。1992年ブエノスアイレス補佐司教。
1998年 ブエノスアイレス大司教。
2001年 ヨハネ・パウロ二世より枢機卿に親任。
信仰年の四旬節と復活祭
主任司祭 鈴木
「信仰年」と呼びかけられていることが、少しは自分の信仰をふりかえるきっかけになるとよいのですが・・・。
「神さまだけを思って生きる」というのは修道者ばかりでなく、信仰を持って生きる者皆の基本だと思うのですが、どうでしょうか?
神のことと、あのこと、このことを並べて思っていると悩みが深くなるのではないでしょうか?
私の力の及ばないところを神さまに助けてもらおうと思っているのも自分が中心で、都合良くいかないことが多いのではないでしょうか?
神のお望みに従っていると思うときも、神さまのペースより急いであなたのペースになっていることはないでしょうか? たとえば、人に注文するとき「3つ」言いたいとき「1つ」ぐらいにした方がよいと経験的に学びますが、それが神のペースというものではないでしょうか。
聖書を読んでもおもしろくない、わからないというのは、神さまにあまり気が向いていない時ではないでしょうか? そういうとき、一生けんめい心を神さまに向けようとしてもうまくいかないと思います。むしろ自分の信仰の貧しさはどのくらいのものかを探るぐらいの気持ちでいると、恵みが注がれることを経験することになるのではないでしょうか? 神だけを思うというのもなかなか難しいものですねえ。
「四旬節と復活祭」を迎えますから、「主の十字架上の死と復活」というキリスト教の福音の鍵を、わたしはどう受けとめているのかふりかえるとよいでしょう。自分の信仰の貧しさが見えてくるでしょうか?
苦しいことはいやだなと思ったり、悪い方へ悪い方へと考えたりして悩みが増すのがふつうかもしれませんが、素直に「ああ、そうなんだ」と思っていると色々心が動き出して、これを十字架として引き受けようといつか思い始めるのが人間の好いところ、神に愛されているところで、いつか「時が満ちる」ことを経験するのでしょう。神のペースは、しばしば人間の思うより遅くてよいようです。
多くの人にとって家族は特別な存在で、一番気に掛かる者でしょう。家族間のできごとは、神様のペースも少し早いことが多いようなので「死と復活」もコンパクトに経験しやすいように思います。逆に何十年もかかってそれを経験するようなこともあります。たとえば、信仰の道を離れているように思われる人が戻ってくるような・・・。これは何十年も待ち続けられる特別なつながりがあるから経験できることでしょう。
2013年信徒総会報告
2月10日(日)10時40分より、200名程の信徒が出席して、藤沢教会2013年度信徒総会が開催された。連休中ではあったが事前に配布した総会資料が足りなくなり追加印刷をするほどであった。岡田副委員長の司会で下記のように進められた。昨年新しく動き出した災害対策体制検討委員会と東北ボランティア活動サポートチームからの報告をメインとし、報告に基づいて、第2部の分かち合いは、それぞれが関心のあるテーマごとに小グループに分かれ熱心に分かち合った。
T)教会委員会報告
@2012年を振り返って
先ず前山委員長から2012年度の振り返りがあった。トゥ神父が雪ノ下へ転任されましたが、ウガンダからいらしたロバート神父と5月に叙階されたタム神父が加わり、久しぶりに3人態勢になった。活動のトピックスは「2020年ビジョンの見直し」と「災害対策体制検討委員会」、「東北ボランティア活動サポートチーム」を立ち上げたことがあげられる。共同宣教司牧「3部門共催連続講座」は信仰生活をおくるにあたって有益なテーマが取り上げられた。信徒の高齢化も進んでいる。これからの教会活動では、従来通りにやることにこだわらないで無理のない活動が続けばよい。近隣同士の日ごろからの交わりなどを通じて、緊急時にも素早く対応できることも大切と思います。信徒数3,700人以上のメガ教会であり、パワーもあるので全員で力を合わせてより良い教会を作り上げていきましょう。
A災害対策体制検討委員会報告
横浜教区災害対策特別委員会里原座長から、昨年4月に教区内の地域が災害に襲われたときの「災害対策」について各小教区で話し合い、備えをしていくように呼び掛けがあった。そこで藤沢教会としての考えをまとめるために「藤沢教会災害対策検討委員会」が昨年の6月の教会委員会で承認され発足した。概ね一年を期間の目処として7月から検討を行っている。2005年9月17日に壮年部から教会委員会へ報告された「藤沢教会地震防災対応についての中間報告」と「藤沢教会地震防災対応マニアル概念図」をベースに内容を見直し、6月に報告を予定している。報告に基づき、防災訓練や救急救命などを実施していく。15名のメンバーは里原座長、金子座長補佐、前山委員長、鶴田副委員長、各ブロックと国際部。
B東北ボランティア活動サポートチーム報告
昨年の信徒総会で提案のあった、藤沢教会として継続して支援活動をしていく為に、昨年7月「東北ボランティア活動サポートチーム」が教会委員会の下に発足した。目的は被災地(岩手・宮城・福島)における活動、第2・第4日曜日の被災地の農産物・地産物品の販売 、そして被災地から湘南地域への避難家族と主に福島から保養にくる子ども達への支援をしている。チーム発足以来20名近い人が釜石・石巻・南相馬にボランティアとして出向いた。バザー収益の一部・東北震災への寄付金を活動資金とし、必要に応じて捻出している。ボランティアには交通費の一部をサポートしている。メンバーは小藤晃リーダー、丸山展生、曽根和子、牧野進一、前山委員長、川辺事務局長、アドバイザー鈴木神父
C財務報告(押木財務委員長)
2012年度の総収入は6,456万円、総支出は5,958万円で499万円の黒字となった。大規模修繕がなかったことと売店の売り上げが大きく貢献した。湘南台センターの経費は湘南台センターにおける献金収入などでほぼまかなうことができている。教会の活動、維持管理のために、引き続き協力をお願いしたい
D教会教勢報告(川辺事務局長)
総世帯数2,114(うち不在・不明504)、平均年齢52歳。毎年1歳くらい上がっていた平均年齢があがらなかった。それは外国籍の若い人たちが増えている(外国籍の方の子どもの洗礼が多い、日曜学校に来ている子供の半数は外国籍)。移動が多いことなど理由があり信者数にはほとんどの外国籍の人は入っていない。英語のミサには100名くらい、ベトナム語のミサには150名くらい参加している
E質疑・応答
信徒総会への事前提言
