八 角 形 に ゅ ー す

1998年5月3日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

聖霊来てください・・・・・・・・・・・・・・・・・・ローランド・ケルソ神父

信徒総会報告

教会委員会報告

教会委員長に就任いたしました・・・・・・・・・・・・辻堂1区  牧野 進一

壮年部長として・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区  篠澤 敏雄

婦人部長として・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大庭  八木 京子

イースターのたまごって?・・・・・・・・・・・・・・・・六会  日野水知美

堅信を受けて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・湘南台 三好由美子

小さな巡礼の旅に参加して・・・・・・・・・・・・・・・・鵠沼  久枝 正八

「新緑の富士裾野めぐり」に参加して・・・・・・・・・浅草教会  森口 幸雄

まかせる気持ち・・・・・・・・・・・・・・・・・・信徒宣教者会 米谷 和江

エルダーズの会だより

地域作業所援助のチャリティコンサート・・・・・・福祉部(鵠沼2区)新村 満

5月の主な行事予定

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聖霊来てください
ローランド・ケルソ神父

光となる聖霊来てください。 内なる陰を照らしてください。
私達の心の冷たさを温め、かえてください。
 (聖霊の続唱)「筆者訳」

 今朝(4月20日)の福音書のニコデモあてのイエス様の聖霊を描写する言葉はなかなか頭から抜けられない。「風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。」聖霊降臨は神様の不思議な働きの祝日だと思います。毎年神様がどのように私の生活の中に働いているかを注意深くする時です。二階の広間で集まった弟子たちに全然予期しなかった事が起こりました。

激しい風が吹いて、自分たちの恐怖におびえた人たちは急に莫大な自由を感じて、また神様が確かに一緒におられる事を体験しました。途方もなく、突然な事でした。その激しい風と共に前になかった勇気が湧いてきました。

混乱状態の中に神の霊が莫大なエネルギーを持って来ます。この聖霊の働きに敏感でありたいです。

 私の普段の聖霊降臨は激しい風よりも、却って一陣の風でしょう。 だから私の生活の変化は徐々に起こります。例えば、少し前に郵便物の中にコロンバン会の英語の雑誌が入っていました。座って手紙を読もうとする時にどうしても目が雑誌のカバー写真に引かれました。カバー写真はエスターというホームレス婦人でした。彼女のしわしわの顔、鼻にあったはれ物、そのもつれ帽子を観ている内に、彼女の輝いている青い目に気がつきました。しばらくエスターさんの写真を眺めて、思わず涙がぽろぽろ流れ出ました。これは同情の涙でした。ホームレスの人のものすごい苦しみと、エスターさんの目の中に見えるはね返りの力の涙でした。それと共に、私があまり積極的にこの問題に関わらなかったための涙でもありました。聖霊は確かに私の心に働いていました。

最近聖霊のもう一陣の風が吹いて来ました。それはマイホーム藤沢カトリック教会から別の教会へという移動通知です。去年の5月からバーガー神父とテハン神父さんの休暇の間に手伝うために来ました。始めから信者はとても暖かく迎えてくれました。そして国に帰るまで同級生のバーガー神父と共に働く事はとてもよかったです。信者の名前を十分に覚えませんでした。申し訳ございません。それにしても、親しく感じました。1年はとても短いですがお陰様で充実した時間、また良い布教の働きが皆様のご協力によって出来たと思います。藤沢を去るのは悲しいですが、これからも何らかの形で共に神の国の建設に続きたいです。

 聖霊降臨の祝日が近づくにつれて、私達は良く「聖霊来てください」と祈ります。神の霊は、すでに私達の心の中に住んでおられるが、神の霊が私達の内にいかに活き活きしているかに気づく時です。

 そのために次のように祈ります「聖霊よ、来てください私達の内から来て、あなたの力強いエネルギーを受け入れて生かしますように。どうぞ、あなたの存在を明らかにしてください。私達を通してあなたの光を照らしてください。どうか、あなたの激しい風に気がついて、私達の内も、私達を通しても良い変化をもたらして下さい。

主イエス・キリストによって。



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信徒総会報告

 4月19日(日)に今年度の信徒総会が行われました。その概要をご報告致します。

1.バーガー主任司祭のお祈りとご挨拶

 総会では必ず会計報告がなされ、収支決算が明確に示されるが、神様は私どもが受けている恵みに対して、決して報告を求めることはなさらない。これが一番大切なのではないかと挨拶されました。

2.98年度藤沢カトリック教会の「福音宣教」について ・・ 高野教会委員長

 教皇様は「すべての人は真の使徒となるよう招かれています」とメッセージをおくられているが、その趣旨に添って藤沢カトリック教会では「 未来を考える会で検討してきました藤沢教会のあるべき姿、すなわち教会としてのビジョンを、具体的な行動として発展させていきましょう。 教会の諸活動のリーダー養成のために、リーダー・トレーニング・コースを開設いたします」という指針を述べられました。

3.会計報告・・・前山財務部長

 昨年度の教会会計収支は数年ぶりに黒字となった。しかし、収入の面では信徒の納めている献金が全収入の6割程度であって、他は冠婚葬祭による収入に依存しているのが現状であり、毎年冠婚葬祭による収入は減少の傾向にあるので、健全な財政を考えると信徒による通常負担(献金収入)を8割程度にしていく必要がある。そのための努力と協力をお願いしたい。

