八 角 形 に ゅ ー す
1998年6月7日
聖シモン&聖ユダ
藤沢カトリック教会
『レガシー』と言う集会について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・トーマス・テハン神父
梅村司教叙階式に臨んで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・教会委員長 牧野進一
『復活第5主日』主日の説教より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・李 鍾昇 神父
或るNGOのこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤沢1区 大津留達郎
『バリアフリーの教会をめざして』を聴講して・・・・・・・・(福祉部) 鵠沼2区 新村 満
ルワンダへ愛をこめて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辻堂2区 元永けいこ
運転手募集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(福祉部) 鵠沼1区 八子俊吉
『レガシー』と言う集会について
トーマス・テハン神父
毎月、大和「生と死を考える会」レガシーから、『さて、次回レガシーを下記のとおりご案内いたします。お越しを心よりお待ちしております。』という案内状をいただきます。もう3年ほど前からこの集会に参加しています。この経験に基づいて簡単に一言書こうと思います。
レガシーに参加する方々の共通点は、死別の辛い経験を持っていると考えればいいでしょう。身近な人がいなくなり、喪失感を感じます。集中力がなくなり、淋しい気持ちになり涙を流すことが増えて来ます。
自分の辛い経験を聞いてくれる人がいれば幸いだと思います。レガシーとは互いにそのような辛い経験を聞いてくれる集会の一つです。「慰め」と言う言葉は、ヒントになります。「尸」は「しかばね」、遺体を意味します。身近な人がいなくなった時から自分の体も同じようになります。それを「示す」ことにより、「心」が「寸」進になります。「尸」と「示」と「寸」と「心」は「慰め」と言う漢字になります。
辛い経験から新しい友達との出会いが出来れば幸いな事だと思います。
1.静思のひととき
「聖霊来てください」の祈りについて黙想した。
2.信徒総会報告
4月11日、約百名の参加を得て開催されたが、その報告は別紙を参照していただきたい。
なお、教会委員会として、今年度の「バザー開催」について決定したこと。担当は辻堂ブロックであることが再確認された。
3.教会委員会の組織について −活動部の参加による組織の改編−
教会委員会の組織について、昨年度より活動部の参加によって運営されてきたが、これは暫定的なものであるので、委員会規約を改正するなどの必要があるのではないかと指摘されていた。今後、これまでの経緯もふまえ実体に即して改正案を作成することになった。但し実際の運用に当たっては、柔軟な対応が求められるということで、意見の一致をみた。またレジオ・マリエや一粒会その他の活動が、教会組織図に洩れているなどの指摘がなされているが、現状の組織図は小教区の様々な活動を各活動部の傘下におさめることを目的としたもので、その範囲に入らないものは組織図に記入しなかった。今後はその他の活動についても活動部会とは別枠で記入することにする。但し、その他の活動もどの範囲までするのかについては、事務局で検討することになった。
関連して、バーガー主任司祭より、目標を明確にした方がよいのではないか、例えば公会議で示された幾つかの提言、また当教会で「教会の未来を考える」として検討された4本の柱を、目標に掲げ、どれほどその実現に努力したのか、または目標に近付いたのかを倹討することは、より具体的ではないかと述べられた。
4.ブロック委員より −各ブロックの今年度の方針などについて
鵠沼ブロックから、地域にねざした、まわりの人々に目を向けた活動を行ないたい。とくに老人問題について、また婦人部と壮年部と言ったことではなく、地区全体のこととして運営して行きたい。
藤沢ブロックから、ブロック活動の活性化をめざしたい。そのためには各地区の活動がブロック委員に届くようにし、その結果を教会委員会に反映させたい。
辻堂ブロックから、資料に基づいて説明がなされた(別項参照)。
5.大聖年に向けて −行事の見直しや特別事業などについて−