・ 聖堂に置かれている聖歌集は傷みが激しい。また典礼聖歌集・カトリック聖歌集・ミサ曲集など複数あるが藤沢教会独自の聖歌集を作ってどうか
・ 聖堂入口の聖水を再度置いてもらえないか
⇒この2件に関しては典礼部会に具体的な検討をお願いする
その他の質問
・ 教会は海抜何メートルか
⇒教会入口の売店あたりで海抜11.6メートル。聖堂は12メートル以上ある
・ 災害に備えて、教会には食料の備蓄はあるか
⇒食料の備蓄は無い。教会は石上町内会に入っており、YMCA前の公園にある防災倉庫に食料等の備蓄はある。町内会の協定で「教会」と「YMCA」は緊急時の避難場所になっている
2)グループ別分かち合い
Q1. 今後の教会活動について(高齢化をふまえて)
Q2. 防災について教会に望むこと(個人情報をふまえて連絡網の見直し・信徒マップなど)
Q3. 被災地支援について(どう思っているか、支援先についての情報やアイデァなど)
其々関心のある3つのグループに分かれて熱心に分かち合った。Q3のグループには、避難者の方の参加もあった。各グループでの記録は今後に生かすため教会委員会で纏めてある。
教会委員会報告(2013年2月16日)
1. 信徒総会
信徒総会を終えて取り上げていきたい意見
・ 高齢化にともなう課題は多い。関わりなど地区で考えていくのがいい
・ 高齢者、リタイアした人たちが教会で活動できる仕組みを考える
・ 高齢者やいろいろなタレントを持った人、自由な時間を持った人をひろいあげる場が必要。地区ブロックで取り組むのか、教会全体で取り組むのか
・ 高齢者一人ひとりのニーズをつかみ、その中から生かす道を見つける
・ 高齢者に声を掛け合う。近場で関わり合う必要がある。その時その時にできることを無理なくやっていけたらよい
・ 今、自分のまわりにどのような人がいるか確認し、関わっていく
・ 今までこうしていた…と考えがちだけれども、これからできることを考えていく
・ 交流の場(ヘルプ喫茶・中高生コーヒーショップなど)がもっとあるとよい
・ 問題意識の共有ができた。高齢化のニーズをふまえて終活講座を計画している。過去を振り返るだけでなく、何を教会として優先していくか
・ 災害対策に教会の責任として食べ物の備蓄が必要ではないか
・ 駅近くにある教会として帰宅困難者のために教会を開放する。その時に毛布くらいはあった方がいいのでは
・ 3/11まで、帰宅困難者のことを考えていなかった。食べ物や毛布などのニーズとケアーの両方を時間をかけて検討する必要がある
・ 東北支援サポートチームは実際に行った人の体験を集める
・ 被災地のこと、今起きていることを子供たちはどう感じているか、自分たちの未来はどうあって欲しいか、子供たちから学びたい。教会学校と話し合いができたらよい
・ お汁粉がおいしかった
主任司祭より
・ 高齢化については出された意見の中から、何を優先するかを考えていく
・ 防災はいつまでに中間報告を出してもらえるかを決めて、先を考える
・ 災害支援は提案されたものに具体的に取り組む
確認事項
防災対策は6月一杯を目処にまとめて7月か9月の教会委員会で報告をしてもらう
信徒総会で出された提言2件について
16日の典礼部会で話し合ったことを、浮田典礼部長が文書にまとめて3月の教会委員会で提言し、委員長が提言者に答えることとなった
2. .今年度の営繕計画について
2013年度の修繕計画について、沼波総務部長より説明と2件の提案があった。
・ 照明器具は順次LEDに取り替えている
・ エアコン・暖房器具など故障したものは更新している
・ 給水(貯水槽⇒直結)の検討を進める
・ 聖堂のアスベストは現在、飛散していないが施工するなら1か月~1か月半聖堂が使用できなくなる。時期や費用のことも考慮して施工時期の検討を続けるが、今は東北復興のために工事をする人の手配が難しい
提案@:東側道路沿いの樹木(かいずかい ぶき17本)の剪定はクレーン作業になるので業者に依頼したい
提案A:センターの消防避難設備(避難梯子・消火器)の更新
委員会は提案@・Aとも実施することを承認した。費用は両方で120万円強となる
その他委員より提案が2件あった。
・ 椅子の傷みの激しい物について更新か修理はできないか
⇒籠の外れは簡単に直せるので気づいたら直してほしいが、難しい時は事務所または総務に連絡をする。椅子の取り替えをするのか50脚くらいづつ取り換えるかを運営委員会と総務で検討する
・ センター204号室の壁の修理をして欲しい
⇒辻垣さんと相談しながら、修理の計画に入れることとなった
3. タム神父様の送別会について
3月31日9時半のミサ後に聖堂前で送別会をする。お餞別の為の特別献金箱を財務部が3月17日と24日に用意する。宣教部が霊的花束の手配をする。お茶と菓子は辻堂ブロックが担当する
3月は辻堂ブロック、4月は北1ブロックの担当になる
(福祉)
・ 4月14日に復活祭福祉バザーを行う。多くの参加を希望する。出店希望団体は3月31日までに申込書に必要事項を書き込み、福祉部に申し込む
・ 4月7日(日)9時30分のミサ後、センターホールで「祈る・伝える・証しする」三部門連続講座を開催する。ビデオ「エンディングノート」を見た後、終活について分かち合いをする
(教育)
・ 2月24日に5〜6年生と中学生の黙想会をする。高校生はリーダーとして参加する。テーマは「共に居てくださるイエス様」
(典礼)
・ 2月11日の教区典礼研修会への協力に感謝。560名くらいの参加があった
・ 先唱者の手引きの見直しをした。ミサの流れを止めないため、式文以外の言葉はできるだけ入れないように案内を少なくした
(宣教)
・ 2月17日(日)、9時30分のミサ中に15名の派遣式がある。その後15:00からの教区合同入信志願式。3月30日(聖土曜日・復活徹夜祭)に入信の秘蹟を受ける
・ 湘南台センターは現在AA(アルコール依存症)17〜18名、NA(薬物依存症)7〜8名の方が集まりを持っている
・ 4月7日(日)9時30分のミサ中に幼児洗礼が行われる。そのための準備会を3月24日の9時30分ミサ後に行う。希望者は事務所に申し込む
・ 5月25日(土)14時から片瀬教会で短期キリスト教セミナーが開催される。講師は、現在釜石ベースに派遣されているシスター山本紀久代(援助修道会)
・ 6月9日(日)9時30分ミサ後に聖堂で共同宣教司牧フォーラムを開催する
(広報)3月10日原稿締、3月31日に復活祭号として発行の予定。そのために3月4月合併号となる
教会委員会報告(2012年3月16日)
1. 信徒総会提言2件に対する回答について
