八 角 形 に ゅ ー す

1999年2月7日

聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会


目次

幸いなる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トーマス・テハン神父

教会委員会報告

成人式の感想

防災訓練の報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・六会 日野水 孝

婦人部新年会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂2区 中野・奥山

新年国際ミサ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 児玉和子

日曜学校だより

出生前診断をめぐって(第2回)・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 唐木邦子

グラシアス・アミーゴ

平和行進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 萩田 薫

2月の主な行事予定

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幸いなる
トーマス・テハン神父

 人間の要求のひとつは幸いになることです。幸いな人のテーマについて、新約聖書の中でよく知られている箇所はマタイ福音書5章3節から12節です。その中の『心の清い人は幸いである。その人は神を見るであろう』これは単純な言葉ですが、これを説明することは簡単ではありません。ヒントを差し上げましょう。それは「辛い」と「幸い」という字です。似ている字ですが、「辛い」ことが「幸い」になるにはどうすればよいのかを分かち合いたいと思います。辛い体験の中でも死別の経験が一番辛いことだと思います。人によって違いますが、身近な方が亡くなったことを素直に受け入れられる方とそうでない方があります。また、頭で分かっていても心で受け入れるのに難しい場合があります。

 亡くなった方に会いたいと思い、思い出の中に捜しに行ったり、ある時には来ない相手を待っていることが度々あります。「辛い」 という字の上の部分は一本だけです。一本の意味は、一人であり、相手がいなく、心は空しくなります。親しい友や、人生の伴侶を急に失うとショックを受ける人が大半だと思います。辛い経験です。 この辛い経験をどうすればよいのでしょうか。「幸い」の字を見ればヒントを得るでしょう。「幸い」の字は、「辛い」の字に「|」と「一」を付けます。つまり「十」をつけることになります。「十」は「十字架」と同じです。 十字架にかけられたイエスが、私たちの辛いことを背負って神に捧げてくださいました。そして今、復活なさったイエスが私たちの中におられます。私たちは一人ぼっちではなく、新しい話し相手を心の中に見つけるでしょう。そこから「辛さ」、痛みが、段々に癒されるでしょう。それを体験なされた方との出会いは素晴らしいです。 その方々が同じように辛い体験をなさっている方々のためにお役に立つ、奉仕することが出来るのです。つまり、横線一本とは愛の十字架を背負って、辛い思いをしている方に新しい希望をあたえることになるのです。

 四旬節が近づいています。皆一人ひとりの辛い経験が、愛の十字架によって幸いになるように努力しましょう。



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教会委員会報告

1.静思のひととき

イザヤの預言49章より、「わたしはあなたを国々の光とし、わたしの救いを地 の果てまで、もたらす者とする。」とのみ言葉を黙想した。

2.前月議題の進捗状況報告

  1. 避難訓練について壮年部篠澤委員より方法についての最終確認が行われた。

  2. バザーアンケートについては、1月24日までに回収の後、2月の委員会までに集計を行うこととする。同時に各地区などでもこの件についての話し合いを行うようつとめる。

  3. 債務帳消しキャンペーンに関しては、10日に北沢洋子氏の話が行われた。今月いっぱい各ミサ後署名を集めるが、同時に用紙を持ち帰り、知り合いからも集めてほしい。市民に広くアピールする意味でも、教会内のみではなく、駅前などでの署名活動も行いたい。

  4. 環境委員会に関しては人選などでの進展がない、次回委員会までにもう少し進めたい。

3.売店倉庫活用について

旧売店のより有効的な利用方法について、各委員の意見を聞いた。この件については今までも何度か話題に上ったが何ら具体的な進展を見ていない。今回も、外に向けたインフォメーションセンター、カウンセリングの場、リサイクルショップ、談話室、外国人司牧のセンター事務局など様々なアイデアはあるが、実際に今の建物をそのまま利用できるか、その際に売店の倉庫はどうするかなど、具体的な課題も多い。しかし、実施に向けて動き出さなければいつまでも同じ状況が続くので、小委員会の設置も含めて方法を検討する。

4.各部、ブロック行事などのデータベース化について。

諸行事のぶつかり合いを出来るだけ減らし、特に同じような行事が重ならないために、各部やブロックでの行事を予定する際に、事前に調整する必要があるのではないかとの提案がなされた。それに対して、行事に調整は管理的になりやすいので、あまり望ましくないとの意見も出された。しかし、管理するのではなくとも、何らかの調整が必要な場合もあるので、行事計画に対する情報を出来るだけ皆にオープンにし、情報の共有化で相互の理解を深め、自立的に調整すべきところは出来るようにして行きたいとの結論となった。具体的な方法については今後検討していく。