ガーデンパーティーについては、「国際交流のタベ」にしてはということを前回もお知らせしたが、例えば「国際屋台村」などの店を出したらという意見もある。これについては、国際部がそれぞれのグループに打診して、その上で計画していくことになった。
キリスト教連絡会の主催によって、来年2〜3月頃に犬養道子氏に講演を依頼する計画があるとの報告がなされた。これに関し、犬養氏に依頼するルートをご存じの方がいればお知らせ願いたいとの依頼もあった。
6.その他
藤沢教会のホームページに第5地区の各教会の紹介やニュースも掲載して欲しいとの要望が出されていたが、委員会としてこれを承認することになった。
今年度のバザー委員長は、浮田久之氏(辻堂1区)にお願いすることになった。
聖体奉仕者については、6月6日に任命することになった。今までの奉仕者は今後1年間、新しく任命される奉仕者は2年間の期間とする。
教会からの感謝状については、主任司祭の裁量とし、とくに基準は設けないことにした。
ブロックの地区の線引きについての見直しを検討しては如何との意見があり、それぞれのブロックにおいて、実情に即して検討していただくことになった。
教会のゴミの出し方について、委員会として検討して欲しいとの意見が出された。
庭の草取りについての要望があり、日曜日ミサ後に行なうこととした。
辻堂ブロックでは、次のようなブロックの役割と運営について、具体的にまとめられましたので、他のブロックにも参考になるのではないかと思い掲載させていただきました。
1992年度にスタートしたブロック制度に対し、ブロックと地区・世話人と連絡員との関係や、それぞれの立場・役割りなどにつき、疑問と反省にもとづいて検討中の折りに教会の意向が示されました。
そこで、教会の主旨である共同体の一人一人の思いや意見が尊重され、また、教会からの情報がブロック(地区)の隅々まで伝えられるように、今年度はとりあえず次の方法で運営いたしますのでご協力をお願い申し上げます。
5月16日 辻堂ブロック委員一同
今年から婦人部の連絡網に壮年部が加わり、教会全体の連絡網になった。この制度の見直しに応じて辻堂ブロックではブロック委員を各地区の世話人と各地区連絡員で構成することとする。
地区世話人も地区連絡員もそれぞれの地区全体から委嘱され、地区の代表としてブロック委員となり教会と各世帯または個人への連絡につとめる。
原則として連絡員、世話人は各地区2名ずつとする。連絡員は次年度には世話人となり、新たな連絡員と活動を共にする。つまり毎年、連絡員2名のみが新たに委嘱される。これは世話人が1年間の連絡員としての経験を生かして新連絡員を助け、よく仕事を説明し安心して任が果たせるようにはからうと共に各人の負担を軽くするためである。従ってブロック委員としての任期は2年となる。
連絡員は教会からの連絡を受けたら直ちに電話連絡網により各世帯または個人へ連絡する。
連絡員は教会からバザーのお知らせ・クリスマスカード・復活祭カード等を受け取り、世話人をはじめ協力できる人たちと手分けして配布する。
次年度の地区電話連絡網は連絡員と世話人で制作する。
地区集会(家庭集会)・ミサ当番・月当番・ブロック当番・その他行事の計画、立案、依頼は連絡員と世話人が中心になり、地区の全員で協力する。
毎月第1金曜日(初金ミサ後)辻堂ブロック委員会を開き、教会委員会、福祉部会等の伝達報告、ブロック内の情報交換、行事等について共有理解し、必要に応じて実行に移す。
バザー、クリスマス、新年会等ブロックで担当する行事の計画は当番地区の連絡員と世話人が中心になり、当番地区はもとよりブロック全員で協力して実行する。
辻堂ブロック委員会の内容は次により記録をとどめる。
記録の担当は3地区中の1地区の委員がこれにあたる.任期は原則として1年とし、輪番制で1999年度は辻堂2区が担当し、以後3区、1区の順に続く。
当番地区の委員は辻堂ブロックの活動の記録(教会委員会・福祉部会・ブロック委員会・バザー・障子張替え・クリスマス・新年会等)を記線ノートに記入し、責任をもって所定の場所に保管し管理する。
保管場所は教会事務所。入ってすぐ左の引き出し。「辻堂ブロック」と明記してある。
3地区の中の1地区4名の中から1名選出する。任期は原則として1年とし輪番制で1999年度は辻堂1区が担当し、以後2区、3区の順に続く。