・ 提言@聖堂に置かれている聖歌集は傷みが激しい。また典礼聖歌集・カトリック聖歌集・ミサ曲集など複数あるが藤沢教会独自の聖歌集を作ってどうか
⇒傷みの激しい聖歌集は日曜学校の卒業記念奉仕と有志が少しずつ補修している。抜粋版を作るには著作権許諾手続きに膨大な作業が必要となる。また今の選曲と今後に新しい曲を入れたくなった時の問題もあり、抜粋版の早期の実現は難しいと考える。今後典礼聖歌集は修理の難しいものから順次更新していく。カトリック聖歌集に関しては、「必要、無くても良い」の両極端の意見があるので、引き続き典礼部で検討していく。6月から典礼聖歌集のみから選曲をし、皆さんの意見を聞く
・ 提言A聖堂入口の聖水を再度置いてもらえないか
⇒インフルエンザ流行の折に撤去した経緯がある。衛生面も鑑み、典礼部・総務部で試行しながら良い解決策を考えていく
2,センター204号室のリフォーム
2月の教会委員会で提案のあった、センター204号室の壁の穴と南面の窓がたびたびの修理にもかかわらず壊れている件について、沼波総務部長より修繕計画と見積もりが報告された
⇒南側壁面は板張りとし、他の3面は天然素材の和紙壁紙とする
⇒南面の窓3つは総務部で操作が簡単で壊れにくいものを検討する
⇒照明器具をLEDに替える
決定事項
これらの工事を4月第一週に実施することで決定する。工事期間中は約一週間使用不可となる。費用は約60万
3.イースターの国際ミサ(3/31)
国際ミサは典礼部中心に検討した。今回「教話」はない。日本語・ベトナム語・英語の説教がある。今回はフィリッピン・ベトナム・ラティノス・韓国・日本の5ケ国での国際ミサとなる。流れをスムースにするために進行係りを鶴田さんに依頼した
4.タム神父様送別について
3月31日(日)当日の時間の流れと役割の確認があった
5.春の宿泊交流会参加者募集について
共同宣教司牧サポートチーム神奈川から、信仰を分かち合う春の宿泊交流会へのお誘いがきている、今回は梅村司教様も参加される。鎌倉十二所のイエズス会日本殉教者修道院で4月28日(日)18:00〜29日(月:祝日)15:00。希望者は4月14日までに、前山委員長に申し込む
4月は北1ブロック、5月は鵠沼ブロックの担当になる
(北2)4月13日(土)湘南台センターでブロック集会。受洗者のお祝いと葬儀の勉強会をする
(藤沢)5月19日(日)センターホールでブロック集会。新しい方の歓迎会をする
(宣教)
・ 3月30日(土)復活徹夜祭で15名の方が入神の秘跡を受けられる。3月31日(日)9:30のミサ後、祝賀会をする。鵠沼・藤沢・辻堂・北2のブロック委員の出席をお願いしたい
・ 4月7日(日)9:30のミサの中で幼児洗礼式がある。ミサ後、受洗祝賀会をする。藤沢・辻堂・北1・北2のブロック委員の出席をお願いしたい
・ 4月7日(日)9:30のミサ後、センターホールで「祈る・伝える・証しする」三部門連続講座を開催する。ビデオ「エンディングノート」(90分)を見た後、終活について分かち合いをする
・ 5月25日(土)14時から片瀬教会で湘南キリスト教セミナーが開催される。釜石被災地支援関連の講話を予定している。講師は、現在釜石ベースに派遣されているシスター山本紀久代(援助修道会)
・ 6月9日(日)9:30ミサ後、共同宣教司牧フォーラムを開催する
(教育)
・ 3月17日(日) 9時30分ミサは卒業感謝ミサ
・ 3月30日(土)中高生会イースターエッグ作り
・ 4月14日(日)日曜学校入学式・始業式
・ 4月14日(日)ガールスカウトの入団式
・ 4月28日(日)日曜学校保護者会
・ 5月12日(日)ボーイスカウト、ガールスカウトバザー
・ 5月19日(日)第5地区教会学校合同運動会
・ 6月2日(日)初聖体
・ 6月9日(日)日曜学校遠足
(総務)庭木の剪定作業を3月18日〜22日に実施する。期間中駐車場の奥3台分は工事用車両専用の為に使用できない
(典礼)
・ 2月17日(日)の教区合同入信志願式への協力に感謝
・ 3月20日(春分の日)10:00から彼岸ミサが捧げる。この日、墓参ができるように10:00〜14:00まで「合葬の園」を開錠する
(福祉)
・ 4月14日(日)福祉バザー開催。20団体が参加予定
・ 5月11日(日)教区福祉委員会主催「第17回:障がい共に歩む」の集いを浜松教会で開催する
(広報)4月24日原稿締、5月5日に発行の予定。
4.その他
「臨終から葬儀まで」カトリック信者の手引きの改訂版ができている。ブロック集会などの機会に活用してほしい
典礼研修会
藤沢2区 小比賀
2月11日、藤沢教会に於いて、横浜教区の典礼研修会が行われました。私は、今回初めて研修会に参加しました。
梅村司教様講話…堅信の秘跡をめぐって
現在の問題、すなわち青少年の教会離れにおける堅信の意味。堅信は、「信仰と出会う最後のチャンス」そのためには大人のサポートが必要。サポートのための典礼委員会発行の書物について。
カンペンハウド神父講話…キリストの霊をいただいて
青少年の信仰は基礎づくりから必要。洗礼は誕生の恵み、堅信は成長の恵み、どちらも重要。常に聖霊とともにあることを意識しよう。
国井神父講話
堅信は居場所のない秘跡になりがちだが、堅信によって、入信の秘跡は完成する。成人洗礼においても、入門講座で充分説明し、堅信についての理解を深めよう。日常の祈りの中でも、聖霊を大切にしよう。
以上の様に堅信を中心とした内容でしたが、他にもユーモアにあふれた素晴らしいお話がいろいろとありました。昨年、初めて堅信準備講座のスタッフをさせていただいた私にとって、どの講和も実り多いものでした。私は成人洗礼ですので、堅信についての理解が不十分であると痛感していたところでした。何故、自分が今日のこの研修会にきたのか?その大きな恵みに感謝しました。
朝10時に始まり、昼食をはさんでミサの終わりまで、長い1日でしたが、私以外にも高揚した気持ちで帰路についた方も多かったと思います。特に、県内外の遠方から来られた方々の熱意、それを受け入れ歓待している藤沢教会のホスピタリティ、どちらも素晴らしく誇らしく思われました。司教様はじめ神父様方の素晴らしい講和と久我神父様と典礼委員会の皆様に心から感謝いたします。自分勝手に、「まるで私のためだったみたい」と勘違いしています。「この恵みを無駄にしないぞ」という前向きな気持ちになりました。この研修会で、他教会の方と親しくなるというおまけもありました。うれしい1日でした。この恵みを与えてくださった、神に、賛美と感謝!です。
2013年の合同入信志願式