5.大聖年に向けて

2000年大聖年準備の最後の年として、藤沢教会としてどのように取り組むか、フリーディスカッションを行った。今年は回心を中心に据えた年であるが、教会全体にどのくらい大聖年に向けての準備の意識があるだろうか。様々な行事を計画する、リーダー的役割の人々が、その意識を持って諸行事の計画に当たるようにすれば、よりよいものとなるのではないだろうか。

6.その他



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成人式の感想

善行 辻垣  篤

 前に出ていた時はとても緊張していたが、 終わってから「おめでとう」と言われるとわるい気はしなかった。

大庭 加藤 万喜

  はたちにになって、とてもうれしかった。

 かみさま、はたちのせいじんしきを天から見ててくれてありがとうございます。きょうかいのみなさん私のせいじんしきをいわってくれてありがとうございます。私のおとうさんとおかあさんとおにいちゃんとおねえちゃん成人式を祝ってくれて、ありがとう心からかんしゃしております。

晴れて成人の祝日をむかえられおめでとうございます。

 今まで歩まれた日々を感謝し心あらたにこれからの人生を神様の導きをいただきながら豊かなものにしていって下さい。     信徒一同



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防災訓練の報告
六会 日野水 孝

 去る1月17日、9時30分のミサ後に地震被災を想定した訓練を実施いたしました。

 今回の訓練は、“阪神淡路震災を教訓とし、教会の防災体制を見直す必要があるのではないか”という声を受け、壮年部有志により初めての試みとして実施したものであります。 訓練内容は、市役所と消防署の協力を受け、聖堂及びセンターからの避難、消化訓練、煙り体験、起震車体験の4項目を行いました。

聖堂およびセンターからの避難

 聖堂からの避難は、正面出口への人の若干の集中を除いて非常にスムースで、約3百50人のミサ参加者が1分足らずで避難、(聖堂からの退出)完了出来ました。

 センターも、非常ベルが鳴らないというアクシデントのための避難開始遅れがあったものの、祈りの庭での点呼・人数確認までほぼ問題なく実施されました。

消化訓練

 4機の模擬消化器により、約30人の方が体験されました。

煙り体験

日曜学校の子供達を含め、約60〜70人の方が体験されました。
煙のこもったトンネル内は、ちょっと先も見えず、ビルなどで火事にあった時の恐ろ しさが実感できました。

起震車体験

当日の体験コーナーとしては、最も、多く約百人の方が体験されました。
震度6〜7の揺れの中では、テーブルの下にもぐって身を守ることが意外に難しいことがよく分かりました。

 約1時間の体験の後、市役所の方からお話を戴きましが、

 “大きな地震の時は、まず自分の身を守ること。 揺れが小さくなってから火の始末や他人の救助”という言葉が印象に残りました。

 多く皆様のご協力もあり、第1回目の訓練としては、まずまずであったのではないかと思います。

 今回の訓練により認識された、落下物より身を守るための防災頭巾の整備や非常口の標示防災委員の正式な組織化など教会の防災体制上での要検討事項は、取りまとめの上、教会委員会に報告・提案する予定です。

 当日訓練に参加していただいた方、どうもありがとうございました。



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婦人部新年会
辻堂2区 中野・奥山

 1月20日(水)、良いお天気に恵まれ、百24名の出席で、婦人部の新年会が開かれました。10時よりごミサのあと、皆様お待ちかねの出し物には、大いに沸きました。神父様方のすてきなステージに、大きな拍手が続き、アンコールの声も聞かれるほどでした。 有志の方々の劇や歌、手品、踊りなども、この日のためにご準備いただいたことに感謝致します。司会の森本様に助けていただいて、会が盛り上がり、楽しい一日となりました。この婦人部のパワーが、神様と一緒に今年も皆の共同体のために生かされることを信じ、閉会致しました。最後に、準備から片づけまで、いろいろとご協力くださいました皆様に深く感謝致します。ありがとうございました。



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新年国際ミサ
藤沢1区 児玉和子

“心を一つ、思いを一つにして”のテーマで1月24日新年の国際ミサが捧げられました。

 ベトナム語、英語、タガログ語、スペイン語、日本語そして今年は新たに韓国語で賛美の祈りを捧げました。

 国際ミサは、国籍の違う兄弟姉妹が一同に集う、数少ない機会の一つです。言葉の違い、文化の違い、ミサ式次第の違い等を認め合って、分かち合って共に祈る時、毎年ある種の感動を覚えます。聖堂に集まってミサを捧げている時は少なくとも“心が一つ、思いが一つになっている”その感動でしょうか。