毎月第3土曜日(3時から)教会委員会に出席し、教会委員会へプロツク委員会等から出された問題事項の提言、また教会委員会からの報告などを通じて、教会と地区の一人一人とのパイプ役をつとめる。(風とおしよく教会のさまぎまな事について話し合い、共同体の一員としての意識を高め教会活動に一人でも多くの参加を促すように努力する。)
◆やむをえず欠席する場合は、同地区4名の中から代理人1名がかならず出席すること。
3地区の中の1地区4名の中から1名選出する。任期は原則として1年とし輪番制で1999年度は辻堂3区が担当し、以後1区、2区の順に続く。
毎月第4土曜日(10時から)福祉部会に出席し、福祉部会へブロツク内の現状報告及び要望の提言等をし福祉部会からの報告を受ける等、福祉部会と地区との連係を密にして互いに現状把握、また、活動の橋渡しをする。
◆やむをえず欠席する場合は、同地区4名の中から代理人1名がかならず出席すること。
以上
梅村司教叙階式に臨んで
教会委員長 牧野進一
長らく空位であった横浜教区の第七代教区長に、横浜教区司祭で東京神学院の梅村師が選任され、その司教叙階式が6月15日に行われた。昨年の濱尾大司教の教皇庁への転任によるご退任以来、約1年を経て横浜教区出身の若年の新司教の誕生に大変慶びを感じるものである。
式は、横浜雙葉学園で行われ、白柳枢機卿の司式で、大変荘厳な中でも盛況のうちにつつがなく執り行われた。式の詳細や、また教皇庁よりの任命書の趣旨はカトリック新聞の6月23日号に詳しく報告されているのでそちらに譲るとして、式に臨んでの状況と感想を書いてみたい。
新司教は、ご挨拶の中で、まず全国のカトリック信者の祈りに感謝した後で、横浜教区が15小教区、千人の信者体制から発足して、今は約百の小教区に5万人有余の信者を抱えるまでに発展してきたこと、これらの大いなる発展には先達の努力に負うことが大変多く、改めて感謝をする次第であることと、一方内示を受けられて以降、不安はあるが、キリストが最後の晩餐のときに祈られたように、また、今回教皇様からの任命書にもあるように、すべての人がひとつになるようにと仰せになった。
濱尾大司教は「御国の来ますように」を主題にご努力をされていたわけであるが、新司教は、「皆が一つとなってすなわち(Communio Communionum)」を主題にされている。これは、キリストが最後の晩餐で弟子たちに話された「ひとつになって祈っていなさい」を思い起こします。また任命書にも教皇様から横浜教区信徒に向けられた「あなたと結ばれひとつになるように」とも薦められている。新司教着任のご挨拶の中で、改めて「愛の交わりなしにはどんな共同体もあり得ない」と言う言葉に支えられて信者と共に歩んで行きたいと言われた。
今は色々と、教会にとっての苦難が多い時代であることは間違いない。確実に高齢化は進んでおり、教会に働く司祭、信徒もその波の中にある。その中で、若い司教が誕生されたことは望ましいことである。特に今改めて誕生したての初代教会にキリストが薦められたように「一つになっていなさい」と薦められる司教のお言葉には大変に意味が深い事である。
叙階式のときに配布された次第書には、その裏表紙に各県ごとの信者の趨勢が書かれていた。それによると山梨県は合計で信者が千百人余名と言うことである。藤沢教会よりも小さいわけである。当藤沢教会は横浜教区で最大の信徒数を抱える教会であるが、司教の呼びかけにあるように、大きな教会として更に主に向かって活動をするときに「一致の中の一致」という言葉を改めて良く咀嚼して、今後の活動への礎にしていきたい。
叙階式の後、雙葉学園の講堂隣の体育館で新司教を囲むお祝いのパーティーがあった。このパーティーは藤沢教会が主メンバーである弦楽合奏の響きで開始され、楽しい雰囲気のうちに過ごすことが出来た。その中では婦人同志会のフラメンコ・ダンスも披露され、濱尾大司教、梅村新司教を囲んで楽しい時間を過ごすことが出来た。
『復活第5主日』主日の説教より
李 鍾昇 神父
先月の29日は、緑の日で連休の始まりでした。何人かの友達が来てくれて一緒に江ノ島へいってきました。
ところがうるさいバスがありましたので気分が悪くなりました。 大声で叫んでいるように聞こえましたが、周りの人々は平気に歩いていました。もちろん、平気な顔をしていましたが、うるさかったでしょう。
ただ、皆さんはこんなことで気持ち悪くしたくなかったと思います。皆さんが多分想像なさったと思いますが、バスの表にはアジア愛国青年会という文字が書かれていました。 緑の日は昭和天皇のお誕生日でしたので、それに関連のあることを言ったと思います。