志願者 今泉
2月17日の日曜日、午後から藤沢教会にて横浜教区合同入信志願式が行なわれました。暦の上では立春を過ぎたとは言え、曇り空の冷え込みの厳しいなか神奈川県内の教会はもちろんのこと、同じ横浜教区に属する静岡県・山梨県・長野県など遠方の教会からはるばる来られた多くの志願者の方々で志願式開始前の聖堂は大変な熱気に包まれました。しかし式の開始時刻が近づくとそれまでざわついていた聖堂内が次第に厳粛な雰囲気に変っていき、私を含めた志願者たちにとってのこれから始まる行事の意味をいやが上にも感じさせます。
藤沢教会からは14名の入信志願者が参加しましたが、入信志願式に先立って同じ日午前9時半からのミサにおいてこれらの志願者が志願式に参加するのにふさわしいと推薦する「派遣式」が行なわれました。ミサ後に行なわれた洗礼準備講座を挟んで、定刻の午後2時半より志願式が始まり、まず初めに司教様よりのご挨拶の言葉をいただいた後、聖書「創世記」の朗読、詠唱、そして入信志願者カードへの署名などを通じてだんだんと志願式の雰囲気が高まっていくのを肌で感じます。私が入信志願式のクライマックスを感じたのは、やはり塗油をいただく場面でありました。各々の教会ごとに志願者が一人ずつ代父母の方々に付き添われ、司教様より「救いの油を受けなさい。救い主イエス・キリストの力によってあなたが強められますように」とのお言葉を頂戴しつつ額に祝福された油を塗っていただくと、嬉しさとともに洗礼をいただく日が近づいていることを実感しました。
司教様は志願式のご説教において「あなたがわたしをえらんだのではない。わたしがあなたをえらんだのである」という聖書の言葉の意味について詳しく述べられましたが、洗礼をいただくことによって「選ばれた者」になることの意味について改めて大きな責任を感じました。私はカトリック教会より洗礼をいただくことを希望しつつ、昨年1月から藤沢教会の入門講座に参加させていただいてまいりましたが、正直に申し上げるとこれまでたびたび参加しておりました藤沢教会での日曜日のミサは未だ洗礼をいただいていない立場で参列していたものであり、身を置いてはいても何かどことなく他人事であるかのように感じてしまう部分も拭い去れないでおりました。しかし今回の志願式を通じて痛感しましたことは、そうした立場の曖昧さのようなものに自ら断を下して、人生がより充実したものとなるように自分をいっそう確立させていかなければならないということです。ただしそれは決して「自分が、自分が」というのではなく、「神様の眼」をいかに自らのなかに培っていくのかという作業とともに進めていかねばならないと考えております。
入門講座でお世話になった方々のお力添えによってカトリックの教えの輪のなかに加わらせていただきましたことに厚く御礼を申し上げます。そして全ての藤沢教会の構成員の方々にも深く感謝しつつ、洗礼をいただける日を心待ちに致しております。
(最後に今回の合同志願式で藤沢教会の志願者に与えられた座席からは、正面の壇上を全く見ることが出来ず、式の最後までどなたがお話になられているのか一切わからずじまいでしたことは残念に思いました。)
辻堂ブロック集会
辻堂2区 高久
四旬節第一主日の2月17日、センターホールに40名が集い、年度初めのブロック集会が開かれました。冷たい外からホールに入ると、席に着いた方のもとへ前日より準備された温かい「おしるこ」が配られ、手作りのマドレーヌと共に皆さん美味しくいただき温まったところで、佐々木ブロック長の司会により新しい連絡員の紹介と、各活動部の活動も紹介されました。また震災後、バザー企画以来続く東北支援販売活動も、辻堂3区の野村さんを中心に定着した活動となり、今日の野菜販売も完売とのことでした。3月は昨年に続き、今年も復活祭の当番月となり、ミサ担当、掃除の協力、枝の準備、イースターエッグ作りなど復活祭に向け、喜びをもって良い準備が進められるよう協力の呼びかけがされました。また、教会教勢表に示されるようにご高齢者、特にお一人暮らしの方の力になれる働きかけの話し合いがなされ、今日ご出席の方から、相談事を遠慮なく発信したことでブロックの皆さんとの関わりが広がった、とのお話をいただきました。ご高齢者のみならず気軽に助け、助けられる隣組の繋がりをより大事にしていきたいと思いました。
午後から行われる横浜教区合同入信志願式のため、お昼までの集会となりましたが、各テーブルごとに和やかな分かち合いのブロック集会でした。
「エルダーズの会」20年目に思うこと
エルダーズの会 八木
会が生まれたそもそもの切っ掛けは、20年前、高齢の方々が多くなる世相の中で、教会も同じ環境にあり、「ごミサには参加しているのだが話し相手がいない」と言う方々向きのこじんまりとした集いがつくれないだろうかと試行錯誤のうえ、神父様のお知恵も拝借しながら「エルダーズの会」が発足いたしました。当初「エルダーの会」と決めたのですが、複数形と所有格を現わす「S」を加えた方が良いということで、「エルダーズの会」として誕生いたしました。永かったような速かったような20年間でしたが「成人」になったというのはひとつの区切りでもありますので、いままで、沢山の方々から頂いた祈りと支えに感謝申し上げながら、此処で私達の歩みを皆様にご報告させて頂きます。
毎週月曜日204号室に集いながら、会の中心は勿論神様、そして一人ひとりを大切に気遣いながら、でも教会という枠に縛られずに、何でも自由に気軽に話し合える場であることをモットーとしてきました。20年の歩みの中で、吉川久子さんによる「フルートとハープの演奏会」、ジョンストン神父様の黙想会、カトリック医師会会長でいらした竹内先生にもいらして頂き貴重なお話をうかがいました。兼子盾夫さんの「受胎告知」の絵画をみながらのお話。元永和生さんの遺伝子についてのお話など数多くの勉強会も行いました。またご承知のように、恒例のお食事会では「М」さんを中心に、お若い方々が和気あいあい100回以上のレストランをセンターホールで開催してくださいました。好奇心旺盛の方々の発案で「温泉を楽しむ小さな巡礼の旅」も毎年行ってきました。このバス旅行は本当に沢山の方々のご協力で成り立ちました。
毎週の集まりでの話題も「健康のこと病気のこと」が多くはなりましたが、総理が変わる度に、その人柄の品定めや、票の心配ばかりしているような人間が国会議員でこの国は一体どうなるのだろうか、東日本大震災にも思いをはせ、原発は脱か続か、その他尖閣、竹島、北方四島、拉致問題、エネルギー問題、国際間で話題に上がる出来事等々・・・。活発な意見がとびかいます。そんな中で、女性達は204号室から眺める自然のいとなみに目をみはり春を迎える木々の芽吹き、そして満開の桜の花、葉桜になり、見事な紅葉の美しさ、四季の移り変わりをかんじながら感謝しております。