 この感動を教会を出たあとも、毎日の生活につなげてゆきたいものだといつも思います。 バーガー神父様が最後に話されたように、心に残る共同祈願、ベトナム少女達の奉納のダンス、フィリピンのマニーさんの祈りとも言える詩の朗読、etc,このミサのために時間と心を捧げて下さった皆様、祈りでささえて下さった皆様、そして神に感謝です。



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日曜学校だより
小泉美知子 平山明美 北脇佐保

 三年生クラスはみんなで祈り合うことを基本にしていますが、授業の始めに「静思のひととき」を持ちますので、それについて話したいと思います。

 「静かに目を閉じましょう」「体を楽にして座りましょう」 お気づきになりましたでしょうか。グリフィン神父様のキリスト教講座です。子供向きにやさしくして使っています。「空気をゆっくり深く吸いましょう」「吐きましょう」と、体をリラックスさせていきます。次に「今、どんな気持ちですか?」と問いかけます。 「やさしい気持ち?」「心配なことがありますか?」と続けていきます。「今のこの気持ちを神様に話しましょう」これも気づかれたことでしょう。そうなのです。ハンラティ神父様の祈りの集いなのです。

 今の自分の気持ちに気づいてそれを正直に認めます。自分のいろいろな心を神様の前に出して、神様の光の中でひなたぼっこをするのです。このひとときは5分位で終わってしまうのですが、その間の子供たちの様子は実に様々です。私はそれでいいと思っています。 このようなお祈りもあることを知るのですから。そして、2学期からは「どんな気持ですか」をカードに書いています。

 少しですが紹介します。

☆ぼくはちょっときんちょうしてたけどかみさまとはなしたとき、おちついた。

☆ひさしぶりにきょう会にこれてよかった。

☆かみさまとはなしてとてもうれしかったです。

☆いつもよりごせいたいがおいしかったからイエスさまがきたようなかんじがした。

☆イエズスさまわたしは、ミサをうけて日曜学校に来てよかったと思っています。

☆いつも、みまもって下さってありがとうございます。

☆うれしかった。

☆で、すごくくやしかったです。



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出生前診断をめぐって(第2回)
「おそれ」を超えて
カトリック障害者連絡協議会事務局 渉外担当委員長
藤沢1区 唐木邦子

〈着床前診断へゴーサイン〉

 昨年6月27日、日本産科婦人科学会は体外受精卵の着床前診断(遺伝子診断)を「重篤かつ現在治療法が見出されていない疾患に限りおこなう」ことに決定しました。体外受精は不妊治療のひとつの方法として、医療現場で一般的におこなわれているもので、体外で受精させた受精卵を母胎に入れて着床させる前に遺伝子診断をおこない、上記のような疾患を防ぐことを学会内で内部規定として決定したということです。これは言外に、遺伝子診断の結果上記のような疾患があると診断された受精卵は着床させず、廃棄するということを意味しています。この決定には次の大きな3つの問題点があると私は考えます。

  1. お母さんのおなかの中にいる赤ちゃんを中絶することに対しては法律上の規制がありますが、受精卵は人間とは認められていないので、着床前診断の結果着床させるか否かの決定は学会の内部規定でおこなえること。言いかえれば現在の法律では「胎児が障害を持つ可能性がある」ということは中絶をおこなっても良い理由になっていないのに、受精卵については法律でなく一つの学会の内部規定で取り決めることができるということ。

  2. 着床前診断について公聴会が開かれたとは言え、決定するのが産科婦人科学会員で、生命にかかわり、ひいては一般の生命観にかかわる重大な問題の決定が実質的には医療専門家によってなされていること。

  3. 当初の案では対象疾患名を限定することになっていたが、対象疾患を持つ方の存在を脅かすことになるという関係団体の反対で疾患名を限定しない形で決定された。これは当然のことだが、そのかわり「重篤で治療法がない疾患」という、いくらでも拡大解釈されうる規定になったこと。

 そしてその結果、法律に「胎児に障害があることを理由に中絶ができる」という「胎児条項」を加えようという動きが促進され、連載第1回で述べた数々の問題がある「母体血清マーカーテスト」が普及すると「障害を持つ子を産まないで中絶するのが母親の責任」 という意識が人々の間に広がり、ひいては「生まれてくる目的は生産性の高い人間になること」という効率主義をますます助長し、人間が築きあげてきたモラルという文化を突き崩し、「効率主義」がモラルに取って代わるほんとうに恐ろしい時代がもうそこまで来てしまったと言えます。