今日の福音で、イエス様は自分のことを道であり、真理であり、命であるとおっしゃっています。
皆さんと一緒に、真理のことについて考えてみたいのです。連休にもかかわらず来て頂いてうれしいです。ところが、重い話をしようとしていますので申し訳ないです。
この間、新カイドラインという日米防衛協力の指針が衆議院を通過しました。
今年の2月24日の日付で、カトリック正義と平和協議会の担当司教である大塚司教が新ガイドラインに反対する声明を出しました。声明文のなかで少し抜粋して読ませて頂きます。
新ガイドラインは、まさに戦争の手引き、「WARマニュアル」 です。日本の安全と称して、米軍が引き起こす軍事行動に、日本の自衛隊が自動的に引き込まれ、実質的に戦争に参加する仕組みをつくるものです。私達は戦争放棄をうたった平和憲法を決定的に空洞化するこの動きを決して容認することは出来ません。
これに対して1941年12月25日、当時、東京教区の土井大司教の教書を読んでみたいと思います。
この資料は、同志社大学人文科学研究所編、戦時下のキリスト教運動2の70ページに書いてあるものです。
要するに、当時日本天主教教団統理者土井辰雄東京大司教は、アメリカ、イギリスへの宣戦の詔書を受けて、カトリック信者に向けて教書を発表しました。
天皇への忠義の心をもった子供として、戦争に必ず勝つという信念を持ち、皇国が要請することに率先して応えるようにと呼びかけています。
本文は固いですが、上の二つの文書を聞きながら、どっちが真理を語ったと思いますか。
教会は昔、ユダヤ人に対して犯した罪を告白したことがあります。現在も過去に犯した罪の告白をしなければいけないと思います。
もう一つ、ここで1965年12月8日第2バチカン公会議が終わる日、全世界に送ったメッセージの一部分を読ませて頂きます。これは教会が持っている姿勢だと私は思っています。
各国政府に対してというタイトルのところです。
地上に秩序をもたらし、人々の間に平和を推進することはあなたがたの責任です。(各国の政府)、しかし次のことを忘れてはなりません。地上における秩序と平和の最高の責任者は神であり、神は人類の歴史を導き、神だけが人々の心の中から戦争や不幸の原因となる悪い欲望を取り除くことが出来ます。
私たちがこの公会議を通じて見直した平和の福音の喜ばしい知らせを、至る所に伝えることを認めてください。それによって利益をうけるのは第一に皆さん国民であり、彼らは忠実な国民となり、社会の平和と進歩との友となります。
皆さん、今日、神が語ってくれた真理はどういうことか深く考えて見たいのです。
最後にあるニュースキャスターの話を引用したいと思います。ガイドライン法案の早期解決は、日米の軍事産業の一部を潤わせる意図が隠されています。ぜひ、国民議論を。
有り難うございます
一粒会第5地区集会報告
第5地区委員 鍛冶が谷:島 義明、戸塚:桜井博成、藤沢:八木 彰
「神の民としての召命、『司祭の召命とは異なります』を考える集会にして下さい」という、本柳指導司祭の難しい問いかけに頭を痛めていた矢先、今回の講話をお願いしておりました粕谷司祭の「ある社会派の立派な司祭がシスターからの平日のミサの依頼を断わりました・・これはどのように考えますか」等のさらに難しいテーマの追加があり、パネルディスカッションの宿題として各教会に考えて来て下さいとお願いはしたものの結果はどうなるかと清水の舞台から飛び降りるような思いで当日を迎えました。
9時30分より4人の司祭による共同司式ミサ、各教会のミサ奉仕分担でスタート、粕谷司祭のお説教は聖霊降臨の福音をかみくだき、今日の難題に結び付けてのお話で集会への導入をして下さいました。ミサ終了後、木下委員長・本柳指導司祭の挨拶、第1講話、司祭を交えての昼食、午後一番はパネルディスカッションと次第に笑いと熱気に包まれ、最後は第2講話での締めとなり結果は充実した1日「聖霊のお恵み?」を過ごすことが出来ましたが、私たちに多くの宿題を与えられた集会でした。つぎにお話の概要を記します。
第1・第2講話
1.『信徒は』ピンチをチャンスに変革させることが大切
先ずピンチを十分に認識することが重要。なんとかなるというような考え方はだめ。それを前提にして次のように考えられる。キリストの死によりその弟子たちは迫害の恐怖におののいていた『ピンチ』。が復活により心の平和を得、さらにそのみ言葉に勇気づけられ『チャンス』宣教へと行動できた。
今、司祭の老齢化、司祭召命の激減というピンチを真に受け止めチャンスに変える為にはどのようにするか祈り、考え、行動する。