このような間にも梅田文一様をはじめ7名のお仲間が天国に召されました。今年に入って誰ともなく、20年のお祝いをしたいとの意見がでました。やっぱり沢山の方々とともに思い出に残るイベントをと考え、聖歌隊の堀部先生にお願いをし、9月15日(日)敬老のミサ後、聖歌隊の方々に聖堂いっぱいに素晴らしい歌声を響かせて頂きたくお願いいたしました。快くお引き受け下さいました聖歌隊の方々に心から感謝!どうぞ皆様方もこの日お聖堂にお残り頂き、聖歌隊の方々の美しいハーモニーを心ゆくまでお楽しみください。
毎年続けておりました「温泉を楽しむ小さな巡礼の旅」2年間おやすみしていましたが、20周年を記念して6月に行うことにいたしました。6月5日と6日、藤沢教会前からバスで那須白河へ参ります。久しぶりの旅、どなたでもご参加ください。
無理をせずゆったりと、神様の導きを頂きながら次の10年に向かって楽しんでいきたいと思っています。最後になってしまいましたが、何かにつけていつも助けてくださった川辺さん本当にありがとうございます。エルダーズのメンバー皆、ますます頼りにしています。鈴木神父様もさり気なく、いつもこの年寄りの会を支えてくださっているとメンバー一同、感謝の内に心をはずませております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(メンバーの皆様のお気持ちをまとめて、ご報告の文といたしました)
2月24日(日)に日曜学校の5・6年生と中高生会の合同黙想会を行いました。黙想は神様と個人的な関わりを持つ事ができる大切な時間です。子供の時からその習慣を身につける事が大事です。しかし実際に黙想会を行ってみるとほとんどの子供が黙想会に慣れていないので、回を重ねる事が大事だと思いました。「父と子と聖霊のみ名によってアーメン」と鈴木神父様のお祈りから始まった黙想会に参加した子供達の感想を抜粋し、ご紹介いたします。
・ 何となく楽しかった、でも静かだった。始めてだから色々な話を聞きました。「父と子と聖霊」とは何かというお話を聞きました。神父様が「聖霊は風に例えられる」と言われた時「エッ!」っと思いました。でも確かに例えられると思いました。風は見えないけど感じられる、風には「優しい風、嵐のような風」があると言われそうだと思います。これから父と子と聖霊とは何か少しづつ考えてみようと思います。
・ 学校で何度も黙想会をした事がありますが、違うお友達と一緒に「愛や友達」の事について話し合い・考える事が出来ました。これも、聖霊の導きだと思います。
・ 自分の為になったと思う。黙想会は何かが吹っ切れた気がする。もう一度参加してみたいと思った。神父様のお話も自分の為になったと思う。
・ 今日は神父様のお話を聞きました。神父様のお話は「父と子と聖霊のみ名によって」のお祈りの事を話してもらいました。神父様のお話で今までわからなかった事がわかりました。楽しかったです。
・ 父と子と聖霊のみなによって、アーメンの意味が神父様のお話で分かった。
・ お母さん達が作ってくれた、ハヤシライスを皆で食べた事が楽しかった。ゼリーもおかわりした。皆で食べるととても楽しい。
最後に当日、昼食を準備して下さった保護者の皆様に感謝いたします。この黙想会に参加した事が子供達の良い思い出になりますようにとリーダー一同願っております。(リーダー一同)
「2011年3月11日,あれから2年、被災地の復興は思ったように進まず、かえって多様な課題を抱えています。一方被災地への関心は少しずつ低下し、ボランティアが減少していることに危惧してます。
釜石で活動を共にした皆さんと再会し、語り合いたいと思います。3月17日(日)11:00-13:00、ニコラ・バレ(四谷)で、釜石ボランティアの集いがあります。参加費無料、スライド上映、歓談、今後の活動について。当日飛び入り参加歓迎。(丸山)
震災直後の5月に一緒に塩釜に入った千葉県茂原教会の友人に声をかけ、3月6日から9日までカリタス石巻ベースに入り、南三陸の漁業支援、石巻に点在する仮設住宅のお茶会に参加してきました。震災から丸2年が経った石巻及びその周辺の町も見てきました。震災直後のあの惨状に比べれば確かに少しは片付いたな、という感じはしましたが、それは街中の瓦礫や倒壊した建物が正に片付けられ、更地になったというだけであって、復興はこれから始まるというのが実感です。
石巻市の瓦礫焼却施設では集められた瓦礫を24時間365日フル稼働で焼却していますが、今の能力では全部処理するのに10年以上かかるそうです。仮設住宅に住んでいる人たちにとっては未だに先の見えない状況の中で、時間が経過するにつれて、自分たちが忘れられてしまうのではないか、ということが一番怖いと言っていました。彼らが仮設を出て通常の生活に戻ることができる日まで、私たちがただそこを訪れて彼らと話をするだけでも「自分たちのことを忘れずに、心に留めていてくれているんだ」と思うのではないでしょうか。(小藤)
南相馬市塚合の仮設の手芸グループに行き、皆さんから提供して頂いた生地で、可愛いい「ふくろう」のストラップが出来上がりました。日曜日のミサ後の「福祉コーナー」で、是非手にとってご覧ください。福島からのメッセージが込められていると思います。
南相馬に1月に建設された「大鹿応急仮設」に行きました。一人の女性の方が震災からこの仮設に来るまで7ヵ所を転々とし、やっとここに落ち着きましたと淡々と話されました。約2年で7ヵ所の引っ越しです。想像していただけるでしょうか?今でもそのようなご苦労をされている方々がいらっしゃる事に胸が痛みます。
浪江町の危険区域で2〜3ミリシーベルトの牧場まで行きました。その高汚染で人も住めない危険区域に約100頭の牛が牧草を食んでいました。その中に子牛もいましたが、異様な風景にこの原発事故に対する憤りがこみ上げて来ました。
皆様、どうか東北に行き人に寄り添って思いを聴いて頂けませんか?(曽根)
石巻を支援する会として、継続的な販売を続けてきており、更に福島の農産物販売も加えて、毎月10万円を上回る売り上げがあります。これらを被災された山形屋さん、風評被害に苦しむ福島の農家の支援に役立たせて頂いております。