〈おびやかされているのは誰?〉

この現状に直面して、障害を持つ子の母親である私は「自分のこどもの存在がおびやかされている」という恐怖を感じました。私たち家族が「神様から授かった子」と考え、「神様がこの子にお与えになった使命は何なのだろう?」と日々問いつつ一日一日を大切に生活しながら、地域社会やさまざまなネットワーク、そして何よりも教会の中で築きかけてきた「共に歩む」という世界がもろくも崩れ去るおそれに私は恐怖を通り越して深い絶望を感じました。私は絶望の中で神様に叫びました。

「神様、私は『障害児』と呼ばれる娘とあなたの御前にいます。娘の障害発見以来私は『障害の重荷』のために神様に、人々に自分が心を閉ざすことがないように、かえって心を開きあなたの『平和の道具』となるように懸命に生きてきました。あなたのお導きによって『平和の道具』として働く無上の喜びも味わわせていただきました。でも今私は無力です。絶望的な状況を目の前にして私はもうこれ以上、神様に、人々に心を開き続ける勇気がありません。」と涙を流しながら心の中で叫びました。

 絶望と涙の中で何とか気力をふるい起こしながら私は参考文献を読み進んでゆきました。すると、実は存在をおびやかされているのは、単に障害児・者やその家族だけではなく、「いのちを大切にする」という人間が有史以来営々と築き上げてきた文化、そして「人間の存在」自体なのだと気づきました。そして「自分自身のおそれを超えて事実を多くの人に伝えたい。現実を少しでも良い方向に変えたい。それが神様の愛を伝えたい私の一番の望みなのだ。」という気持ちが自分の中に静かに芽生えてきているのに気づきました。

〈ヒューマンボディショップ〉(*注)

 「ヒューマンボディショップ」は「人体部品ショップ」とも訳されるでしょうか?本書は序文で「生命を操作し売買する風潮のせいで、かつて神聖で犯してはならないものであったはずの人体が、生物産業の新時代にとっては単なる素材でしかなくなってしまった。 人体はいまや商品になってしまったのである。私たちは現在のところ、この人間部品産業がもたらすであろう倫理的な、経済的な、そして政治的な諸問題に、いかにして対応してゆくかについてまったくの無策状態である。」と述べ、「人体の操作と商品化がもたらした諸問題は、人類がかつて直面したなかでもっとも重要なものである。にもかかわらず、私たちはこの混沌としたモラルの乱れた状態を切り抜けてゆくために指針となる適切な政策を生み出す努力を怠っている」と、私たちにまず現実を直視してこの問題について真剣に考えるように訴えています。内容のほんの一部をご紹介すると、「卵子提供の報酬20万円」「インドの移植用臓器バザールに群がる金持ち」「代理母出産のためにブローカーに7千万円支払う」等です。そして、「不幸な赤ちゃんを産まないため」の美名のもとにおこなわれる母体血清マーカーテストによって製薬会社が大きな利益を上げ、中絶された胎児は胎児ブローカーが研究者に胎児組織として提供するために集められているのです。つまり、出生前診断は「人体の商品化」という人間のモラルに逆行する流れの一部で、「不幸な赤ちゃんを産まないため」という美名 のもとに一般の人たちが、人間が生命を操作し、命に値段をつけることを「正しいこと」と考えるきっけになってしまうと私は考えます。これは、人間の価値を「生産性が高いか低いか」によって判断するということで、カトリックの信仰と相反することだと思います。

〈そして、私ができることは?〉

私はカトリック信者として、障害児の母親として、その前に一人の人間として、ひとりでも多くの人が出生前診断を、単なる障害者問題ではなく「自分たちの社会が人間の命の価値を効率によって判断して、人体を金儲けの手段にすることを許す野蛮な社会になることに手を貸すのかどうか?」という「自分自身の問題」という視点から考えるように訴えたいと思います。そのために私が、この複雑な問題をできるだけ多くの人達にわかりやすく正確に伝えられるように神様のお導きを切に願いながら・・・。

【参考文献】

なお、日本ダウン症協会が作成した

《生まれようとする「いのち」を選別しないで》というキャンペーンや、同協会が意見聴取団体として出席した厚生省の審議会の議事録、障害者諸団体の意見書などを日本ダウウン症協会のホームページで見ることができます。内容豊富で密度の高いホームページです。アドレスは、http://www.jah.or.jp/~jds97/



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グラシアス・アミーゴ

 “グラシアス・アミーゴ”とはスペイン語で“ありがとう友達”という意味です。いろいろな事情により、学校に通いたくても通えない子供たちを学校に行かせてあげたい。貧しく暗い表情で日々を過ごす子供たちに何か希望を与えたいということから、1981年にペルーのリマ市で高校のカウンセラーをしていた米山リディアさんと教員仲間とで結成されました。その後、1990年にリディアさんが日系二世の夫のもとに来日し、日本で活動を開始しました。