2.『信徒は』第1の聖体拝領と第2の聖体拝領の連携が大切
マザーテレサは早朝のミサの後、カルカッタの町中へ出て死を迎えてウジの湧いた人々の体を洗われていましたが、それは第2の聖体拝領をしていると言われました。
私たちは第1と第2が分断している為、どちらかが欠けている為、どちらも無い為、魅力ある教会づくりができない。第1も第2も十分な祈りが必要。第1は聖書の知識が必要。第2は疑う人にも近づき仕え、他の人の足を洗う勇気と行動が必要。
「信徒一人一人が祈り・聖書を味わい・ミサにあずかり、そして教会以外の交わりの中で他の人に仕え第2の聖体をみつけ行動することが魅力ある教会づくりに繋がるということでしょう」
3.『信徒は』状況変化の認識とその事実への対応が大切
・ 互いに責め合わない
第2バチカン公会議にて1900年近く続いたヨーロッパ中心の宗教から世界と融合する宗教へと生まれ変わる方向性がでたが、その産みの苦しみが、今おきている。このような時は色々な意見を持った司祭、修道者、信徒が出てくるが、大切なことは互いに責め合わないと言うことです。 いろいろな意見の集合体により光が見えてくる。
他宗教者、無宗教者の中に神の新しい光を見つけ出す
マザーテレサはカルカッタのヒンズー教徒との交わりの中で、ご自分より神に近い人と出会ったと話しておられる。
このように新しい神の光は他の人の足を洗い、第2の聖体拝領をすることでどこでも見つけられる。その厳しいことを実行出来るか否かにかかる。
午後からはその厳しさを実例を挙げてお話下さいましたが割愛いたします。
この他、司祭に対するアドバイスと思われるお話もありましたが省きます。
事前にお願いしておりましたテーマについて各教会の代表の方にお話しいただきました。難題だけに各々所属教会の司祭にお話を聞く等、悩みと工夫が滲み出ておりました。私たちの具体的な行動に関するものにしぼり列記いたします。
通勤電車の中は祈りに最適
聖書を味わうため、その時代の背景を知ることが必要。そこで歴史書などその時代をあらわす宗教書と異なる本を読む。
外国から来られた若い司祭に日本の情報を提供する。
キリスト教入門講座、聖書講座などの先生は信徒が行う「その為には十分な勉強が必要」
信徒会館の戸締り、ゴミだし等、毎日の雑用くらいは信徒が責任を持って行なう。
宣教会・修道会に司牧していただいている教会はその会への祈りと献金による協力も必要。
教区の若い司祭は今を本当にピンチと認識している。これをチャンスに変えるため皆さんと試行錯誤しながら
本当の価値観を知らせていける教会
求めている人たちが入ってこられる教会をつくるために皆さんと力を合わせていきたい。
おわりになりましたが、昨年につづき今年も快く会場を提供して下さいました藤沢教会に厚く御礼申し上げます。
また、お昼に大勢の食事のお世話や美味しいスープを作って下さいました藤沢の女性有志の方々に心より感謝を申し上げます。
或るNGOのこと
藤沢1区 大津留達郎
NATOのユーゴ空爆が始まって暫くしての或る日、コソボ難民への医療援助の調査に向かうAMDAの人達の出発の模様を報道したTVで、その荷物に〔BHN〕という表示があるのに気付きびっくりしました。
今年の正月、永年勤めた会社の新年パーティーで現役時代にお世話になったことのあるA氏から『今“小さなNGO”の会長をしている』と言う挨拶と共に頂いたパンフレットが〔BHN支援協議会〕と言う名前だったのを思い出したからです。・空白 −20/32“BHN”とはBasic Human Needs,詰まり衣食住のことなのだそうです。
〔ジュビリー2000債務帳消しキャンペーン〕署名運動の資料から公的援助であるODAが被援助国の庶民の為に役立っていないケースが多いとのこと、かと言ってこれから改善される見込みが有るのかと言うと残念ながら余り希望の持てないシステムになっているらしいことなどを聞いて残念に思って居りました折りにA氏が主宰されているNGOの活動を知る機会を得て、成程これなら被援助国の本当に困っている人達の本当に困っている問題に対して直接手が打てる筈だし、援助する方の側も一人一人はささやかな善意であってもスケールの大きな海外プロジェクトに貢献している満足感、充実感が得られ、而も神様にもきっと喜んで頂けるに違い無い旨い話だと思ったものですからご紹介することにした次第です。以下はA氏のお話しです。