先日、二本松教会信徒会長で、福島農家支援の中心である柳沼さんを囲む会が、雪の下教会の山口神父主催で行われました。藤沢教会も同様ですが、各教会とも売り上げが漸減してきております。柳沼さんからは、現地からは「忘れられてしまうのではないか」との懸念が出始めているそうです。柳沼さんは、今後はよりおいしい農産物を販売し、支援活動を強化したいと意気込まれておりますので、まだまだ先が長いですが引き続き支援を続けて行ければと思います。
新製品も随時入れておりますので、皆様、第2日曜日(石巻醸造品のみ),第3日曜日(醸造品に福島の野菜)には福祉コーナーにお寄りください。ちなみに4月は第2日曜日の福祉バザーにも出店致します。(牧野)
2013年 ご復活祭に思うこと
藤沢2区 山内
この奇蹟の水の星、緑の地球は地球物理学者によると、何千何万の偶然が重なって出来たということです。21世紀これだけ宇宙物理学が発達しても、銀河宇宙、太陽系の惑星の中に素晴らしい地球のような星は一つも発見出来ていません。宇宙探査機等で、この地球上の全ての貧しい子供を救える程の金額を費やしているのです。そんなつまらないこと一つ考えても、この創造主である神の存在に到達出来ない人間は、何と貧弱で傲慢な生物なのでしょう。
イエズス・キリストは父である創造主からこの世に遺された神の子です。現在の日本だけを考えても「貧しい人々を救済することは、価値のあること」「美しい自然を保存するため努力しよう」「神のお望みになる平和を守るためあらゆる犠牲を捧げよう」とカトリックではない人々にもキリストが述べられたみ言葉は生きています。約2千年前、イエズス様がこの地球にみ言葉をのべ伝えるためにいらっしゃらなかったら、この世はどうなっているのでしょう。
しかしみ言葉の大切な一つ「あなたの隣人を愛しなさい」という本当にイエズス様が意図なさった意味を考えるようになったのはごく最近です。隣人・友人・周りの人々という風に解釈されてきました。ルカ10章30〜37、良きサマリア人の例えの中でキリストは「隣人」についてはっきり定義されています。当時ユダヤ人の中で他民族、他宗教で差別されていた人達サマリア人が、追いはぎに会って半死半生になったユダヤ人を見て無視し通り過ぎて行ったユダヤの祭司たちと違って、その哀れな被害者を助け、宿屋に連れて行き介抱し、デナリオン銀貨2枚を宿屋の主人に渡し「この人を介抱して下さい。足りなかったら帰りにまたお払いします」という。キリストは「隣人」というものをこのように定義しておられるのです。即ち友人を大切にすることは誰でもすることですが、それでは足りないとおっしゃっているのです。
その他に神の子キリストが誤解されてきた重要なことは、この世にいらしたのは十字架に磔にされるためであったと言われてきたことです。イザヤ書53章6〜8、「わたしたちは羊の群れ、道を誤り、それぞれの方角に向かって行った。そのわたしたちの罪を全て主は彼に負わせられた。苦役を課せられて、かがみ込み彼は口を開かなかった。・・・捕えられ、裁きを受けて、彼は命を取られた」とイザヤ書は紀元前8世紀の後半に書き遺されました。イエズス様は神の子ですから、ご自分の運命を全てご存知でした。30歳から3年間み言葉の数々を弟子達と共にイスラエルの広い地域をお歩きになり宣言されました。「ゲッセマニの園」で祈られた時、弟子達は3度もイエズス様の願いにもかかわらず眠ってしまいました。3年も寝食を共にし、奇蹟の数々を見せていただき神の子だと解かっていたのにです。イエズス様はもう少し時間がほしいと思われたのは明白です。「私の杯を取りのぞいて下さい。しかし私の思いではなくみ心のままに」そのイエズス様のみ言葉だけを考えても解かります。カトリック教会はあまりにその十字架を重要視しすぎてきた傾向があります。
私たちは、苦しみ絶望した時イエズス様の愛の御姿である十字架を思い反省し思いを新たにしてまた生き直すということは経験します。しかし、イエズス様の価値というのは十字架そのものではないのです。ブルガリアに旅行した時に、ブルガリアは85%キリスト教徒だそうです。教会のミサのためソフイア教会に行きました。イコンが多くありましたが、十字架が教会の真中を占めていることはなかったのです。
私たちを限りなく愛して下さったイエズス・キリストをもっともっと強く感ずる必要があるのではないでしょうか?
復活祭に寄せて
辻堂2区 佐々木
厳しい寒さの中に迎える四旬節は、毎年心の引き締まる季節です。以前の事ですが、四旬節に入った直後にタクシーに追突されたり、身に覚えの無いことでお巡りさんに追いかけられて罰金を請求されたり、家の鍵を無くしたりした経験があります。そんな訳でこの時期は気を付けなければと緊張を覚えます。それでも風の冷たさの中にも日に日に光は春らしくなり、庭の草花の芽吹きが目に見えて、命の躍動を実感する好きな季節です。今年は3月が辻堂ブロックの当番月で、3月1日の初金から31日の復活祭まで為すべき事が目白押しです。それで、今年は復活祭を迎えたらどんなに嬉しいだろうと、今から楽しみにしています。
3年近く前、私は山歩きの下山途中に根元が腐った木と共に急斜面に投げ出され、左足首を骨折しました。その時、出来ることなら這ってでも下山したいと思いましたが全く不可能でした。「ゼロの私」をしみじみ実感しました。医療の恩恵と多くの方の祈り、励まし支えをいただき、無事に復活させていただき、深く感謝しております。この思いがけない出来事は、夫と2匹の猫ちゃんには申し訳なかったのですが、私にとっては本当に貴重な体験になりました。歩けることが当たり前でないこと、全てが恵みの中に生かされていることを、今までよりも更に深く感じるようになりました。
私達はいずれ何時の日か、最期の受難を通してこの世の命を終える日が来るでしょう。その時、復活の希望の中に人生の全てに感謝しつつ、神様のもとに旅立つ事が出来ますように・・・復活祭はその為の予行演習と思います。そんな思いの中に、今年も復活祭を感謝の中に迎えたいと思います。
ある不思議経験
辻堂3区 本多
20余年前、テレビの「徹子の部屋」に女優でカトリック信徒の村松映子さんが出られていました。御自身の生来の頭痛の原因が、「一見それとは分からないロンパリの潜在性斜視にあった。」と言われました。彼女はプリズムレンズの眼鏡をかけてストレスが取れて、40歳で初めての赤ちゃんを授かったそうでした。