 また、年度当初の維持費納入者が、年度末になると減少してしまう傾向にあることも指摘されています。

4.教会の未来を考える会報告・・・川辺事務局長

 昨年度は3回の全体会を開催し、また松田神父様(日本カトリック研修センター)にお願いして「教会共同体を支え、生かす、み言葉」について講演会を開催したこと。また教会の目指す四つの姿、1.社会に開かれた教会、2.信仰を豊かにする教会、3.信徒の築く教会、4.一人一人を大切にする教会、のグループに分かれて話合いが進められていること。 また地区を中心としてブロック制度が導入されているが、今年度はブロック活動のよりいっそうの活性化と定着を目指し、一人ひとりの意識を高めていく年にしたい。そのために連絡網を整備すること、また教会でのリーダー養成に積極的に取り組んでいきたいとの報告がなされました。

 なお、未来を考える会に参加できない人々のために、婦人部長が各地区で意見を出していただいたことは、意識を高めるという点からも評価されることであろう。生き生きとした教会にするためには、一人一人の積極的な参加によってのみ、前進ははかられるのであります。

5.司祭館検討小委員会・・・高野教会委員長

 司祭館検討小委員会で、司祭館・事務所の現状と問題点、聖堂を含む教会施設の未来像の2点に関して検討していただいたが、その提言が教会委員会に提出されたこと。その内容は司祭館・事務所は、大規模な増改築はせずに室内レイアウトの変更、備品什器の見直し、室内のリフォームなどで現在のニーズに対応する。また教会施設の老朽化対策としては教会委員会内にプロジェクトを設けて検討し、委員会としての方針を決定していく。

6.維持、修繕のための計画・・・高野教会委員長

 97年度においては計画された修繕のうち、外壁塗装と受水槽清掃に関しては、工期技術的な面から実施できなかったが、今年度に実施すべく準備中である。また聖堂内に維持費袋の整理棚なども新設することが報告されました。

 今年度中に予定されている修繕計画は、つぎのとおりであります。

  1. 集会室壁紙等センター内装
  2. 司祭執務室改修
  3. 司祭館倉庫増設
  4. 聖堂内維持費棚設置聖堂内外改修
  5. 電気設備補修
  6. センター、司祭館外装塗装

 これらに要する費用は約1千万円であります。

7.湘南台センター報告・・・落 センタースタッフ

 湘南台センターは、着実にその存在が地域にとって、重要な位置を占めつつある。キリスト教入門講座をはじめ、キリスト教関係のクラス、コーラスを楽しむ会等の文化教室。とくにキリスト教関係のビデオをみる会は定着し、講演会も盛況であった。また受洗してまもない信徒のための典礼暦セミナーも好評であった。

 第2・第4土曜日の御ミサも御血・御体が共にいただける両形色の御ミサとなっているなど。今後のあり方としては、教会から離れている地域信徒への働きかけや、キリスト教を求めて来所された方へのよりきめ細かな対応に力を注いでいった方がよいのではないか。しかも湘南台は学生の町として変貌しつつあるので、多くの可能性がある。今年は賃貸契約の年であるので、関心と協力をいただきたい。

承認事項 ・・・川辺事務局長

9.自由意見と質疑応答の中から

▼ 藤沢教会には外国人も多く利用されているが、これらの人々は維持費を納入しているのでしょうか。

▽ 教会は日本人も外国人も一体であって、外国人であるからという区別はすべきではないと思います。維持費に関しては、外国では維持費を納める習慣はないのです。ミサ献金および他の献金で維持されている場合が普通であるから、急に維持費を納めることは難しい、しかし今後は日本の慣例などを説明して理解していただくようにしたい。

▼ 活動部に国際部があるが、委員会に国際部から入っていただいたほうがよいのではないか。

▽ 言葉等の問題もあって、長時間委員会に参加していただくのは気の毒であるから、今年度は副委員長に国際部と連携のある方に入っていただいたので、かなり改善されるのではないか。

▼ 湘南台センターの賃貸契約が、9月となっているが、当初の理念と今日とでは基本的に変更があるのか伺いたい。関連して、賃貸について委員会で検討されたのか。

▽ センターに対する教会としての理念は変わってはいない。ただし賃貸契約については委員会では未だ検討してはいない。次回の委員会の議題であります。

▼ 藤沢教会にはベトナム・フィリピン・南アメリカの国々の人々が参加しているが、とくに救急医療のために教会および福祉部の方々には大変お世話になっている。この場を借りてお礼申し上げたい。私どもはこの藤沢教会が私どもの教会であるということに誇りと愛着を持っています。そしてキリストのもとではみんな兄弟姉妹であります。国籍は関係ございません。必要であれば喜んでいつでもお手伝いいたします。特別の行事だけではなく、いつでもお声をかけてください。

▼ 活動部の報告がなされていないのはどのような理由なのか。

▽ 教会組織図にもあるように運営委員会の構成に活動部は入っていないので、今後は組織そのものを見なおすように検討し、活動部の声が委員会に直接届くようにしたい。

▼ 聖堂入口の一部が破損していて危険であるが、このような少しだけの破損の場合に、総会に提案してその承認を得てからというのではなく、委員長または事務局長の専決でおこなってほしい。