「BHNが最初に手掛けたのは1992年からのチエルノブイリ原発事故の被爆者、特に幼児の甲状腺の異常をチェックする為のデータの画像を現地からモスクワに近い放射線医学研究センターに送って迅速・的確な治療を可能にする為の通信設備を構築するプロジェクトでした。これにはNTTが国内の回線のデジタル化でご用済みになったアナログの器材と技術者を提供してくれた上に、WHOと日本政府の資金援助があって94年完成し、患者、特に子供達の治療に大変役立ち感謝されています。
ミヤンマーはアジアで乳幼児の死亡率が最悪の状態に在ります。 首都ヤンゴンにあるゼネラル病院でさえ薬も包帯も足りないけれどもっと緊急を要するのが[通信設備]、これが[命]を救う最優先の課題だと判り、先づ構内電話の設備、次いで僻地のヘルスポストと基幹病院との通信手段を、NTTや外務省の草の根援助資金などの支援で設置しました。
また、全土が山地と言っても過言でないラオスはアジアの最貧国で、18の県にそれぞれ6〜15ある病院に満足な電話が無いのです。電気の無い地域も多いことから、こちらは安価で性能の良いアマチュア無線機に発電機を添えて提供することにして緊急医療を飛躍的に向上することが出来たと感謝されています」。
また「私たちは十人に満たない小さな組織に過ぎませんが、様々なジャンルの人達が事業の透明で判り易い使命感に熱いものを感じつつ、それぞれ自分の社会経験と人脈を活かして協力しており、遂行過程の緊張と達成の満足感は現代社会における自己解放の喜びそのものだと思っています。老若男女一人でも多くの方の参加をお待ちしています」。因みにBHNの個人会費は年額1口3000円とのことです。
考えてみますと私自身NGOの明確な定義はおろか身近にどんなNGOがあるのかさえ実は知りませんでした。「苦しんでいる人達を助ける仕事に加わり、感謝されることで充実感を味わいたい」というのは多くの人が心の奥底に本能的に持つ願望−これもBHN、但し Basic Human Nature と言えるとすれば−でありこれは信仰の有無と無関係ですが、それにも拘らずNGOを含む〔ボランティア活動〕についての情報が必ずしも潤沢とは言えないと思うのです。 5月9日は〔世界広報の日〕だそうで「宣教について広報の重要性を再認識し、広報を通して教会が社会と人々にどのように関わって行くことが出来るか、実際どのように関わっているかを考え、反省する日」だと“お知らせ”にありました。それなら教会が積極的にそういう情報を収集してそれを教会報やホームページを使って広く紹介するというのは如何でしょうか。ボランティアに関心のある一般の人達がそれを見て教会を身近に感じるようになったり、一緒に奉仕活動に加わっているうちに、信仰への違和感が消えてくるなどすれば間接的な布教に繋がって行くことも期待出来るのではないでしょうか。
『バリアフリーの教会をめざして』を聴講して
(福祉部) 鵠沼2区 新村 満
さる5月9日(日)、センター・ホールにおいて第2回福祉部講演会が約40名の参加者のもとに開かれました。講師は、カトリック障害者連絡協議会(カ障連)事務局渉外担当委員長で、藤沢1区の唐木邦子さんです。今回は、「弱い立場からこそできること」がサブタイトルでした。講演の後、5・6人のグループに分かれて振りかえりの話し合いが行われました。
唐木さんは、家族も含む当事者、信徒と小教区、教区や小教区の福祉部およびカ障連などの関係機関のそれぞれが役割を担って、バリアフリーの教会をめざす3つのステップを示しました。
当事者
勇気を出して教会に行ってみよう。
小教区
勇気を出して誘ったり声を掛けたりしてみよう。
関係機関
教会に行けないで悩んでいる当事者や、当事者をうまく受け入れられないで悩んでいる小教区と共に考える。
当事者
自分について、必要な援助について心を開いて伝えてみよう。相手の事情も尊重しよう。
小教区
まず、受けとめよう。できることから・右揃え・右揃え・右揃え始めてみよう。今できないことは、心を開いて伝えてみよう。小教区だけで抱え込まないで関係機関と連絡を取ってみよう。
関係機関
コミュニケーションをサポートする。必要な情報を提供する。コーディネーターになる。
心を開いてお互いに自分のことを語ってみよう。
お互いに学び合いながらイエス様に従って共に歩んでゆこう。
第1、第2ステップでは、三者それぞれの行動が理解しやすく述べられています。信徒の一人一人は、小教区のところで述べられていることを実行しましょう。