私は視力検査では2.0でも、現代人に必要な近くを見る時、つまり勉強する時、本を読む時、日常的に痛かった頭が特に孫悟空の頭の輪が締まる様に痛くなる事に苦しみ絶望的になっていました。彼女が言われた御自身の症状が、あまりに私と似ていた事から茅ヶ崎徳州会病院眼科を受診しました。そこでこの分野の権威のいる自治医大に紹介されました。通常0〜1プリズムの処、20プリズム以上の何万人に一人の重度の潜在性斜視(最近の診断名では間欠性外斜視)であり、遠視もあるので一番苦しいケースと言われました。・・7時間の手術を2回受け、プリズム眼鏡を使い分け・・点眼薬をさし、水中メガネの様なサングラスをして、眼筋の体操をする等、今も苦労はありますが、改善されました。
一度目の手術直後、赤い目をサングラスで隠して藤沢駅からJR上りに乗ると、修道服のシスターが2人座っておられました。品川まで同じボックスでお話させて戴きました。シスター方はたまたま国府津教会の葬儀に来られた滅多に東海道本線に乗らない方々でした。そして何と(!)何と(!)何と(!)驚くべき事に、テレビで村松英子さんが「健康になった喜びの中で40歳で生んだ子」と言われていた娘さんが成長して、正にその当時学んでいた四谷の雙葉学園での娘さんの先生でした。単なる偶然と言うにしてはあまりに愛を感じる体験でした。
それから10年近い時が流れ、藤沢教会に村松さんが講演に来られた時、その話をすると「ああ〜!聞いてます。聞いてます。シスターチアリィです!年を取るほどに楽になって行きますよ」と言われたものです。そして更に10年の時が流れた昨年2012年の3月、前年東日本大震災の直後に帰天された歌舞伎町でスナック「エポぺ」をやっていた名物神父のネラン師の帰天一周年追悼ミサが四谷のイグナチオ教会でありました。幸田司教の追悼ミサ後のネラン師を偲ぶ会の時、講演される前に私と顔を合わせた村松さんは握手を求めて下さいました。「藤沢教会でお会いした時、『年を取るほどに楽になりますよ』と言って下さいましたが、楽になって来ましたよ。」と申し上げると喜んで下さいました。
春に・・・
六会 古郡
成人の祝福式の共同祈願で「子どもたちが成人を迎えられたことを感謝します。これからも、この子たちを親として支えていくための、相応しい道を示し、導いて下さい。また、この難しい社会を生きていく中で、この子たちが困難に出会った時、神様の声をきくこと、祈ることを思い出すことができますように」と祈りました。
入学・成人・就職・・・など、節目ごとに、子どもたちの成長を感じますが、それと同時に、教会の皆さまからも温かい言葉をかけていただけるのが、ありがたく、力になっていたことに気付きます。
私たちが感じている、この教会の温かさ、安心感を子どもたちの世代にも同じように伝えていくことが親の役割でもあると、復活祭を迎える季節に思いました。
成人の祝福を受けて
孝平
あの大雪の「成人の日」の前日、多くの藤沢教会の共同体の皆さんのお祈りのなか、「成人の祝福」を受けました。共同祈願では、「成人を迎えられたことに感謝します。今まで支えてくれた全ての人の上にも、神様のお恵みがたくさんありますように」と祈りました。教会には、私を気にかけ、小さい頃から可愛がってくれた人が沢山いるので、そう祈りました。教会には、私だけでなく、両親や姉や妹のことも知っている人ばかりで、学校を通して知り合う人とは違う、親戚みたいな関係に似ているとも思いました。
「成人の祝福」を通して、そんな繋がりを感じました。
就職を目の前にして
桃子
2年前に、弟・孝平と同じように成人の祝福を受けて、沢山の方々の「おめでとう」とお祝いの言葉をかけていただいた私も、この春は、就職で藤沢を離れることになりました。
教会では、いつも「お母さんに似てきたわね」「お父さんは元気?」など、家族のことが話題になっていて、なぜか温かく安心できました。先日、就職先の近くの町の教会を訪れました。見た目は、藤沢教会より小さく雰囲気はずいぶん違いましたが、聖堂に入って椅子に座ってみると、自然と心が落ち着き、どこの地でも教会は変わらないんだと感じました。
4月からの生活は、どんなものになるか不安はありますが、忙しくても、困った時や心が疲れた時には、教会を訪れればいいんだなと思いました。
変化のある季節
美雪
春は、進学・進級で、学生には変化のある季節、期待と不安が大きいです。高校生になった今でも、クラス替えの発表の朝は緊張します。そういう時は、「仲良しの友達と一緒になりますように」「担任は優しい先生になりますように」などと、自然に祈ってしまいます。
思い返してみると、このように無意識のうちに祈っていることがあります。結果は叶わないこともありますが、祈ることでその時の自分の気持ちが落ち着くのだと思います。
祈ることを知っていてよかったなと思います。
アジア教育支援の会(Education Sponsorship in Asia=ESA)
ESA(認定NPO法人)は30年ほど前に設立したグループで、アジアの発展途上国で教育を受けられない子どもを対象に、教育によって人間の尊厳を守る能力を育て、子どもたちが未来に向かう力を得る手助けをしています。今は主にインドとバングラディシュの教育支援を行っています。
藤沢教会では有志がバザーと毎月の第2、第3主日の福祉販売の時に本場インドのカレースパイスと皆様からご寄附いただいた品物を販売し、主に神学生、上級生への教育スポンサーとして年間48,000円(一人の年間授業料全額)の協力をしてまいりました。お陰さまで昨年10月、6年間サポートしておりましたフランシス・ズッパ司祭がインド・ダージリンで叙階されました。叙階式に参列し、思いがけない暖かい歓迎と感謝を受け、藤沢教会からのささやかなサポートがあのような大きな喜びに繋がっていたことを知り、深い感動を覚えました。今年も長野さんが個人的にサポートを続けているパスカル神学生が10月司祭叙階されることになり、2年続けての大きな喜びです。
これまでの皆様のご協力に感謝し、これからも教育支援を続けてゆく予定ですので、今後ともご協力下さいますようお願いいたします。
ESA藤沢教会窓口 長野(長後) 福井(鵠1)
外国人墓地物語
鵠沼3区 高木
わが国では古くから長崎地方に南蛮人や紅毛人、唐人の往来があり、平戸地方の山地や長崎市中の寺院などに葬られていました。
嘉永7年(1854)正月14日、アメリカ合衆国特派大使ペリー提督が7隻の軍艦を率いて2回目の来日をしました。そして横浜に上陸すると2月11日水兵ロバート・ウイリアムズを元町の増徳院境内に仮埋葬しました。そして3月3日(1854年3月31日)「日米和親条約」全12ヶ条を調印しています。