▼ 修繕についは、単年度で行うというのではなく、もっと計画的に5年間を見通したメンテナンスを考えてほしい。そのための具体的な計画書を提出してほしい。

▽ いくつかの問題については、今後、教会委員会としても寄せられた意見を真摯にうけとめて、ご要望に応えられるように努力して参りたいと思います。そのためには教会は信徒一人一人の家であることを認識していただき、より積極的なご協力をお願いいたします。



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教会委員会報告

 4月18日に定例の教会委員会が開かれましたので、ご報告いたします。

1.今年度の新委員の方々の紹介

教会委員長牧野 進一(辻堂1区)
副委員長高野修(藤沢1区)
副委員長児玉 和子(藤沢1区)
財務部長前山 茂雄(鵠沼2区)
壮年部長篠沢 敏雄(藤沢1区)
婦人部長八木 京子(大庭)
鵠沼ブロック 窪田 直明(鵠沼1区)
藤沢ブロック 丸茂斉(藤沢1区)
辻堂ブロック 牧野 陽子(辻堂1区)
北1ブロック 下村恵津子(善行)
北2ブロック 伊藤 朝子(長後)
事務局長 川辺 克郎(鵠沼2区)

2.新委員の自己紹介

 新委員の自己紹介による分かち合いが行われた。これから2年間委員として、ともに教会運営を行っていくのであるから、お互いに相手を理解することから始められた。

3.信徒総会の役割分担について

 これについて、事務局案が了承された。

4.その他

 活動部の委員会出席について、教会組織を今後検討する。
前委員会からの申し送り事項を今後検討する。



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教会委員長に就任いたしました
辻堂1区  牧野 進一

+主の平安

 毎年、ご復活祭の翌週の日曜日に藤沢教会では信徒総会を持って教会の1年の計を皆様で討議いたします。

 今年は、4月19日、ツツジの咲き始めた春のすばらしき日に、信徒総会を持ちました。そこで多くの方々といろいろな話し合いをしました。

 高野委員長には2年の間大変お忙しい中を教会委員長として奮迅のご活躍をされました。この間、神様からのお恵みと皆様のお祈り、お力もあって、教会の未来を考える会の方向付けなど、多くのみのりがあったことは高野委員長のご努力のお陰であると確信しております。

 それなのに、晴天の霹靂とは本当にこういうことを言うのであろうと思いました。突然、月足らずの私のようなところに今回教会委員長の大役をというお話を頂きました。

 私自身、至らないものであることを十分に弁えており、その責務にはとても相応しくない者であります。しかしながら、バーガー神父の暖かなお言葉を頂き、皆様のお祈りとお支えをいただくことを条件に、清水の舞台から飛び降り、お引き受けさせていただいた次第です。

 さて、藤沢教会は横浜教区の中でも多くの信者を擁する一番大きな教会のひとつです。 ここを拠り所とした多くの方は、神様からのお恵みの中でそれぞれの様々な信仰生活を送っておられます。その「大きい」教会とは神様が与えられたひとつの良い環境でもあります。大変うれしいことに、数々の積極的活動を積み重ねてまいりました。その成果として、今までも教会行事などで皆の力を凝縮して中身の濃い活動を持つことができました。

 一方、信徒総会でも皆様からのご指摘があったように、私たちの藤沢教会は「大きい」環境から出てくる様々な課題を抱えていると思います。大きいゆえに、かえって他の人と知り合う機会が減ってしまうこともあったと思います。また、はじめて教会に来られた方や転入者も、私たちの教会が大きいことから、かえって十分な対応ができていなかったというご指摘も真実であると思います。

 教会共同体は、キリストを頭とし、心を開いた者同士の愛の実現の場所であります。イエス様から与えられた愛の掟、すなわち神を愛し人を愛することを実現することこそが、教会活動の原点であろうと思います。

教会委員会でもこの原点を生かしていく所存であり、改めて心に言い聞かせています。

 委員会は皆様にとって、よき隣人になりたいと思っております。 この教会を拠り所にしておられる外国からの方も多くおられます。互いの深い理解をより強固にしていく必要があると思っています。個人個人の心構え次第で難しいことはないと思います。いろいろな機会を捕らえ、心を開いて、共に祈り、楽しみ、悩み、そして十分にお話し合いができたら良いなと思います。

 教会はこれからも皆様とともに長い旅をしてまいります。その途上では良い景色も見ることがありましょう。より良い教会の仲間として、いつも神さまと一緒と言うことを実感しつつ、手を取り合って、実り多い旅をしていきましょう。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



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壮年部長として
藤沢1区  篠澤 敏雄

 壮年部は多士済々で、私のような信仰が浅く非力の者では、荷が重いので固辞したのですが、副部長をやらせて戴いていた関係で、逃げ隠れもできず、神様から戴いた試練と思い、お引き受けを致しました。心強い事に優れた副部長とお世話役の方がおられますので、力を合わせて運営して行きたいと思います。神父様や皆様方のご指導とご協力を戴き、責務を果たしたいと思いますので、宜しくお願い致します。