人は、相手をどんな方法で知るのでしょうか。相手の話を聞いて、相手のしぐさを見て、相手の表情を見てなどなど数多くあります。第三者からの情報によることもあるでしょう。日常的には、お互いに面と向かっての挨拶やらおしゃべりなどの対話によってでしょう。
伝え合う手段として一番に重要と思われるのは、言葉でしょう。自分の考えや意見を伝えるため、自分の思いや感じを伝えるために、私たちは一番適切と思われる言葉を選んで使っています。しかし、なかなか理解してもらえない経験はないでしょうか。私たちは、それぞれの養育、教育、経験、学習などを通じて自分なりの、あるいは自分だけの価値観や生活感情を持っています。話し手が使った言葉は、話し手の価値観や生活感情の基に意図されて言葉という符号になって発言されたものです。一方、聴き手はその言葉を自分の価値観でしか聴けなかったならば、自分なりのとらえ方で翻訳して理解します。そこに食い違いができます。話し手は、「ああ! この人に分かってもらえてない!」と嘆くでしょう。聴き手は、「ああ! この人何を言ってるのかしら?」と悩むでしょう。
話を聴くときには「いま、ここで、この話」をする状況や相手の気持ちに少し関心を向けてみたいと思います。
乳幼児のお母さんは、赤ちゃんの泣く様子で何を要求しているかが分かります。お腹が空いたのか、オムツなのかなどを聴き分けます。他人には、赤ちゃんの泣き声は同じように聞こえても、お母さんにはその声の調子で赤ちゃんを理解できるのです。言葉にならない表現を私たちはしているのです。声の高い低い、強い弱い、スピードに話し手の気持ちが出ているのです。時には、身振り手振り、あるいは顔の表情で一生懸命に伝えようとしています。話を聴くとは、言葉だけではなく話し手の全体を聴くことのように思います。
ある研究によると、言いたいことを伝える、特に気持ちとか感情を伝えるのは、言葉では7%しか有効ではなく、声の調子で38%、態度、表情、動作などで55%が有効であるということです。話し手を理解できるのは、言葉以外が圧倒的に多いのです。言葉だけではなく、話し手の話し振りに関心を持って聴きたいものです。
相手を理解するとは、相手にどれだけ関心を向けられるのかと思います。
ルワンダへ愛をこめて
辻堂2区 元永けいこ
ルワンダで義肢制作活動をしている吉田さんの現地の報告会が先月行われ、百名を越す方々が、茅ヶ崎教会マリア会館にお集まり下さいました。当日設置された募金箱には、約90万円の寄付が寄せられ、想像もしていなかった金額に、スタッフ一同びっくりいたしました。ありがとうございました。
吉田さんは、6月初旬にルワンダに戻り、義足づくり、そして義足をつけた人達の社会復帰に至るまでのながい仕事に戻ります。私たちもながい目で彼女の活動を見つめていきたいと思い、7月にチャリティコンサートを企画しています。今回は、小さなNGOとして、日本で吉田さんの活動を支えてきた、ワンラブ・プロジェクトの関係者による現地の経過報告も混じえてすすめていく予定です。そして、今回もみなさんに参加していただけるステージを用意致しました。易しい合唱曲ですので是非参加してみませんか?練習日程等につきましては、聖堂うしろの募集ちらしを御覧下さい。お持ち帰り下さり、うたの好きな方にお渡し下さるとうれしいです。
前回のコンサートで歌って下さった方が「教会に入ってみたかったので、チャンスができてうれしい」と、話して下さいました。教会に足を運んでもらうチャンス、言い換えれば、地域に開かれた教会となることを目的の一つにしているこの企画にとっては、とてもうれしい言葉でした。そして今回はオリジナルTシャツをつくりました。1枚2千円で、収益は、全額、吉田さんの活動資金として渡されます。みなさんに着ていただけることをお願いすると共に、プレゼントなどにもお使いいただければ新しい宣伝方法になるかと思います。教会の行事をぬってのイベントで、暑い時期となってしまいますが、何卆、皆様の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
今月は、4月11日復活劇を観た感想と4月18日初聖体の感想を紹介します。
げきは、とてもおもしろかったです。すごくおもしろかったところは、トマスがイエスさまのてをさわっておどろいたところがおもしろかったです。
リーダーたちがやったげきがまたみたいです。リーダーもふえたしよかったです。
きょう、リーダーたちが復活劇をしてくれました。イエスさまが復活されたところが、とても心にのこりました。それと、セリフやいろいろなことをおぼえるのは、大へんだっただろうな、と思いました。