その後、3月21日ペリー提督は開港された伊豆国下田湊を検分し、続いて4月26日同じく開港される箱館湊を検分しました。そして翌月5月12日再び下田湊に入り、5月22日了仙寺において「日米和親条約付録」13ヶ条を調印しました。その中第5条には柿崎村玉泉寺境内に外国人埋葬地を設けるとしていました。そこで、5月20日ロバート・ウイリアムズを横浜増徳院より改葬しました。現在も玉泉寺の墓地にはアメリカ人5名、ロシア人3名が埋葬されています。
次に外国人居留地を定めた安政5年(1858)の5ヶ国条約文によると交渉にあたったアメリカ合衆国総領事タウンゼント・ハリスは「居留外国人の埋葬は当然のことである」として成文化しませんでした。それを安政5年9月3日(1858年10月9日)調印の「日仏修好通商条約文」を見ると第4条のフランス文のみに「埋葬地を設くるも妨げなし」とあります。すなわち横浜居留地の埋葬地は「覚書」や「約書」によって外国人墓地が設置されていったわけです。
文久元年(1861)5月横浜居留地内の増徳院境内の1区を正式に外国人墓地としました。元治元年(1864)11月21日「横浜居留地覚書」で3区を増設しました。その中大境山の地500坪を清国人の埋葬地としました。慶応2年(1866)11月23日「横浜居留地改造及競馬場墓地等約書」で3区を増設しました。すなわち計7区5,545坪が横浜外国人墓地になったわけです。
次に清国人埋葬地は明治5年(1872)2月久良岐郡北方村字西ノ谷に1区が増設され、明治6年(1873)3月にも久良岐郡根岸村字大尻に1区が増設され、更に明治7年(1874)3月には大尻に1区が増設されています。
続いて山手外国人墓地についてですが明治10年(1877)頃より神奈川県下では伝染病による死者が多く出たため、明治12年(1879)10月11日神奈川県では内務省に外国人墓地の増設を願いました。その結果、明治13年(1880)9月13日久良岐郡根岸村中尾に新設許可がおりました。現在のJR根岸線山手駅の近くです。
明治32年(1899)7月17日、改正条約実施に伴い外国人居留地が廃止されました。そこで居留外国人は日本中どこに住んでも、どこへ旅行しても、またどこに埋葬しても自由になりました。そこで明治33年(1900)4月17日横浜外国人墓地も財団法人の運営となりました。現在、山手外国人墓地には3,800人、中尾外国人墓地には1,128人が眠っているそうです。
次に明治時代の宣教師であるパリ外国宣教会の神父様方のことですが原則とし、布教地で埋葬されるとのことでした。そして、病気になった場合は香港にあるベタニア療養所へ移されましたが、何せ香港は狭い土地ですのでパリ外国宣教会の墓地も整理され、現在は山の斜面に納骨堂が造られ約100体の神父様方が復活の日を待っているとのことでした。
因に横浜教区内では山手外国人墓地、聖母訪問会七里ヶ浜修道院墓地、神山復生病院墓地などに眠っています。
数々の記録を残した厳しい冬もようやく終わりを迎えたようです。この復活祭号が出る頃には教会の桜も見ごろ、いや花吹雪となっていることでしょう。それにしても「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と定められている復活祭、日本では、とくに関東では桜と切り離せないのはなぜでしょう。今年のような記録的な寒さでも花は咲いてくれます。自然の厳しさと恵みを思い黙想に時間を割いてみませんか。 「憩いの水のほとりに」 「み旨のままに」 |
鈴木神父の川柳(続18)
編集部編
今回はB年その5、C年その1です。( )内は鈴木神父の注記です。
2012年
11/4
知っているだけではダメなのこの道は
(年間第31主日)「マルコ12:28b−34」
(知っていることでも、いつ行えるかは別。このことの受け止め方で信仰のスタイルも決まるようです)
11/11
イエズスはやもめ以上のことをせし
(年間第32主日)「マルコ12:38−44」
(一粒の麦の希望ですね)
11/18
世の終わり まだ来ないでとぐずぐずし
(年間第33主日)「マルコ13:24−32」
(世の終わりを思うと、今の生活ぶりがまた違って見える)
11/25
ほどほどは福音的だが つまらない
(王であるキリスト)「ヨハネ18:33b−37」
(キリストの国はこの世のものではないから、この世のものとは、つかず離れずがよいのだが・・・)
2013年 C年その1
12/2
目覚ましはいらないというお年頃
(待降節第1主日)「ルカ21:25−28,34−36」
(年齢を重ねると、信仰も深まるかというと、これがまた・・・)
12/9
その違い五十歩百歩と思えれば
(待降節第2主日)「ルカ3:1−6」
(救いのわざを始められた神は、人間の営みのさまざまな違いを超えて完成されると思ったら・・・)
12/16
信仰があったと気づくかこの時代
(待降節第3主日)「ルカ3:10−18」
(先が見えにくい時代の中で、神の救いの希望がかえって見えてくるのだろうか・・・)
12/23
本当は小さな誰かに支えられ
(待降節第4主日)「ルカ1:39−45」
(救い主の誕生の影にマリアやエリザベトがいたように、誰の人生も・・・)
12/24
本当に大事なことは密やかに
(クリスマス夜半)「マタイ10:17−22」
(救い主の誕生のようすは、神のわざの進め方の典型。あなたの人生においても・・・)
12/25
本当のことばは人を生かすもの
(クリスマス日中)「ヨハネ1:1−18」
(人のことばが人を生かすなら、神のことばは、はるかに・・・。)
12/30
ささげちゃおう そんな気になる年の暮れ
(聖家族)「ルカ2:41−52」
(ハンナや聖家族を思いながら・・・。)
1/1
いつまでも生きている気の顔ばかり
(神の母聖マリア)「ルカ2:16−21」
(祝福のしるしは、楽しいことばかりでない人生を生きようとする意欲にみられないか)
1/6
約束を守らず得して損をする
(主の公現)「マタイ2:1−12」
(約束を大切にしていないと、神の約束を信じられなくなるのでは・・・)
1/13
鳩を見て思い出せればキリスト者
(主の洗礼)「ルカ3:15−16、21−22」
(鳩を見て神に愛されていることを思い出せたらよいのだが・・・)
1/20
何者か思わぬ時に姿見せ
(年間第2主日)「ヨハネ2:1―11」
(救い主の力を思いがけない時に見せることになったイエス。私たちの人生も同じよう)
1/27
ぼくの目が留まるとすれば酒屋かな?
(年間第3主日)「ルカ1:1−4、4:14−21」
(目が留まるというのは不思議な経験。聖霊は何を告げているか・・・)
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