 諸先輩と前任者のご努力で築かれた壮年部の基盤を、共同体全体の発展の為に、一層強固なものにして行きたいと思います。

 壮年部の役割は、当教会で大変活躍されている婦人部、各活動部、そして本年度より教会活動の中心として、活性化を目指すブロック活動との関わりと連携を深め、如何に参加し協力して行くかが、大きな課題だと思います。

 そのためには、壮年部の一人ひとりがお互いを知り合い、汗を流し合い、絆を強め、新しい方を含め、輪を大きくして行く事が大切ではないかと思います。

 信徒の交わりは信仰を強め成長させてもくれます。壮年の集いや各イベントの準備等に一人でも多くの方に気楽にご参加いただき、教会活動に携わって頂くように、努力して参りたいと思います。

 また、壮年部信徒のご意見を、教会運営に反映させる努力と、教会の年間事業計画や、教会の抱えている大きな課題(財政問題や改築問題等)の進捗状況等を的確にお伝えし、共同体の活性化を図ることも、心して行きたいと思います。自然体で地道に、精一杯努力致しますので、皆様の暖かいご支援と、ご協力を重ねてお願い致します。



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婦人部長として
大庭  八木 京子

 4月18日(土)はじめて教会委員会に参加しました。教会の未来のあり方が盛んに語られている今、婦人部がどのような立場にあるのか真剣に考え、且つ戸惑いを感じております。

 4月26日(日)には壮年部の方々と、この1年どのような連携プレーが出来るのか、共に活動していく喜びが得られるのか話し合いを持つ事になりました。

 先日の信徒総会の席で国際部の米山リディアさんがおっしゃった国籍を越えて協力しあえる場が私共の教会であってほしいという願いも踏まえ各活動部の方、各ブロックの方々とも積極的にお話し合いを持たせて頂ければと思っております。こんな事が語れるのもみな、昨年度の婦人部長さんのご努力、そして役員の方々皆様方が着々と土台を築いて下さり、指針を与えて下さったお陰と感謝しております。

 一歩一歩自分らしく明るく正直に、粕谷神父様がおっしゃった「何も恐れる事はない、すべてが恵み!!」「困っている時神様は一番近くにいて下さる」この言葉を励みに頑張っていきたいと思っております。一寸気負っているでしょうか?

 ふっと目を向けると教会の「祈りの庭」の新緑があまりにもまぶしく美しく、やさしいので涙がこぼれそうになりました。

 力強い3人の副部長さん、そして各地区の連絡員の皆様方!!それぞれの立場で大活躍して下さる事と思います。

どうぞ1年よろしくお願い申し上げます。



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イースターのたまごって?
六会  日野水知美

ご復活おめでとうございます。

 4月12日は、やわらかい穏やかな光がいっぱいで、ご復活にふさわしい春の1日となりました。聖堂の外には、例年どおり、たくさんのたまご達が並んでいました。ピンク、グリーンとお化粧したたまごには、色々な個性的な絵が、描かれていました。「どうしてイースターにたまごを使うの?」絵を描いていた娘の質問に、上手に答えられなかった私は、バーガー神父様にお尋ねしました。

 ご復活祭の彩色卵は、復活の象徴だそうです。ひよこが殻を破って出てくるように、私達も再び大地から立ち上るという事を意味しているそうです。季節自体も、自然の目覚めの時の喜びに満ちています。そしてたまごは家族の幸わせを願う心も表わしているのだそうです。

 今まで冷蔵庫の常連としてなにげなく使っていたたまご達に、こんなすてきな意味があったなんて、命の生まれてくる、まん丸い姿が一層かわいらしく思われました。

 またうさぎもイースターバニーとして、よく描かれます。うさぎは春の女神様の宝物、と言われたりするそうです。

 イースターエッグも、あっという間に売り切れました。

 お当番の方々が前日から、ご準備下さったお菓子やジュースも、子供達に大人気でした。 皆様ありがとうございました。

 ご復活の喜びの日に、この春の日のように穏やかで、たまごのようにまん丸な心で、1年間過ごせますようにとお祈りいたしました。



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堅信を受けて
湘南台 三好由美子

 教会とは幼い頃から出合い、当時戦中戦後の混乱の中、箱根の白百合小学部卒業後、東京に移り調布女学校でした。2年後、藤沢に家が建ったので鵠沼に27年に住み卒業を迎えたのです。勤めをはじめて山手教会に友達と通った事もあったりそのうちに、ラジオ放送の通信講座を受けたり、心のともしびの“暗いと不平を言うよりも、進んでャ泣rs蝿bかりをつけましょう”の言葉がいつも心に残ってました。結婚してからも子育てのため教会に出席出来ず、善行のナザレン教会の近くの公園で子供を遊ばせながら何時か教会へ行けるようにと祈っていました。聖書を開いては泣いて夜をあかし祈った事もありました。そのうちに自律神経症になってしまい12年間、ねたりして苦しい日々でナザレンの牧師さんの奥様が来て下さり庭に来て「このお花ちょうだい、信者さんの所に持って行きたいの」と訪ねて下さいました。たまに歩ける時には玄関に出て話す事もあって祈って頂き、そのうちに転勤されてしまい次の牧師坂本先生の第1号で9年前に洗礼を受けました。6月の食事会で涙が止まらずに目の中にたまった涙が流れ出るのでした。その時に「あなたは変わられる」の本を先生から頂いたので す。