よかった所は、リーダーさんたちがいっしょうけんめいして下さって、とてもよくわかりました。イエス様がふっ活して下さってよかったです。
イエス様が、パンをわってわけたところと、ヨハネたちがイエス様を見に行ったところが、とくにいんしょうにのこりました。
リーダーたちがいっしょうけんめい練習しているのがよくわかったし、表げんもとてもうまかった。
本当に、イエス様は3日目にふっかつされました。本当にふっかつしてすごかったです。私は、げきを見て、いろいろなことがわかりました。
たび人が、うしろのたび人と「どうしたんですか?」とかはなして、いっしょに食事をした時、イエス様だとわかったので、私はやっぱりイエス様はふっかつしたんだとわかりました。
イエス様は、3日目にふっかつすると言った。みんなはしんじないけど、さいごにみんなは、イエスだとわかった。みんなはとても、うれしそうだった。
わたしは、イエス様が復活したなんてすごいと思いました。私はトマのようにさわったり、見たりしないとしんじられないかもしれません。だから、神様の事をもっと信じようと思いました。
「復活劇をやったらいいですねー。」「でも子供達はちょうど春休みだし、練習がね。」と言いながら月日を重ねて来ました。クリスマスの降誕劇はすっかり子供達に親しまれているのに、さて復活の方は?、うーん!!。私達の信仰の中心でもあるイエスの復活こそ、もっと子供達にわかるように伝える必要があるのではと考えました。幸い、心あるリーダー達に恵まれておりましたので、今年はリーダー達でやって見ることにしました。 4人の福音史家の具体的でおもしろい所をよせ集めてシナリオを書きました。からっぽの墓、エマオのキリスト、エルサレムの部屋の3幕です。
さて役が決まり練習。セリフと動作に笑いころげその名(迷?) 演技になかなか前に進まないこともありましたが、新リーダーも入って和気藹々とおけい古が出来ました。劇は加わったメンバーで味つけがされ、それぞれの持ち味で聖書の中の人物がつくりあげられていく楽しさがあります。各自、ない時間をやりくりし、セリフを暗記するのに工夫や苦労もありました。ぶっつけ本番のリーダーもおり、練習も十分とれないままの本番でした。子供達や一緒に見て下さった保護者の方々の感想はどうでしたでしょうか?。
復活の場面をどう子供達にわかりやすく出来るのか、又イエスの証人として弟子達が派遣され、今につづいているという事、何よりも復活の素晴らしさを子供達に伝えたいと願ってます。
初聖体のパンがおいしかった。
わたしは、ろうどくの時、ドキドキしたけど、とてもたのしかった。
イエス様のお体をいただいて、どんな味かドキドキしていました。パンの味でした。白いふくをきれて、うれしかったです。
はつせい体は、ごせいたいを食べられて、とってもうれしかったし、はつせいたいをうけられてよかったと思います。
はつせい体では、しょうじょうや、おめだいをもらいました。 パンはあまり味がなかったです。パーティーでは、カメラをうつしたりしました。たのしかったです。
運転手募集
(福祉部) 鵠沼1区 八子俊吉
この教会には「あかね号」というワゴン車があります。「あかね号」は、車椅子はもちろんストレッチャー(簡易ベッド)でも乗り降りできる、体の不自由な方にとってはなくてはならない大事な車です。
現在この車はたくさんの方に利用されています。けれども運転をしてくれる方が十分におりません。一部の方だけに負担がかかっているのが今の状況です。
そのような方の負担を少しでも軽くしようと今、運転してくれる方を募集しています。男性女性は関係なく、また免許のない方でも大歓迎です。助手席にいっしょに座ってもらうだけでも運転手の負担は大変少なくなります。時間がない方でも大丈夫です。年に1回しか運転ができなくてもそのような方々が集まれば大きな力になると思います。
少しでも関心のある方、質問のある方、是非私まで(26−5051)連絡して下さい。皆様と一緒に楽しい「あかね号運転者クラブ」ができればと願っています。
4(金)初金ミサ・例会
6(日)キリストの聖体
7(月)14・21・28 エルダーズの会、28日はお食事会
13(日)ボーイスカウト・バザー ラティノス父の日
19(土)ケア・セミナー 午前10時
20(日)壮年部歓迎会 フィリピン独立記念日
26(土)福祉部例会 午前10時、
北1ブロック・ロザリオの祈り、食事会・センターホール 午後5時
27(日)湘南地区聖歌隊交歓会、北2ブロック黙想会