 ペルーの教育システムは、小学校6年間は義務教育で無償ですが、日本と違い、学校の修理代、備品(机、椅子、チョーク、トイレットペーパー、そうじ用具など)先生の使う紙なども生徒の負担で、給食もなくとても費用がかかります。この為、子供たちの50%ぐらいしか就学していません。

 学校に行っている子供たちもいろいろなアルバイトをしています。 特に成績優秀で費用のない子供の大学などの進学のためにフォスターペアレンツの送金がはじまりました。現在15名のフォスターペアレンツによる月々50ドルの送金は、両親が亡くなったり、病気だったり、大家族だったりなど恵まれない子供たちの就学援助をしています。

 例えば、去年の二人の母親が病気で亡くなり、5人の子供たちがフォスターペアレンツを求めている現状です。このように支援を必要とする子供はとても多く、スタッフは厳しいルールのもとに援助する子供を選ばなければなりません。スタッフは日本、ペルーを合わせて約25名、全員が無償で活動を支えています。初めは14人の子供たちを援助することから始まりましたが、現在では85人の子供たちの援助を行うまでになっています。また、新たに医療面での支援にも力を入れて行きたいと思っています。

 ペルーの新学期は日本同様4月に始まるので、毎年3月にチャリティーコンサートを開き活動資金としています。

 会場を貸して下さる藤沢カトリック教会、快く出演して下さるミュージシャンの方々、その他多くの方々のあたたかいご協力に感謝しております。

 今年は“スリー・グレイセス”の皆さんによる第8回目のコンサートを3月14日(日)、午後2時より藤沢カトリック教会で開催いたします。

皆さまのご協力をお願いいたします。

“グラシアス・アミーゴ” スタッフ一同



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平和行進
藤沢1区 萩田  薫

 今年も、平和を祈願して行進を続けている“日本山妙法寺”のお坊さん達が、もうじき藤沢教会においでになります。

 平和のために一緒に行進しようと思う方、お坊さん達とお茶や夕食を共にしてお話をしたいと思う方、また夕食作りを手伝って下さる方、具体的に日時が決まり次第、日曜日の“お知らせ”に載せていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。



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2月の主な行事予定

1(月)8(月)15(月)22(月)エルダーズの会 22は食事会
3(水)6(土))10(水)結婚準備セミナー
5(金)初金ミサ・例会(9時30ミサ後)
7(日)14(日)21(日)聖体奉仕者の研修会
11(木)横浜教区典礼研修会
14(日)教会の未来を考える会
17(水)灰の水曜日 ミサ9時30分・夜7時
20(土)ケア・セミナー 午前10時〜
心に響く聖書 李神父 午後2時30分
21(日)四旬節第1主日  入信志願式
27(土)福祉部例会 午前10時〜
28(日)静修の日

▼八角形にゅーす3月号の原稿締め切りは2月22日です。

▼なお、今年の教会報(ご復活号)は八角形ニュースの特集号となります。

 原稿締め切りは3月15日と致します。 (匿名はお断りします)   編集部



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カトリック障害者連盟 第4回研修セミナー開催要綱

テーマ 障害をもつ者からの提言

趣旨

日本カトリック司教協議会社会司教委員会、1996年「障害の重荷をともに担える日をめざして」を公表しました。そして、この文書をもとに各地で勉強会が開かれました。これは、日本の教会の障害者問題に対する当面の到達点として教会の内外で評価されています。これに対し、カ障連では「今度はこちらから教会へボールを投げ返そう」と考えました。教会内におけるこうした意見交換は教会の成熟のために有益だと考えたからです。昨年の第6回広島大会では、まずたたき台として「教会が『神の国』建設により寄与するために−障害をもつ者からの提言」の文書を発表しました。2000年の第7回浦和教区高崎大会までに更に議論を深め、障害をもつ者の声を教会内に反映していきたいと願っています。

第4回セミナーでは、その第一歩として「教会が『神の国』建設により寄与するために−障害をもつ者からの提言」をもとに討論を深め、よりよいものを作り、母なる教会を豊かにするための集いとしたいと思います。皆様是非ご参加下さい。

日 時

申込み

〆 切

1999年3月12日(金)〜14日(日)

〒466-0037 名古屋市昭和区恵方町 2-15 AJU自立の家
    カ障連研修セミナー係
    TEL 052-841-5554 FAX 052-841-2221

1999年2月28日



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