 教会が生活にどんなに必要であるかを受ける事が出来、その時から勤める事、そして教会に出る事が出来ました。そのうち平成5年1月に湘南台に引越をしてフェロシップの教会に1年おりました。けれどカトリックに行きたいと思い湘南台の教会に電話をして岡村 正様と出合い、10時からの勉強をし午後2時の勤めを始めました。

 そのうち足と腰が痛くなってしまい階段が登れなくなったりして間があきました。でも昨年の8月より足もどうにか歩けるようになり、横信の掃除雑用をしながら学びました。 そして八角形にゅーすが出来るのが楽しみでしたし、岡村さんに励まされて7時のミサに出るため6時に家を出て教会に6時半に着くようにして足をならして行きました。あざを作った事もありました。でも1日も休まずに今日まで来ました。

 3月8日朝のミサ後教会の玄関を出るとバーガー神父様が声をかけて下さり「頑張って下さいイースターの前夜祭11日8時に堅信を受ける準備をして下さい」と言われました。

そばで岡村さんが「良かったね」と喜んで下さいました。また足の痛みを取って“ころばないように”と注意して下さいました。 代母は岡村さんの奥様の孝子さんに、堅信名は湘南台の教会の棚の中から探して、リジューのテレーズの本を頂きました。私は堅信の事が気になって、売店で本を求めました。2冊の本を読んでみると日増しに自分が遠くにいってしまったようになり2週間は夢中でした。 4月11日暖かくて8時に初めて席を頂き、すべてが一からなので説明を聞いているうちにどうするのか次々に進むにつれて体が固くなって神父さんの手で頭をささえられた時は感謝のアーメンの声が出ませんでした。堅信の誓いの時やっと「信じます、アーメン」と小さな声でした。

 家族も喜んでくれました。そして皆さんに“おめでとう”と言われた時、一生に二度とない祝福を頂き、ロザリオ、十字架、祈りの本、花たばと結婚式を挙げた気持ちでした。

 家族からも「お母さん、お母さんの顔今までで、一番明るくうれしい顔をしているね」と帰宅してから言われました。

 12日のミサは復活祭でした。

 バーガー神父様、教会の皆様、今後とも宜しくお願い致します、私も頑張ります。

 マリア・イマクラタ・テレジア私の霊名です。



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小さな巡礼の旅に参加して
鵠沼  久枝 正八

私達はこのたび、藤沢カトリック教会第10回『小さな巡礼の旅』新緑の富士裾野めぐりの企画を教えていただき、未信者乍ら早速参加をおねがいし皆様とご一緒させていただきましたが、早速感想記をとのご依頼をうけました。

 振りかえりますと、私達は2年前平成8年4月京都よりここ鵠沼に移って参りました。 前々よりいつかは二人の娘達の住むこの地にと思いをめぐらせて居りました、念願の地でもあり長年の夢が現実となりました。

 年をかさねる先々の事等を考えた上現住地を選びましたが近くに友人知人の少ない二人に配慮し、長女が至近の処にある藤沢教会に事情を告げ何か適当な会でもあればとお問い合わせをした処、たまたま「エルダーズの会」の発足を教えられ、早速参加させていただく事となり、同会のスタート第1回目よりその一員となりました。

 私達が鵠沼のそれも教会にこんなにも近い処に住み、カトリックにかかわって行く事になるのは何か以前より定められていた道すじであったかの様な気がしてなりません。

 以来同会では皆様方のおとりなしにより居ごこちのよい毎月曜日を重ねて参りましたが、その間教会の行事にも多少づつ参加して行く内にキリスト教について少し勉強をして見たくなり、その旨申し出ました処、早速バーガー神父様に告げられそのおとりなしにより週1回シスター我妻のお話を伺うことになりました。

 今までは全く無信心な未信者で私自身プロテスタントの学校を卒業し、娘二人には小学校よりカトリックの学校へ通わせ乍ら自分達が無関心であった事を反省しつつ少しずつ勉強している近頃です。

 今回の巡礼の旅について、当初は春たけなわの1日好天にめぐまれ富士と桜の美しい1日を期待していましたが相憎く当日(4月13日)は夜来の荒天の上、時々強い風雨をともない、あたかも最近の世情を表すかの様な天気となりました。

 巡礼記については別の方々のご報告におまかせしますが、当日訪問しました3ケ所、神山復生病院、不二聖心女子学院、マリア山修道院では夫々厳粛な中にも明るい暖かい愛に満ちた世界が展開され、外の悪天候と対比して一層強い印象を受けました。その意味では私には当日の荒天もかえって効果的であったと云える様に思われました。丸1日、日常生活をはなれ、カトリックの社会を垣間見せていただきましたが、広く深いその一端を知るよい機会をあたえていただき、その上旅のグループの空気も他の旅にないあたたかいもので家内と共に深い感銘を得た1日でありました。

 気持ちよく帰宅後開いた夕刊一面には日銀金融経済月報として大見出しで「景気後退色くっきり」、三面には「教諭自宅でテレクラ経営」等々いつも乍らの汚濁にみちた現実に引きもどされました。

 終わりになりましたがご参加、祝福をいただきましたバーガー神父様、ケルソ神父様をはじめこの旅の計画と運営をされましたスタッフの方々に厚く御礼申し上げますと共に私達に色々ご親切をいただき、こころあたたまる1日を過ごさせていただきました皆様に心から深くお礼申し上げます。



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「新緑の富士裾野めぐり」に参加して
浅草教会  森口 幸雄

 いつもいつも藤沢教会巡礼の旅にお誘い頂き、今回もまた喜んで浅草から3名参加させて頂きました。いつも明るく優しい笑顔、温かさに満ちた藤沢教会の家風の象徴の様な皆様と、また笑顔で迎かえて下さるバーガー神父様、初めてお目にかかったケルソ神父様に心からのお礼を申し上げます。そして両神父様は今年銀祝のお祝いとのこと心からお祝い申し上げます。

 きびしい冬の寒さもすぎ、春を知らせてくれる浅草教会の庭の梅の木の開花に初まり、アンズの花、そしてボタンキョウ花等々さびしかった庭に次々と花が咲きそろい、真打ちは私だとばかり桜の木が両手いっぱい大きくのばし爛漫と咲き誇るころ主の復活祭を迎え、沢田神父様をはじめ四人の司祭によってミサが捧げられ、ミサ後婦人会(いずみ会)の皆様による手料理が並べられパーティが開かれました。赤飯、ちらしずし、のりまき、ケーキ等々各家庭の味をロビーで芝生でルルドの前で満喫し団欒のひとときを過ごしました。 そして、さあ明日は藤沢教会前集合時間に遅刻しないよう、目覚まし時計に目盛りをあわせ休みました。今回の巡礼の行き先、神山復生病院について、昔母から聞いた話を思い出しました。それは昭和の初期のころ、母達の婦人会(ロザリオ会)の皆様でお見舞いに訪問した時の話が印象深く心に残っていました。

 会長吉沢ゆき(おゆきさん)、母はつ(おはっつあん)またおやえさん等、下町の呼び方の婦人達十数名でした。

 今回の巡礼で大型バスが恐る恐る渡った橋は当時木製であったようです。昭和初期ハンセン病についての理解は薄く、本当に恐る恐る木の橋を渡ったと思います。岩下神父様のお話に感動し帰途についた時、大きく立派な石碑の所へ案内して下さった。それには皇太后(貞明皇后)の御歌が刻まれていた。婦人会の一同は皆石碑に向かい自然に頭を下げたという話を聞き私の思い出に残っているその石碑を是非みたいという思いがありました。

 バスから降りシスターの案内で聖堂に向かうとそこに小さな池があり、その池を前にして石碑がありました。あヽこれだ、この石碑だ、60数年前母達が思わず感動のあまり頭を垂れた石碑だ、私も思わず何か胸にせまるものがありました。

 皇太后宮御歌
 「つれづれの友となりてもなぐさめよ
ゆくことかたきわれにかわりて」と。

 そして聖堂でお話を聞き病院内を案内して下さり図書室には歴代の神父様、シスター方の写真があり、その中に復生病院を退任された後浅草教会主任司祭として29年間司牧された若き日の千葉神父様の写真もありました。 感動の内に神山を出発し次の訪問地、不二聖心みこころ修道院に向かいました。そこは広々とした庭園素晴らしい環境の中にある学校で勉強できる生徒達は幸わせだと思いました。バーガー神父様とケルソ神父様の司式のミサに与り、心のこもった昼食を頂きマリア山修道院に向かいました。ピンクの絨毯を敷きつめたような坂道を上り聖堂に入り、津田神父様のお話と静かな神父様の人柄を思わせるような優しさに満ちた歌を披露して下さいました。

 杉の木立を切り開いて作られた十字架の道行、マリア像の前で記念写真を写し、バスまで見送って下さった神父様にお別れして「小さな巡礼の旅」を終わり、小さな旅が大きな感動を与えて下さった藤沢教会の皆様の温かさに包まれて帰途につきました。



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まかせる気持ち
信徒宣教者会 米谷 和江

 おひさしぶりです。日本は桃や桜の季節ですね。実家の近くの公園に咲いていた桜の花がなつかしく思い出されます。

 ここオクレ村はまだまだ寒く、夜、薪でごはんを炊いた後、残り火でお湯を沸かし、湯たんぽを使っています。桃の節句におひな様をかざった事、新聞紙でかぶとを折ったり、十五夜にススキを取りに行った子供の頃の思い出とともに、日本の文化の素晴らしさをここネパールでもしみじみと感じます。私も四季の行事を大切にするお母さんになりたいと予定もないのに考えてしまいます。

 さて、皆様のお祈りのおかげで、オクレのクリニックで働く看護士さんが見つかりましたが、彼はカトマンドゥで試験などがあるため、彼が来るまで私がクリニックをまかされています。すでに1ヵ月半オクレでピンチヒッターの医者として働かざるをえなくなった私は毎日たくさんの事に出会っています。ネパールに来て1年以上が経った事と、以前オクレで働いていた看護婦さんから看護について、ずいぶんと学べた事もあり、クリニックでの仕事も楽しくできるようになりました。 また、インド人とネパール人とのハーフの女の子(17歳)と今はいっしょに住んでいるのですが、彼女とはとても気が合い私達のクリニックには笑いが絶えません。この1ヵ月半でたくさんの肺炎を起こした子供が来ましたが、先日、生後18日の赤ちゃんが村で亡くなりました。村人のほとんどが病気になると、まず祈祷師に見せ、お酒を彼ら(時には3〜4人も)にふるまい、鶏や山羊を殺し、祈祷師にふるまいます。(病人に食べさせるべき!)そして3〜4日、長い時は何週間も祈祷師の祈りに頼り、本当に病気がひどくなってから、クリニックや病院へ来るのです。熱を出し衰弱した子供達のほとんどが5〜 6日何も食べてないと言います。祈祷師は病院の薬を飲んでは悪魔払いができないと言うためせっかくの薬も飲まれずに置かれたままになる事が少なくありません。

 生後18日の赤ちゃんが亡くなった時も、村人は口々に悪魔がたたったと言っていました。病人にキツネの肉が良いとか、ハリネズミの心臓が良いとかも良く聞く話ですが、キツネの肉を食べた人にアレルギーの薬を渡した事もあります。何日も食べてなくて衰弱しきった子供などはクリニックを去った後も不安になる事も多く、また、ほとんどのオクレ村の家族を知っているため夜などとても心配になっていたのですが、いっしょに住む女の子が「心配する事ないよ」といつも私に言うのです。私もネパールのスタイルになじむにつれてクリニックでは患者に対して、この小さなクリニックでできるベスト(アドバイスも含めて)をつくし、後はその人その人に、そして神様にまかせるんだと思ってからはクリニックを一歩離れて自分の部屋に入ったり、ごはんを作りだすと全て仕事の事は忘れられるようになりました。今は1年分のマキを切る時季なのでこの1ヵ月間で3人も手や足をおので切った人が血だらけでやってきました。

 そんな中で針治療の間、仲良くなった若いお母さん達と話すのは良い気分転換になります。彼女達から出

産時に汚れたシーツなどは次の日自分で洗い、またその日から仕事を始めなければならないなどの話は良く聞きます。 出産のその日まで30から40の荷物を担いだりもします。また、家族計画が行き届いていないため流産させる薬を闇の医者からとんでもない高額で買い大きな危険をおかして流産させるケースが多くあります。それも妊娠何ヵ月目かなどおかまいなしなのです。

 私にも何人かの女性たちがその薬を売ってくれと訪れて来た事か…。彼女達は出産時も病院などもちろん行かず、実家にも帰れないため甘えた事は言えません。村の若い男性は外国へ出稼ぎに行っている事も多く、5〜6年帰って来ない事もしばしばで、その間女性達は朝から晩まで嫁として働きずめなのです。

 彼女達の話を聞く事、それが私に出来る小さな役割かも?と思う今日この頃です。

 本当に1日とも同じ日がありません。そして祈りなしにはクリニックでの仕事は出来ないと感じます。傲慢にならずまかせる事。そして自分をそのまま受け入れて初めて人を受け入れられる事、良く聞いていたけれど体験しながら実感しています。

 たくさんのお祈りをありがとうございます。 どうぞこれからもお祈り下さい。



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エルダーズの会だより

 3月23日の集まりで上智のジョンストン神父様が「祈り」をテーマに次のようなお話をして下さいました。

『今年は大聖年準備の第2年、[聖霊]の年です。世界は大きく変わりつつあり来るべき21世紀がどうなるのか誰にも判りませんが、今私達が直面している一番の誘惑が「絶望」であることは確かです。「絶望」は教会の中にも‥神父にも修道女にも共同体の一人一人にも‥あります。中学生、高校生を始め若い人達の多くに希望があると言えるでしょうか。そういう私達に希望を与えて下さるのが聖霊です。キリストの「私は世に勝つ」という言葉を心の拠り所に「最後に善は勝つ」と信じて、特に未来を担う若者たちに希望が与えられるよう聖霊に祈りましょう。』『聖霊が預言者を通じて語り掛けている言葉に耳を傾けなければなりません。此処数年アメリカで、ヨーロッパで、アジアでアフリカで、世界の至る所で異常気象が起こって居てそれはエルニーニョが原因だと言われていますが、これも聖霊からのメッセージ‥私たちが母なる地球の環境を破壊し続けていることへの警告‥なのだと私は信じます。お金の為にこの美しい地球を、動物を、植物を滅ぼしつつあるのは科学者、政治家、宗教家だけでは無く総ての人の責任であり、総ての人に回心が必要なのです。』

『遠藤周作も預言者の一人だと言えます。預言者はその人の総てが正しいと言う訳ではありませんが、その言葉の中に聖霊からのメッセージがあるのです。ギリシャ思想の影響を受けてキリスト教は霊と肉を分ける二元論であったことがありましたが、アジアの神秘的なもの、観想的なものを取り入れる方向に変わって来つつあります。マザー・テレサのホームではユダヤ教、ヒンズー教、イスラム教、無宗教の人達が共同して見捨てられた人達に救いの手を差し延べ、一緒に祈り、瞑想する、そういう事を通じ“キリストに忠実でありながら他の宗教家らも学ぶ”ことを実践しているのです。

「深い河」では数名の男女が夫々別な動機ではありますが何か求めてインドに行きます。アジア的キリスト教を求めてインドに行きガンジス河の畔で[蔑まれ棄てられたキリスト]に出会った大津神父もその一人でした。私はこの「深い河」に遠藤周作のキリストに対する深い愛を感じます。私達の教会の中にも小さな愛の預言者が何時も居ます。その人達の声は兎角軽視され勝ちですが耳を傾けることこそ聖霊の望みなのです。』

 『使徒言行録2章では聖霊は風のように降ったとあります。祈りましょう、私達の心が聖霊に満たされますように。個人として、家族として、グループとして。家庭に、教会に、社会に、世界に。特に教会は聖パウロが言うように聖霊に満たされ、導かれなければならないのです。教会は神の国のため、神の愛、神の真理のためにあるのです。祈りましょう、現代の世界の救いを願って。1日に15分瞑想し黙想し祈ることで何時か深い神の世界を見るようになることでしょう。』

 モーゼのように[神に文句をつける]ことも祈りなら座禅の無念無想も祈りという神父様のお話しとその実践指導に、参加された方の多くは何かしら悟るところがあったのではないでしょうか。ベネディクションでのコール・セシリァの方々の美しい歌声と、とても好評だったお昼のクリーム・シチュー、お手伝い下さった方々に厚くお礼を申し上げます。神父様の「より深い祈りには年輪が必要であり、年齢は経験と共に叡智増すもの」という言葉に、[叡智]には余り自信が無いけれど[年輪]の方はバッチリだという意味で『エルダーズの会』一同、一段と力づけられた次第です。

 5月の例会は11日、18日、25日です。お誘い合わせご参加下さい。
 尚第4月曜日は毎月お食事会です。

 なお、ジョンストン神父様は毎週土曜日1時から四ツ谷の上智会館アロイジオ聖堂で“キリスト教的禅瞑想とミサの会”を開いておられ、参加自由です。

また今回のお話を録音したテープがありますのでご希望の方は湘南台センターにお問い合わせ下さい。



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地域作業所援助のチャリティコンサート
福祉部(鵠沼2区)新村 満

 来る6月28日(日)に藤沢市民会館大ホールで、「湘南エールアンサンブル」他のオーケストラによるチャリティーコンサートが開催されます。コンサートの収益金は、在宅精神障害者作業所事業団体「ポトピの会」と重複障害者作業所事業団体「湘南つばさの会」に寄贈されます。「ポトピの会」については、八角形にゅーす第73号((1993年9月7日)で紹介しましたので、今回は「湘南つばさの会」を紹介します。

「湘南つばさの会作業所」

 藤沢から聖園学園の前を大和に向かって車で走って、立石交差点で右に入る道を曲がると俣野小学校を過ぎた道路沿いにおおきなこんもりとした木立が立っています。そこに湘南つばさの会の作業所があります。

 当会は、重複障害者とその家族が地域社会でいきいきと暮らしていくための活動に取り組んでいます。平成6年4月に会が発足し、平成7年4月には地域作業所を設立しました。

 重複障害とは知的障害者と身体障害者などが重複していることです。皆さんは養護学校(中学・高校)を卒業した後は、家に居るだけになってしまうので作業所に通うことで自立に向かって歩んでいます。作業所といっても、今は普通の家屋を借りてそのまま使っています。スペースも十分でなく、バリアフリーでもありません。出来るだけ早い機会に別の作業所を作りたいと資金集めの活動をしています。今回のコンサートからの援助を心から感謝しています。多数の方々のご来場をお願いします。

「入場券の販売」

入場券は教会事務所にもあります。5月の日曜日にはミサ後販売しますので、皆さんのご協力をお願いいたします。



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5月の主な行事予定

1(金)初金ミサ・例会   午前10時
10 (日) 日曜学校1年生開始 ラティノス母の日  
11 (月) 18 (月)25 (月) 午前10時エルダーズの会25日は食事会
16 (土) ケアセミナー午前10時
17 (日)バーガー、ケルソ両神父の銀祝の祝  共助組合総会 辻堂ブロック集会 ミサ後〜3時
23(土)福祉部例会 午前10時
24(日)主の昇天・子供と家族のミサ 教会学校遠足
29(金)婦人部遠足
30(土)中高生会講演会
31(日)聖霊降臨

編集後記

 新しい年度に、広報委員として参加できるこは、大変嬉しく思います。と同時に前任の平野女史は編集のベテランであり、才媛でもありましたから、私でその重任が勤まるのか不安な船出となりました。しかし、多くの有能な編集委員が残ってくれましたので、なんとか助けていただいて、信徒の皆様に喜んでいただける広報を作っていきたいと思います。

そのためには皆様方の積極的な寄稿が頼りですので、私どもの船が沈没しないようによろしくご協力お願いいたします。平野さん本当に長い間ご苦労様でした。これからは広報部顧問としてご指導お願いいたします。(新米の高野)



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